ふと 命綱を切り離した
白く照らし出された地上に満ちる禍は
無関係のまま皮膚に調和した
昔は幸せでも不幸せでもなかった
路傍の刹那は
ありのままでいられると 凱歌を放った
ふと 命 ...
今日の灯を消してあしたの福寿草
塩辛い水を湛えた星の冬
ヒーリング音楽を聴いて去年今年
今日よりも明日はもっと福寿草
受けつけナイ
受けつけないんダ、もう
バラエティー番組
映画ですら
あんなに高額なギャラをもらっている勝ち気な人たちに
自分のこころを動かされたく ...
人ってことが僕というものの一要素に過ぎないように、
雨粒たちも、雨ってだけではないんだろうと思う。
木々を擬人化して考えるとき、
人も同時に木へ近づいて、人から少し離れていく。
人でい ...
気づ間についた親指に
小さくこんにちはと可愛らしくご挨拶
お前はいつ出来たんだと聞いても
知らんぷりで大きくなるばかりで
親指でえへんと喜ぶ瘡蓋に呆れるばかりで
笑って泣いて過ごしていつしか ...
からだのなかの一本の線が
二本になる
二つに別れたぼくは
一つの体
人と同じものが見えていると思うぼくは
人と同じものが見えていないと思うぼくは
二つが線の分だけずれて重なって
...
世迷言のたもうと言われても
心のまま、心のままよと
思うて来たのみにて
何か間違うたのか
そりゃ何かは間違うたろう
日ノ本の国の
日が昇ろうと沈もうと
何をも感じられぬま ...
人生の半分以上
自宅にいるじぶんにとって
2020年は世界中が
自分と同じ境遇に浸されたようで
人類の同胞として
そのご身分にかかわらず
悲哀を感じざるをえません
私事ではあ ...
おしまいだよ
ああ、おしまいだ
みなさん
お元気で
さいわいを
祈ります
三角の潔い生き様は
四角には真似出来ない
四角の大らかさは
三角の力の限りではない
円は
楕円に嫉妬し
楕円は
平行四辺形のことが嫌いだ
そんな平行四辺形は
じつは円 ...
自我を削る喜びに耽るよ
返済のあてなどなく未来を借り入れたら
今をしゃぶる甘露
なんだってこう美味しいんだろう
数年で賞味期限の切れる希望はさぁ
いいんだよいいんだよ
その先にのたうち回る ...
{ルビ三度=みたび}ばかり 夢魔泣きはらし 新雪の島
裏返る原っぱである {ルビ蝸牛=かぎゅう}も春めき
雪の丈 常夏の丈 冬 海の脊索
ひらがなも漢字も皆 一面銀世 ...
誕生日以前のわたし
誕生した瞬間のわたし
誕生した直後のわたし
それから先もわたし
それから先のわたし
死の直前のわたし
死の瞬間のわたし
死の直後のわたし
それから先のわたし ...
暮れる
時のなかで
凍土の冷たさの下に
埋められた思惟を思う
それらの骸の無念を
思わずして時は暮れることはなく
それらの物語の無惨を
録せずして時は回ることはなく
それでも日は沈み
...
本をひらいて
目を置いていく
本をとじ
目を釣っていく
なまなか
のまま
仰向けの童話となり
何年かしたら
猫の事務所で
逢瀬となる
そういう菌の夢のような
読書観である ...
この街には
音のない叫びが無数に隠れ
僕の頼りない手に、負えない
渋谷・道玄坂の夜
場末の路地に
家のない男がふらり…ふらり
独りの娼婦の足音が、通り過ぎ
酔いどれた僕の足音が、 ...
手袋の中のこぶしや聞き上手
{ルビ皹=あかぎれ}の手に触れる手もあかぎれて
{ルビ凍星=いてぼし}を枕に猫とともに眠る
いにしえの銅貨貫く{ルビ去年今年=こぞことし}
ヘ ...
今年の暦のつれなさよ、
冬休みもうまく取れず、でも今日は、
休みと言うと、大掃除にこき使われるから、
朝から遊びに惚けた。
今年はいい年だったのか、
いい年ではなかったのか、
コロ ...
僕の枕には
「ピエールカルダン」のサインの
入ったタオルがまかれています
未だ現存の
プラズマテレビには
「ピエールカルダンさん逝去」
と映っていました
死因はわすれまし ...
阪急の
赤紫の
電車には
赤塚不二夫のコンプレックスとか
高井研一郎の画風とか
ファルス
コント
喜劇
がきデカ
山上たつひこ
鴨川つばめ
マカロニほうれん荘
...
寒月や十二単衣のトロルたち
降るね
さみしさ、
むなしさ、
くるしみ、
ねたみ、
いかり、
さげすみ、
あきらめ、
絶望の七色
傘がいるね
濡れるね
濡れるほどに滲むね
そうか
ここが終極の今日
...
蕎麦は空を見上げています
蕎麦は一年を振り返ります
良かったこと悪かったこと
価値基準を揺るがしたこと
明日が昨日みたいに思えて
前歩きが後ろ歩きみたいで
立体を平面で解説しながら
...
海の見える窓辺に
ちいさな灯火で本を読む
誰もいない部屋は暖かくすこしだけ湿っている
昼間にはここから木枯らしを耐えるしなやかな小枝がみえて
優しくて透明なものだけを感じようとしてみる ...
安心して
砂糖は入っていないから、と鳩がささやく
なのに甘いのはどうしてなんだろう
さがしてみたって見つかりっこない
にごった沼
シュガーレス
脳内で変換された甘さ
日々何かに誰かに ...
遥か遥か
天の高みあたりには死者達の永眠る国があるらしい
子供の頃に大人達がよく言っていた
神だって
仏だって
本気で信じた事は一度もないけれど
代々大人達が伝えてきた言葉には真実 ...
書く為の、メソッドと云うか、ゲームを考案する(し続ける)。最終的に一つのテクストが導かれるゲームだ。「ゲームの結果=テクスト」よりも、その作戦に作品性がある、そんな試みを。
読む者は戸惑うかもし ...
宇宙が爆発し続け
概念が感覚を喰う
人は幻想に飽き足らず
自らの思考に住み
澄み渡る空を臨む
宇宙が爆発し続け
概念が感覚を喰い
やがて、
五感の縛りを解き
人は宇宙 ...
ポイントを
どこかで期待している
たくさんポイントが入ると
過信する
ポイントが入らないと
無視された気になり
時に落ち込む
ポイントを
期待していても
バカバカしい
そんなバカバ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
これっぽっちのさいわい
天寧
自由詩
4*
21/1/1 2:26
福寿草
もっぷ
俳句
3
21/1/1 0:24
TVアレルギー
佐和
自由詩
1*
20/12/31 23:07
擬雨擬木化
水宮うみ
自由詩
7*
20/12/31 22:55
瘡蓋
月夜乃海花
自由詩
1
20/12/31 21:54
この海の中で。
プル式
自由詩
2*
20/12/31 21:41
カムイペッ/ア・カムイチェㇷ゚
AB(なかほ...
自由詩
4
20/12/31 21:38
2020年終わりの詩
ナンモナイデ...
自由詩
3*
20/12/31 20:47
おしまい
道草次郎
自由詩
0
20/12/31 19:19
図形
〃
自由詩
1
20/12/31 14:46
甘露甘露
トビラ
自由詩
0
20/12/31 9:01
雪精魔(破調)
道草次郎
俳句
0*
20/12/31 7:07
ここから先は行き止まり
こたきひろし
自由詩
4
20/12/31 6:22
暮れる
岡部淳太郎
自由詩
3*
20/12/31 0:47
我が読書観
道草次郎
自由詩
0
20/12/31 0:02
Slow Boat
服部 剛
自由詩
2
20/12/30 23:19
冬の炉端
道草次郎
俳句
1*
20/12/30 22:59
年の瀬2020
はだいろ
自由詩
0
20/12/30 21:27
雑記
ナンモナイデ...
自由詩
3*
20/12/30 20:54
阪急
TAT
川柳
1
20/12/30 20:29
古谷実の命を祝おう
〃
自由詩
4*
20/12/30 20:15
狂舞のあと
足立らどみ
俳句
0
20/12/30 16:31
晦日
トビラ
自由詩
0
20/12/30 13:30
蕎麦ラプソディー
ブルース瀬戸...
自由詩
2*
20/12/30 13:27
窓辺
梅昆布茶
自由詩
10
20/12/30 12:53
シュガーレスの沼
そらの珊瑚
自由詩
4
20/12/30 11:51
何かを手に入れたくって
こたきひろし
自由詩
4
20/12/30 7:02
Memo. Dec. 29th. 2020
墨晶
散文(批評...
2*
20/12/29 23:19
シンカ
ひだかたけし
自由詩
4
20/12/29 22:28
感度へ
道草次郎
自由詩
2*
20/12/29 22:10
778
779
780
781
782
783
784
785
786
787
788
789
790
791
792
793
794
795
796
797
798
799
800
801
802
803
804
805
806
807
808
809
810
811
812
813
814
815
816
817
818
加筆訂正:
雪精魔(破調)
/
道草次郎
[20/12/31 19:04]
三度(みど)→三度(みたび)変更
シュガーレスの沼
/
そらの珊瑚
[20/12/30 16:47]
一部修正しました
冬の散歩道
/
そらの珊瑚
[20/12/30 14:01]
一部修正しました
冬の散歩道
/
そらの珊瑚
[20/12/30 14:01]
一部修正しました
Memo. Dec. 29th. 2020
/
墨晶
[20/12/30 7:03]
少し加筆。
3.3sec.