鈴なり思考の響き
内から沸き起こり
耳へと抜ける、
意識集中すれば
朝に夕に
力動絶えることなく 、
脈打つ思考生命
見えざる本性
エーテルのゆらぎ
この瞬間の
肉体 ...
シャボン玉を吹いた
あの日の希望のように
奇跡みたいな虹色
刹那の喜び
弾けて跡形なく消えた
落胆から眺める最高
再び手にするストロー
シャボン玉が飛んだ
沢山連なって
虹色 ...
【ⅶ】
駆けつけたカンテラ・じろさんコンビ、緑色の液体、を見て「消されたか…」
「次、ベルゼブブが現れさうなところ、と云つたら- 二人顔を見合はせ
「區役所!」
二人は取り急ぎ驛方 ...
冷蔵庫。
開けたしゅんかんに在庫の確認してさ、
今日は「お味噌汁のおでんだよ……」あっ、
いけねえ、そんなのないっけ、
今日は「しじみのお味噌汁だよ」それと「おでん」
<しみみ>もないっけ? ...
本当のことを知り これはやばいと呟いた
いつもいつも大衆を、扇動せしめる人よ
晴れ渡る日も雨の日も 響くその嘘よ
雲間から光射しても 画面から消えずに
願うことは、我が逃走
役所に電話を ...
【ⅳ】
梅林で呑めや歌えや、はカッちやんの大袈裟であつた。たゞ梅咲き誇る早春を樂しむ、しめやかな會、となつた。酒はカッちやんの調達なので確かな品、である。お重は悦美が澄江さんにアドヴァイスされ ...
〈水然り空氣も然り春立ちぬ 涙次〉
【ⅰ】
安保宙輔は今度の株式総会で、株式会社貝原製作所の代表取締役・社長の坐に就任が決まつた。安保さんとしては、氣が重いのである。彼は一箇の職業人 ...
走り続ける中で
失うものも多かった
もう何もいらない
人間としての幸福が欲しい
○「抜ける髪」
ワイフが
髪が抜ける
髪が抜けると
僕のそばで嘆く
抜ける髪があるうちは
幸せさ
と僕はささやく
○「闘病生活」
闘病生活は
医者不信との闘いにもなる
○ ...
悲しいことがあったなら
目を閉じて数を数えなさい
ひとつ。1歳の出来事
ふたつ。2歳の出来事
そんな風に思い浮かべながら
自分の一つ先の歳まで
人や運命を憎みたくなったら
海を憎 ...
ただ、青くて
細く収束する顎の形
幼い紙質の上に
設計図面を描くといつも
自動扉のところで
ふと途絶えてしまう
お昼の休憩中
遷都のようなものがあった
街のいたるところから ...
住処にて恵方巻を食べる からかう者、不意に驚かす者部屋になし 故に閑静の中無言で平らげること易し
しかしこの無音の安心による無言の保証、招福足りうるであろうか 猜疑するも、無言の誓いによる招福は寂寥 ...
もう直ぐバレンタインデーという一年で一番破廉恥な1日が来ます。
公の場で恋する女子=ミーハーが誰かを贔屓にしたり、羞恥心のなさを爆発させる1日です。
私が人にいじめられてしまう理由の一つに勇気 ...
遠くで誰かが泣いていたら
そっとそばに寄り添って慰めてあげよう
ただ横にいるだけでいい
何も喋らなくてもいい
喋らせなくてもいい
君の涙が目と頬の間で乾くまでじっと待つよ
君の胸深くま ...
(都々逸)
ときはいにしえ神々かがみ覗き込んでは不思議がる
(短歌)
優しさの小舟に乗りしその人は
無碍の光に守られていて
ただ叱る言葉ゆっくりなめらかに
...
疲れ果て家路についた途端
玄関の上り框のところで座り込む
今日の収穫物を大量に詰め込んだ
買い物袋を投げ出して
まるで萎んだ風船
力は抜け怠惰に体を床と壁面に預け
微動だにせず蹲る肉塊 ...
うずくまることばたち
原稿用紙の上に並び
ただ黙ったまま日の目を見るのを待つ
薄いビニール袋のなか息を凝らし
どこか遠くへ旅して
誰かの目に留まるのを今か今かと夢みる
日が暮れてまた新しい ...
雨上がりの公園の
澄んだ池の向こう遥か、
大きな巨きな虹の架かり
一色、一色、一色、一色、一色、一色、一色、
朝陽と夕陽の狭間を
繋ぎ輝き響き光り渡り住み 、
月明かりに ...
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
。。。鬼。。は。外。。。。。。。。。。。
。。。。。。。。。。。福。。は。内。。。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
。。。。。。。。。。。。 ...
おのが尾の影捕らえんと 愚昧な獣がその場を回る
そのうち獣は飽きたのか 疲れた顔で泣きついた
僕もまた、己の影を捕らえんと 勇んでその場を回ってみたが とうとう精根尽き果てて、泣き方知らずに影落ち ...
【ⅳ】
テオと林氏の對談は、テオの心配を他所に、大成功を収めた。林氏は是非にもタニケイ作の小説、『ももんがあ!』をドラマ化したい、と云つた。おべんちやらではない、本氣の申し出であつた。物語の脊 ...
浴室で
鏡をなんどもみ直して
恵まれたいと本気で想った
公衆の電話ボックス雨を避けスマホで話す息は冷たい
黄色い、黄色い、雨が降る
赤い屋根にはちょうちょのお家
ちょうちょの扉が並んでる
家の中にはカーペット
毛玉の中にはノミたちの庭
ノミの温度で眠っている
僕は素足で立っている
裁 ...
レコードショップで
つまらないレコード
を立ち聞きして
あなたに借りたマヨ
ネーズを返しに行く
私は不安に弱い
まるで虹の家にいる
よう
そのうち雨になって
私はひどく頭がいい
...
2025年1月1日(水)、
新年。もし、去年暮れまでの気持ちがこのまま続くなら、今年は割と情熱的に、元気に過ごせるんじゃないかと思う。創作はあまりしないかもしれないけれど、いろんなことを勉強して、 ...
「いつか」は、いつかやってくる
だがやってきたのは刑事コロンボだった
「いつか」はどうしたんです、刑事?
警部だけど、頚部損傷だから刑事でいいや
頸部損傷とは?
コウサツされました
絞殺さ ...
〈鵯のいつも獨りや冬の雨 涙次〉
【ⅰ】
立春も近い。
今回は、ちと氣が早いがヴァレンタインデイに纏はるお話。
方南町のマンション- じろさんと澄江さんが住んでゐる- に ...
久々の一人旅で
新幹線に乗る
列車は加速し始め
多摩川に架かる空色の丸子橋を過ぎ
東京は背後に遠のいてゆく
あの日
君を見送ったのも
品川だった
かろやかに君は
こちらをふり ...
しごとの失たいを
星の運行とむすぶのは慣れている
傷を季節と分かちあう
古い知恵
深い疲れのおり
壁にかかった絵をみる
樹氷のある
白い湖の畔
南うまれのわたしが
みないかも ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
詩想、思考スル(改訂)
ひだかたけし
自由詩
6
25/2/3 19:11
シャボン玉
海
自由詩
7
25/2/3 18:40
NWSF怪畸ロマン 斬魔屋カンテラ!!『水と空氣と花と』③
髙任勇梓 T...
散文(批評...
2
25/2/3 17:29
夕食前即興御前(のらねこのねえ)
大町綾音
自由詩
4*
25/2/3 17:06
我が逃走
鏡文志
自由詩
1*
25/2/3 17:02
NWSF怪畸ロマン 斬魔屋カンテラ!!『水と空氣と花と』②
髙任勇梓 T...
散文(批評...
1
25/2/3 13:25
NWSF怪畸ロマン 斬魔屋カンテラ!!『水と空氣と花と』①
〃
自由詩
1
25/2/3 10:46
無題
渡辺亘
自由詩
2
25/2/3 10:28
独り言2.3
zenyam...
自由詩
0*
25/2/3 7:15
letters
mizuno...
自由詩
2
25/2/3 5:21
残り香
たもつ
自由詩
6
25/2/3 5:18
節分
メランコリッ...
自由詩
1
25/2/3 1:48
人間を含む全てのこの世に存在する動植物含む物質は自分が一番可 ...
鏡文志
散文(批評...
1*
25/2/3 1:20
見守る
栗栖真理亜
自由詩
1*
25/2/2 22:23
未来を映しだす鏡が有り
足立らどみ
自由詩
4
25/2/2 22:15
しぼむ
栗栖真理亜
自由詩
0*
25/2/2 19:39
ことば
〃
自由詩
0*
25/2/2 19:31
世界を売った虹
ひだかたけし
自由詩
5
25/2/2 19:27
節分。
海
自由詩
5*
25/2/2 19:06
回る。
メランコリッ...
自由詩
0*
25/2/2 18:52
NWSF怪畸ロマン 斬魔屋カンテラ!!『幼馴染』後篇
髙任勇梓 T...
散文(批評...
0
25/2/2 17:26
天賦
秋葉竹
短歌
0
25/2/2 16:38
雨、雨、雨
〃
短歌
1
25/2/2 16:15
夜の庭
由比良 倖
自由詩
2*
25/2/2 15:54
雨と夜
〃
自由詩
1*
25/2/2 15:28
1月の日記
〃
散文(批評...
1
25/2/2 15:10
いつかの刑事コロンボ
菊西 夕座
自由詩
5*
25/2/2 14:15
NWSF怪畸ロマン 斬魔屋カンテラ!!『幼馴染』前篇
髙任勇梓 T...
散文(批評...
0
25/2/2 13:23
Poets on the Road ── 旅立ったcho ...
服部 剛
自由詩
5
25/2/2 12:46
水星逆行
形代 律
自由詩
12
25/2/2 12:23
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
91
92
93
94
95
加筆訂正:
人間を含む全てのこの世に存在する動植物含む物質は自分が一番可愛く、大事なのです
/
鏡文志
[25/2/3 1:21]
静粛→厳粛 修正しました。
不香の花
/
リリー
[25/2/2 12:57]
タイトルを変更しました。
0.33sec.