金環月食は頸に金色の輪を作る
暗闇に浮かぶ白い歯列は音を立てて笑う
束ねられた髪の彫像が風に靡き
谷底に落ちたハーモニカが鈍い音を奏でる
君の撫子色の山脈のような尻が
彼の腰に火をつけ炎は大 ...
閉塞した今に
嘔吐をつまらせて出来る沈黙
それでできた私
沈黙は同時に叫び
喉の奥で雷が轟々と燃える
叫びは同意に射精
身体の内部で撃鉄が下り
内的衝撃で顔が曲歪んで捩じ切れた
真白な ...
事実は記憶は
捏造・抑圧され得る
けれど 、
魂の深奥に刻み込まれた
想いは決して変えられない
無数の影 踊って居るよ
意識の視界に深奥から
幾つも幾 ...
仮に六が市民にとって平和な数字だとしても
内心穏やかな日々を送っていたとは限らない
室町時代の暗闇の村で熟成された大切な思い出
荒んだ生活においても我を見失わない詩人らは
故人に直に手 ...
青鰐
1号1959年3月15日〜27号1963年3月30日発行まで?
ロゴ
1号
2〜8号
9号〜12号
13号〜
奥付情報から
奥付Aタイプ(1号から3号まで。発 ...
{引用=柔らかな地で少女が寝そべっている静かな自然の優しさに包まれ透明なオーラを放つ少女
まるで私たちここに住んでるかのよう悦びの極地、そこにある安らぎ
まだ目を瞑っている老人誰かの影がそ ...
まさまさまさ
しか
頭浮かばないバカです
まさまさー
詩を書こうとは思うのですが
まさまさーしか頭に浮かばない
まさまさまさーと書いては消して
しばらく考えてよし書こうと ...
脳髄に寄生して根を張った狂気が頭蓋を穿孔しようとしていた、俺はいつだって自分のことを確かめようとしていたが、確信に至るフィードバックはどこを叩いても得ることが出来ず、諦観の中でただ成り行きを見届け ...
わたしは見た
立葵がゆれるのを
風の仕草を想いながら
わたしは見ている
だが今のものとは違う
ずっとむかし
でこぼこ道の端
夏草から抜きん出て
こちらを向いた
斜陽のせいか
ど ...
歩行、燻製の香りにより己が燻される。
改札、シンナーの匂いにより赤を連想。
電柱、街頭の下の紙袋に恐れて避ける。
下車、鼻に付く下水に沈められる。
糖質、大さじ十杯分の高揚感。
...
私の職場は十分お化け屋敷なのに
隣町で評判になっている
お化け屋敷のアトラクションに並んでみた
前に並んで仲間内で盛り上がっている若者が
この人一人で入るの? という目でチラ見する
...
大きく膨らんだ乳房と
細く括れた腰と、
窪んで華奢な股間がある
女の人っていいな、素敵だな
髭も剃らなくていいし、
空しい自慰の後の罪悪感もない
夜な夜なエロ動画を観たり、
裸体を崇 ...
嵐の夜
いく本かの北山杉が
悲鳴もあげずに倒れた
十四歳だった私が
暗い峠を越えた山間地の
北山杉は
鋭く尖ってざわめいて
無垢な翼を持った時代のおもいで
嵐 ...
貴方と舌が結ばれないままに
呼びあえぬ愛し名は
予兆と非在の間に燃え立つ
痙攣する青薔薇
可能性を孕む
貴方の呼び名に
呼応が匂い立ち
対話が開かれる
此方から彼方へ流れる
絶えるこ ...
白い貝殻たちは
海にさらされた
うつくしい骨
空につるされた
ほねとほねは
風にゆられてぶつかり合い
連れ立って
清んだ音を生んでいる
望めば
とぎれることがないように思える
...
雨は降る降る
雷は鳴る鳴る
テレビは映らなくなる
洗濯物はたまる
外出はできない
テレビやラジオは「厳重警戒」と呼びかける
赤い線状降水帯がまた来る
土砂崩れや洪水も心配だ
猛暑でもい ...
なりきり詩です。
場所もシチュエーションも違うけど
すこしだけ似たような経験、したかな?
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「バカ可愛い、略してバカカワ」 ...
世界の終わり
と聞いて思い出した音楽、バンドでもいいが
あなたは
同じだった人といっしょに添い遂げる
そうでない人とともに世界を広げる
休日の昼下がり
虹鱒を追いかけていた
ザブン! と飛び込む親子
魚がいるぞ! 父親が叫ぶ
ぼくは仕方なく水と戯れた
魂の肉身から離れるを欲し
貴女の肉身、何度も何度ももんどり打ち
尚も人工呼吸器延命措置 、
させる医療現場の遣る瀬無き残酷さよ
電車に揺られ
意識はスマホの向こう
ふと周りを見渡せば
殆どの人は抜け殻のよう
みんなどこにいるのだろう
僕は仮想世界にいる時
ポジティブになれて
生きてる感じがする
肉体 ...
二人、朝の地下一階の喫茶店
ブランチのポテトサラダ、
幾粒ものグリーンピースを
時間かけ選り分けフォークで
プレートの端に置いて置いて
丁寧に排除する貴女の
シシシッと恥ずかしげ笑う顔 、 ...
ちょうしわり
こんな時もあるさ
と
自分に言い聞かせる
いのちの声
・
ふ
とする前は
ぐーっとしてから
あきらめたんだ
生きるために
・
嬉しくありがたい
...
全時空の僕は開眼したまえ全て雨粒は矢たとい母と{ルビ姦淫=かんいん}しようとも一向に矢は止まぬ一つの悲劇につき作る詩は三編までとせよ。両の目を{ルビ刳=く}り抜こうとも生まれながら両の{ルビ踵=かかと ...
ただの、なりきり詩です。そう云う、切なさです。
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「おかぁさん、ありがとう」
言葉というのは
光 ...
○「アメリカ大統領選」
いい間違いの人と欲むき出しの人
今アメリカを代表する二人
どうしてここまで劣化してしまったのだろうか
どうしたアメリカ!
○「こわい欲望」
金のためなら
親を ...
緑梅雨 ホームの端に濡れ雀
きみと待つ身の通勤電車
前並ぶ 白シャツの背を歩く蜘蛛
声掛けはらう小さな勇気
蒸す朝に 真向かうホームの待人が
あおぐ ...
天才はとくに何もせず苔すべって絵になるものだから天才
人を立て自分寝ながら詩を読んだだから言ったし詩は書けないと ちょっちぃ可哀想
*
おまえ才能ないからと言って過去の私の足 ...
天才はとくに何もせず苔すべって絵になるものだから天才
最果てで生きて眠りついた
夜の端に落ちていく顔を
泥沼暴風雨が幾重にもなり
閃光と同じ重い速度で
駆け抜けるように
殴りつけていき
顔は最果てに沈み腐る
数多の赤い蟹が肉体を
啄んで残 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
顎の下に揃う8枚の爪、夜に浮かぶ
田井英祐
自由詩
2
24/7/14 18:03
嘔吐を詰まらせて出来る沈黙ー絶叫
〃
自由詩
2
24/7/14 17:55
五行歌、想い達
ひだかたけし
自由詩
3
24/7/14 17:47
未来から 始まる絵本 006
足立らどみ
自由詩
3
24/7/14 17:35
青鰐・バッテン・凶区
nemaru
散文(批評...
0
24/7/14 16:49
カスミソウ
陽向(2躯-...
自由詩
10*
24/7/14 16:31
まさまさな日
〃
自由詩
2+
24/7/14 16:14
Egg Shell(脆いが硬い)
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
24/7/14 15:12
見つめる声
ただのみきや
自由詩
6*
24/7/14 13:15
歌劇(2020/12/10)
菜音
自由詩
2
24/7/14 11:59
お化け屋敷に入る妖怪
イオン
自由詩
3*
24/7/14 11:14
女の人っていいな
atsuch...
自由詩
9+*
24/7/14 10:52
北山杉
リリー
自由詩
9*
24/7/14 10:36
愛の完成-SSへ
田井英祐
自由詩
2
24/7/14 10:00
浜辺便り
そらの珊瑚
自由詩
12*
24/7/14 9:40
大雨鬱
ホカチャン
自由詩
0
24/7/14 7:05
バカ可愛い、略してバカカワ
秋葉竹
自由詩
1
24/7/14 2:52
世界の終わり
れつら
自由詩
1*
24/7/14 0:51
五行歌【渓流】水に遊ぶ
レタス
自由詩
8*
24/7/13 23:47
五行歌、回想・亡き義母へ
ひだかたけし
自由詩
2
24/7/13 21:00
SF
海
自由詩
7
24/7/13 19:08
休日の相貌
ひだかたけし
自由詩
4
24/7/13 17:50
※五行歌 三首「あなたのおかげ こころのおかげ」
こしごえ
自由詩
4*
24/7/13 14:42
僕らに告ぐ
森 真察人
自由詩
3
24/7/13 12:57
「おかぁさん、ありがとう」
秋葉竹
自由詩
1
24/7/13 8:00
独り言7.13
ホカチャン
自由詩
2*
24/7/13 7:06
朝の駅 五首
リリー
短歌
3*
24/7/13 6:45
過去の否定的な自己評価に囚われるのではなく未来に向けてポジテ ...
足立らどみ
自由詩
2*
24/7/13 6:40
てんせい か
〃
短歌
0
24/7/13 5:33
どこにもない海
田井英祐
自由詩
0
24/7/13 4:09
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
加筆訂正:
北山杉
/
リリー
[24/7/14 11:40]
最終連を削除しました。
浜辺便り
/
そらの珊瑚
[24/7/14 11:02]
加筆しました
0.46sec.