コーヒーをやめて{ルビ白湯=さゆ}にす冬の朝
小春日の電車園児に満たされて
ふくよかな大根足の{ルビ娘=こ}もいいね
その音のパリッと淋し踏み落葉
シュッとして冬のゴキブリ安楽 ...
筋肉の隙間かい潜り蠢く泥鰌
強張る電柱に巻きつき
強烈すぎる電流一発
もう私の脚はあなたの言いなり
脳味噌も霞んで深い腐海に沈む
◯◯ちゃん!
切羽詰まった母の叫び声
揺さぶられ ...
色が褪せてしまった花びらが強く冷たい風に煽られてあっけなく散ってゆく、それはそんなに大きな花じゃなかった、それはそんなに美しい花ではなかった、それはそんなに心を掴むような花でもなかった、ただ俺の座 ...
ほんのり白い{ルビ繭=まゆ}のなか
疲れた夜に横たわり
ゆっくり静かに沈みます
外界のざわめきが届かぬように
繭を編んで眠ります
怒りの溶岩流から火傷を負いつつ
命からがら逃げると
嫌味の針の山
何処もかしこも穴だらけ
イテテイテテイテテ痛ったーい!
あまりの痛さに身震いがする
嘘の汚物に胸まで浸かり
極寒の冷たさ ...
ナポリタンのアンポンタンが、パスタを食べながら私にこう言った。
「詩は嫌いだ。偉そうだから」
それを受けて私はフォークを皿に大袈裟に当てると、ナポリタンのアンポンタンにこう言ってやった。
「詩が ...
今日というレーンを必死に走り
一晩休めばまた
明日というレーンをがむしゃらに走る
何のヘンテツもない日常
それが幸せなのか
それとも不幸せなのか
何も変わらない退屈を飼育箱のなかで ...
気怠い朝
電車で隣に座った人の
スマホを持つ腕の肘が俺の脇腹を刺す
肘にナイフが付いていて
人知れず意識を失っていく
みんなスマホを見ていて気づかないうちに
暗殺される
の妄想
そ ...
ゆっくり流れ動く蒼天の冷気の
響き輝雲の純白に染め抜かれながら
この地球大地との正しき協和音を形造り
寝そべる牛の駆け抜ける獅子の飛翔する鷲の
人と共に進化する途の高ぶりを鎮め掃き清める
...
目が覚めて失われるのは物語
燃え尽るのは安い情熱
もう一度しようと思った 間違いを
同じ熱さで焼かれてくれる?
うつぶせの君のまつ毛と同じくらい
やさしいものって他にないよな
ねぇ、ペガサス
私を月まで連れて行って
静かの海で
貴方と一緒に眠りましょう
雪白の毛並みは熱いほど暖かく
極寒の地でも
貴方がいる限り
凍えはしない
漆黒の眼差しは
黒曜石 ...
(番外編41―17-2)800億句を凡句にしたこの二句
芭蕉は伊賀の忍者ではない
あれこれ難癖をつけてその業績を下げようと企みする者を
これ伊賀の忍者忍法トランプと言う
田一枚植え ...
○「ユーチューブ家族」
パパもママも子どもたちも
布団の中でみるユーチューブが
一日のほっとする時間だって
○「玉木代表」
将来の総理候補とも言われていたのに
「玉」を潰されてしまった ...
冷えた指この世の果てがそこに居る
イヤホンの中で無限の春に会う
目蓋から水だけ落ちる安定剤
小指から溶けて旅立つ子供の日
指先に見覚えのある夏の雪
視 ...
大根断ち白き純情現はるる
鯛焼の尾までうっすら{ルビ餡子=あんこ}かな
鯛焼屋客の多さに目が泳ぐ
鴨のんき見るぼくも又のんきかな
くるりんと体丸めて鴨潜る
{ルビ灯火=と ...
温かい土のなかで眠り続け
眩しい光に導かれて
初めて外の世界を知った
希望と期待を抱きながら
何も知らなかった私
たくさんの愛と夢が
私を守ってくれると信じていた
たくさんの裏切りと ...
二両編成の電車を降りて
乾いた白い路を真っ直ぐに進む
いったい何処へ行くのだろう
てくてく歩いてゆくと
荒波寄せる岸壁に{ルビ聳=そび}える
古い灯台が観えてきた
ぼくは左腕に巻かれた包帯 ...
祈ることによって
私が変わる
いつもインスタントラーメンしか食べない私が
今日は料理を3品も作った
驚き!
料理オンチなので
味付けはイマイチだったが
○○のもとを使わないれっきとし ...
みぃんなの
希みも祈りもことわれないから
ついたあだなが 博愛ねーちゃん
さらさらと
風に吹かれて揺れる髪
かきあげる手が震える街角
さざなみの
ような彼女 ...
飽いていた。
「幸せと退屈は交互にやってくる。」
そう知っていたのだし、それを忘れないようにひらがな一文字づつ十九文字の間、確かに言葉にしているときは幸せだったが、またやってきた退屈は時間の区 ...
十六の胸で炸裂せし「檸檬」褪せぬ果汁よ残りし種よ
図書室で恋うちあけし{ルビ汝=な}の弾いた合唱祭のピアノ忘れじ
「もうひとつ恋終わったの」と告げられし十七の残酷はいま ...
自らの意志で動かないものを
普通は物体と呼ぶ
だとしたら
この意志の届かない手足は何だ?
十月十五日
この日を堺に
俺の左手足は麻痺し
俺の意志の届かないものに成り果ててしまった
...
今宵の月光の柔らかな白銀の拡がり 、
周辺に無数の星を散りばめ輝かせ
不協和音の地上の呻き聴き取り
協和音の天上へ誘う契機与え
られながらも
同仕様もないこの苦痛、
この ...
雨音が秒針のように
夜中の時を刻む
寝返りを何度も打つ頭から
ニョロニョロと飛び出す神経が
雨音をリフティング
眠れない眠れない眠れない
午前3時を過ぎた
雨よ時を刻まないで ...
蒼く白く浮かび上がる斜面を手のひらで滑り降りて
ごわついた皮膚の冷たさを知る
まるでゴム毬のような乳房をわし掴みしてその谷間に暗い頭を挟み
これが生きている証拠だと誇張する
あぁ、生きてい ...
って
どうよ!
下痢をしているわたしの部屋に
ジミーちゃんがたずねてきて
唐突に言ったの
最近
猫を尊敬するの
だって
猫って
あんなに小さくて命が短いのに
気にもとめない様子で
...
タマキン代表は
タマキンがでかいから
不倫ぐらいしないと
タマキンが爆発してしまうので
仕方ないと思います
面白いことが浮かばないので
もうダメだな何の価値もないな
ちんぽこも立たないし
楽しいことがないんだよ
食欲もないし
音楽聴いても本を読んでも映画を観ても
つまんないしさ
自称詩人はいつ ...
勝ち負けなのだろうか
いったい何に対しての勝ちなのだろう
いったい誰に対しての負けなのだろう
もう狂犬みたいに吠えまくるのは
止めようと思う
ただ、底意地が悪いから
たまには吠える ...
痛み止めのかわりに睡眠薬を飲んで、
買い物へと出かけて行く。
主婦に休みなんてないんだよ。
あなたは主婦ですか?
いいえ、家事手伝いです。
わたしは単なる家事手伝いです。
昔は夢や ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
誰かの冬の物語
森田拓也
俳句
13*
24/11/13 2:16
発作
栗栖真理亜
自由詩
1
24/11/12 23:41
彩の瘡蓋
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
24/11/12 22:11
五行歌 沈黙の夜
レタス
自由詩
6*
24/11/12 21:35
天路歴程
りつ
自由詩
3*
24/11/12 21:22
去るものは追わぬ、イタリア人のスケッチ
鏡文志
散文(批評...
3*
24/11/12 20:25
箱の中の現
栗栖真理亜
自由詩
0
24/11/12 19:04
地獄行きの電車
海
自由詩
10*
24/11/12 18:31
詩想、一つの途
ひだかたけし
自由詩
6*
24/11/12 17:34
うつむせ
はるな
短歌
4
24/11/12 14:08
ペガサスと翔ぶ
りつ
自由詩
3*
24/11/12 13:04
(531―17-2)野施行千代に八千代に
水恋鳥魚夫
散文(批評...
1
24/11/12 12:16
独り言11.12
zenyam...
自由詩
3*
24/11/12 11:03
死後の世界で会いましょう
由比良 倖
俳句
2*
24/11/12 2:36
冬に唄えば
森田拓也
俳句
11*
24/11/11 23:05
毒華~HANA~
栗栖真理亜
自由詩
4*
24/11/11 23:03
夢
レタス
自由詩
6*
24/11/11 21:51
こんにちは!
りつ
自由詩
4*
24/11/11 21:08
博愛ねーちゃん
秋葉竹
短歌
1
24/11/11 19:41
ソーニャとニーニャの天獄日記 第零話
アタマナクス
散文(批評...
0
24/11/11 19:38
突然短歌
平瀬たかのり
短歌
4
24/11/11 19:28
物体
岡部淳太郎
自由詩
3*
24/11/11 19:23
詩苦、四苦、、月光。〇。(改訂)
ひだかたけし
自由詩
5
24/11/11 18:54
雨よ
海
自由詩
6*
24/11/11 18:35
冬の精
栗栖真理亜
自由詩
1
24/11/11 18:24
存在の下痢。
田中宏輔
自由詩
11*
24/11/11 18:05
国民タマキン党
花形新次
自由詩
3
24/11/11 17:55
つまらない
〃
自由詩
1
24/11/11 17:49
勝負なのだろうか。
りつ
自由詩
1*
24/11/11 14:57
詩
大町綾音
自由詩
12*
24/11/11 13:52
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
91
92
93
94
95
96
97
98
99
100
101
102
103
104
105
106
107
加筆訂正:
breath ~時の鐘
/
アラガイs
[24/11/12 0:42]
末尾を修正
breath ~時の鐘
/
アラガイs
[24/11/12 0:38]
タイトルを( )から~に変更。( )は可笑しい
3.81sec.