あと少しだけもう少しだけ
殻の中に隠れていたいんだ
誰かが靴を履かせようとしても
陽だまりのポケットが落ちるまで
私の顔に落書きをするから
光は夢をくじ引きで当てる
たゆたう胸を囲む柔らか ...
この冬に
するすると
ほどけてゆくことばを
つむぎ合わせることを
わたしが
わたしとして母に伝えるのは
愛が
愛のふりをして
また愛のようなかたちをして
そして
愛としてのことばを ...
信ちゃんはね。本当は信子と言ったんだ。
でもね、お世辞にも可愛くなかったし、美人でもなかったな。
ただ庶民的で気どらない親しみやすい女子だった。
信ちゃんはね、俺みたいな男にも気軽に話しかけてく ...
 
もしも魚だったら?
 
泣くさ、ぼろぼろ泣くさ
 
海の中なら、あいつに気づかれずにすむだろ


 
にんげん
ぎりぎりになったら
嘘と本当がわかんなくなるよね
あのウイルスが
どこまで恐ろしいのか
まだどこにも
本当はないんだよね
米国のメディアが
あの船の扱いを非難しているらしいけ ...
凍りながらかけてゆく
つま先の音が
まぶたの裏でひかっている
薄むらさきの血液が花を
さかせていた
降ってはかえる雪の
野は
斑にはるをくちずさみ
ついになった色から透けてゆく
した ...
瞬きのように
古い明かりが
点滅を始めて
一日のおわりの
非常信号みたいに

すべての支度は終わった
あとは眠るだけ
眠りなどしないだろう
往生際は悪いほうが潔い
ほんとうに美徳と ...
てっぺん取って(投票対象外)


まーまーまー
そんな怒らず
聞いてくれたまえって

またかまた

つかまった

ちゃんと
2日
待ったのに

勇気を持って英語で言って ...
僕だけが知ってる風景がある。
僕しか知らない美しさがある。

目だけで見ているわけでも、
耳だけで聴いてるわけでも、
声だけで話してるわけでもない。

僕の心が、好きになったものがある。
アタシは衰弱を否定する老人を哀れむ
アタシは革命を嘲笑する若者を哀れむ
アタシは現実を拒絶する大衆を哀れむ
アタシは服従を肯定する個人を哀れむ

今や傲慢さを隠そうともしない奴らに
踊らさ ...
  東京
  透けた卵管が
  標識のたかさに浮いて
  われらを 孕もうとする

  香港
  銃声のようにみじかく
  中毒のようにながい
  発狂が四角に建つ

   ...
  せまい
  ことばをつなげた
  愛らしきものの
  馬鹿らしきものの
  井の頭公園


  きみからの
  電話だけまっていた
  かなしさの
  退屈しのぎの
...
  恋人たちは
  ひと夜きりの雨だれ
  むなしいヘッド・ライト


  路上で きたない髭の男が
  犬のように愛をうたっている
  さわがしい言葉と いつか記憶に
  変 ...
波の下を
波の舟がゆく
荒れ地を
三つの影がすぎてゆく


灰の針で描かれた街
凍る窓に浮かぶ一房
蛾の葉 ひとつの枝
ふるえ ふるえる


窓を横切る歌の ...
在りし日の 
オスカー・ピーターソンの指は
鍵盤の上を無心に踊り
宙に奏でる音符の流れで、僕に云う 

(生きるって、悪くないよ
 時には素敵なこともある)

「この世に、虹はあるのか ...
私はまだ鬼なのか。
負いかければあなたは逃げるのか。
何をしても掴まらないから、
あなたが鬼となり私を追うこともなし。
そもそもゲームはまだ続いているのか。
広い広すぎる荒野で立ち尽くす。
...
日曜日の午後に雨に濡れていた
雨が滲み込んでいく土地は
いつしかインフラ工事も終わり
街が産み落とされようとしている

興奮と鎮静の狭間で理性を失うことは身体に良くない
すこし海の底まで堕 ...
{引用=暖冬}
緩んだ根雪から枯草が
冬の裳裾を刺し留める
立ち姿も変わらずに
乾いた虚ろが季節を計る

雪を被って種子は眠る
殻を破って溢れ出て
日差しに青く繁る頃
穿つような骸も ...
学校の教科書には書いてなかった事が
この社会にはふんだんに転がしてあって

それを意図的に転がしているのは
先に社会を歩いている大人たちでした

自分が足を躓かされたからという理由で
後 ...
足首に線を引いて帰る
波の重さは鎖だと思う
その音を繋いだままで歩く
大切な約束のような錆に
起こされてやっと体に染みた
波は目覚まし時計に似ている
少しずつ流れを止めてしまい
幸せな時 ...
性格の明るい人と
性格の暗い人が何で存在するのか理解出来ません

それがもし生まれつきの個性だったら
それを
不公平の極みとしか判断できない私は
もしかしたら心の浅い人間かもしれません
...
 私の心には鬼が住む

 気づいてしまったのは小学生の時

 手を繋いで通学していた彼女が

 担任の先生と楽しそうに話しているのを見た時

 この思いを消し去りたくて

 心 ...
窒息しそうなんだ

水に頭を押し付けられ

がぼがぼと喉が埋められる

外で烏が鳴く

きっと黒い
アルビノではない
とっくに殺されている
殺されている

真っ白な道着
居 ...
死ななくて済むんだろうと思ってるお酒が飲めるようになったら

何回もやり直して水に流す横顔にまた夢をみている

触れないとわからないようにしていたいきみに魔法がなくてよかった
すきとおってこころにふれる
すういきがころがってはくいき
あなたのこころにながれこむと
くうかんがはずむようにのび
ぐうんとまさつ感じ
こんにゃくゼリーのような愛の流れが
がわたしの胸にと ...
妻と息子はかわいい寝顔でねているが
男はつらいよ
って、
誰か晩酌の思いをわかってくれる
友はいるかね

はぁ・・
たゆたう面影の午後を錯覚として生きているのだとしても。
あなたは葉っぱだ。大きな蓮の葉の形した
あなたはラッパだ。
素敵なクリスタルの星星を宇宙に輝かせる

そうして私の信仰は止むのだろう
...
さん、らん、する、さん、さん、と降りそそぐ、ひかり
の卵、ひかりが、生み、落とす、きのうへの、あしたへ
の、記憶、あなたがいない、そのことのために、はつね
つする、記憶、、、さん、らん、する、さ ...
https://drive.google.com/open?id=1jffx7MTxwd3p2qyb0eptGdIlS7lQZpRR 緩やかに
空気が流れる
初春の宵、
懐かしい匂い
鼻腔を巡り
大気圏から降って来る
息吹く命の源を
ゆっくり静かに散種する

)ああ、魂はうっとりと
)息吹く命の香に包まれ
)何 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
春眠ミナト 螢自由詩120/2/17 8:08
ほどけないことばの結びの中でかんな自由詩420/2/17 0:49
信ちゃんこたきひろし自由詩220/2/17 0:40
泣くさ殿上 童自由詩1*20/2/16 23:48
さあ共犯者を探しにいこうかuminek...自由詩4*20/2/16 23:26
pinhole fishむぎのようこ自由詩9*20/2/16 23:21
アラウンドアバウトミッドナイトホロウ・シカ...自由詩4*20/2/16 22:38
てっぺん取って/即興ゴルコンダ2020年2月16日足立らどみ自由詩020/2/16 22:35
あるもの水宮うみ自由詩3*20/2/16 22:14
哀れむもとこ自由詩5+*20/2/16 21:52
都市について草野春心自由詩420/2/16 19:51
Blues自由詩120/2/16 19:50
恋人たち自由詩020/2/16 19:49
冬 真昼 器木立 悟自由詩020/2/16 19:23
ジャズマンとの対話服部 剛自由詩220/2/16 19:19
悩み。杏っ子自由詩120/2/16 18:07
なんて考えてるあおいみつる自由詩320/2/16 16:16
行方知れずの抒情 一ただのみきや自由詩2*20/2/16 13:14
学校の教科書にはこたきひろし自由詩120/2/16 9:19
ミナト 螢自由詩2*20/2/16 8:46
遥か遠くにこたきひろし自由詩220/2/16 8:11
鬼退治佐白光自由詩1*20/2/16 1:44
エア ドロップ秋也自由詩1*20/2/16 0:51
a星染短歌1*20/2/16 0:00
下書き中七尾きよし自由詩120/2/15 23:45
晩酌の愚痴服部 剛自由詩1*20/2/15 23:21
ラッパイナップルビー杏っ子自由詩4*20/2/15 22:07
さん、らん、、、岡部淳太郎自由詩5*20/2/15 21:00
青い月夜A-29自由詩020/2/15 20:34
初春2ひだかたけし自由詩220/2/15 18:52

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