そらをとぶ骸骨か、煙かわからない
死んだあとを焼き場でみた
昼なのに、傷のある音を出す
濡れた髪を切りたい
たち止まり雲を見る、ひとは歩いている
...
自分の歩んできた人生なんてゴミみたいなものの寄せ集めだなんて思っていても、記憶の海の底に懐中電灯をかざしてみればそうとも言い切れない事に気付かされることがある。
近所にT ...
書くことは思考を連れてくるから、たちどまってはいけないのだ。
季節や天気のせいにした動かない体を冷やして、信号を入力する。
花のことから書こうと思う。
ま夏の花びらたちのこと。さえた緑の ...
光溢れる夏の午後
庭の梅の木が微かに揺れて
三才の僕はその瞬間、
〈じぶんは自分なのだ〉と不意に気付いた
なにものにも替えられ得ない〃この私という存在〃
その認識が僕を稲妻のように打ったのだ ...
頭ばかり大きくなって
光を通れなくなった森の中
迷っても前へ進むつもり
最後の日が来るまでは
花びらで指を切り
その血で蘇る
思い出が膨らんで
誰にも止められない
心臓は忙しく
歯車 ...
朽ちた葉を踏むと
乾いた音がする
傍らに歩くむすこが
聞いて、と
教えてくれる
朽ちた葉を踏むと
風の音がする
今まで気にしなかっただけの
あまりに満ちあふれた
音がする ...
{引用=善光寺の庭を散策した折に浮かんだ句}
救われず{ルビ兜虫=かぶとむし}獲る午前二時
「害虫を捕獲してます」さよかいな
つんのめる先に大蟻おっとっと
...
胃散のむ 考えすぎの 油蝉
滑稽な おとことなって 蝉のこえ
蝉時雨 ひたいは汗の 遊水池
たくさん詩を書いて
たくさん詩を消した
推敲などろくにせず
縋るように投稿した
作品と呼べるものなどなく
とても人様にお届けできるものではなかった
それでも悪くないねと誰かが言ってくれると ...
朝の空気に
ほのかに香る
ひときわ白い花
その淵に佇んでいると
葉の茂み深くから
あの 蜘蛛の糸 の話
耳をすましていると
一本の竿が近づき
上からお釈迦様のことば
「悪いこ ...
ノイズキャンセリングで外耳が荒れる
別に文句は言わないけど 僕は規格に合わない劣等民
そこまで自虐はしないけど
うるさいものもないのに 外音を消したがる
音質などしらないけど ...
その月三度目の土曜、部屋の南側にある薄っぺらい窓の下の壁に、血で書かれた詩があるのを見つけた、そんなものを書いた記憶はなかった、けれどそれは、自分自身が書いたとしか思えないものだった、袖をまくり、 ...
恋が又
出会い頭に
獰猛な
化け物じみた
毒牙をさらす
{引用=コオロギ
ぼくという
幼子がいなくなっても
コオロギたち
しばらくは まだ
地球に
いるのですか
音たち
しずかと思われても
時計 ...
121
で、あなたはどうして
あなたの存在を否定しているのですか
私は信じています
122
あの人の心の隙間に繋がりたがって
ゆうなんぎいのいとの
そよとばかりに
...
足の裏がほてる
太股のやんわりしたあたり
それを ぴたりとくっつけてみる
気持ちがいい
熱が からだのなかで
つたわるように
青空を
うつってゆく
キッチンから ...
あなたの町にもきっとスーパーマーケットやショッピングモールがあるだろう
今では信じられない事だがそれらの中にあるエスカレーターの階段下の部分は ...
淋しい金魚は
ひらひら、きれい
冷たい水の
いちばん冷たいところを
その身に負った
見事な絵の具で
ぬくめて渡る
淋しい金魚は
なんにも言わない
わたしにわかる言葉など
ひとつ ...
ここ二〇日ほど勤務や家業で、休みなしに働き、体に違和感を感じていた。
朝方、今日の弁当は?と妻に聞かれた。十三日から開始した登山道・あるいはその周辺の除草作業だったが、そのきつさや膨大な作業量を ...
時には投げやりになる
弱気になって
諦めそうになることだってある
空気と闘っているみたいだ
観念と観念の闘いだから
孤立無援だ
何時、果てるとも知らない
何時、始まるか分からない
...
内乱の起こらぬ国に生まれ出で今宵の空に星は干からび
反戦の歌を詠んでは徒党組む組織となりて何処へ向かうぞ
人として生まれてくればいずれかの国の民なりそれを選べず
女性には関心のない振りを装っている。
だけど私が勤めている物流センターには沢山の異性が働いているのだ。
その大半はパートタイマーの奥さん連中。勿論男連中もいるがそのほとんども非正規雇用の従業員だ。 ...
目をつむると
疲れた子のように 眠ってしまった
コオロギの子守唄が
じつは 守ってくれていた
目を開けると まだ生きていて
うれしくって
だから 全部
水に流せる 気が ...
猛々しい暑さ、
眩み包み込む
この夏の午後に
園庭は発光し
微睡む午睡の子供達、
ルウ ルウ ルウ
夢の中で
歌っている
通り掛かる街角で
不思議な三角や五角形
浮かんでは消え ...
余白があるうちに死んでしまいたい
真新しい僕が、毎夜作り直される
アクリルの積み木の影に
いろとりどりの言霊を併せて魅せて
音を便りに遺せないように
戦ぐことしかできやしないと
口走ったも ...
心が鈍く疼いてどうしようもない時は
コオロギが鳴いている叢に身を投げ出して湿っぽいその草の青臭さにまみれていたい
夜露や植物が生み出す甘い匂いなんかが必要なのだ
五月雨よりも胸を打つ語句なん ...
「おやじさん
次のおすすめは?」
「そうねぇ、今日は粋のいい
失恋が入りましたよ
かなり甘酸っぱいくてね」
「この薄紫の衣は?」
「片思いですね
あぁ、恋で悩んでいらっしゃるなら ...
「キミ」といったボクの心を、
あの青い空は吸い上げていた。
マンションの中に入ってきてまで、死ぬ、
蝉。
彼らは種を残し得たのだろうか。
茫洋とした想像がとめどなく続く。
「ア ...
祈りの数と同じだけ
祈らずじまいの人もあろう
頑なに
従順に
知らぬ間に
祈らずじまいの人もあろう
ねえ、言葉が在るのは幸せなことかな
その掌に
この掌に
言葉が在るのは豊か ...
8月14日 AM6:00
起床。カーテン越し、自室の窓には早くも直射日光が照り付けている。網戸にしてあるからといって、別段涼しい風も入ってこない。フォーラムに ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
そらとぶ骸骨
秋葉竹
俳句
3
20/8/18 2:51
記憶から
道草次郎
散文(批評...
2*
20/8/18 1:26
メモ
はるな
散文(批評...
3
20/8/18 0:17
ある夏の光景
ひだかたけし
自由詩
6*
20/8/17 20:57
GOAL
ミナト 螢
自由詩
0
20/8/17 20:27
風のおと
千波 一也
自由詩
6
20/8/17 19:58
虫のイキ
道草次郎
川柳
2*
20/8/17 18:37
蝉
〃
川柳
0
20/8/17 18:16
独白
〃
自由詩
4*
20/8/17 9:45
蓮の池
もちはる
自由詩
0*
20/8/17 8:34
ノイズキャンセリング
短角牛
自由詩
1
20/8/17 2:41
Terminal Frost
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
20/8/16 22:29
恋
TAT
短歌
0
20/8/16 22:24
抽斗の中のメモのきれはし
道草次郎
自由詩
2*
20/8/16 18:35
フラグメンツ No.121~150
AB(なかほ...
自由詩
2
20/8/16 18:02
空の観想
道草次郎
自由詩
1*
20/8/16 16:50
JPS
TAT
自由詩
1
20/8/16 14:30
淋しい金魚
千波 一也
自由詩
4
20/8/16 12:58
休日
山人
散文(批評...
6*
20/8/16 9:08
本当の正義の味方
ジム・プリマ...
自由詩
0*
20/8/16 8:53
内乱
こたきひろし
短歌
0*
20/8/16 8:00
炎天の下には
〃
自由詩
7
20/8/16 7:32
眠り
道草次郎
自由詩
5*
20/8/16 5:17
午睡(改訂)
ひだかたけし
自由詩
4*
20/8/16 3:33
瞬きのうた
あらい
自由詩
1
20/8/15 19:40
心が鈍く疼いてどうしようもない時は
道草次郎
自由詩
2*
20/8/15 17:29
心の天ぷら屋
イオン
自由詩
1*
20/8/15 17:21
無題
大町綾音
自由詩
3*
20/8/15 17:17
歴史
千波 一也
自由詩
4
20/8/15 16:56
8月14日。未日記
道草次郎
散文(批評...
2*
20/8/15 16:47
768
769
770
771
772
773
774
775
776
777
778
779
780
781
782
783
784
785
786
787
788
789
790
791
792
793
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799
800
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3.27sec.