豆は洗わない
100均の鍋に卓上コンロ
量も時間も適当
色と音とにおいが頼り
頃合いを見計らって火を停め冷ます
ハンドピックもしない
寝かせたりもせずすぐ粉にひく
私のコーヒーに失敗 ...
正しい恋愛、正しい結婚、そういうものに思いをはせると論理が自壊する豪奢な音が聞こえる。恋愛は規範に先立つもので、結婚は規範を超越するものだ。そんなことをお前とともに語りたかった。この果てのない社会の溶 ...
{引用=あなたにとってはつまらないものでも
わたしにとっては宝物なのよ}
二〇一五年三月一日 「へしこ」
日知庵で、大谷良太くんと飲みながらくっちゃべりしてた。くっちゃべりながら飲んでたのかな。ケルアック、サルトル、カミュの話とかしてた。へしこ、初体験だった。大 ...
大統領、トランプ氏の弾劾裁判の件なのですが
「Amazonミュージックでスーパートランプの
人気楽曲を再生します」
だ、だ、大統領!トランプ氏の件です
「Amazonミュージックで ...
今朝は雨雪にならずに安堵した今年の冬は無口貫く
冬枯れの樹木に山が覆われてさびれた村に私ため息
我が子より年下なのに熟れているおんなの尻に目を奪われて
寒すぎて真っ裸になれないよ必要 ...
間違いなく
誰一人
物心ついた正確な日時を記憶してるなんて
不可能だ
それ以前に時間の認識と言う
重要な鍵を握らなくてはならないのだから
物心を手にした頃なんて
遥か遠くでかすか ...
蠱惑的な景色への誘いは
喉元を潜る琥珀の液体を凌ぎ
やましさとやさしさ混じりの過去
泡沫という支配も
早鐘を打つ心に増して
とみに私の眼差しを揺する
闇雲に尽くしても
闇雲に求め ...
やってねえよ
オレじゃねえ
本屋で本積み上げてレモンを乗っけてきた?
何の為に?
知らねえよ
やってねえよ
空いっぱいにフランスパンを浮かべた?
どうやっ ...
御可視屋 Visualizer
音の様 Touch of Sounds
黒輪さん Mr. Kurowa
込めんと、乱。 Unless filling, W ...
筆まめな方だったと思う。
小学生の頃は毎年手書きの年賀状を、住所を知ってるクラスメイトに送った。
今思えば、下手な字と下手な絵。似たり寄ったりな文面に、100均で買った和柄のフレークシール。
...
橋の上をゆく歩幅が
すこしずつずれていく きっと
地軸の歪みが 音符をともなって
溢れだす 太陽の果汁
つるんとした前歯に
舌をふれさせて
たどたどしく呼んだ名と
たゆたいながれ ...
さて、SF好きと公言しているわりにはそう多読でない事を告白せねばらない。だが、こと「あとがき」にかんしては手元にあるSF小説のほぼ全てに目を通していると断言できる。それから、裏表紙のあらすじもだ。別 ...
小さく丸く遠い曇が
月よりも明るく輝いている
夜の陽の白
草はまわる
暗い工場
巨大な 機械の足
逃れようとするたびに
増えてゆく階層
ひとつは昇り
...
ふゆのみず一枚ものの山の{ルビ膚=はだ}
日向ぼこ先客ありや梅の花
冬禽のほおばる橋や信濃川
かざはなとともに踊りの孤軍なり
冬帽子かぶるもぬぐも父めけり
とつぷりと{ル ...
一押しのモヤモヤ
多分、現すに満たない私の表現力は
見る者を選ぶかもしれない
正体を見るにその主は
大は宇宙の様から
小は感情の機微まで
高みから見れば何とはないが
澱んだ眼 ...
ツンドラに三日月墜ちて小半日そろゝ窓も童話帯びしか
鍵盤に凭れし少年老いやすき高音探しに暮るゝ聖堂
魂は濡らさぬようにふところに忍ばせて来る冬の男ら
おもいでは至る所に散 ...
鮮やかな轍を残しつつ
決して姿を現さぬもの
底に沈んだ泥団を
清められた手で掬い上げ
透過する心の底
遥か彼方の源頭に
耳鳴り繁く接続する
見えないものと見えるもの
貫き生きる ...
丘の上には公園があり
たくさんの日曜日が植わっている
真っ白な小さな手が花のように開き
その上に我が物顔で日曜日が
乗っている
自転車を押して登らなければいけない
花梨がまだ実を手 ...
昨日から
降ってはときおり止んで
降り続くから
朝か夕か分からなくなる
冬の雨は
うすぼんやり温かい
雪になりそこねた雨に
ずっと昔にも出会ったことがある
時間のあわいのような色の ...
その昔
経済事情で
人権を売る人身売買でも
心の中は売らなかった
それが今
ネット上で
出会いを売る人選売買では
心の中を先に売る
買える心が欲しかった
買えない心には
出 ...
{引用=鳶}
暮れかけの空
トンビたちは思い思いの弧を描く
風に乗り
風を切り
風を起こし
また受けて
狩りの照準を
時折水平に起こし
淡くたなびく雲の帯を
くぐるつもりか遠く巡っ ...
人類史上初めて
人工知能の大統領が誕生した
民衆からは
AIジョーと呼ばれている
半年前にコロナ感染死した
民主党のジョー・バイデンの剥製に
人工知能を有したロボット「C-robot19」 ...
風雅自娯千歳連、人間滋味欲偏憐、春梅秋菊皆清艶、望得良詩会神仙
阪神大震災
冬闇やラジオわななくなゐのあと
卵子が作られ
精子が作られ
受精した
細胞分裂した
心臓ができた
背骨ができた
手足ができた
胎動始まった
おっと傷害かも
おなかを蹴った
外に出た
初めて泣いた
...
煙かすかにたなびいて惑い
この足取りが辿り着く場所も知らずに手を伸ばす
裏切ってしまった感触が消えぬまま罪だけ歌って傷をさらした
泥濘に崩れ頭から落ちただ嘆いている
声にならずその背だけ見つめ ...
「過去から歩いてきた血液」
十四の頃眠れず、深夜に目覚まし時計の強化プラスチックの蓋を無理やりこじ開け、中の秒針をもぎとった。その時不用意に人差し指の腹の部分を切ってしまい、少なからず失血があっ ...
どうせなら酒色に溺れて、あげくの果てに人生を棒に振ってみたかったな
そんなすくわれようのない生き方が痺れるくらいにかっこよく思えたからさ
その方が文学を志す者の一人としていい肥やしになるんじゃない ...
気持ちの一場面
それは現実という片言
ゆかしき式の絶え間ない響きは
神聖なる世俗に帰するもの
起き出した私は
夜の内の寝言を書き付け
揺るぎなき日を実感する
再びまどろむと
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
Not sophisticated
六九郎
自由詩
2*
21/1/24 17:27
授命
葉leaf
自由詩
0
21/1/24 17:15
おまもり
津煙保存
自由詩
4*
21/1/24 14:40
詩の日めくり 二〇一五年三月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
14*
21/1/24 14:00
AIジョー
花形新次
自由詩
0
21/1/24 12:25
冬のうた詠む
こたきひろし
短歌
3
21/1/24 8:03
耳元でポエムが囁きだした頃から
〃
自由詩
5
21/1/24 6:26
栄光と挫折 ~カタチを変える誘惑に~
二宮和樹
自由詩
1
21/1/24 5:03
供述
墨晶
自由詩
5*
21/1/24 4:09
小亜空間
〃
自由詩
2*
21/1/24 3:35
昔の友人って今はもう他人
愛心
自由詩
2
21/1/24 1:20
たべる
すいせい
自由詩
2
21/1/24 1:11
Sci-Fi anthology あとがき編
道草次郎
散文(批評...
1*
21/1/23 23:24
掌波響震
木立 悟
自由詩
1
21/1/23 22:08
冬の先客
道草次郎
俳句
2*
21/1/23 21:07
不確定なモヤモヤを、拙く認める
二宮和樹
自由詩
2
21/1/23 20:14
十二の落首
道草次郎
短歌
3*
21/1/23 19:35
轍
ひだかたけし
自由詩
5
21/1/23 19:03
同一テーマにおける3つの変奏「てがみ」
すいせい
自由詩
3
21/1/23 17:17
あわい
そらの珊瑚
自由詩
9*
21/1/23 15:41
人心売買
イオン
自由詩
3*
21/1/23 15:13
視破線
ただのみきや
自由詩
4*
21/1/23 14:49
AI大統領
花形新次
自由詩
3
21/1/23 14:07
新年感懐
酔横
伝統定型各...
1
21/1/23 13:40
冬闇やラジオわななくなゐのあと
〃
俳句
1
21/1/23 13:39
バイオエシックス
紀ノ川つかさ
自由詩
1
21/1/23 11:50
傷
viraj
自由詩
0
21/1/23 10:39
過去から歩いてきた血液 他一篇
道草次郎
自由詩
3
21/1/23 9:42
どうせなら酒色に溺れて
こたきひろし
自由詩
7
21/1/23 7:55
確かめられる明かりはそれぞれに
二宮和樹
自由詩
1
21/1/23 7:50
769
770
771
772
773
774
775
776
777
778
779
780
781
782
783
784
785
786
787
788
789
790
791
792
793
794
795
796
797
798
799
800
801
802
803
804
805
806
807
808
809
3.75sec.