プリンを冷やし固めている間に、僕はこっそりと旅に出ました。
知らない街で少し心細いですが、僕にはあのプリンがついています。
青い空と白い雲が
草原と仲良く
手をつないでる

ポピーの国の草原で
太陽が生まれて
月が歩いていく

細い茎の先に
いくつもの命が揺れて
昼寝を楽しんでいる

ポピーの妖精が ...
二階の屋根まで届く
ミモザの花が
風に小さく揺れ
春の香りを小径に並べて
猫を誘っている

遠い昔に塗られた白い壁
大正時代の洋館で
満月の夜に
女の子が妖精と一緒に
ミモザの種を ...
なんど買ったのだろう
手のひらに重なって
溢れて落ちるほどに

どれも涙が滲みて
愛の文字が滲んでしまった

あなたに逢おうとして
あなたに逢うために

毎日あの駅へ
切符を買い ...
死体のような
ひたすら一点に
冷たく凝固していく
気配、
辺りに充ち満ち

私は漆黒のアスファルトを進む

蒼く蒼く結氷する
異界の感触、
次第に足許に広がり
じわりと恐怖に浸さ ...
春の宵は
優しくなって

優しくなるから
寂しくなって

気がつけばただ
ひと目見たいと

故郷の写真を探してる
雨の夜を
思い出すとき
なぜ青く見えるのか

人の心にはきっと
その人だけの色がある

例えば同じように
青を描く人がいたとして

その人の青は
私の描く青と同じだろうか

...
後ろで手を組んで
足をそろえて
ちょこんと立つ女の子のように

春が遠くで見ている

少し
体を傾けて

小さく笑いながら
浅い春が
私の中に居る
いつからかずっと居る

浅い春は
爛漫の春になることなく
淡い衣のままで
ひんやりとした肌のままで
佇んでいる

(そのはじまりを
 浅い と形容されるの ...
朝起きタバコに火をつけて
お手々が震えてさあ大変

真夜中枕で目を塞いで
朝までまぶたのうら見てる

しばらく会わない友達の
お顔を忘れてさあ大変
喋り出すまで赤の他人
靴紐触っ ...
君の言葉の方向にいつも僕はいて
過去を育ててくれたからきっと
プラタナスの木みたいに
両手を広げて未来を抱きしめる
何度も救われた夜があって
君を特別な存在にした
星が瞬きをするように
...

それぞれが所有している
体と心

時に
体は疲れたと悲鳴を上げる

時に
心は疲れて悲鳴をあげる体に
慰めと労りの言葉をかける

心という無限の宇宙
体という骨に支えられた ...
インディアンポーカー

非常事態すらうわの空

生まれてから今日まで
いつも最悪の札を選択

呪われない自分の心と
呪われてしまう世界が

疎ましい、うとましい
インディアンポー ...
雪が敷き詰められた森で
夜通し踊る月の子

モミの精霊が
森の入口に
夢の入口を造る

光の渦の中で
夢を見る
故郷の夢を

流星が枝に落ちて
雪が踊り子に舞う

粉雪のド ...
助手席に置いたバラが
なんだか君が抱いているようで
涙が溢れてくる

車の中にたしかに君がいる
くもったガラスに
君の顔がうかぶ

泣かないでと大勢の妖精が言ってる
数えきれない色が ...
お寺の大きな瓦屋根が
揺れたと思ったら
空に飛んでいった

真っ黒な瓦が
軽々と空に舞った

庭に降りて雪を食べる
そんなに食べても
白い羽根にはならないよ

たぶん分かっている ...
一年後


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おっ xxx xxxさんがトップ (゚O゚)

か… などと

たぶん 嗤っている


自分が 観える
風と水たまり
鉛筆 かくれんぼ
雨と雪の服
画用紙の端から端


暗い明るさ
午後の未来
胸の苦しさ
十月十日


横ならびの虹と径
賢くない鴉が啄ばむもの
...
欠落はせずに
只々遠く平板になっていくもの
追いかけても追いかけても
追いつけない現実に
後ろ手付いて息を吐く

二度と取り戻せない時間の堆積
記憶は麻痺しながらも
思い出したように不 ...
3mmだけ宙に浮くような散歩に出掛けるとしよう。
1mmじゃ面白くないし、5mmじゃ大胆すぎるから。
道端を見ながら歩いてると
色んなものが落ちていて
一つ一つのものが
無価値な雰囲気を漂わせている
丸い形の何かの部品を手に取り
少女はポケットに入れた

私は物かもしれない
机の上の本 ...
いくつかの夜が灯りになっている

きみのやさしさが私にみせた夢

朝の星 ひかりのような夢のなか

この声に きみの言葉をのせていた
木から落ちた花
土の上
静かに歳をとっていく
萎れて
枯れて
土と混ざって
あの子を育てる
親の一人となっていく

わたしもそうなれたらよかったのに
アスファルトの上じゃ
踏まれ ...
ひとり分の影に落ちる木漏れ日
その中で沸騰した八月が
僕の肺を夢で汚してくれた
始まりの季節が過ぎた後に
遅れた言い訳を忘れるほど
透明な唇を噛んでしまう
強く流れるカテーテルの管が
青 ...
嬉しいという気持ち
悲しいという気持ち

寂しいという気持ち
楽しいという気持ち
気持ちの変化
そのエトセトラ

気持ちだから

人の気持ちなんて
その場その場で
コロコロ変わ ...
人の表層は複雑で
いらない建前を並べ
自分を守るのに対して
深層はシンプルで
建前や立場等はなく
欲と本能で自分を失う
深くなればなるほど
心は浅くなり
深いのに不快になる
 なんとなく思っていたこと

 論じてみよう

 ボディーシャンプーに押され気味です

 でもやっぱり石鹸じゃなきゃ

 そんな人と論じてみたい

 使っていると泡立ちが悪くな ...
藁と汗
カビっぽさ
それでも清潔
綺麗さにかまけて首は吊らずにおいた

あの日の納屋は
何等かのウィルスに犯されていない
ハッピーだった

AIは莫大なデータをたらふく平らげ
将棋 ...
はじめて星を見た時を

あなたは覚えているかしら

私は覚えているの

外国の街の灯りだと思ったの

だってあんなに遠いんだもの

遠い遠い外国だと思ったの

外国なんて意味も ...
妖精は数えている
何度あの月が
私を越えていったか

金星だって知っている
夜明けに何度あの妖精が
枕元で涙を拭いてくれたか

あの頃は愛が生まれたばかりで
毎日が輝いていたから
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
プリンクーヘン自由詩6*20/3/19 22:33
ポピーの妖精丘白月自由詩120/3/19 22:32
ミモザの妖精自由詩120/3/19 22:31
星へ行く船自由詩020/3/19 22:31
異界(改訂)ひだかたけし自由詩420/3/19 19:02
ガト自由詩3*20/3/19 18:45
Painter自由詩2*20/3/19 18:36
ひなた自由詩10*20/3/19 18:13
浅い春塔野夏子自由詩4*20/3/19 11:26
パートⅡ(葬列)竜門勇気自由詩0*20/3/19 11:11
SUPERSTARミナト 螢自由詩320/3/19 9:24
悲劇 喜劇 寸劇こたきひろし自由詩220/3/19 0:03
インディアンポーカー足立らどみ自由詩1*20/3/18 23:29
月の子丘白月自由詩320/3/18 22:24
星祭り自由詩220/3/18 22:23
カラス自由詩220/3/18 22:23
爽快な千里眼ナンモナイデ...自由詩3*20/3/18 21:10
白へ 白へ木立 悟自由詩320/3/18 19:04
記憶2ひだかたけし自由詩220/3/18 17:42
3mmクーヘン自由詩2*20/3/18 13:14
窓辺の少女moote自由詩220/3/18 11:26
きみのやさしさ水宮うみ川柳2*20/3/18 10:34
朽ちる夢卯月とわ子自由詩220/3/18 9:34
エバーグリーンミナト 螢自由詩420/3/18 9:24
人の気持ちこたきひろし自由詩220/3/18 6:38
腐能リィ自由詩1*20/3/18 3:19
石鹸を論じる佐白光自由詩2*20/3/18 0:56
あの日の納屋から秋也自由詩020/3/18 0:20
星の街丘白月自由詩120/3/17 22:14
冬の散歩自由詩120/3/17 22:13

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加筆訂正:
インディアンポーカー/足立らどみ[20/3/19 6:26]
他国の事を絵空事、そしてうわの空に変更(それらすらで無いようなので)
3.81sec.