読ませてください
アナタの本を
読んで
アナタを
知りたいのです
なにも
知りたくないのです
いまのアナタが
いいのです
って
いいたいけれど
そんなのウソみ ...
崩れていく
音も立てず
色を無くす
視界が煙る
倒れるビルと人
押し寄せる波は
攫っていくんだ
倒壊した世界を
上も下も無い
正義と悪すら
...
目の前に広がる居心地の良い景色
私の動きにシンクロして情景が心地よく動く
常に傍にいるわけではない
眺めたいときに現れ、私の心を洗う
十分に心を満たされて
いざ触れたいと思い手を伸ばし ...
産まれた時から生まれた日から
人より多くが欠けていたから
きっと私は充たされていたんだろう
何だか辻褄が合わないな
産まれた時から生まれた日から
人から見下されたりはしないかもしれな ...
25
さよならさえも言えない
あの人は
何と戦っていると言うんだろう
その瞳に映る空には
青
が見えない
26
どこまでも続きそうなきれいな道路を走る
ど ...
結婚するのはいい
けれど僕をどう処理するかは課題だった
善玉として処理するか、悪玉としてか
悪玉として処理した場合
あなたは子供の目の前できめぇという親になりかねず
そう ...
僕の日々が、あなただけの日々だったら綺麗なのにな。
夕方の、日焼けした空。
世界が頬をなでる。
みじかい夢を見た。さいしょからきれぎれであることを前提にしたような
意味を汲みとれない情景。と、その惰性。
日々、眼球はつるりと景色を受け止め、わたしのどこかが限りなく機械的に
取捨選択して ...
私の名は「ゼロワン」
このスキー場のゲレンデを
演出するゲレンダーです
一人淋しく
ペアリフトに乗る時は
さっと、隣に飛び乗って
心が凍える時間を与えません
一人激しく転んだ時は ...
「いいクルマなんだけどなぁ
いい気分で乗れなくなったよ」
「確かになぁ
カスがゴローンと楽器のケースに寝転んで
脱出するのに16億円かかったらしいよ」
「俺たちが汗水鼻水流して払った一 ...
君の顔が懐かしくなる
静謐な冬の午後三時
僕は最寄りのコンビニで
アイスコーヒーを飲んでいる
誰も居ないイートインに
西陽が優しく射し込んで
無数の影が踊っている
自分の影もその内に ...
その国は最期まで
明日があるかのように
変わりなく時を刻んでいた
つまり
村長がヘイトを買い
アルビンとニコラスは緑色
老人は戦術論を熱弁し
...
「寝ても覚めても」は衝撃だった。
新宿で、朝9時からの回を見た。
それまで、その年のベストはもう、「きみの鳥はうたえる」で決まりだと、
思い込んでいた。
でも、ぶっ飛んだ。
恋をするというこ ...
てくてく歩くのに疲れたら、くてくて歩けばいいさ。
道中に見つけた酒場で、ぐでんぐでんになっちまおうぜ。
ここに来るようになってもう何年が過ぎただろう。何年? いいや、何十年、何百年という時が経っているかもしれない。深い眠りから覚めたとき、俺はすでにここにいた。それは確かだ、と思うし、みんながそう口をそ ...
代わり映えの無い
毎日の色が
どんどんと鈍くなって
いつか
モノクロに染まる
太陽は何色だっただろう?
あの花は何色だったたろう?
記憶の中でさえ
モノクロなんだ
切り取 ...
ねえ、お爺さん、
あなたが買ったものはカフェインレス・コーヒー。
なぜそんなものを買ったのかしら?
健康のためにカフェインを制限しているから?
夜眠れなくてもコーヒーが飲みたいから?
それと ...
結婚式の披露宴なら違和感ないけど
いくら自宅葬とは言え葬儀の模様をビデオ撮影するなんて、常識から外れた行為だ
確かに母親の最期を映像に残して後に鑑賞しながら故人の思い出に浸りたい気持ちは理解で ...
長い靴下を履いているから
せめて指で触れさせてよ
チョコが溶けた後に肌が見えて
ポッキーが折れても支え合える
2月14日の鏡に書いた
愛の言葉は逆さまの告白
例えば足のギプスになって
あ ...
ずっと気になって仕方ない女性がいた
齢六十過ぎても
三十年連れ添った妻がいても
三十路近い娘がいても
他にずっと気になって仕方ない女性がいた
相手の女性もきっと結婚しているに違い ...
つぶさに歳を重ねていると、日々の幕開けによって勝利する太陽から投げ落とされるものが折り重なる。そのいくつかは目じりのしわとなり、そのいくつかは白い髪の毛となり、細胞が生き死にを繰り返すサイクルが少しず ...
静かなお堂で
ばらばらにされた体が
くるりくるりと再生される
経もなく
極めて無音
境地に至り
柘榴は美しく気高く
ぽてりと転がる
菩薩が私を触れる
菩薩に私が触れる
...
いつまでもしびれがとれない
この道程だけが正しかったはずなのに
錆びた看板を見るたびにきしむのは
割れたこころがざわつくのは
きっとこれは毒で
...
たしかレイモンドとかいう
古臭いペンネームの小説家の女が
205の明かりを消したところで
向かいのマンションは奇跡的なビンゴゲームの
結果みたいに真っ暗になった
午前二時には珍しいことさ ...
冷えた水道管が時々、石膏ボードの向こうで短い悲鳴のような音を立てる、闇雲に詰め込んだ食事を腹の中で撹拌しながら、窓を這う虫の数を数えていた、ここ数日、ひどく目を凝らし続けていたせいで延髄のあたりが ...
朝からしゃけ弁当くわしよる
国会議員やったら幕の内弁当とちゃうんか
ほんま個人には冷たい国や
22歳のとき、あらゆる義務をはたしおわり、あらゆる劣等感に打ち勝って消えることのない自信を手にした。
あの時、的を貫いた。
今、再び、神の門の前に一人立つ。
トラウマが疼く。
...
13
ぼくのこころは
ふ
ってはずれて
べっくうさんやのほうに
ぷかり ぷかり
とんでった
14
喧嘩太鼓の音に
いくつもの魂がひとつになって
一際高 ...
ねむれ つみのないこよ
つみぶかいははの うでのなかで
ねむれ きみをやすらかにねむらせる
つみぶかさとともに
祖父の名前をふと思い出して
口にしてみると
聞こえてくる祖父の名前がある
祖父は他界する間際まで
新鮮な毛布にくるまれ
駆けつけた親戚たちは
その周りで酒や水を飲んだ
酒も水も飲めな ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
本
立見春香
自由詩
3
20/2/2 10:16
倒壊世界
たいら
自由詩
1
20/2/2 10:15
蜃気楼
邦秋
自由詩
1*
20/2/2 9:09
産まれた時から生まれた日から
こたきひろし
自由詩
3
20/2/2 7:52
Physics Note 3
AB(なかほ...
自由詩
7
20/2/2 7:29
未練がましい男
りゅうさん
自由詩
0
20/2/2 5:56
空もある
水宮うみ
自由詩
3*
20/2/2 5:47
景色の死体
タオル
自由詩
2
20/2/1 21:33
ゲレンダー ゼロワン
イオン
自由詩
1*
20/2/1 18:56
カスゴローン
〃
自由詩
0
20/2/1 18:55
傾斜(改訂)
ひだかたけし
自由詩
9
20/2/1 18:15
滅んでゆく或る国についての叙事詩
TAT
自由詩
1
20/2/1 16:13
唐田えりか
はだいろ
自由詩
1
20/2/1 15:42
てくてく
クーヘン
自由詩
8*
20/2/1 13:20
静寂という名の暴力に支配される凶暴な冬は嫌いではない
草野大悟2
自由詩
1
20/2/1 9:23
モノクロ
卯月とわ子
自由詩
1
20/2/1 9:07
無題
朧月夜
自由詩
4*
20/2/1 8:41
メモリーボックス
こたきひろし
自由詩
3
20/2/1 8:17
バレンタインの詩
ミナト 螢
自由詩
0
20/2/1 8:14
何となく呟いている
こたきひろし
自由詩
2
20/2/1 7:36
飲みに行く
葉leaf
自由詩
1
20/2/1 3:44
ずっと繰り返されていた
秋也
自由詩
1*
20/2/1 0:25
毒(あるいは懐古
カマキリ
自由詩
4
20/2/1 0:21
こちらは閉じられ、あちらはよそを向いている
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
20/1/31 23:29
サウンドとヴィジョンだけの短い夜の話
〃
自由詩
2*
20/1/31 22:02
冷たい弁当
ナンモナイデ...
自由詩
2*
20/1/31 21:13
黄昏に疼く走馬灯
viraj
自由詩
1
20/1/31 21:03
Physics Note 2
AB(なかほ...
自由詩
3*
20/1/31 20:44
_
息
自由詩
0
20/1/31 18:43
祖父
たもつ
自由詩
2*
20/1/31 18:39
780
781
782
783
784
785
786
787
788
789
790
791
792
793
794
795
796
797
798
799
800
801
802
803
804
805
806
807
808
809
810
811
812
813
814
815
816
817
818
819
820
加筆訂正:
銀行振込日本征服作戦
/
イオン
[20/2/2 8:40]
再度修正しました。
3.59sec.