少年の邪な戯れを叱る大人の浅はかな接し方に、明白な根拠のない論理性付け加える静かな大人、だが少年にとっては、邪でも嘘でもなかった。

小さな頃の、歪な思考回路の、知性のないところから、まるで、客観 ...
まだ来ぬ明日の光景
描くことができずに
布団に沈んでゆく

何度も目覚めて
夜の長さ
静けさに
孤独がピン留めされて

寝返り寝返り

消極的に待つ朝
木立、弧をなし
わたしを取り囲み
父の墓石 見つめ入る
初老の指先、震えながら

この道の終わりに立つ死 、

いつしか、

死への執拗な思いに取り憑かれ
今此処で生きて居るという ...
今は
二度とは無い
同じことでも
同じことではない
いつも初めての今
私は一人だが
独りではない
しかし独りだ
「あ」と言って
「あ」とならないからさ
今私の中で
何物かが急激に育っている
それはー
誓い。
人生の春を迎えて見せるとの
決意だ
光源はかがやき
私の中の闇は消え去った
いつかこの瞬間が
決定的なターニングポイントだった ...
  


  花火と雲と風と影

梅雨明けに久しぶりのあまたの星、満月の夜
部屋の割に大きな柱時計は
間違いのない《とき》を刻んでいるのか?
それともただ文字盤を
針が三本移動してい ...
残らず文字が飛び去った詩集を開いて
男は夢を見ている

白紙の上に万象を結び付けていたものがなんであったのか
ことばという記号はうさん臭かったけれど今はむしろ生臭くさえ感じている
実体験も夢 ...
○「疲れ」
年寄りの疲れは
後から来るといわれる
だから調子に乗ってやると
大変である

○「批評家」
世の中のことを悪くいう人の大部分は
悪く言う資格のない人が多いらしい

○「 ...
地平線の彼方まで丸焼けだった
瓦礫と錆びたトタンで作った
家族でさえ疑って暮らすバラックで
卓袱台に載った、芋粥と悲しみ

ヤンキーに{ルビ集=たか}ってチョコをせしめた
空地で捕まえた飛 ...
夏にだけあらわれる
小径の奥に
ひっそりとした場所
そこにやわらかな墓標がひとつ

あたりを囲む緑のざわめきの中に
なぜかいつも感じる
揺籃の気配
その中には多分 壊れた玩具の ...
空にさしだした手のひら
つきさしていく日のひかりで細胞が痛い
夏のひとはみな発熱し
アイスクリームはみるみる溶ける
蟻がやってくるまえに
きのうのできごとは蒸発してしまう
会いたいひとがい ...
 喉滑る夜半の冷茶

 温くなった保冷枕を取り替えて

 寝間へ戻れば 扇風機の寂風が、

 モザイクかかる途切れた夢の

 あなたを白い紙屑にした
日本体操協会はナイクに緊急会見を行い、パリオリンピック女子代表のACE宮田笙子選手(19)が喫煙と飲酒により代表を辞退したことを発表。亡国は少数派の声高々と響き渡るよ無人駅からもう革命しかない ...   

光りを失った灰色の瞳たちには
それだからなおさらに美しくみえて

むかしながく住んでいた街みたいに
想い出がゴロゴロと転がってる感じで

僕にはその大きめなガラクタが
手 ...
園芸は 理にかなう根に 水を差し 頭を冷やす 極意あるある 考えてみてください
他人の詩とか
まず読まない

じゃ、僕の詩も読まれませんねぇ
そうだねぇ

そんなことないよ
僕、他人の詩、読みまくってるよ
目が滑っているが

唯我独尊の宇 ...
この深夜 己、肉の苦を耐えつつ
天空、星々神々の壮麗な居住まい
この地球大地から想い致す意志、

    私とは何者か?

その問いへの応え心静か努め待ちながら

あなたとわたしは片手ずつ光の束を持って
日曜日の朝には噴水のまえで自殺の予習
最後に最期にさいごに残るのはディストーション・サウンドだねと言いながら
お空から盗電して僕らはテレキャスターを ...


線路

燃える月

見下ろす街に

光る桃

動かない月に照らされて

キュウと心が締め付けられて

勝つために何かを探す

文字を追う

塩と釜

暖か ...
時間は降り続ける針の雨だ、すべてが的確に俺を貫いては床を鳴らして消える、概念的な血みどろ、底無し沼に踏み入ったかのように身動きもままならない、それは痛みには思えなかった、それは傷とも思えなかった、 ... 持って生まれた器
雨が降ると
すぐに溢れてしまう

ずっと頑張ってる

自分より仲間のこと

上手くいかないこと

責任は私にある

すみません、すみません
だからすまない
...
くらくらしてしまうよ
なんて眩しい朝だろう

もわんとした熱気のうねり
貫き大地に直射スル陽の光、
車のフロントガラスから跳ね返り
きらきら煌めき眼に入射し続け

くらめくくらめく、
...
次のニュースです
ドライブレコーダー搭載車両が増えていますが
事故の記録だけではなく
事故を防ぐシステムの開発が進んでいます
既にレコーダーの映像を使って
前方衝突警告、車線逸脱警告など
...
日本はクソになってしまった
19歳でタバコ吸って酒のんだのを
とんでもない悪いことやっている
ように扱うのは
これはもうオコチャマの国だ
昔の中学生なら教師に
頭引っ叩かれてそれで終わりだ ...
人知れず
あなたと私の
さまざまな
感覚がある
いつも初めましての



鬼やんまは
林の陰を
すぅっと
とおりすぎていった
魂を乗せて



心地好い
風に
...
narrata refero.
私は語られたることを再び語る。
(『 ギリシア・ラテン引用語辭典』)

 熊がかわいそうな人間を食うのなら、なおさら人間が熊を食ったっていいではないか。
(ペ ...
「熱っ!」
熱湯の入ったコップをぶちまけながら
何なの? この成績は!
また順位が下がってるじゃない!
勉強してるふりして
くだらない漫画でも読み腐ってたんだろう!
「ごめんなさい、読んで ...
歳をとり ともなう景色 夏の音(ね)と 日々少しづつ とおのいてゆき ○「身近な生の自然」
鳥のさえずり
風の音
虫の声
犬猫山羊の鳴き声
空の色
雲の形
小川のせせらぎ
草花の色
木の繁り
野菜や稲の育ち具合
山の匂い
身近な生の自然へ目を向け ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
邪な戯れ陽向(2躯-...自由詩4*24/7/21 20:08
消極的に待つ朝自由詩3*24/7/21 19:37
墓参ひだかたけし自由詩5*24/7/21 17:56
※五行歌「いつも初めての今」こしごえ自由詩5*24/7/21 16:58
※五行歌「「あ」とならないからさ」自由詩4*24/7/21 16:57
急激渡辺亘自由詩124/7/21 16:23
花火と雲と風と影秋葉竹自由詩324/7/21 16:20
白紙への長い旅ただのみきや自由詩5*24/7/21 14:37
独り言7.21ホカチャン自由詩5*24/7/21 10:56
私たちは食べてきたatsuch...自由詩13*24/7/21 10:44
やわらかな墓標塔野夏子自由詩11*24/7/21 9:19
かげろうそらの珊瑚自由詩12*24/7/21 8:57
五行歌 一首「熱帯夜」リリー自由詩11*24/7/21 8:20
未来から 始まる絵本 007足立らどみ自由詩324/7/21 6:57
カラフル秋葉竹自由詩224/7/21 6:40
園芸足立らどみ短歌3*24/7/21 6:06
so soりゅうさん自由詩5*24/7/21 4:46
五行歌、地と天空の境域にてひだかたけし自由詩424/7/21 3:12
自殺には感覚的な痛みがない由比良 倖自由詩224/7/21 2:51
指の動くままに_02Hose E...自由詩424/7/21 2:31
途轍もなく赤いキャンバスが垂れ流す言語ホロウ・シカ...自由詩3*24/7/21 0:46
リーダー自由詩324/7/20 19:40
この夏の朝にひだかたけし自由詩3*24/7/20 17:39
ドライブマナーレコーダーイオン自由詩1*24/7/20 16:59
タバコを一服しながら一杯やってとんぼ返りをする花形新次自由詩124/7/20 16:43
※五行歌 六首「いつも初めましての」こしごえ自由詩6*24/7/20 14:12
Pooh on the Hill。田中宏輔自由詩9*24/7/20 11:46
モンスター涙(ルイ)自由詩3+24/7/20 9:44
晩夏足立らどみ短歌7*24/7/20 8:14
独り言7.20ホカチャン自由詩4*24/7/20 6:57

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加筆訂正:
かげろう/そらの珊瑚[24/7/21 10:38]
加筆しました
※五行歌 六首「いつも初めましての」/こしごえ[24/7/20 19:04]
六首目、「氷麦茶」を「麦茶の氷が」に変更。拝礼
0.49sec.