改札口から人が出てくる
そんなこと言って
出てくるのが人である
時々そんなことがる
自分の部屋が改札口に直結している人は便利な反面
人の出入が多くて大変だし、退屈もするし
僕はそんな時
...
とてもちっちゃなテーブル
だけどぼくのテーブル
幼い日は僕のテーブルなんてなかったんだ
いまは大切なものをそのテーブルに展げたりして
東京下町大衆酒場ノ味
と銘打ったトーキョーハイボ ...
坂の下は霊魂の溜まり場だった
降りて行ってはいけない と彼女に言われた
彼女は二十四の歳に逝ったままの若さだった
その代わりにある家を見て欲しいと言う
二階に八畳間が二つ在るのだけれど何か変な ...
さみしい夜にはいつも君がいてくれた。
寒い冬でも君がいっしょなら大丈夫だった。
さして面白くもないことにも君は笑って、
さもありなんと僕はおもったりした。
さあ何をしようかと、いっしょ ...
きみとひらがなでかいたとき
ぼくのてのひらによべるきがした
やわらかいからだをしているから
どこへでもおよいでいけるきみに
おもたいよろいをきせてあるかせて
ぼくのまわりをまわるすーぱーすた ...
取り終えたニットの毛玉を纏めて一つの玉にした。
ふわふわな冬のたましい、手玉に取ってやったった。
人は変わります
見えるものも
見えないものも変わってしまいます
時間の経過に
歳月に
貴方のお気持ちは嬉しいです
貴方の言葉は心地よくあたしの胸に響きました
貴方が一途にあた ...
止まれ
止まれ
僕の心臓
止まれ 止まれ
愛も 酷薄な告白も
僕の人生は凍結して
秘かに逆流するといい
冬の海に
どこまでも沈んで行く
ガラスの切符 ...
ことばがぜんぶ死んで
人類が残ってしまった
だからぼくはきみを
ただ見つめることにした
白目に走る すこしだけ赤い血管
その茶色いひとみのなかの虹
ぼくたちは退化して
足がなくなって ...
ずっとくらいところにいた
ねむるまぶたの裏がわ 宇宙がはじまるまえの日
永遠に戻り続けるカセットテープみたいに
どこへもゆけずに
夜の底でこなごなにくだけた
だれかの声
僕が指を伸ばし ...
オナモミのように世間にしがみつく奴
落花生のように自分の殻に閉じこもる奴
球根のように地に足つけて生きる奴
綿毛のようにふわふわと漂っている奴
その
遥か遥か上をトンビは飛んで
...
大きなシャボンに頭つっこんだら
足が浮きました
空をとべるかと思ったんだけど
中途半端な高さで止まり
おりてきます
勢いつけて別のシャボンに
頭つっこんでみました
少しだけのぼって
...
固まった雪の中の
アスファルトは、なぜか、あたたかくて
歩道に車を乗りあげ
樹氷を断ち割ったあとの、氷雪を、踏み固め
青空を信じて、いく
白雪を撫でて、いく
世界を変える青 ...
愚痴りたい
愚痴りたい
誰にも言えない独り言
端末の前でカタカタと電気信号に変換して
記号に変えて綴れば日本語という共通認識で分解される
おお
ハラカラよ
同 ...
光溢れる夏の午後
庭の梅の木が微かに揺れて
三才の僕はその瞬間、
〈じぶんは自分なのだ〉と不意に気付いた
なにものにも替えられ得ない〃この私という存在〃
その認識が僕を稲妻のように打ったのだ ...
今日の消印を貰ったら
明日には届くだろうか
この身体はまだ
誰にも運べない荷物のまま
木漏れ日の中でかくれんぼ
瞳がブランコで揺れる前は
寂しい夜だったのかな
どうすれば空の宅急便に
...
バファリンの半分は優しさで出来ている。
やさしさの4分の3はサ行で出来ている。
いつか
私が生命と呼ぶこの感覚は
私を離れてゆく
私の体は腐敗し
大事なものは消え去り
後に残るのは
生きていた時の思いだけだ
死は常に私の周りに潜伏しているが
毎日のリアリテ ...
わたしは
壁にかかる
白いデスマスク
しがらみをすて
見せたくない
600年前の顔を
さらけ出している
ただのオブジェ
けれど
閉じた目でも
辺りが見えます
息はなくても
ふか ...
グルグル僕の中
吐き気が回ってる
いつかこの口から
出て行ったなら
次は誰に寄生するのだろう、と
思わせる程の吐き気
今僕は辛いんだ
それが分かっていながら
まだ進まなければいけな ...
踵の電池が切れて
歩けなくなった
あの人にメールして
コンビニで買ってきてもらう
乾電池お願い!
でも君に会いたくないから
玄関に置いてって
数時間後
ドアにノックの音が ...
赤信号が
りんご飴に見えた
丸くて膨らんだ
頬のように
機嫌が悪いのは
雨のせいかな
青信号は
紫陽花の魂
生まれて死んでを
繰り返しながら
手を離れた
傘が転がる
紙に巻いた夜闇を吸い込むと
久々なので立ちくらみを起こす
街灯もない田舎
そこはもう「世界」ではない
こんな季節では虫も鳴かない
夏に気が滅入るあのざわめきも
今はない
じっとりとし ...
ギターに
弦を張る
鼻をかむ
窓を見る
爪を切りながら
テレビを見る
時々、手を止めて
部屋の中で僕は形
形は、喋らない
仕事は
消えてる
義務が
残った
l ...
ここから先に行ったらあちらで
後ろを振り返ればそちら
今ここに立って
空とあちらが赤く染まるのに気づいている
ただそれだけが嬉しくて寂しい
それだけはそれだけだから
いつもそちらが ...
凍り付いた村
壊された屋根
奪われた言語
文字を持たない人々は
言葉を歌として
空へ放つ
想いを声にして
鳥に預け
子に託す
どんなときも
旅人を暖かくもてなした
...
巨大なロボットの神経をつなぐように
眼下には電車がうごめいている
わたしは忘れてしまいたいことだらけだから
ここにひとりでいるのかもしれない
夕暮れが不平等に影 ...
あけがた
いろづいたそら
うららかなはるのにおい
えのぐをいってき
おとしたみたいな
からすがないている
きいろいこえで
くるまのおともする
けいたいでんわがなった
「これから ...
飛び込む奴だけが悪いわけじゃねえぞ、JR!
こんだけ頻繁に死んでんのに
何の対策もせずに
放置しているお前らも同罪だ!
しかもホームアナウンスの不細工な女が
「人身事故で大幅に遅れておりまー ...
常識という固形物を刷り込み過ぎて 生きて来たのかもしれない
時代が真っ二つに割れそうで 揺らいでリズムを刻んでいる
流れるものの不動さを額に握りしめて 呟きの馨りを出す
昆虫のように
私の ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
改札口
たもつ
自由詩
2*
20/2/6 21:54
テーブル
梅昆布茶
自由詩
12
20/2/6 20:51
境界
ひだかたけし
自由詩
7
20/2/6 19:10
無題
朧月夜
自由詩
3*
20/2/6 18:11
てのひらのうちゅう
ミナト 螢
自由詩
1
20/2/6 14:04
たましい
クーヘン
自由詩
2*
20/2/6 12:29
忘却
こたきひろし
自由詩
1
20/2/6 6:23
海へと
由比良 倖
自由詩
2
20/2/6 6:18
すべてのおわりに
うみ
自由詩
7*
20/2/6 1:59
青い星の日
〃
自由詩
0
20/2/6 1:26
種と空
Tsu-Yo
自由詩
2
20/2/6 0:02
要検証
木葉 揺
自由詩
2*
20/2/5 23:28
ただ風の、吹く
秋葉竹
自由詩
4
20/2/5 22:11
re
かば
自由詩
1
20/2/5 21:38
対峙
ひだかたけし
自由詩
4
20/2/5 17:31
浅い眠り
ミナト 螢
自由詩
1
20/2/5 13:47
サ行
クーヘン
自由詩
2*
20/2/5 12:46
嘘の世界
玉響
自由詩
1
20/2/5 12:12
デスマスク
もちはる
自由詩
2
20/2/5 10:01
晴れない
卯月とわ子
自由詩
1
20/2/5 10:01
Battery in Your Leg(勇気は踵に宿る)
やまうちあつ...
自由詩
0
20/2/5 9:53
横断歩行
ミナト 螢
自由詩
2*
20/2/5 9:43
夜のけむり
和田久也
自由詩
3
20/2/5 2:32
かたちと、しゃべらない
竜門勇気
自由詩
1*
20/2/5 0:00
個人的な時
秋也
自由詩
1*
20/2/4 21:36
寒い国のはなし
Lucy
自由詩
0*
20/2/4 21:24
STILL YAMABUKI
カマキリ
自由詩
3
20/2/4 20:49
ただのことばあそび
aria28...
自由詩
2
20/2/4 20:43
飛び込まれる側の責任
花形新次
自由詩
2
20/2/4 19:48
宇宙の斧
朝焼彩茜色
自由詩
3
20/2/4 13:12
778
779
780
781
782
783
784
785
786
787
788
789
790
791
792
793
794
795
796
797
798
799
800
801
802
803
804
805
806
807
808
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810
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813
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815
816
817
818
3.61sec.