診断の後の朝
くもり空の下に
駅へと足早に歩む
ひとひとひと
吹き付ける寒風、
在る者の輪郭を
もはや形造らず
一群れの隊列を
容赦なく凍らせ
吹き抜けていく
改札を潜れば
...
黒電話の尻尾に
ボールペンを巻き付け欠伸
落ちた文字
を掬う気もなかった
引っ掻かれた痕、は
途端喋り出した
絵のない額縁
のようなホテルの窓
ひた、と
冷たい壁に頬擦りし
小 ...
混迷の闇の中を照らす一筋の光。その向こうにあるのは、希望ばかりではないぞ。
リストカットする。自分で自分を傷つける。何故自分でそんなことをするのか分からないと、彼女はいう。
図書館へ行けば色々な本 ...
誕生日のプレゼントに
かわいい小鳥が欲しいのだそう
箱入り娘の願いだから
意気込んで狩りに出かける
ところが
意気込みが強すぎたのか
生け捕ったのは
巨大な怪鳥
かわいい小鳥とは似ても ...
夜になれば 月を殺して
くらやみから
星を一つ引き出し
ガムのように噛んでみるか
うん
しからば
さらば
悪魔になりたかったわたしだ
箒に乗って
指呼のあいだにきらめく
星 ...
指先に透き通って
春の朱の血潮が浮かびあがる
女は白雪の様な顔を両手で隠し
泣いていた
あれ荒んだ心のあなたは
客の少ないバーで何故か気さくに語る
笑顔の背後に宿る夜更け ...
黙祷があなたを訪ねて来た
笑う門に来る福もあるのに
豆腐の角に頭をぶつけて
わたしの父は
大人しく一生を終えた
あなたは黙祷と
何かしゃべりながら
優しい手つきで
機器の類 ...
冬ざれの北朝鮮に餓死者あり
冬の夜に戒厳令の音が響く
牛に呼ばれた
これは牛の呪い
中途半端故にどっか経由して
ボロボロになって
舞い込む紙飛行機を開いてみれば貴方からのメッセージ
思わず折り直した紙飛行機は誰も見ない見ない ...
みなさんこんにちは私は野施行と申します
久しぶりに帰国し挨拶をしています
みなさん
人生には順風満帆(じゅんぷうまんぱん)の時もあれば
とても挽回できないような負債、事故、
とトラブル ...
甘ったるい
紙の本たちは眠りこけ
つみかさねられたその時間は
子守唄よりやさしい響きを感じさせる
かなり音程の外れた歌声で
耳を撫ぜるように笑うのは君かなと
つきとお ...
悲しいですね
苦しいですね
人は誰しもただ独り
後ろ姿を追いかけても
戻ることなどできなくて
ポツリと独り呟くことばかり
交差点ですれ違った人があの人に似ていて
ポロリと一粒涙を流し ...
「ココロオドル」
「ココロオドル」と奇妙な四角いガラスのような機械に書いてある。どういう意味だと問うてみたいが誰もいない。そもそも此処は何処なのか。「誰かいますか」と声に出してみた。自分のも ...
箸の間をゆどうふつるり逃げまわる
熱い湯に浸かりし豆腐のぼせ顔
昆布退け湯豆腐様が今主役
湯豆腐や生姜やネギで髪飾り
湯豆腐の白肌柔く歯をあてる
幾年の梅酢の瓶は琥珀色
...
目覚めている私の前には現れない
ずっと待っていたのに決して
出てこない気配あっても黙して
祈っても願っても姿を見せない
その名前はたくさんあって
その現象を呼ぶ名もたくさんあって
だか ...
ひみつ
口にもしないから
風も通らずよどんで
古い醤油瓶底のようなそれ
そんなものが胸のすきまに
たまって
口がどんどん重くなる
もう一言も発せないから
すこしばかり目 ...
今までは数えることもなかった
あと何回会えるのか
誰もが背負うカウントダウン
先が見えた時だけ思い出す
できるだけいくつも季節を乗り越えてくれたら
思い出を一つでも多く記憶に残せたら
願い ...
千里の浜の渚に寄り添い
ひとりの人が海原をひらいた
開くべくもなく海の紺碧を開き
巨大な炎の渦を渚に打ち上げ果てた
浜辺の人々は息を呑み足をとどめて
巨大な炎の渦が減速し窪みゆく一処 ...
ため息を小瓶に溜めて息をする
浅はかでしょ?嫌いになってね
くまちゃんにピンクのパーカーを着せて
代官山を走らせる
みんなが『何?』って振り向くような
かわいいポエムがいいんじゃない?
詩は言霊だとか言うな ...
○「政治家と金」
いくら規制を厳しくしても
必ず抜け穴をつくる習性があるようだ
いたちごっこである
○「言葉」
本当に悲しい時には
なんていったらよいか
わからなくなる
○「言 ...
ねれないの と少年は云う
ただわからないだけなのに
酷い話
黒いリボンのあの子は去って行く
彼の孤独に巻き込まれないように
不安に震える彼女の身体
彼は虚無を胸に
今日も浅い ...
雪の透明な土臭い冷たい香りが鼻の中を刺激する
ふんわりとかけられたまっさらな雪の上は太陽光がキラキラ反射して早朝の希望に溢れてる
自転車で走る通学路はアイスバーンで危険です
手袋を忘 ...
1. ネット詩人は金にならない詩歌の読み書きに時間をかけすぎていて殆ど病気だ
2. 一つぐらい持病があったほうがかえって健康に気をつけて、長生きできる(一病息災)
3. 日本人は一千年続い ...
。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。.。:+* ゚ ゜゚ *+
◆ケイコ47歳
。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。.。:+* ゚ ゜ ...
くらやみ 霧のような きもちを閉じて
結露のような まよい 触らないで 消えるまで
雪色のブランケットを どうぞ
こんや さまようわたし ささやく繭の変化 気づくことなく
朝日色の花び ...
ZZZ(・・・ちょっとした記念日のように髪を束ねた君の、まるで陽だまりのような白いほほえみ、そんなぬくもりの中で老いていけたら良いな・・・)ZZZZZZ・・・・・・、
みなさんこんにちは私は野施行と申します
久しぶりに帰国し挨拶をしています
人を踏みにじるものは傲慢者を選ばない
こう決めましょう
みなさん地方に救う蟻はみなさんが選んだ議員で ...
朝 ミートボールコンソメ煮、キャベツとベーコン炒め
鮭ふりかけ、サトイモ味噌汁、ヤクルト
昼 サバのゆず胡椒焼き、ポトフ、春菊とにんじん和え
夕 豆腐ハンバーグオクラなめ茸あんかけ、 ...
早起きは
一本はやめのバスに乗る
ためだったんだ君がいるから
駆ける犬
甘い香りの風を追う
花びらみたいな雪とじゃれてる
夏山に
でっかい夕 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
鉄鎖の言葉、生者の眼差し
ひだかたけし
自由詩
5
24/12/19 17:52
ロード、バード、ストックヤード
らりるれろ。
自由詩
5*
24/12/19 16:54
正気の詩
鏡文志
自由詩
4*
24/12/19 16:45
箱入り娘
やまうちあつ...
自由詩
2*
24/12/19 15:36
夜になれば
室町 礼
自由詩
6*
24/12/19 11:24
雪女
リリー
自由詩
5*
24/12/19 6:51
黙祷
たもつ
自由詩
2
24/12/19 6:33
半島句集
花形新次
俳句
0
24/12/18 23:38
要点はそこじゃない!
キャサリン
自由詩
3*
24/12/18 22:15
野施行三十万円 ㉑ ㉒
水恋鳥魚夫
散文(批評...
0
24/12/18 22:06
僕のために祈っているとしたら
秋葉竹
自由詩
1
24/12/18 21:32
逆風
レタス
自由詩
6*
24/12/18 21:04
瞬篇集『ディストピアの五つの欠片』
佐々宝砂
散文(批評...
2
24/12/18 20:15
梅と湯豆腐
栗栖真理亜
俳句
2
24/12/18 19:46
それとしかいえない【きょうのソネット】
佐々宝砂
自由詩
2
24/12/18 19:23
ひみつ―澱
凍湖(とおこ...
自由詩
5
24/12/18 19:22
あと何回
海
自由詩
5
24/12/18 18:45
ヴァーティゴ*
ひだかたけし
自由詩
3*
24/12/18 17:53
小瓶
はるな
短歌
2
24/12/18 14:24
くまちゃん、アサイーボウルを食べる。
おやすみ
自由詩
2+
24/12/18 11:42
独り言12.18
zenyam...
自由詩
3*
24/12/18 11:15
行けない理由
キャサリン
自由詩
1*
24/12/18 9:31
冬香る早朝
〃
自由詩
3*
24/12/18 9:20
最近のお子さまが考えていそうな、「日本ゾンビ大国仮説」を考え ...
足立らどみ
散文(批評...
5*
24/12/18 8:45
ma'am
atsuch...
自由詩
10*
24/12/18 6:47
GN
唐草フウ
自由詩
7*
24/12/18 4:50
ひるね
本田憲嵩
自由詩
8
24/12/17 22:41
野施行三十万円 ⑲ ⑳
水恋鳥魚夫
散文(批評...
1
24/12/17 21:53
【病棟日誌】 今日のメニュー
レタス
自由詩
8*
24/12/17 21:24
君の鎖骨
秋葉竹
短歌
2
24/12/17 20:41
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
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64
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85
86
0.41sec.