平らな和はいつ訪れるのだろう
でこぼこで湾曲した泥の道を軍靴が整列して歩く
そんな世が近付くのを私たちは
「恐ろしい、恐ろしい」と道端で震えて見送るのか
軍需色の空の下で
肌寒い室内の空気に体を縮こませ震える指で暖房のスイッチを押す
カチッ
ブゥーンという火のついたような音と共に外に送り出される温風
暖房の前に座り込んでしばしその力強い熱風に体を炙られるのを楽し ...
勿論クリエーターにもご両親はいるわけなのに
仕事でこんつきて言葉のなかから飛び出せない
誰も助けてくれない世界で忘れてしまっている
自分の軌跡は何かで消され自分が何者であったかを
他人 ...
母と共に庭に咲き開いた花々を摘んで瓶に詰め
クラスで流行ってた朝市に売りに出したら
玩具コインで買って呉れたクラスメイト、
中身掻き出し 眼前で ゴミ箱に捨て去り
瓶だけ大切そうに持っ ...
眩しかったのはいつの頃か
あなたは
いつも笑顔だった
あなたの
小さくなっていく
その光は
音も立てずに
落ちていく
閉ざされたドアを叩き続ける
時の迷路を
ずっとさまよっ ...
○「家庭菜園」
種を蒔けば
芽が出る
不思議だあ!
芽が出ると
茎がぐんぐん伸びる
不思議だあ!
やがて花が咲き
実がなる
不思議だあ!
僕は毎朝不思議を観にいく
買いにいった
売ってなかった
そのように
終わる日がある
たくさんの花びらを
瓶に詰めて
流す
意味がなくても
意味を求め
愛してしまう
後から静かな
養分がやってく ...
「食べにくいけれど どうぞ」
そう云って彼女がくれたのは恋心だった
善悪を知る実のパイかな
僕の朝食に間に合うように
夜明け前からオーブンを温める彼女がありありと浮かぶ
切り分けた果実を ...
きみはとても素晴らしいから
ないとわたしは生きていけない
でももし映しすぎたら
往復しすぎた嘘も、人の喧噪も、乾いた鼻歌の色も
きれいに見せかけたよごれ
とびっきりの正しい眩しさ
...
トコトコ トコトコ 路を拓いて歩いてきた
山あり谷あり色々あって生きてきた
雨の日も風の日も晴れた日も
トコトコ トコトコ 路を拓いて歩いてきた
路端にはいつも美しい花々が咲いていて
乾 ...
幸せを願えば
不幸に会う
私たちは生きて生まれて死んでいくまでに
何か遺すことへ努力していますが
遺すことは禍根であり
何も遺せないくるしみの私たちが居たこと
藻屑に消える人間だったの ...
光と水はあらゆるものによく溶け合います。
美しいものには特によく溶け合います。
よく溶け合って美しいものを半ばちょっと別の美しいものへと見事に変容させます。
たとえば夏のプールからあがって来たば ...
私は口論が大嫌いです。
きのうからあしたへ渡る星の道みちびく羊、きょうを忘れて
ポチ連れて右に折れたら夏館
入道雲白いもくもく幼き日
本好きの少年となってハンモック
...
みんな飛んでいる。赤黄緑紫、原色の鳥たち。ペイントで塗りつぶしたような青空に羽ばたく。僕は隣で落ちる。空の青が僕を通過する。痛い。痛い。雲をつきぬけたい。白く濡れたい。星が僕を欲しがっている! 手をの ...
私は美の残響を体験しつつ
自らの意識シッカリ保ち対面しながらも、
美に呑まれ〈Killされる〉事など最早しない
芸術なるもの 未だに在るとするのなら、
それそれら 人の為に世の為に在 ...
蒼風薫 2021.7.7
七月の猫に大好きと言ってみる
かくれんぼニコンの中の君の虹
薫風や君のバイクのエンジン音
僕の場所猫に譲った夏の椅子
ジャスミンと葉擦れと君 ...
なぜひとが私を好きになるのかが
わからないまま影をみている
点数をつけて喜ぶわけもなく
つけられたらでもほんのり赤らむ
その早いすべての動作に立ち遅れ
一番好き ...
灰色で ひとりぼっちの 優しい歌が
聞こえるのは 何処か
その花の咲く 遠い星の向こうに
春のような一日が明るく過ぎ果てた後、
もう雪が燃えている。
海のように碧いその翳は 喘えぎながら ...
体がほんわかあったかい
体をさする風も柔らかく長く伸び生えた草を靡かせる
泥川の表面も袈裟のように皺を寄せては白く輝き
身を乗り出し目を凝らさない限りさも美しき川にみえる
小さき鳥らしき影は足 ...
光を浴び養分を蓄える
光合成する植物のように
皮膚を通して力が漲ってくる
暑い矢が突き刺りどっと噴き出る水分
体ごと代謝し生き返ってゆく
全てを焼き尽くしやがて蘇る生命
交互に ...
明日はどうなるのか
眠れない夜
またどこかで多くの難民が安全な場所を求めて彷徨い
またどこかの国が愚かな戦の準備を始める
ナゼどうしてヒトは哀しみを停めようとしない
まるで学習を停めた機 ...
チンカス自称詩人と言った場合
チンカスと自称詩人は
同じ意味なので
これはトートロジーではないかと
言われたことがありますが
よく考えると
自称詩人の存在は
チンカスイカなので
(チン ...
また言葉を散らかした
使い捨てみたいに
そうしているうちに
お金みたいに減ってきた
もう一度かき集めて
一文字一文字の煌めきを
損なわないように
並べ替えてみる
{引用=
楽 ...
夕暮れ
ひんやりとした芝生の上を
裸足で歩くと気持ちいい
アーシングって言うんだって
爆発しそうな毎日だけど
今日も一日頑張りました
深呼吸
...
ああ
誠実さとは弱さであってください
優しさは弱さであってください
謙虚も弱さであってください
苦しみさえ弱さであってください
わたしがあなたを知れないのは
わたしの愚かさであって
...
いちごイチゴで苺だし
ちょいとスポンジ乗せましょう
明日が晴れなら問題ない
毛糸丸めて逃げ惑う
22日にチェック付く
可愛いからにきまってる
おかわり即ちありがとう
生死の世界のエントラ ...
交通事故となりたくもない2月とかの交通安全教室
だってあれは交通事故とかのだから
笑い方がそうだろ
それはちなみにどこから
黙る俺、そんな気しかせんから
温泉だって無色界だからね
あれはい ...
未知の私に出会った
私の忘れていた
明るい笑顔
未知の私に出会った
私と幸せにすごす
あなたとの出会い
未知の私と出会った
私を忘れさせる
ああ ...
ゴミ ゴミ
豚 豚
わしらには夜のみ
なんだあれは
子が寝てるぞ
女だ
若い女だ
随分若いな
パンツ脱がせ
ブヒブヒ
寝てるのか
おい起きろ
寝てるぞ
...
緑に囲まれた湖沼の透明な厚み
瞑目する意識ノ視界に流入し
次第眼下遥かにしながらも
赤く濃密に張り付く如く朱に染まる花の
立ち現れ見事あざやかゆくり咲き開きいき
宙空に浮き上がっていく ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
希求「平和」
栗栖真理亜
自由詩
1
25/5/30 22:11
観葉植物
〃
自由詩
0
25/5/30 21:56
クリエイティブでなくても鉄のレールを走る電車なりに装飾がある
足立らどみ
自由詩
5*
25/5/30 20:50
五行歌、純愛バカの切断された日
ひだかたけし
自由詩
5
25/5/30 20:44
キセキ
海
自由詩
12*
25/5/30 18:56
独り言5.30
zenyam...
自由詩
4*
25/5/30 8:21
養分
たもつ
自由詩
5*
25/5/30 7:44
恋心
福岡朔
自由詩
5
25/5/30 6:51
めがね
唐草フウ
自由詩
13*
25/5/30 2:25
路
レタス
自由詩
8*
25/5/30 0:54
海底
這 いずる
自由詩
2
25/5/29 23:52
水貌
本田憲嵩
自由詩
11
25/5/29 22:51
2022.6.10 ...
梅昆布茶2
自由詩
6
25/5/29 22:25
原子論
fujisa...
自由詩
2
25/5/29 21:48
詩想、芥川キルてぃ並び貴女へ
ひだかたけし
自由詩
3
25/5/29 21:37
叙情文芸180号俳句
梅昆布茶2
俳句
6
25/5/29 21:06
はじめての
秋葉竹
短歌
2
25/5/29 20:56
”まほろば”の歌
ハァモニィベ...
自由詩
2*
25/5/29 20:46
鴨川
栗栖真理亜
自由詩
6*
25/5/29 20:20
夏を纏う
〃
自由詩
0
25/5/29 20:16
可能性に賭ける明日に
〃
自由詩
1
25/5/29 20:13
チンカス自称詩人
花形新次
自由詩
2*
25/5/29 19:51
word
海
自由詩
4*
25/5/29 19:21
帯電クリーパー
おやすみ
自由詩
1
25/5/29 18:13
弱さ
みぎめ ひだ...
自由詩
0
25/5/29 17:47
ショートなケーキ
饂飩(うどん...
自由詩
2
25/5/29 17:11
なぜさなえなのか
林 理仁
自由詩
1
25/5/29 15:11
未知の私
多賀良ヒカル
自由詩
0
25/5/29 14:10
こんなとこに舞い降りた少女
林 理仁
自由詩
1+
25/5/29 12:49
朝に切り開かれ
ひだかたけし
自由詩
6
25/5/29 9:54
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
88
0.39sec.