注がれる
新しい時も
自然は無口
鏡の前にたった
自分のよう
あかぎれで痛む指
指板は
切れ切れ
この薄い感覚を泳いでいくのには
もう飽きた。
条件反射的に僕を、
ありきたりな人間にあてはめていく虚しさ。
未来が見えちゃうって悲しい。
劇的な変化なんて計算に入れずに
ずっともやもやして ...
眠る歪み眞珠たちの睦言譫言のように
黑松露の{ルビ内部=奧}
光と闇のキメラ
時閒は蜜蠟の滴
往け
デンドライトの風景を驅け拔け
黑いモスク ...
黄色い昏冥の家路
その途上 突如
視界に広がる路地裏は
「こんな場所に」
学習塾兼文房具屋が
塗装が剥がれた看板のパン屋が
足踏みオルガンの音
...
コロナ感染者が団結して
我々の要求に従わないと
集団で老人施設や病院に
マスクなしに雪崩れ込むぞ
と表明すれば
かん?すが?政権なんか
自由自在に扱えるのではないかと思う
機動隊動員して ...
かんぜんに
腐った土くれから
一本の
新しい草が
天に向かいのびる
天のなにかを
知らず
また
土くれの何かを
知らず
のびること
それを
ただ一つ
羅針盤 ...
ここにひつようなのは
あかるい島
カラコルム山脈という語感
しわくちゃな赤色の千代紙
麒麟の模型
プラスチック造成機
アラビカコーヒー
周期表
水素をかぞえながら
酸素を引い ...
だらだら続くながいくそ
腹痛で2021は始まった
東京では感染爆発で
オリンピックどころじゃない
はずだろうけれども
だらだらニカイやスガは
よだれたらして開催をのぞんでいる
...
ひんやりと
聴診器があたる
「生きています。
だいじょうぶ、あなたは生きています」
そう言って
次の患者をまねき入れる
「そうか、生きてるか・・・」
受付で千五百円をはら ...
梅雨明けの夜明けを歩くキリンさん
夕焼けい という 夕方の夜景
冬 古い物語風に風がふく
秋の果て 落ち葉のように優しい顔
深海のような深夜に探しもの
ツリー
クラッカー
紙鎖
ターキー
ケーキ
ワイン
物悲しさ
別の星には
別の花が咲く
そこには別のじょうろがあって
何色の水をやるか
異なっている
だから
どんなふうに話し
どんなふうに笑い
どんなものを食べ
どんな寝相で寝ているか
知るよ ...
今からコンビニ行くけど何欲しい
アイスそれから
それから何欲しい
気を付けてね
帰ってきてね
梅のお菓子
性急で乱雑な、まるで最期の煌めきのようなビートに群がる羽虫のような俺の心音、歯をカチカチ鳴らして、食らいつく場所を探している、硬すぎるか、速すぎるか、それとも不味すぎるかーおや、顎が疲れてきたみたいだ ...
我すきの古俳あつめて冬ごもり
野分去て猫佇むや破れ堂
太平をねがひて詠へ去年今年
此宵の月を肴に酒の酔
上れ〳〵坊ンより伸るいかのぼり
相合の肩寄合ふて雪見傘
秋晴 ...
ぼくのおじいさん
座ったままで移動するぼくのおじいさん
落ち葉の中に 腹這って
なかなか伸びないキャベツの長さを
指で計って書き付ける
ぼくのおじいさん
秋の散歩道を彩るぼくのおじいさ ...
其一
千歳自娯風雅連、佳詩皆是眼前鮮、春秋天地皆為句、相与良人年月移
其二
酔裏詩成誰不娯、偶存少過勿為愚、朦朧自忘好風句、望是君持筆墨愉
其三
山水相娯君不疑、朦朧我愛 ...
コロナについて
一番腹立たしいのは
中途半端なところだ
全盛期のエボラ出血熱ばりの
死亡率100%ぐらいの威力があれば
マスコミの奴らが
今日の感染者数を毎日半笑いで
報道することもない ...
{引用=「はじまりの小詩」
洗面所の
鏡の前に立って
歯みがきをしていると
朝の光が
横顔を洗った
ふり向くと
トイレのドアが笑った
このとき
ぼくの何かは
まだ眠っ ...
此処は静かだ
これまでに感じた静けさを
寄せ集めたような静けさだ
此処には
君とだから来られた
そして他には誰も居ない
さえざえと澄みわたる処
静かな処
けれど知っている
こ ...
つまりは嘘になるから
すべてをさらしてみたいとは思わない。
書いていると気は楽になるけど、
、友や家族を前にして言葉を発したことがないのよ
なんで照れちゃうるのかな。
それ ...
その格子をみたことのある人は少ない。それは大気圏の上層にあることになっている。くぐもった神様の声が聞こてきて、天使たちはいそいそと持ち場を離れ始めた。どうやら格子のどこかが壊れていたらしい。大天使は ...
曇り曇りでときどき晴れるブラシで触る表面(おもてづら)
おしゃべりな猫と
沢山の言葉を持っている猫は違うみたいだ
沢山の言葉を持っている猫のなかには
的確なことばを伝え得る猫もいるとおもう
時宜にそって言葉をつかいこなせる
たぶん詩猫って ...
雨が降り風も強くて肌寒い秋のトンネル意外と短い
あの海に行った記憶は鮮明で君と初めてドライブした日
街を越え田舎を越えてまた街へ国道の果て目的の場所
梨が好き林檎も好きと彼は言う実家 ...
水は色がないのにキレイで
全ての色に染まり
全ての色を流す優しい色
水は人間や動物そして草木
全ての命を生かしてくれる
おいしい命の味
いまどき
おっぽろった釣り銭のために
自販機へ土下座しなきゃならないなんて
陰に指を差し込めば
なんだか懐かしい冷たさと砂の手触り
いつからいたのか
猫が
目礼をかわして飴色に消えていく ...
ぼーっとしてると言われても
表情が動かなくて
ただ何も持たずに忙しい
頭の中は嵐のように
考え事が吹き巻いて
不安に追いかけられながら
「暇なの?」と聞かれる
何もなくても焦って ...
らいたーってしってるかい
かちっとおしたら
ひがつくやつさ
いうなれば
こうきゅうな
まっちさ
さくぶんとか
ごーすとのほうの
らいたーだとおもったかい
じつは
そっちのはなしでさ ...
ジャガイモの転がる農作業小屋にて
ハクビシンが
冷たく首を伸ばす
おのれの糞尿を
嗅ぎ直す
ハクビシン
ハクビシン一匹
板目に鼻を押し付けて
水をかぶるような恐怖であるか
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
黒いギター
ナンモナイデ...
自由詩
2*
21/1/6 21:12
これから
由比良 倖
自由詩
2
21/1/6 21:11
Gemini
墨晶
自由詩
0
21/1/6 20:59
窓がある
〃
自由詩
1*
21/1/6 20:09
革命
花形新次
自由詩
0
21/1/6 20:01
草
道草次郎
自由詩
2
21/1/6 18:15
ひつようなのは
〃
自由詩
0
21/1/6 13:44
2021みなさんお元気?
ナンモナイデ...
自由詩
2*
21/1/6 13:21
診察
道草次郎
自由詩
1
21/1/6 10:20
一粒のひと
水宮うみ
川柳
3*
21/1/6 9:09
聖夜
ヨロシク
自由詩
1
21/1/6 7:57
別の星
やまうちあつ...
自由詩
2
21/1/6 7:46
今からコンビニ行くけど
青井とり
自由詩
0
21/1/6 0:29
気まぐれな時計のリズムはメトロノームでとらえられるのか?
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
21/1/5 23:36
去歳俳諧十句
酔横
俳句
3
21/1/5 23:28
おじいさん
オイタル
自由詩
2
21/1/5 23:19
酔中口占
酔横
伝統定型各...
1
21/1/5 22:00
中途半端
花形新次
自由詩
0
21/1/5 17:47
音楽へのオマージュ(補遺)
道草次郎
自由詩
2*
21/1/5 14:19
静かな処
塔野夏子
自由詩
3*
21/1/5 11:40
Risei
アラガイs
自由詩
6*
21/1/5 11:39
檻(掌編)
道草次郎
散文(批評...
0
21/1/5 9:47
水垢落として(都々逸)
足立らどみ
伝統定型各...
2
21/1/5 8:17
詩猫
梅昆布茶
自由詩
9*
21/1/5 7:26
国道
夏川ゆう
短歌
4
21/1/5 5:27
命の水
リィ
自由詩
2*
21/1/5 2:08
遺失物
飯沼ふるい
自由詩
3*
21/1/5 0:57
あの人は焦っている
木葉 揺
自由詩
0
21/1/4 23:20
ふたごらいたー(ゴル投稿)
高橋良幸
自由詩
1*
21/1/4 21:55
ハクビシン
オイタル
自由詩
4
21/1/4 18:23
776
777
778
779
780
781
782
783
784
785
786
787
788
789
790
791
792
793
794
795
796
797
798
799
800
801
802
803
804
805
806
807
808
809
810
811
812
813
814
815
816
加筆訂正:
ひとはみんな少しずつ狂っている
/
藤原 実
[21/1/6 0:29]
誤字訂正
3.66sec.