小さな器の中いっぱいに
君の事を受け入れた
それが
あの時の私にできる全てだったから。
今思えば
力不足だったと思うけれど
君の力になれていたのなら
今のわたしの傷も
少しは疼かなくな ...
なぜ、
必要なものこそ
この手に入らないのだろうと
真夜中、
血走った眼から
絶望を垂れ流しながら
いつも
わたしの中に
手前勝手な
愛情だけが残る。
さみしかなんか
...
私は何者此処は何処
私の存在理由
私の正体
それを聞きたい
確かめたいのは此方だ
何てったって
誰も招待していない
かってに来るな
迷惑この上ない
さっさとあっちに行け
...
{引用=(*昨年書いて現フォに投稿せず忘れていたもの。アーカイブ目的で投稿。石村)
}
しつこい梅雨が明け
夏がはじまつた
はず であるのだが
ひさびさに傘を持たずに
散歩なん ...
ひかりのうたをうたうのは闇のなかがいい。
ハニカム笑顔には影がない。
満開のサクラのなか
破裂しそうに生きてきた
ひとりを見た。
ひかりを求めることなんか、やめたほうがいい。
駅に落ちていく
そう言って笑った父方の叔父
さっきから肩があたっている
どうしたら落ちていくのだろう
父方の叔父、ねえ、叔父さん
夏の早朝の駅舎
点検する若い駅員
駅に落ちていく ...
里山の風景
置いてきたもの
忘れたつもりの
うろこ雲
世界は
えまるじょん
溶けるものと
溶けないものと
愛したものと
愛したもので
愛するこの世を
生きてゆけ
...
風にしたがう
空にかしずく
夜によりそう
日にひらかれる
そうして青山を
求めて歩く
それはおそらく
至るところにある
青山に立つことは
眠りか覚醒か
...
色あせた花の耳飾り
3歳の誕生日に
ポケットに入ってた
今日はもう卒業式
明日からはおとな
窓辺に新しい耳飾りがあった
あの時の妖精だろうか
ありがとう
私は元気だよ
雪の精の墓地のような
石灰華段に座り見下ろせば
トロイアの木馬が運ばれていく
黒髪に陽が一滴跳ねたような花
木馬にも花飾りを内緒で乗せて
命の陽が消えないようにと祈る
アフリカの満月は
コノハズクの目に似てる
梟の歌にあわせて
花を織る妖精
日焼けした笑顔
月影の人形劇
絵本が開くように
森の中をパタパタと
花が開いて埋め尽くす
わたしたちは 忘れてしまった
どんな手も
水を産むことはできない
湛えた夢が 溢れながら
事象を繋いでいく それが
現実でないことに
どれほどの意味があるだろう
裏返り 反転 ...
光と影の色で編んだ
窓際のブランコに乗って
強くも弱くもない体を
運んでいくまで空は続いた
通り過ぎるたびに何かを捨てて
寄り掛かるたびに背中を見せた
ミントの風に吹かれて白くなる
頭の ...
新型
新型
新型
新型
感染
感染
感染
感染
ウイルス感染
ウイルス感染
ウイルス感染
ウイルス感染
不安
不安
不安
不安
自分が感染してないか
...
良い匂い仕事帰りはお腹空く真っ直ぐ家に帰ろうと思う
路線図の入り組んだ図に目が回る大都会には慣れない身体
簡単で美味しい料理今話題「料理は面倒」その言葉消す
海沿いを潮風浴びて散歩す ...
天体望遠鏡で垣間見る宇宙は逆さまで
ときどきのぞくだれかの素顔に似ている
必要のない事と
必要があってもままならない逆さまが
混在している毎日が好きです
僕たちの情報はトイレ ...
バドワイザーを飲みながら
後ろから聞こえる無音を流して
ネコを愛でる
彼らは無邪気で無垢で邪念がない
バドワイザーが無くなって
聞こえていたテレビの音も無くなり
ネコは寝た
...
空虚な空気
肺に吸い込む
咽はしない
ただ冷たくて
ラークマイルド
一本に火を付ける
精神が気化して
登ってゆく
不思議な感覚
煙は換気扇に
...
あなたに言うのを忘れてた
ありがとうと愛してる
(むかしかいたきもするんですが感傷的な気分なので)
悪疫の時にあって
世知辛いご時世 ...
さいきん気づいたことに、
この部屋のちっちゃな冷蔵庫は、
ぼくのビールよりも君の野菜ジュースで
埋め尽くされている。
バルコニーのおっきな金魚の風船も、
ゆらゆら揺れているけ ...
揺らぐ感情も理性も
鼻歌でかき消された夜
音量を絞るほどに
主張は心に傷をつける
カーテンを閉めても
光は朝は告げるから
今夜は白湯で乾杯しよう
酔いが回れば
世界も私もど ...
田舎道でつまずく
膝をなでながら
石を睨む
あれ?
前にはなかった
土が持ち上げたのか
掘ってみると
尖って掌にのる
じっと待って
狙っていたのか
こんな小石に
負けるとは
...
ここに来て
自称詩人に対する憎悪が
今までの五億倍以上になっている
自称詩人がクソみたいな
自称詩を垂れ流しているその時
一般の人達は
雨が降ろうが槍が降ろうが
ウイルスが降ろうが
必 ...
世界を旅している気分だった
しかし、いつの間にか
誰かの{ルビ冥=くら}いこころと つながっていた
そういえば
この土地に海はないのですね
水平線に沈む夕陽は遠い記憶のかなた
フリージアの花もストレチアの花も咲いていないのですね
トコブシは今でも獲れるのでしょうか
塩焼き、味噌漬け、煮付け ...
仕事で疲れ果てて休みを取った日、君は仕事に出かけ、そのまま遠くの病院に行き実家に泊まってくる予定だ。僕は仕事からも君からも離れて、独身の頃のようにワープロソフトを開いている。人生は端的に切ない。そこに ...
雲が解けたら雨が降り
水溜りに映る逆さまの街は
さよならを出会いに変えて染まり
追い駆けても追い駆けても
きっと太陽は沈まないだろう
秒針が動く隙間を狙って
私の心はあなたを想い
夕立が ...
初めて履いた運動靴で
私たちはどこへでも行けた
リュックサックを背負い水筒を持ち
少しのお金と自転車のペダルに乗せたその足で
行きたい所へとハンドルを切れた
時間は私たちの足の後から付 ...
神様。あんまりですね。
叶わない恋にせめてものお慈悲を与えてくれたのですね。
同じ時を共有できても、それはチャンスではなく諦めをもたらすための瞬間瞬間を
痛いほど浴びて
心に穴が開きそう。
...
あなたは世界をかくすほどの傘をさして
しのび足のような雨のなかを歩いている
ひらひらするくるぶしまでのスカートはすこしだけ濡れて
きれいにふちどられたショートケーキのようだ
つばめは果 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
君への肯定感
卯月とわ子
自由詩
1
20/3/4 7:50
恋情
立見春香
自由詩
8
20/3/4 5:31
私は何者此処は何処
こたきひろし
自由詩
2
20/3/4 0:35
レモンサワー
石村
自由詩
16*
20/3/3 22:32
えむ
草野大悟2
自由詩
1
20/3/3 21:01
駅に落ちていく
たもつ
自由詩
4
20/3/3 19:27
センザンコウモリ
AB(なかほ...
自由詩
3*
20/3/3 18:38
青山
シホ.N
自由詩
3*
20/3/3 17:48
アスクレピアスの妖精
丘白月
自由詩
1
20/3/3 17:31
ラナンキュラスの妖精
〃
自由詩
2
20/3/3 17:30
スパラキシスの妖精
〃
自由詩
1
20/3/3 17:30
水を産む
はるな
自由詩
8
20/3/3 16:46
there
ミナト 螢
自由詩
3*
20/3/3 7:43
自分は感染しない自信
こたきひろし
自由詩
2
20/3/3 7:23
潮風浴びて
夏川ゆう
短歌
2
20/3/3 5:17
時間と夢
梅昆布茶
自由詩
6
20/3/3 2:51
三月のネコ。
うめぼし
自由詩
1
20/3/3 1:10
煙草
たかよし04
自由詩
1
20/3/3 0:34
酔った勢いで書いてみる空への手紙
かば
自由詩
0
20/3/2 22:12
うつらうつら
秋葉竹
自由詩
7
20/3/2 21:23
春眠を覚えず
TwoRiv...
自由詩
5*
20/3/2 21:07
小石
もちはる
自由詩
2*
20/3/2 20:28
クソ自称詩人への怒り
花形新次
自由詩
4*
20/3/2 19:26
Cave
墨晶
自由詩
2*
20/3/2 19:10
それが悲しい
あおいみつる
自由詩
3*
20/3/2 16:51
小休止
葉leaf
自由詩
2
20/3/2 9:56
難破船
ミナト 螢
自由詩
3*
20/3/2 7:37
考えない足
為平 澪
自由詩
7
20/3/2 0:37
神様。
杏っ子
自由詩
1*
20/3/1 22:42
雨の日、うつくしい使者と
ホロウ・シカ...
自由詩
8*
20/3/1 22:27
766
767
768
769
770
771
772
773
774
775
776
777
778
779
780
781
782
783
784
785
786
787
788
789
790
791
792
793
794
795
796
797
798
799
800
801
802
803
804
805
806
3.6sec.