あーだこーだ言ったって月の最後に10何万かの
金が通帳に落ちてくると来ないでは違う
朝起きてする髭剃りの感触も
朝食で食べるたくあんの味も
どこかでなってる耕運機の音も
...
予定などない休日はゆっくりと時間は過ぎて自然の流れ
梅雨は雨梅雨は湿気で溢れてる傘が集まり一つの模様
社会人二年目となり慣れてきた最初の気持ち胸に残して
テレビでは議員の話題で持ち切 ...
肉屋のコロッケ
ラードが踊るパチパチと
手書きのメニューと
いいカメラでとらえた自然に生きる
魚や鳥たちが額に入れられている
それとは別にスナップドアップ孫が
二列に並んでおじいちゃんって ...
虫どもが敷き詰められた海で俺は溺れている、もがくたびに軽いやつらが水しぶきのように中空に跳ね上がる、全身に、特に、目の端と口のあたりに、耐えがたい恐怖と不快感がある、溺れそうなのに口を開けることが ...
生まれ落ちて
老いてゆきつつ
病むこともあり
死に臨む
愛から離され
怨みと会わされ
求めを得られず
五感の盛り
世界中の苦を
文字の列にして
あらわす意味
...
午前0時過ぎに(表現の誤解にもとづ
いて、近所の土手を(地滑りしていく
永遠を這うように、散歩している。鉄
塔の灯りが点滅しているのを眺めなが
ら「あれは飛行機のためにあるという
のは建前で ...
みどりごの瞳の奥のほしづくよ
月さやか時計を捨てて丘で待つ
エプロンは空色でした秋の朝
小鳥来るメトロノームのその隣
港町夕焼け市場のレモン売り
十六 ...
なんでトマトは天気がいいと甘いのだろう。先月までの長雨の時は実ばかりが立派で味はすっぱかった。晴天がしばらく続くと決まって甘くなる。でも、その代わりに皮が硬くなって食べすぎるとお腹をこわす。ハウス栽培 ...
誰かに代替わりする夢だった
代わってあげてもいいが
あのひとは男
女の身体に入ってやっていけるのか
打ち合わせ無しにひょいっと
入れ替わって
私が消えて完了する
完了する
私が終わ ...
{ルビ産着=うぶぎ}を脱いだその日から あたいの{ルビ親友=とも}は{ルビ般若湯=はんにゃとう}
{ルビ渡=わた}る世間が鬼の国でも 一緒に歩みゃ怖かないわ
{ルビ馬鹿=ばか}になるほど浮世は楽し ...
秋になれば
私は何者にでもなれる
夏の哀しみが
私にそうさせるんだ
私は詩人
泣きたい気持ちをぐっとこらえ
詩を書くんだ
痛くて冷たい
ラムネの瓶を
君の頬に近付ける
距離が夏だった
一枚の皮膚を
重ねて太陽になる
僕等の日々は
青くて透明な
ビー玉を転がした
眩しさに倒れても
ひとりじゃないから
...
ハリーは
ゴールデン・レトリバー
僕に寄り添うように歩き
大きな身を揺らして
逆らうこともなく
鼻を鳴らすこともない
朝の河原は
鎖につながれた仲間が
あちこちからやって来る
自 ...
白い地味な花
一斉に咲くときれい
強烈な匂いにむせ返る
そのわりに虫がつく
生薬として古来重宝されている、らしい
我が家の庭にあります
というか、よく出入りする物置の入口に群生していま ...
過ぎた昔を思い出して
くよくよするのは止めようよ
苛められたり
辛く当たられたり
差別されたり
そのせいで鬱になったり
そのせいで手首に剃刀あてたりした
過ぎた昔を思い出して ...
湿地帯に埋葬されたしらばっくれた不浄物霊たち、最期の呼吸をメタンガスのように吐きあげて黄泉へと消えていく―夕暮れ、赤トンボの群れが爆撃機のように中空を彷徨い、俺は眼窩を刳り貫かれた女の幻影を見てい ...
暑気払い思い出シロップかき氷忘れられない今年のことは らどみ
早朝の時間の流れかたが綺麗
頭上では雲が迷子になっている
夕焼けの音色 瞳にのこるひと
夜の窓 自動販売機のひかり
{引用=招待状}
時折 招待所が届く
ある時はコクトー
ある時は犀星
畠山千代子だったことも
メルヴィルの白鯨の一章だったりもする
だからと言っていそいそと出かけはしない
しばらく触 ...
テレビ局の用意した
全く意味のない
アクリル板で
隔てられながら
にこやかに振る舞う
タレント連中は
仕事とは言え
俺は一体何やってんのか
と思ったりしねえのかね
アクリル板に微かに ...
暑気払い思い出シロップかき氷忘れられない今年のことは らどみ
緞帳(どんちょう)は引かれた
とつぜんのゲリラ豪雨
内側の避難民はグズグズしていられない
カーテンコール迄の短い時間のメイク直 ...
茶柱が立った、が、すぐに座った、というか寝転んで、寝やがった。
気持ち良さげにプカプカと浮いて眠る姿に、あぁ何と縁起の良きこと。
『ぼくが電話をかけている場所』というレイモンド・カーヴァーの小説を久しぶりに読んだ。ありきたりな言い方だけど、とても感動した。アルコール中毒療養所に集まった人たちの話で、そこにはこれといった善人も悪人 ...
晩夏の
午睡の
淡い緑の濁りの中を
海月が漂う
一匹 二匹
三匹 四匹……
海月たちは
優婉に
漂っている
半透明のからだを
ときおり
仄かに虹色に光らせて
一匹 二匹 ...
もし私と言う人間が
この世界にもう一人いたら
私はもう一人の私と
きちんと出会えて語り合えるだろうか
もし私と言う人間がこの世界にもう一人いて
私と生き写しだったら
どうしよう
...
過疎の地の小学校は一学年一クラスだった
受け持った担任は六年間同じ先生だった
河原井文子先生
クラスメートは四十三名
私の出席番号は七番
それは小学校の六年間変わらなかった
過 ...
廃石を象る人魚の軌跡は鎮む
泪ともに 縷々 瞬いている水葬。
したたかに川面 揺蕩う贋作のひと、
忘れ形見の星屑 又は身違えた、 とうぜんの糞か
これは共にあなたに在 ...
土の上に人と書いて
生きると読み
草と土の間に人と書いて
墓と読む
死んだら人は
土にも星にもならない
初出:NIFTY-FPOEM 2000/04/30 を改定
オシッコをしたら
ピンク色の
かなしみが出た
病院へ持って行ったら
おめでとうございます
と言われた
名前はもうお決まりですか
しばらくは安静です
そう言って先生は笑った
看護師さ ...
シャム猫は月の光から生まれて
過去猫の生まれた夏の波の音
海風にクロスをかけてソーダ水
花野来て海を探して見つからず
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
拝金主義
道草次郎
自由詩
0
20/8/25 8:19
議員
夏川ゆう
短歌
3
20/8/25 4:57
バンザイ人間
灰泥軽茶
自由詩
2
20/8/24 23:41
BURN
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
20/8/24 22:30
四苦八苦
シホ.N
自由詩
1
20/8/24 20:22
厭離穢土、欣求浄土
飯沼ふるい
自由詩
1+*
20/8/24 20:06
風の鹿
もっぷ
俳句
3
20/8/24 19:50
野菜雑感
道草次郎
散文(批評...
1
20/8/24 18:32
代替わり
よしおかさく...
自由詩
4
20/8/24 16:06
うわばみ
福岡朔
自由詩
2*
20/8/24 14:28
断片
渡辺亘
自由詩
1
20/8/24 10:50
幸せの法則
ミナト 螢
自由詩
0
20/8/24 10:48
ハリー
もちはる
自由詩
1*
20/8/24 10:19
ドクダミ
道草次郎
自由詩
2
20/8/24 8:35
未熟と完熟
こたきひろし
自由詩
3
20/8/24 0:36
夜の始まりに甘いケーキを
ホロウ・シカ...
自由詩
0
20/8/23 22:57
暑気払い
足立らどみ
短歌
1
20/8/23 21:31
浮かぶもの
水宮うみ
川柳
2*
20/8/23 20:00
フロントガラスにちいさな蝶が止まった
ただのみきや
自由詩
2*
20/8/23 19:13
アクリル板の向こう側
花形新次
自由詩
1
20/8/23 18:41
内側と外側/ゴルコンダ(仮)お題はwill氏
足立らどみ
自由詩
1
20/8/23 14:35
茶柱
クーヘン
自由詩
3*
20/8/23 12:32
宝石
道草次郎
散文(批評...
3*
20/8/23 11:38
夢海月
塔野夏子
自由詩
0*
20/8/23 11:14
もし、私と言う人間がもう一人いたら
こたきひろし
自由詩
2
20/8/23 7:04
大陸じゃないここは島国
〃
自由詩
1
20/8/23 6:28
fin
あらい
自由詩
0
20/8/23 1:26
墓
イオン
自由詩
0
20/8/23 1:15
しるし
道草次郎
自由詩
2
20/8/22 23:23
里歌(さとか)
もっぷ
俳句
0
20/8/22 21:56
781
782
783
784
785
786
787
788
789
790
791
792
793
794
795
796
797
798
799
800
801
802
803
804
805
806
807
808
809
810
811
812
813
814
815
816
817
818
819
820
821
加筆訂正:
フロントガラスにちいさな蝶が止まった
/
ただのみきや
[20/8/24 19:59]
修正数か所
3.5sec.