私はカフカの変身を読んだ記憶はありません
小林多喜二の蟹工船も倉橋由美子のパルタイも読んでません
ただ書店で何度か本を手に取った記憶はあります

私は芥川龍之介の芋粥は完読しています
太宰治 ...
{引用=ふしあわせという名の猫がいる  寺山修司}


印象という名の椅子


音楽という名のハンモック


概念という名の少年


恐怖という名のカクテル


経済学と ...
たくさんの記憶がある

嫌な記憶が邪魔して
前に進めないこともある

気持ちは前を向いていても
何故か途中で進めなくなる

嫌な記憶が
徐々に薄まっていく
夢を観ていた

良い ...
プールの底からみえる
陽にゆれる水面
一篇の詩さえ
書けないってどういう事だろう
浮上とは何です、この場合
ミューズよ
捨てられないもの増え過ぎて
ひっくり返したバックギャモン
雨降って固まった理想
もう崩せない砂の城
鼾五月蝿いの何とかしてよ
部屋着代わりのジャージのラインと
並べて焼いた目玉焼き
ハン ...
荒野に一つ
かがやくそれは
ぼくの悩み事をぶちやぶって
窓に張り付く次の夜から
マカロニはしるしになる

やってきては不幸をなげき
とばりの隅に隠れている

宇宙にひとつ
かがやく ...
けだるい夏のサンセット
若いヘルパーがカミングホーム
お前のママの素敵なディナーを
作ってくれるぜナウイッツタイム
その時を狙ってさらいに行くぜ
その時ママが元気だといいな
それならお前も ...
段ボール、衣類、びん、缶、ペットボトル
段ボール、衣類、びん、缶、ペットボトル
月曜の夜に呪文のように唱える
明日は段ボールの日だから
古新聞と雑誌とチラシは来週ね
そう決まってるの残念なが ...
冬の道に蛾が落ちてきた
大きな桑子だ
冬をやり過ごし
羽を朽ちさせた太い蛾は
冷たいアスファルトに震えていた
二月
妙に暖かい日に
それでも凍てた道路に腹と羽を震わせた蛾の
末路は知ら ...
正十二面体たちの綺麗な街

水星に彗星おちる 修正を




物語の上を流れていった紙




作品のように夕陽は固まった


空が茜に染まってる方が西
今ってところで宇宙のどの{ルビ辺=あたり}
ハシバミ弾けて心臓が痛い

いみなく死んでうまれて散って
いつとはなしに猫ばかし

時それは非生物だ
ああ
深海魚コーナーになりたい
さて前回予告したとおり「俺、モザイクキラーを手に入れるの巻」である。あれは二十三の頃だ。しがない日払いの派遣バイトで食いつなぎながらプアーな一人暮らしをエンジョイしていたロスジェネ丸出しの俺はある日、 ... ねぇ、帰らないでよ
君の自転車の反射板の光、
今すごく良い感じなんだよ
青と黄色が溶け合ってて美しいんだよ
だから帰らないでよ
僕とここにいてよ
こんな、しがない夕方だけれども、
コ ...







血痕

夜に沈みながら
踏みっぱなしのアクセルに
ここはどこなのか
問う術もなく目を見開く

絶望という文字が
幾度も浮かんでは消え
(急カーブに
 飛び込む
 夢を
 見る)
真っ暗闇 ...
街はいま
傾いて
春を呼ぼうとしている

四角いからだを
丸く嵌めようとした
壊しながら
(しかもそれを
愛と
呼んだりも
した)

うずうずと
傷む
気持をして
...

中学の教室では前席のおんなのこのブラウスは下着が透けて
授業か終わり起立礼の時に前がふくらんだスボンを
クラスメートに気づかれないかと
ヒヤヒヤした事度々あったよ

俺は
尖ったコン ...
綿の毛が風に飛ばされ
            小麦の穂は枯れていく

見よ、紙幣と言われた紙屑が宙を舞う つまり

誰かがシュレッダーにかけてビルの屋上から撒いたのだ

これは、ま ...
ひさしぶりに古本屋にいき
古本をみてまわった
買う金がないのでおやじと話をした
ひさしぶりに人と話す
しかも本のことがわかる人と話すのは
何年ぶりだろう
数年前の岩波文庫の充実ぶりを褒め
...
土を飼っている
従順で賢く我が強い
麦を好みパンも嗜む
時節をよく見極め常に冷静
時に激しく自己否定する場面も見受けられる
芸術に造詣が深く音楽や絵画はよく語るが
文芸は理解するに及ばず
...
ラブソングという名前の正方形



いつもの日 いくつもの日々 積もる日々



どことなく小説みたいな口説き方



とどかないこと どこまでもとおい午後
死の前日の君へ、死の翌朝の僕から

忘れ物を届けたい。このささやかな詩手紙で。

どこかへしまい込んだまま
すっかり埃まみれなまま もはや記憶だけのままの
使う事もなかったアレは、かなり貴 ...
広瀬すずなら
コロナだろうが
飛沫を浴びたいと考える私は
広瀬すずにとって
一体どのような存在なのだろうか?
もし、新垣結衣似の女の子が
私の飛沫を浴びても構わないと
告白してきたら
...
金に困ったら
金に困ったら
金に困ったら
体を売ればいいじゃん!

海外セレブの皆さん
ようこそ日本ツアーへ
老人を山ほど支え続けた
優れた医療がお待ちしてます
もう安心ですあなたの ...
永遠からすれば
一瞬に過ぎない
この今を
落ち続けている
この俺は
奈落の底まで
落ちて行く
後少しで
叩き付けられる
俺の体が
叩き付けられる

時間は普通に流れている
空 ...
寒いのに
洋服を脱ぐように
空は雪を降らせた

孤独が燃え続けて
怒りに変わるから
心を冷やした
白い世界を
優しさへと近付けたい

歩く道が
作られても
壊れそうなものほど
...
{引用=あるものがそのものの底をいっかい弾き、とびあがりじぶんや何者かのもとへ訪ねてくることをかんがえていましたが、それはちがったかんがえでした。だってあらゆるのものが、いったんそのものの底を弾いた歌 ... いい年して口喧嘩
ああ
馬鹿馬鹿しい、朝…

昼、青空なのに
ああ
寒々しい…


もういい加減にせえや
ああ
三日目カレー…
{引用=失語です
たんぽぽ珈琲みたいな時間です
シロツメクサと{ルビ勾玉=まがたま}です

万雷の拍手とおく
幕開けしないオペラのひとくさりなのですから
枝振りのかたい{ルビ椚=くぬぎ}は ...
濁酒のこびりついた盃を洗うと
米粒が
棘のようで
痛い
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
私は私以外の何者にもなれませんこたきひろし自由詩321/2/6 6:51
Die Alone墨晶自由詩6*21/2/6 6:06
記憶夏川ゆう自由詩421/2/6 6:01
問い道草次郎自由詩6*21/2/6 1:27
ブラックジョーク妻咲邦香自由詩021/2/5 23:17
まかろにカマキリ自由詩321/2/5 22:40
One Hour Dream紀ノ川つかさ自由詩1*21/2/5 21:22
火曜日ひかわゆきお自由詩1*21/2/5 21:09
黒田康之自由詩321/2/5 20:57
かたい水宮うみ川柳2*21/2/5 20:19
水族たちに囲まれて道草次郎自由詩1*21/2/5 20:09
喜多川歌麿 肉筆画 「女達磨図」TAT散文(批評...3*21/2/5 18:56
帰らないでよクーヘン自由詩2*21/2/5 16:05
ヨロシク自由詩021/2/5 8:12
ナイトドライブひかわゆきお自由詩121/2/5 7:06
ものごとはるな自由詩521/2/5 6:56
文房具ではコンパスが好きこたきひろし自由詩721/2/5 6:51
シリーズ「詩人たちの末裔」アラガイs自由詩12+*21/2/5 3:21
古本屋来訪道草次郎自由詩7*21/2/5 0:21
土竜妻咲邦香自由詩4*21/2/4 23:22
正方形水宮うみ川柳5*21/2/4 21:12
底を浚ってハァモニィベ...自由詩221/2/4 20:25
True love花形新次自由詩021/2/4 19:56
人身ByeBye紀ノ川つかさ自由詩1*21/2/4 19:24
人生と信ひだかたけし自由詩421/2/4 18:53
それでも空はミナト 螢自由詩121/2/4 17:14
風の歌を耳に道草次郎自由詩2*21/2/4 15:34
ああ…ナンモナイデ...自由詩3*21/2/4 13:23
よみがえり来たるもの道草次郎自由詩3*21/2/4 11:33
濁酒黒田康之自由詩121/2/4 10:58

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