初めてのキスはコンクリートのようだった。
鉄のように冷たくなった手で
そっとあの人の頬に触れる。

身を委ねたその顔は
美しい写真のように切り取られ
魅了されてしまったのだ。

その写 ...
知っている
アンバランスな風の生き様が
わたしの場合、震えを呼ぶ
ナイトメアみたいに

寝息の可愛い君の
強い正義を守る目が好き

ウソみたい
古い港町の風の歌声が
わたしの場 ...
うさぎが会いたくて
白い 白い
自分とおなじような
白い雪を降らせました
馬鹿なこどもは
白いうさぎに合うことが
できず泣きました
うさぎも泣きました
白い白い 雪と
赤い  ...
白雲の流れ
蒼穹の遥か
気圏を抜けて
光の銀河が渦巻くところ、
君の在り処がきっとある
僕の在り処がきっとある

今宵、河童や亡霊が
西の川から遊びに来る
水滴らせ遊びに来る
それ ...
石と薔薇、石と薔薇

逃れ去る永遠は
石に薔薇を刻み込み
無数の棘で肉を打つ

失われた日々よ、〃無限の〃想い出よ
過去さえ突き抜けて行く痕跡よ

)異国の人が通り過ぎ
)記憶が一 ...
青空のリトマス紙は今日も赤く夕焼けてゆく。
実験結果をノートに記し、少年たちは帰路につく。
{引用=
Das macht,es hat die Nachtigall
Die ganze Nacht gesungen;

Theodor Storm}


Heard the we ...
物理的な
遠距離恋愛
遠くで思う愛おしさ
離れているから
自由きまま
かと言って
縁切れん愛


精神的な
遠距離恋愛
近くで思う厭らしさ
側にいるから
邪魔くさい
かと言 ...
セロハンテープの一輪車
思い出を乗せて回り続けて
タイヤが擦り切れたら捨てる
それでもここまで進んだ胸に
小さく丸めて勲章のつもり
ざらざらとした埃の中には
苦い恋だとか淡い夢だとか 
...
時間は送料無料でやって来ると思っていたが
莫大な着払いで去っていく
絵に才能も興味もなくて
だから日曜画家にはなれない

なので日曜は詩人になる
他に自分を表現する方法を持ってないので
休日は詩人になる

手先が不器用で
もの作りの才能も興味もないから ...
ツイッターが落ちた。ツイッターはものではないので、手を離しても重力によって落ちることができない。それなのに、それでも、ツイッターは落ちた。落ちて、音もなく地表にぶつかり、跳ね返って、キラキラピンクのゴ ... 包帯の下
君の瞳は何色なのだろう?

君が映していた世界と
僕が映している世界は
同じじゃないって
いつから気付いていたんだろう
どうして気付いてしまったんだろう

包帯の下
僕の ...
ありきたりだけど
俳句は松尾芭蕉がいい

ありきたりじゃないかもしれないけれど
歌人は山崎方代が好きかな

詩人は誰も思いあたらない

小説は太宰治なんて言わない
芥川龍之介が好き
...
特に予定はない
見たいテレビ番組もない
遣り残した仕事もない

ぼんやり過ごす
目の前にある日曜日の憂鬱

私以外の家族は
今日は仕事があるらしい
忙しそうに家を出た

何をしよ ...
その昔夏の国からおちのびてきた春秋という餓鬼がいて
たちの悪いことにこの春秋という餓鬼は年老いても一向に死ぬ気配もない
今日も村人が集まる座敷に派手な女人を幾人も侍らせては酔い酒に戯れている
...
 
 
壊れて動かない入道雲の下
燃えつきた花火のために
僕らはお墓をつくる
昨夜なぞったでたらめな星座の名は
天文書に記されることもなく
忘れられていく
つぎはぎだらけの不細工な幸せ ...
豪華客船の船首に
じじいとばばあが
咳き込みながら
立っているのを見た

横浜、たそがれ

これが中国なら
きっと沈められちゃう
氷山が無くたってね
i わ
たし は 書かなくてはならない
     と
i わ たし は
b le ee di ngggg
机に滲みていきました

ある 日 わたしは 
あたま に ラジオ  ...
悠々と 悠々と
川面に浮かぶ
ひとつのボールが流れてくる

何も惑わず {ルビ煩=わずら}わず
橋を潜り 
今日から明日の方角へ流れゆく

あのように
川の流れのなかを
ゆきたいな ...
バックドロップや
ドロップキックや
ウェスタンラリアットを
次々と繰り出し 
舞台という名のリングを
縦横無尽に駆けめぐる
詩人のあなた

その心根は繊細で
どこまでも熱い導火線で  ...
{引用=
どうすればいいのか
わからない

貝の中で
泣いていた


それから

いちど海がかれて
空がおちて
ながくもないとしつきを
二億年と少しへだてて
...
ゆきの降らない冬の日々
吊られたあらいざらしの
Tシャツはふるえていた

それはゆきを待つわたしのように
次第に乾いていく暖かい日差しのなか
磔刑にされしろくしろく待ちわびている

誰 ...
あー君を布団叩きで叩きたい
痛いからやめてよ!いたいいたいいたあーい!
ひゃひゃひゃひゃせん!

その狭間でちょっとあんとか言ってやんの

君の鼻にくつわむし乗せたい

あしゃれすせす ...
はー 蟹光線を浴びてしまったせいで、僕は蟹アレルギーです。
ちなみに海老もダメなので、海老光線も浴びたみたいです。
 ここにくるようになって、もう何年がすぎただろう。何年? いいや、何万年、何億年という時がたっているのかもしれない。ふかい眠りからさめたときには、すでにここにいた。それはたしかだ、とおもうし、だれもが ... あふれる涙は目薬のように
記憶を鮮明にする

数えきれぬほど逆さにして
割れた砂時計の記憶

泡のように雪のように
ハマヒサカキが砂浜に咲く

去りゆく季節の鳴き声
カモメの足 ...
雪を薄く剥いで
夜光虫にして飛ばす
私の子供たち
雪の森は水族館
桜の花びらが二枚で羽根に見えた
歓びや哀しみを抱き寄せるまでは
淡くて滲みようが無くても
いつかは誰かに触れて変わりたい
空が広いほど遠くなる未来
そんなの本当は嘘でしょう
心に街を創れば ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
キスの詩1月の睦月自由詩320/2/8 21:51
生きてるだけでいいのです立見春香自由詩520/2/8 21:38
うさぎとこどもナンモナイデ...自由詩5*20/2/8 21:02
在り処ひだかたけし自由詩420/2/8 19:47
想い出自由詩320/2/8 17:30
リトマス紙クーヘン自由詩3*20/2/8 12:54
Nightingale墨晶自由詩020/2/8 10:44
遠距離恋愛、縁切れん愛イオン自由詩020/2/8 9:49
美しい距離ミナト 螢自由詩020/2/8 9:28
未来丘白月自由詩020/2/8 8:09
絵の才能はなくてこたきひろし自由詩120/2/8 7:17
願いそうで願わなかったあの事万願寺自由詩2*20/2/8 7:13
本物を知る卯月とわ子自由詩120/2/8 6:48
正と負の重さと軽さこたきひろし自由詩120/2/8 6:30
日曜日の憂鬱夏川ゆう自由詩220/2/8 5:12
夏の国アラガイs自由詩3*20/2/8 1:26
夏のコラージュ3たもつ自由詩120/2/7 22:46
タイタニック花形新次自由詩020/2/7 22:23
inst由比良 倖自由詩120/2/7 18:19
ボールの心服部 剛自由詩120/2/7 17:35
真冬の花火自由詩020/2/7 17:12
てのひら羽衣なつの自由詩720/2/7 16:14
暖冬のしたで帆場蔵人自由詩4*20/2/7 16:09
なまぐそしょうたmoote自由詩020/2/7 13:50
室町時代自由詩020/2/7 13:35
蟹光線クーヘン自由詩2*20/2/7 13:09
とおい記憶草野大悟2自由詩320/2/7 9:42
砂時計をもう一度丘白月自由詩120/2/7 8:10
クラゲの妖精自由詩120/2/7 8:09
butterflyミナト 螢自由詩120/2/7 7:57

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