柔らかな薄桃色の掛布団
夕暮れの雲に覆われた空
真っ白なシーツをふわりとまとう敷布団
おやすみなさい
積み上げられた徒労を包み
疲れた笑いを
しずかにほどいて
瞼を透かす朝のことなど
...
羽の先に春の色を塗って
冬に咲いて人の心を温める
蘭の妖精は見るものすべて
自分と同じ運命にしたがる

瞳の淵に打ち寄せる涙は
あなたの勇気を鮮やかにする
乾いたままじゃ進めない道が ...
春を待つ森の
細いつるは
ほつれ髪

生まれたての春風が
よちよち歩きで髪をとく

手を振るようにつるは揺れ
妖精はコートを脱ぐ時を知る
 何故あんなに物悲しい顔をしているのか
 美しい曲線を描いて

 過去のしなやかな背筋は悲しみにくれながら
 赤花の遠ざかる姿をただ見ているだけ
 
 一面の彼岸花の中で
 夕暮れの日差 ...
小学校にうさぎ小屋があった時代、少女していた。
アニメーションキャラクターに似せた前髪、宝箱で溶けてく紙せっけん。
春生まれは生まれつき体が咲いている。蕾んでる時間もなく滲んでて、体はいそ ...
あなたの隣は心地良いと
微笑んだ君の頬の赤み
わたしが君に与えられるものは
全て与えようと決めたあの日
太陽が沈んで
月が昇って
月が沈んで
太陽が昇って
何度繰り返しても
変わらな ...
 

 
  天井をみつめる
    ( 私は宙に向けて大きく股を開いた )








……赤ちゃんあなた方は見慣れているから平気だろうけどやっぱり恥ずかしいですよ。こ ...
群青が朝焼けに変わるときに
だんだん息をひそめ
呼吸は浅くなり速くなり
人混みの中にいるような酸素の薄さで
白い水蒸気が多く立ち上り
私の息苦しさが君に届く、だ、なんて
言葉をうしなっても ...
最後のフレーズが肘に当たる
跳ね返ったままの音符を集め
登り始めた鍵盤の山を
降りて来るのはいつになるだろう
指先が転んでも立ち上がって
ピアノの芯を叩いた後には
花が散っていくように終わ ...
私は奇形児

心まで針金で固定できると信じてる人間

私の醜い姿を山の仲間はどう思う?

ああ自然に自由に生きたい

私は奇形
私は奇形

こんな姿誰にも見られたくない

...
いつまで夢を見ているんだろうって
もしかして
まだ少し
親密な気分で、
そんなわけないんだけど
それを夢見る自由も
まだ残されているわけで

真実はいつでも
後ろ手に遠ざかる
私は ...
何もしたくない日は
黙って横になる。

考えることを辞めて/空気に溶けて
部屋の中を漂う私の姿を思い浮かべ
聞こえてくる音に耳を澄ましてみる。

(窓の外を走る自転車のブレーキ)
(何 ...
死んだ者たちが帰ってくる時刻だ。

透明な海が広がる南の方角から
白い空間と氷雪で覆われた北の方角から

生まれ故郷を目指して魂が向かうのは
死ぬ間際まで思い続けた家族に対しての心を
表 ...
高い波が打ち寄せる岸壁から
次々と飛び込む音が聞こえてくる。

宙を舞い
姿を消していった母親と赤ん坊。

「我慢。」という一文字は
生きてゆく権利でさえ
許すことは無かった。
嫌いな君を
僕は愚かな存在だと思ってるよ
まるで風呂に入って無いような匂い
きっとそうなんだろう

電信柱には幾つも
関連によって紐づけられた関係が
たむろって
ビルの明かりが
...
誰かの楽しい歌吠え
僕らは囲んで眠る
殴り倒されたあいつは
すぐに起き上がる

僕を殴りたいんだろ
そうしろよ
気分が晴れるまでやれよ
痛めつけたり、抱きしめたがったりすればいい
...
って


漫画が昔あったんだ

(わかる人は歳がばれるね)


タイトルだけを思い出す


そんな気分なので





優しくされると無力さを知るね




...
おーい、どっかの国の、どっかの裏道に転がる青い小石、よく聞け!
いつか僕に拾われるその日まで、君は君の青さを失わずにいておくれ!
クソテレビに出ている医者連中は
コロナウィルスの今が
稼ぎ時だと思って
ウハウハしてんだぜ
終息後も
うまいこと行けば
ワイドショーのコメンテーターとして
残れるかも😋っ ...
 
 
いつまでも、が終わらない
夏のいつまでも
冷やし中華始めました
写真より冷たくなっていく手
冷え性なもので、と
言い支えるせめてもの君
三丁目産まれの君
三丁目の人間はほとん ...
超越論的観光に出かけよう ガイガーカウンターを片手に

25℃で沸点に達し汗まみれランニングハイの火ここになき灰

長いこと放置してたらトルコ風アイスみたいになってたアイス(当然捨てる)

...
懐かしいと思う気持ちを
裁縫箱から取り出して来る
鼓膜の些細な震えに耐えた
心臓の歯車がミシンを回し
あなたと見ていた花火の模様が
糸で縫えたから会える気がした
それは複雑な足跡のように
...
とても良い朝には
きみに電話をして

かわいい化け物の話とか
食べきれないピザの大きさなんかを
評論してみたいんだ

ときどき売りにゆく
柱時計がボーンと鳴り

寺山修司が競馬新聞 ...
見知らぬ駅に降り立つ夢、駅の名も、電信柱に括りつけられたスピーカーから流れているローカルラジオの内容も、その時電話していた相手の名前も、その内容も、駅側のモニュメントのところで出会った年配の男のこ ... ゴルフ好きの先輩に連れられゴルフ場手取り足取り指導が入る

飼い猫は私以外に懐かない大好きなもの見せても逃げる

コロコロと天候変わり落ち着かず雷も鳴り賑やかな日

マシュマロを三つ食べれ ...
足場は細く
どこまでも長い
尾根を歩いていた
草木は低く
岩肌はもろい
周囲を見渡そうと踏み出した
足を滑らせ
落ちる
底のない
服は破れ
皮膚は削れる
すこし宙に浮く
落ちる ...
配られたカードの中にハートが2枚ありました。
ちょっと今から、君におすそわけに行きますです。
ああそうだ
俺は何度も酷い目にあいながら
戦い抜いた
瀕死の重傷を負いながら
何度も立ち上がった
外野の声なんか関係ない
俺は俺なんだから
((          ))

    ((       ))


((    ?))

      ((   、「  」              ))

 ((   、「   」 ...
((蒼穹を飛んでみせてよ))

    ((そんなのいやだ))


((どうして?))

      ((だって、「蒼穹」なんていう言葉は古すぎるもん))

 ((じゃあ、「青い空」 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
空を突き刺す魔女の箒のような裸の並木Lucy自由詩8*20/2/19 20:42
カランセの妖精丘白月自由詩120/2/19 19:09
つる薔薇の妖精自由詩020/2/19 19:08
彼岸花古具をふね自由詩120/2/19 18:34
うさぎはるな自由詩4*20/2/19 15:23
あなたの隣、君の隣卯月とわ子自由詩020/2/19 15:14
オムツの交換アラガイs自由詩1*20/2/19 14:14
こたえは明星這 いずる自由詩120/2/19 13:42
午後のピアニストミナト 螢自由詩220/2/19 8:06
盆栽が言うには丘白月自由詩1+*20/2/19 7:56
地球サイズのNとSuminek...自由詩2*20/2/19 2:50
停止梓ゆい自由詩120/2/19 2:20
家路自由詩2*20/2/19 2:12
バンザイ自由詩020/2/19 2:08
雅亞わ竜門勇気自由詩020/2/19 0:43
現在までに複数幸せの存在を確認。S/N比の調査中。自由詩020/2/18 23:07
例えばこんなラブソングかば自由詩020/2/18 22:53
おーいクーヘン自由詩2*20/2/18 20:41
稼ぎ時花形新次自由詩020/2/18 19:43
冷やし中華始めましたたもつ自由詩2*20/2/18 19:36
瞬間の王山犬切短歌020/2/18 15:38
tensenミナト 螢自由詩220/2/18 8:28
あさ梅昆布茶自由詩12*20/2/18 7:48
ないものがあらゆるものを塗り潰すホロウ・シカ...自由詩2*20/2/18 6:42
マシュマロ夏川ゆう短歌120/2/18 5:24
稲妻石Seia自由詩220/2/17 21:23
おすそわけクーヘン自由詩3*20/2/17 21:11
断片渡辺亘自由詩020/2/17 17:28
蒼穹(白)朧月夜自由詩1*20/2/17 13:41
蒼穹(青)自由詩5*20/2/17 13:29

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