歩いていると
轢かれたら死ぬ車が
なんでもなく 頬を通り過ぎていた
風が肌を擦れて 痛い
土煙がつく
爪先に汚れが詰まる
家に帰って
幾つもの肉を食べた この手で
擦り寄ってきた ...
心の跳ねとぶような白に
目を見張る
おおよそ神秘な所で
香り咲いた月下美人
一夜、月の輝きのなかへ
身をなげだし
実もつけない花の
湧きあがる純白は何故
そんな ...
朝方、目が覚めて
右手に話しかける
右手が最初に
目に入ったから
次に左手に話しかける
左手は黙って聞いている
右手も隣でじっと聞いている
手には耳が無いから
僕の耳で聞い ...
なにかを知ってしまった男は、そのなにかを語ることを躊躇うだろう
なにかを知ってしまった男は、そのなにかを刻みつけるために、書き記すだろう
なにかを知ってしまった男は、なみだを流すことを止めて、天空 ...
お帰りなさい。
そのひとことが言いたくて
私はいそいそと
人差し指を踊らせる
お疲れさま。
そうひとこと労いたくて
どんな詩を綴ろうか
溢れるままに
想いを馳せる
望 ...
ゴミを捨て仰ぐ空は青く青く
この世の端で修羅を育てる
内へ内へと向かううち
時間が流れ始める、
留まりながら疾走する
疾走しながら留まる
時の瞬間の
その人その人
それぞれ独自の
それでいて普き時流の
あゝ何れも同じ頂き目指しながらも ...
新横浜駅を降りてから
どうやって そこに辿り着いたやら
彼が教えてくれた家の間取りは
手紙に描かれた図の通り
他愛も無い話は ビールを飲みながら
お互い 何を考えているか ...
ママに抱っこされて
家路へ急ぐ
ママの胸から
暖かい心持ちが
上下に揺れるたびに
私に伝わる
ママのやさしさに
包まれ
夢ごごちに泳ぐ
ママの ...
落ち葉を拾うように
拾ったことはないし
腰が痛いだろうけど
わたしは手を伸ばし
やっぱり落ち葉を拾うように
わたしのやり方で
宇宙で星を拾いながら
考えるのです
随分 ...
足枷が外れた日
少しうれしくて
少しこわい
取り戻した自分が
大丈夫なのか
自信を取り戻すには
まだ時間がかかるだろう
環境が変わっても
変わらないものがある
何かが消えたとして ...
ひとつ、
どうしても叶えたい夢がある
大相撲に行って、
幕下の取り組みから、
幕の内弁当とワンカップ片手に、
ほろ酔いで、ヤンヤヤンヤ、拍手喝采したいのだ。
席は砂かぶりではなく、 ...
○「良医」
評判のいい医者とは
丁寧に診て
丁寧に説明する
医者のことであろう
○「医者と患者」
今診てもらっている医者を信じられなければ
医者をかえるしかない
不信感を持つ患者は ...
時間が止まったとき
カーテンを開けて夜の街をみおろして
ふと
生きているってことが
俯き笑うしかないゲームみたいなもんだなと
ふと
想ったよ
プロフェッショナルは悲しみなんて ...
空が広いことは知っている
空の広さを感じる場面はそんなになくて
空に虹が架かるのも知ってる
虹を掴むような高台に上ったことはなくて
僕が向かう毎日は
誰かが作った毎日
夢 ...
自分のために生きているお兄さんが、こう言いました。
「メジャーデビューしまーしゅ。頑張って夢叶えまーしゅ」
それを聞いていた、献身国民が言いました。
「めんどくせーけど、頑張って。応援しまー ...
土曜日の昼間にスポットクーラーが着いた。梱包を解き、コンプレッサの排気ダクトに接続部品取り付け、窓パネルという部品の長さが足りない上、諸般の事情により、スポットクーラーを座卓の上に設置する関係で ...
やたら
「愛、愛、愛」
と、布教活動しているが、
そもそも、それは「恋」だし。
あなたが欲しい
これは恋だし。
私が幸せにする
これはエゴだし。
愛は求めない
愛はただ、 ...
今宵の月は、
とてもうつくしい、
まるで君の繊細な顎のように、
ぼくにはとても愛おしい、
まるで小鳥を捉えるように、
ついつい捕まえてしまいたいんだ、
こおろぎの歌を
聴く
合掌
この魂といういのちと共に
生きている
私の
体は
いずれどの道
死ねる
その日まで
生きる
小さく小さく
満足しながら
この道を
歩いてゆく
...
私の脳髄に
鈴の音鳴らし
響き続けるもの
今に私の意志に従い
思考の言葉を形づくり
改めて私なるもの
この肉体に
担われ保っていること
蚊帳へ入るが如きすれば、
にほふ蚊取り ...
この、心
こみあげるは
人生
痛み
得たものとは?
得た富とは?
生き急ぐ
降り注ぐ
ああ、
雑踏
雨音
わたしの今いる景色は
わたしは、
景色は
苦し ...
ジェシカ
いつも靄の向こうで
膝を抱えて座っていた
ジェシカ
いつも震えていたんだね
楽しそうに君は
踊っていたけれど
今は、やさしい人のとなり
每日、挑戦してる ...
この夏は海に呼ばれた。
思っている以上に癒しが必要だった。
波の音のピアスは砂浜に落ちていて、
夏色に輝く蝶は深呼吸を担っていた。
この海は幾星霜波と風が象った
遊び心と神秘に満ちたメッ ...
めあーん、メアーンだか、めいあーん、メイアーンだか猫が鳴いている。猫の鳴き方には詳しくない。詳しくないまま聞いているとどうやらメイアーンと聞こえる。メイアーン、メイアーン、明暗。何が明暗だ。本人は、 ...
送り火を灯す背中に旅ガラス
〇
トウモロコシ畑が黄金色にキラキラと輝いている。一粒一粒の実から潜望鏡がのぞいている。死んだ者たちが小人の幽霊となって、一粒一粒の実のなかから潜望鏡でのぞいているのだ。百億と千億の ...
その神殿の石柱は見上げれば雲まで届くらしい
見上げたら脊骨が折れそうに曲がって私は魚になる
そのまま神殿の在る洞窟の足下の水たまりを
魚の私は泳ぐ
そのすぐ横を大きな踝が通り過ぎた
大きな神 ...
パパの背中は
海より広くて
空より高い
おんぶされて
私はしばしの
大人の身長
見えるものは小さく
遠くまで見晴らしがよく
大人の気分を満喫
早く大きなって
パパを ...
神戸までハイウェイ一路夏の旅
どこだろう夏の高速ドライブウェイ
三日目の神戸の家や冷房裡
玄関の外一歩なる熱射かな
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
抵抗
みぎめ ひだ...
自由詩
4
25/8/20 7:54
This Night
リリー
自由詩
22*
25/8/20 7:05
夏休み
たもつ
自由詩
9*
25/8/20 6:53
なにかを知ってしまった男
鏡ミラー文志
自由詩
4*
25/8/20 5:26
午前5時のジュリエット
りつ
自由詩
2+*
25/8/20 4:26
ここで
トビラ
短歌
2*
25/8/19 20:49
NoWhere
ひだかたけし
自由詩
6*
25/8/19 19:59
横浜へ
花野誉
自由詩
13+*
25/8/19 19:33
ママに抱っ子
多賀良ヒカル
自由詩
3
25/8/19 17:05
星拾いの詩
降墨睨白島/...
自由詩
8*
25/8/19 16:01
足枷が外れた日
海
自由詩
6*
25/8/19 12:40
私を大相撲に連れてって(くれなくっても構わない)。
りつ
自由詩
5*
25/8/19 12:20
独り言8.19
zenyam...
自由詩
3*
25/8/19 10:28
ハミング
秋葉竹
自由詩
2
25/8/19 7:54
夢と知りながら
自画自計
自由詩
2
25/8/19 7:49
献身国民観察日記
鏡ミラー文志
自由詩
4*
25/8/19 3:24
クレクレ星人の独り言「スポットクーラー」08
ジム・プリマ...
散文(批評...
2*
25/8/19 1:34
愛と恋の履き違え
りつ
自由詩
4*
25/8/18 23:57
三日月顎
本田憲嵩
自由詩
11
25/8/18 23:14
小鬼と私
こしごえ
自由詩
7*
25/8/18 22:30
詩想、思ふ
ひだかたけし
自由詩
7
25/8/18 22:20
雨音(Rain's Voice)
奥畑 梨奈枝
自由詩
3*
25/8/18 22:08
ジェシカ
降墨睨白島/...
自由詩
3*
25/8/18 21:46
海に呼ばれて
朝焼彩茜色
自由詩
7
25/8/18 21:28
明暗
降墨睨白島/...
散文(批評...
4*
25/8/18 19:45
旅
真礼美
俳句
1
25/8/18 19:13
COME TOGETHER。
田中宏輔
自由詩
14*
25/8/18 16:49
生贄
降墨睨白島/...
自由詩
5*
25/8/18 15:18
パパの背中
多賀良ヒカル
自由詩
2
25/8/18 15:11
所用で猛暑の中神戸に
けいこ
俳句
2*
25/8/18 14:19
55
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95
加筆訂正:
私を大相撲に連れてって(くれなくっても構わない)。
/
りつ
[25/8/19 12:53]
改題
私を大相撲に連れてって(くれなくっても構わない)。
/
りつ
[25/8/19 12:51]
修正
旅
/
真礼美
[25/8/19 7:53]
翔ぶ→旅
0.5sec.