雨は犬だ
土砂降りの日に玄関で雨宿りをしていた
雨はなんてことはない普通の犬で
雑種でうす茶色の毛の混ざった
すこしくたびれた顔をした犬だ

家の中よりも外のほうが好きで
雨の日には窓か ...
 君の寝顔をみていると

 波だっていた心が落ち着くのはなぜだろう

 寝返りをする横顔は

 どこか不安そうにみえるけど

 眠っていても笑い顔にみえるよ

 眉毛を掻く右手が可 ...
朝の冷たい床を踏んで
温水を浴び始める
髪を洗う事にする
泡を立てて
それを洗い流す
泡が伝う
うちがわの
頬を触る


冬をひとつ
生き延びた
ことになる
手を握る
生き ...
琥珀の水を飲み
紫煙を漂いながら想いを馳せる
数十年の迷路を未だに彷徨いながら
素粒子が固まった肩を抱き締めた
言葉を失ってからどれくらい経つだろう
答えが見つからない迷路の壁は高く聳え
...
「美とは理念の感覚的残照であるのに、人はそうは言わない」。  ゲーテ


外的感覚享受を
ひとまずしばらく
排する最中 、
訪れ包みこまれる静かさに
瞑目のうち思索し続け
直に観るに至 ...
夜がはじまる、八重洲口バスターミナル、年末だからか人がたくさんいて、映画のオープニングみたいだって思う、見知らぬ若い男女の、かばんがぶつかって、実はアパートのおとなりさんでした、色々あったけど、めでた ... しょうねんは
しょうがくさんねんせいならみんなもっているような
きょうりゅうみたいなじてんしゃにのって
おひるから
ひがくれるまで
ともだちをさがしに
こうえんをまわる
どのこうえんでも ...
 ポケットの底に立つ
 チェンバロ

 しろい
 花のゆれる闇は あおく

 この世の終わりに
 それか はじまりに
 地上に残る歌は あなたの
 微笑みのようにちいさい
新しい扉を開けた
空気が変わり
音符が泳いでいる
軽やかに一歩踏み出すと
未知の光が影を溶かす
昨日までの鎖が解けて
心に翼が生まれる
希望に満ちたメロディが響き
追い風が吹く
そりゃ
お前ならやがな
すげーできるねて
だよ

法律知らんからな
あたり前だろ

そんな風に
できるのが凄いでも
もうないんだ

なら僕の言ってることは全部間違ってると?
...
宏大なグルーヴ、
意識の内に
打ち鳴らされ
揺れ響く

ひとりヒトにのみ開示される
思考瞬間 直観の光輝 、

無限に拡がりゆく意識に
裸形のこの世界の現れ

すべて透きとほり遠 ...
○「自治会長」
今朝さっそく自治会長としての一声をあげた
朝6時50分に約3分間4つのことを放送した
放送する前に放送原稿を5,6回も練習したが
スムーズにはいかなかった
「よっか」と「よう ...
かけがえのないものを喪くしてしまったんだ
それはまあるくて透明な硝子のように冷たい
サッカーボールぐらいの大きさの球さ

純粋で壊れやすく
くしゃみをしただけで
粉々に砕け散ってしまいそう ...
闇夜を照らす月は汚れなく真っ白な顔を見せる

あぁ、優しく照らす光の先に貴方がいる
包み込むような慈愛に満ちた瞳で
私を見つめる貴方が・・・

私は秘めた胸の内を月に託し
瞼を閉じて
...
墜ちてゆく黄金のブリザード
渇いた風に晒され
まるで細かな粒子の一粒一粒が
この世を厭うかのように散りゆく虚しさよ

奈落の底に集う
軟らかな日射しの絶え間ない輝きが
旅人の眼を射るよう ...
 緊縮脳の有象無象と、グローバリズム(全体主義)という妖怪が発する、執着の集合想念の波動を感じたので、「大祓の言葉」を奏上して八拍子を打った。四月一日の早朝というのも何か意味があるのかも知れない ... やがて白銀の景色は薄桜に染まり、
雪風は砂風となってアフリカの砂漠へ移り吹く

ぐにゃりとした冷たい肌のやつは、
サハラ西岸の浅海で捕れた後、冷凍されて
TAKO と記された紙箱に詰められ海 ...
頭の中の港に
一隻のレモンが停泊している
さざ波に反射する光を
いっぱいに浴びて

やがてレモンは出港すると
徐々に頭の中から
外洋へと向かい
ポートクランに寄港する
たくさ ...
 エッセー「クレクレ星人の独り言」も2000PV目前となった。カクヨムの方にも、なろう2000PV達成と入れてハッタリを利かそうと、ズルイことを考えている。
「クレクレ星人の独り言」は11P ...
長ったらしい名前の紅茶の缶が窓のそばで錆びてた、それがいつからそこに在ったものなのかなんてまるで思い出せなかった、ほとんど何も知らないままで過ごしていたのだ、自分が欲しい明日のことばかり考えて―今 ... そして夜毎の
苦肉の始まる、
神経障害性疼痛
脳髄から脊髄へ
脊髄から脳髄へ
慢性的に走る激痛、

 けれども 、

感覚を超える直観に
生かされ体験される
思考ノ本質、
内な ...
体温のある指が動いた瞬間
偶然はコードの隙間をすり抜けた
予測の網に絡まない影が
ディスプレイの向こうで揺れている
無数のデータが川のように流れ
その中で一粒のハートが跳ねると
赤らんだ誰 ...
水曜日はどこにいる?
僕?
僕はあそことここと そこにもいる
土曜日は?
土曜日は向こうからやって来るから
僕らがいる所が土曜日になる
じゃあ日曜日は?
月曜日の隣かな
一日〈うんどう ...
は?



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あたらしいものなど何もない
失われて
失われゆく幾十年

あたらしく見えたものは
全部他人のお仕着せだった

地平線を
見たことがあるか
都では地平線が見えない

わたしの住む千 ...
銀色のバケツに残された水
明日の朝にはまるい薄氷が張る
そんな冬の楽しみは
氷越しにのぞいてみる
とじこめられた宇宙

あなたのために冷えていました

冬の清涼な日々も
ずっとは続か ...
体験の深いときに詩を書かない
詩人じゃないんだと言われ

そうでもない
書けないのだ、気を使い

多動性障害人と認知症人を抱え
アル中人の僕の珍道中

なんて書こうものなら
どこに ...
絡み合う糸と意図とを手繰り寄せ
巧みに操る人形遣い
踊り狂う人形達の破廉恥なまでの動きは
彼の唇に薄い微笑(えみ)を浮かばせ
鋭い眼光を三日月形へと和らげる

ああ、堕落と酩酊の狭間へと送 ...
ココロがふやけて何もかも白紙に戻ってしまった

あぁ、僕はなんて意気地なしなんだろう
額を打ち付け紅く血で染まった壁を見つめながらそう呟く

もしも、このまま君が帰って来なかったら
僕はど ...
這いまわる指先の運動
悦楽(ヨロコビ)の琴をかき鳴らし
滑らかな肌を滑るように
自在な往復が私にめまいを起こさせる

あぁ、水音の鳴る淫らな背徳
心地よい堕落
白い闇に抱かれて光の先へと ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
雨のことプル式自由詩4*25/4/2 7:49
君の寝顔をみていると佐白光自由詩3*25/4/1 23:48
エイプリルシャワー大村 浩一自由詩13*25/4/1 23:00
迷い路レタス自由詩7*25/4/1 22:58
詩想、新たRealityひだかたけし自由詩425/4/1 22:13
よるにいどうするfujisa...自由詩625/4/1 21:22
しょうねん自由詩125/4/1 21:21
チェンバロ(2025.03.09)草野春心自由詩325/4/1 20:08
新しい扉自由詩10*25/4/1 18:52
くだら大仏林 理仁自由詩2*25/4/1 18:24
この世あの世、この世界にてひだかたけし自由詩425/4/1 10:00
独り言4.1zenyam...自由詩1*25/4/1 9:25
幻想の珠栗栖真理亜自由詩1*25/4/1 8:26
月夜の祈り自由詩125/4/1 8:15
奈落の砂自由詩1*25/4/1 8:08
「クレクレ星人の独り言 56」ジム・プリマ...散文(批評...3+*25/4/1 6:52
桜飯atsuch...自由詩18*25/4/1 6:51
船底たもつ自由詩4*25/4/1 4:24
「クレクレ星人の独り言 55」ジム・プリマ...散文(批評...0*25/3/31 23:19
ある寒い春の日ホロウ・シカ...自由詩2*25/3/31 22:32
夜想、夜毎の軌跡ひだかたけし自由詩425/3/31 21:35
空白の響き自由詩5*25/3/31 19:00
点/偏/在ふるる自由詩7*25/3/31 18:19
さましまま2回目の3回林 理仁自由詩1*25/3/31 15:49
あたらしいもの形代 律自由詩425/3/31 15:05
つめたいとかあたたかいとかそらの珊瑚自由詩12*25/3/31 10:47
自主規制りゅうさん自由詩2*25/3/31 5:46
人形の館栗栖真理亜自由詩2*25/3/30 23:41
闇夜の天使自由詩0*25/3/30 23:37
歓楽の彼岸自由詩1*25/3/30 23:31

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加筆訂正:
つめたいとかあたたかいとか/そらの珊瑚[25/3/31 11:18]
少し修正しました
0.48sec.