過去に射抜かれた弓の矢
未来の空から降って来そうな硝子の破片
時間の砂嵐は止まない
人は時がたてば変わります
と彼女は言った
一年後 二年後 三年後 歳月が経てば人は変わります ...
なにも
いらない
なににも
ならない
ひじょうに肩がこる
欲得のかげは
うすい
ぜんぶの詩が
じつは
ローカロイド宝石
個人的ななにかを誤読し
あとは
愛する ...
どんなに辛い目にあっても
どんなに悲しい思いをさせられても
そこは大人だから
人前に弱音をはいたり
涙滲ませたり
できない
そんな事したら
見せかけの同情と裏に隠された
嘲笑を ...
秋の日曜日の朝
部屋の空気は冷たいままだ
背中に回した電気ストーブに
手をかざして
かじかんだ指先をそっと伸ばして
ホッと息をつく
色んな事が過ぎていった
働くのをやめた
人に迷惑 ...
土曜日の夜
テレビ番組を目で追っていると
都心の映画館で見た懐かしい題字に目が留まる
水割りを用意する
ダブルで いやトリプルだな この映画見るには
第二 ...
さよならのかたちして
かもしかは
ゆうまぐれ
町を歩く
ときどき
立ち止まり
思案して
また
歩きだす
かもしかの
梢とも
灰ともつかぬ毛
硬い毛
そのきわ ...
あの日、若くして病に倒れ
この世を去っていった歌姫よ
あなたは姿のない絶望の闇と向き合い
動悸の乱れる日も
副作用で口の中が傷だらけの日も
死の不安に独り…震える深夜も
最後まで、生 ...
今カノがとか元カノのとか
喋ってる中年男は痛い
いつまでもお姫様な
アラフォー アラフィフ女子は寒い
ゴブリンの銀行に忍び込むハーマイオニーとハリーとロンを裏で支えるダンブルドアであ ...
いつしか、
日は暮れていて足元は寒くなった
ももに置いた手は静かに落ちた
しばらく眠っていたらしく
目の前で遊んでいた子たちも
いなかった
こうして一人の時間が増えたかわりに
雨や落 ...
名声をえたとしても、
人類はほろびるだけである。
子孫なんて残せやしない。
親と同じく死ぬだけである。
詩を書けるのは自分だけである。
いい詩が書きたい。
こころに。あなた ...
軽自動車で
唄い流れていた時
今のような
音響機材一式を
積める軽バンじゃなかったから
寝袋とギターと唄本と
衣装だけで移動していた
一番困るのは寝る時
宿なんかに泊まれないから
...
こそこそと 東急プラザ蒲田で開催していたコミュニティサークルで
勉強してることは秘密だったんだね サークルが閉鎖になってしまって
僕に相談しにくるまで 知らなかったよ
長い間頑張っていたんだ ...
国際交流のアトラクションで
着物と狐面、腹掛け、手甲のステージ衣装で
唄っていた時に興味を持って
放歌後にカタコトの日本語で
声をくれた三十路前くらいの
白人男性が居た
お面に関しては ...
どんどん
書けなくなる
次第に
言葉の壁が四方から迫ってくる
盗掘したわけではないのに
インディージョーンズでもあるまいし
スナイパーが潜伏しているらしい
フレーズの ...
いつか
光さすみずそこへ
おち
かがみ
結わえた髪を
ほどく月 (とおく
斜線に
紛れた趾へと
手をひかれて
風はしる
(ひとすじの雪をのこして
...
旅のしおりを作るなら、最後の頁に、こう印字しておこうか。
〜旅のしおりを手放す時、僕らは本当の旅人になるのだろう〜
左右の手足の指は五本ずつ
合わせたら十本
それはいつ何度数えてもかわらない
勿論例外は存在するでしょう
だけど申し訳ありません
例外は外します
人は利き手の指を使い
数を ...
風に栞をはさみ
手をかけると
ノブは風化していた
脳りの白亜層に
つき琴は鳴り
ゆっくりと
蝸牛のツノは
五うんの
河を
{ルビ攀=よ}じのぼる
類語字典は灼き
ふむ草の ...
青空が何処までも続く
過ごしやすい秋
飼い犬と散歩
毎日楽しんでいる
身体が元気になっていく
決まった道ではなく
その時の気分で決めている
散歩している他の飼い犬と
直ぐに ...
詩の
子宮に
私の
雨
白い
雨が
三億
揺れ
子を
暗い
子を
砂
鱗
破片に
似て
己に
固定され
卍に
刺繍され
暗く
歪曲した
気を
漲らせ
喉に ...
たしか
あの頃のボクは
人混みに紛れながら
孤独に苦しみ
絶望していたのだ
星さえ見えない
昼間のような夜の繁華街で
ビルとビルの間を行き交う人々が
楽し気に見えて
何もかもが羨 ...
とにかく名前ばかり産んでいるあの子たちが
赤い一張羅を着てでていくのを見たから
星空、火打ち石、波打ち際もざわついて
やっと世界がはじまるのだ、とうわさした
結局、うまれたのは
...
Go To トラベルで家族旅行に行った
窓から流れる景色を眺めた
早く自由になりたいと思った
流れる景色
あの精油工場で僕は働いていない
僕は自由だと思った
あの公営住宅に僕は住んでい ...
冴えない身なりをして
うらぶれた街を歩きたい
擦り切れた靴を履いて
ボサボサの髪で
この世の終わりの方角を見るような眼をしながら
行くあてもなく
彷徨い歩きたい
うす汚い帽子は
...
動かない川の水面に、
漆黒と銀白の陰陽
濃密に混じり輝いている
対岸の雑木林、
淡い陽光に照らされ
そよとも揺れず
枝絡み合い重なる奥に
白い空間 ぽっかり開く
凝視されて ...
昨夜の夢で、「文政四年」だけが、
あざやかに目覚めたのちでさえ、
記憶に残ってしまった。
ように
ぬいだ
発想の転換ですよ、転換!
コロナ感染を問題視するから
やるとかやらないとかって話になるんですから
コロナ感染を競技に組み込む訳です
全競技を通じて感染者が少なかった国に
金メダルをやるとか
...
おい、そこのおまえ
この女を助けたければ
今すぐ婚姻届に判を押せ!
さもないと
女の命はないぞ!
「お願い!この男の言う通りにしてえー!」
何をグズグズしてるんだ!
この女が死んでも良い ...
躁うつ病がデフォルトの惑星の住人にもメンタルクリニックはある。という事はつまり、一人の男が気分の波の喪失に困り、とあるメンタルクリニックに足を運ぶこともあるのだ。
紫色の雨の降る、春でも夏でも秋 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
過去現在未来
こたきひろし
自由詩
2
20/11/15 8:20
鉱夫
道草次郎
自由詩
3
20/11/15 7:55
極力、眼を現実から反らしたい
こたきひろし
自由詩
4
20/11/15 6:56
秋の日曜日の朝
ジム・プリマ...
自由詩
3*
20/11/15 6:11
深夜の映画で
佐白光
自由詩
2*
20/11/15 2:51
羚羊
フユナ
自由詩
4
20/11/15 0:27
三色の流星
服部 剛
自由詩
3
20/11/14 23:25
夢見る頃を過ぎたら
TAT
自由詩
0
20/11/14 23:02
栗のスープ
ふるる
自由詩
8
20/11/14 22:51
こころに詩
ナンモナイデ...
自由詩
2*
20/11/14 21:06
東川町の辺り一面畑のライブ
板谷みきょう
自由詩
3*
20/11/14 19:59
再会
足立らどみ
自由詩
2
20/11/14 17:44
No Worries
板谷みきょう
自由詩
2*
20/11/14 17:27
言葉の壁に挟まれる(!)
道草次郎
自由詩
1
20/11/14 16:50
雫-死図
すいせい
自由詩
1
20/11/14 14:36
旅人
クーヘン
自由詩
3*
20/11/14 12:42
指がさす方角には
こたきひろし
自由詩
1
20/11/14 7:26
月と名のない花
道草次郎
自由詩
2
20/11/14 7:02
飼い犬と散歩
夏川ゆう
自由詩
2
20/11/14 5:03
子
ルラ
自由詩
1
20/11/13 23:47
泡姫の記憶
板谷みきょう
自由詩
2*
20/11/13 23:23
草原
はるな
自由詩
7
20/11/13 22:33
自由
はだいろ
自由詩
2
20/11/13 22:28
うらぶれた街が好き
こたきひろし
自由詩
7
20/11/13 21:44
凝視
ひだかたけし
自由詩
4
20/11/13 21:42
過記憶
ナンモナイデ...
自由詩
2*
20/11/13 21:01
いぬ
湯 煙
自由詩
1*
20/11/13 20:08
東京コロニンピック
花形新次
自由詩
0
20/11/13 19:43
ブスジャック ファイナル
〃
自由詩
0
20/11/13 18:40
白の惑星
道草次郎
自由詩
1
20/11/13 18:30
770
771
772
773
774
775
776
777
778
779
780
781
782
783
784
785
786
787
788
789
790
791
792
793
794
795
796
797
798
799
800
801
802
803
804
805
806
807
808
809
810
4.13sec.