ジェシカ
いつも靄の向こうで
膝を抱えて座っていた

ジェシカ
いつも震えていたんだね
楽しそうに君は
踊っていたけれど

今は、やさしい人のとなり
每日、挑戦してる ...
この夏は海に呼ばれた。
思っている以上に癒しが必要だった。
波の音のピアスは砂浜に落ちていて、
夏色に輝く蝶は深呼吸を担っていた。

この海は幾星霜波と風が象った
遊び心と神秘に満ちたメッ ...
 めあーん、メアーンだか、めいあーん、メイアーンだか猫が鳴いている。猫の鳴き方には詳しくない。詳しくないまま聞いているとどうやらメイアーンと聞こえる。メイアーン、メイアーン、明暗。何が明暗だ。本人は、 ... 送り火を灯す背中に旅ガラス   〇


トウモロコシ畑が黄金色にキラキラと輝いている。一粒一粒の実から潜望鏡がのぞいている。死んだ者たちが小人の幽霊となって、一粒一粒の実のなかから潜望鏡でのぞいているのだ。百億と千億の ...
その神殿の石柱は見上げれば雲まで届くらしい
見上げたら脊骨が折れそうに曲がって私は魚になる
そのまま神殿の在る洞窟の足下の水たまりを
魚の私は泳ぐ
そのすぐ横を大きな踝が通り過ぎた
大きな神 ...
パパの背中は
海より広くて
空より高い

おんぶされて
私はしばしの
大人の身長

見えるものは小さく
遠くまで見晴らしがよく
大人の気分を満喫

早く大きなって
パパを ...
神戸までハイウェイ一路夏の旅

どこだろう夏の高速ドライブウェイ

三日目の神戸の家や冷房裡

玄関の外一歩なる熱射かな
黄金の虫が炎に包まれ
檻の中から飛び立った
見学していた子供達の間から
歓声が上がった

黄金の虫はドーム状の硬い天井近く迄
舞い上がりふらふら堪え揺れ
すっと力尽きコンクリートの床に
...
子供の頃はガキ大将がいて
なんでもかんでも奪って胡座をかく
ガキ大将がそのまま大人になって
大声を出して
人々の関心を集める
そうして国を転がしはじめた
なんでもかんでも奪って胡座をかく
...
君の
愛は

すぐ
そこに
ある

僕は
分かってるよ
君は
良い子だ

誰より優しくて
それなのに
誰にも愛されてなくて
涙をこらえて
必死で歩いてる

あんな ...
      ―― 死んだ魚が光ることを、はじめて觀察したのは
                アリストテレスであった。〈左京〉

       
{ルビ頬=ほ}につたふ 涙 拭わず
...
ポチがどこの犬かは分からない

ポチは大型犬だ
シェパードとシベリアンハスキーと
あ、ゴールデンレトリバーも入っているかな
とにかく立派な大型犬だ

ポチは人懐っこい犬で
私を見ると
...
グレタの船は火の道を往く

十戒のように海を割り

水面すらない中空を

それでもグレタの船が往く


ジャンヌ・ダルクのように

ドラクロワのように ...
七億をすぎる人の 
文字への想い

親の願いを込めた
自分の名前すら書けずに
字を読むことすらできない、少女は
母からの手紙を読んでもらいました


詩はいつも文字や言葉を媒介す ...
かくしたってだめ
ものいわぬもの
ものいいはじめ

消えていく
図書館の温もり
大好きなお母さんら
とっくに去ったし

しったふりしたって
だめ
ほらもう
あるものあるもの
...
なんか、テレビみてて
ロシアとアメリカの大統領が
対談してるとか聴いて

ふと

「世界のど真ん中で」

という歌詞を想い出した


RCサクセション
「カバーズ」の中の一曲
...
月と太陽ではどちらが、海思いだろうか?
水面に映る我と我が身を見て、戯れに酔うナルシス
カモメとジェット機では、どちらが空思いだろうか?
飛翔飛躍を遊泳のように愉しむ、陽気とスリル
ウクレレと ...
明日はいつも私をどこかへ連れて行く
どこまでも私の手を引いて
毎日近い所や遠い場所まで一緒にいたね
やがて歳をとり身体が動かなくなった
毎日一緒にいた明日はもう来ないみたい
私は何処へ行けば ...
烏二羽 先祖を乗せて 宵闇へ どきどきに すこし
ぬれていく ものたちが
わたしのために 毎秒
再生ボタンを  押してしまった
ドレンホールにむかって
熱のないカップを 頬ずり
ほとぼりのように、かきまぜている
...
何も始まっていないし何も終わっていない。
炎天下を歩いている。
なんでもない。
今日がまだ日曜日でよかった。
発 言うだけで言うだけのもの見せぬから誰もお店に来なかつたのか ホロウ改

 脇 夏は来ぬ薄い羽衣とるときと燃ゆる大地の風は伝えた     らどみ帰

3 辞書詩から自称詩作成幾億年  ...
どれほど空が抜けるように青くても
君は優しく微笑んでくれたけど、僕は
いまだ精米されていない人々を見て
階段の上の方
ポケットに手を入れて
にやにや笑っていた
本当はもうどうしようもなく
...
シャッター商店街
賑わっていたのはいつの頃だろう
よくかまってくれたおばさんは
今何をしているだろう

丘の上から見る街は
まるでジオラマみたいだな
廃れた景色はなんだかつまらないな
...
いつもの食べるペースを
ゆっくり、ゆったり、スローに
味わい深く
身に染みるこのうまさ

いつものシャワーを
ゆっくり、ゆったり、スローに
湯船に浸かり
芯を解きほぐす

いつもの ...
昨日産まれたばかりの吾子は
わたしの横で寝ている
なんてかわいいのだろう
産毛のような髪の毛
耳も口も鼻も小さいけれど
とても精巧に作られていて魅入ってしまう
閉じられたまぶたの中でどんな ...
 築年数四十年を過ぎた中古マンションで
 今夏暫くの間、我が家でも玄関ドアの脇に
 宅配弁当業社の貸出しボックスが
 配置されるようになった

 すると挨拶を交わすご近所さんから
 「 ...
月がゆれる
     星がゆれる

短夜の
   せつなくゆれる
          まにまに

あらゆる意味を
       ほどいてゆく
             溶かしてゆく
...
別に小さくてもいい
現実のギャンブル化にあらがえ
小さな花みたいな汚れだ
達成は
案外いきすぎなのさ

人間はアホだと知る
別に最上位ではない
だからと低いわけでもない
そこには自然 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ジェシカ降墨睨白島/...自由詩3*25/8/18 21:46
海に呼ばれて朝焼彩茜色自由詩725/8/18 21:28
明暗降墨睨白島/...散文(批評...4*25/8/18 19:45
真礼美俳句125/8/18 19:13
COME TOGETHER。田中宏輔自由詩14*25/8/18 16:49
生贄降墨睨白島/...自由詩5*25/8/18 15:18
パパの背中多賀良ヒカル自由詩225/8/18 15:11
所用で猛暑の中神戸にけいこ俳句2*25/8/18 14:19
ゼロ地点、水晶天ひだかたけし自由詩4*25/8/18 13:15
ガキ大将自由詩525/8/18 12:40
10代さん林 理仁自由詩125/8/18 8:14
詩の水族館ハァモニィベ...自由詩6+*25/8/18 1:56
ポチりつ自由詩7*25/8/18 1:39
Lucky Dragon No. 5TAT自由詩525/8/17 21:08
 詩論 月乃 猫自由詩15*25/8/17 20:57
科学の子ひだかたけし自由詩725/8/17 20:27
らぶみーてんだー秋葉竹自由詩225/8/17 20:09
クエスチョン鏡ミラー文志自由詩6*25/8/17 19:34
明日も一緒にリィ自由詩4*25/8/17 19:01
真礼美自由詩125/8/17 18:17
GIFTあらい自由詩6*25/8/17 18:00
炎天下空丸自由詩825/8/17 16:50
ホロウ・シカエルボク、ぼやく/勝手にひとり半歌仙 表六歌 一足立らどみ自由詩125/8/17 14:47
季節はサンドイッチのようにトビラ自由詩5*25/8/17 14:42
私が育った街自由詩12*25/8/17 14:09
ゆっくり、ゆったり、スローに多賀良ヒカル自由詩625/8/17 13:09
ト或ル朝そらの珊瑚自由詩12*25/8/17 11:39
おひとり様リリー自由詩15*25/8/17 10:32
夜間飛行・夏塔野夏子自由詩7*25/8/17 10:19
クートフーミ林 理仁自由詩3*25/8/17 7:45

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加筆訂正:
ト或ル朝/そらの珊瑚[25/8/17 13:29]
少し加筆しました
ト或ル朝/そらの珊瑚[25/8/17 11:56]
少し修正しました
0.62sec.