けっきょく、しずかになってゆくことが、このいのち
のもくてきであることをしる。はとうのようにおしよ
せるむねのいたみも、あれくるうふううのような、じ
んせいのじけんたちも、あとからふりかえれば、 ...
短冊、
ほそい笹の木にとりつけた、
さまざまな、
にっぽんの夏のいろ、
ゆうがたにリアカーをひいて、
みんなで町内をいっしゅうする、
ものらるのラジカセが七夕の唄をうたう、
そのうち日が ...
熱せられた窓をガラッと開けた
外気がもわっとなだれ込む
蝉の声が木々に繁っている
グラスに入れた氷がカランと崩れる
エアコンの呼吸音が大きくなった
真夏日の
渓は明るく煌いて
涼風は香り
熱くなった肌を冷ます
あまりにも静かな流れだった
ちかいとほい
あゝあなた、
雨降りですね
腹筋の乳房の
ふっと盛り上がり
ひかりちから降り注ぎ
柔らか硬く硬く柔らか
うんとうんとね
もっともっとさ
やはらか垂直に
平面 ...
こころの闇を
照らす
五行歌に
いのちを
焼べる
※ 焼べる=くべる。
・
失われた何かと
ひきかえに
何かを得た
何かは
何かを何かしていく
・
手を ...
釣り師から
坊主になって
しょげかえる
落果の
音が
聞こえるくらいの
静かさで
冴える月光
居酒屋あたりで
一杯やらないかあー!
猛暑の夏
きりりと冷えた生ビールでよー
一杯やらないかあー!
孤独の心に酔いを回してさー
居酒屋あたりで
一杯やらないかあー!
猛暑の夏
き ...
かいわれ大根
小さいけれど
わたしの収穫
何もないことが
朝だと知った
寄り添う、だなんて
なんだか軽い言葉
そんなものにも
救われたかった
窓を開けると
蝉しぐれ ...
欲しい言葉は常に適時にリアルタイムで直接他人が教えてくれた。今まで楽な人生を送ってきたもんだから変えられないだろう。残りの人生を選択するときは或る意味楽しいのだから慎重に楽しんで生きていこう。
...
○「『吾輩は猫である』を読んで」
吾輩は人間である
吾輩は男である
吾輩は年寄りである
吾輩は独り言を書く田舎人である
吾輩はメダルとは無縁のふつう人である
○「認知症」
奥さんが認 ...
祖母に顔を見せるため、とにかく暑い中、久しぶりに実家へ帰る道すがらのことだった。
くたびれた半袖のシャツに、ベージュのハーフパンツを履いた六十代くらいの男性が、喫茶店の席に座ってゆで卵の殻を剥い ...
すれちがいはさみしいね
通り雨は
違う場所に降っている
うそはもっとさみしいね
蛍は水しかのまなくて
手のひらですぐいきたえる
でもわたしはそんな儚い
あなたになれず羽を噤む蝉だ
...
深いふかい闇に沈み
初めて輝き出る光こそ
真なるヒカリ 、
それまでは無ノンセンス、
(光)と(闇)の間でバランス取りつつ
深いふかい闇 、
無というノンセンス*という
真っ逆さまの ...
明け方の悪夢が目を覚ましてからもずっと漏水のように滲んでいる、それは猛烈な夏のせいだけではもちろんないだろうし、まして狂いかけた脳味噌のノイズのせいだけでももちろんなかった、正気の方が狂気よりもず ...
川底で足を滑らせ 深みに沈んで
水面を見上げていた 外は明るそうだった
記憶は二秒くらいで途切れ 後は母からの昔話
父が飛び込んで 助けてくれたのだって
そうなんだ そんな人 ...
羊水の中は温かく
世界を知らない
夢見る神の子
トンネルを抜けて
肺に空気が突入する衝撃
重力の宙ぶらりん
世界の始まり
胎内の記憶は引き剥がされ
あらゆる感覚器官に
ジャンクが ...
渓を夢みて酒をのむ
ふんわかふわふわ
白雲流れゆき
自らに映り出す
とほいとほい光源の影
散りばめちりちり
細やかに
私という霊魂を
優しく慰撫し
影踏みながら懐かしみ
受け容れられること
ひたすらじ ...
私を
知るのは
誰もいない
と幽霊の私は思うけど
魂は私を知っている
・
星の
心音を
聴き
透けて青く光る
小鬼
・
水の記憶を
知る
葉の細胞は
光合 ...
大切な悲しみの
光は
しんとした影を
つくる
愛
ひより、アヒルのひなどりの顔をしたとてもちいさな黄いろいペンギン。そのずんぐりむっくりな身体から、ほんのすこしだけ出っ張っているだけの、ちょこんとした、そのとても短い手足。その橙色のタラコのようなクチ ...
そんな記号の縺れや絡まりを休日に解いている
きみは雨音に聞き入って 雨などとっくに止んだのに
トンボの翅を咥えたことがあるかって
森をさまよった少年が手入れもしないナイフを持って
復讐に来るよ ...
食べるものを作る人の手が触れる時
その土は地球だ
人を殺すものを作る人の手が触れる
愛する者たちの息も
貴方のものと同じ空気に違いない
星を眺めるものを磨き
星を渡るものを組み立て ...
俺は「無」から生まれた
なにも苦しみや悲しみや絶望や失望から
生まれた訳じゃあない
膨張する欲望を
慎ましく隠し込むことが
正しさに似たおこないだと
知ってずっと
知っ ...
群雄割拠の時代が終わろうとしていた。久慈の豪族、佐川義久は隣国の領主たちを自分の城へ招いた。月丸扇の紋章が描かれた屏風絵を背に、広間の上段に義久が座り、宴の席は中段に設けてあった。下段には着飾った遊 ...
狸作(たぬさく)か
デコイしょうする
一部分
バウムテストの
木をみて思う
手を伸ばせ
まっすぐ伸ばせ
手を伸ばせ
照れずに伸ばせ
欲しいと叫べ
{引用=音}
拾ったノート
裂かれた紙片
路地裏で思案する
この筆跡は、
群青に滲むヤドカリの砂
いまに消える声
ゼンマイの破片
砂利に、ちいさな仔犬
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
日記(しずか)
岡部淳太郎
自由詩
5
24/7/30 4:24
八七夕
本田憲嵩
自由詩
10
24/7/29 22:37
夏の音
海
自由詩
7
24/7/29 19:49
五行歌【渓流】ボウズ
レタス
自由詩
5*
24/7/29 19:27
宙ノ言葉
ひだかたけし
自由詩
5*
24/7/29 18:04
※五行歌 七首「いのちを 焼べる」
こしごえ
自由詩
5*
24/7/29 17:02
今日
レタス
俳句
4*
24/7/29 16:29
※五行歌「落果の 音が」
こしごえ
自由詩
5*
24/7/29 13:14
居酒屋あたりで
ホカチャン
自由詩
3*
24/7/29 10:46
蝉しぐれ
たもつ
自由詩
6
24/7/29 8:26
選択は(私も含んだ)人まかせで
足立らどみ
自由詩
3
24/7/29 7:53
独り言7.29
ホカチャン
自由詩
1*
24/7/29 6:22
羽(加筆した結果、散文に投稿することにしました)
パンジーの切...
散文(批評...
3
24/7/29 1:57
しずかなふちどり/夏
唐草フウ
自由詩
9*
24/7/29 1:18
詩想、詩書き人*という私の基本的態度
ひだかたけし
自由詩
6*
24/7/28 23:04
深海のモノローグ
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
24/7/28 22:22
会いに行けるとしたら
短角牛
自由詩
9*
24/7/28 20:27
慟哭
海
自由詩
4*
24/7/28 19:22
明日
レタス
俳句
6*
24/7/28 18:17
まぼろしそんぐ
ひだかたけし
自由詩
3
24/7/28 17:58
※五行歌 三首「星の 心音を 聴き」
こしごえ
自由詩
7*
24/7/28 16:58
※五行歌「大切な悲しみの 光は」
〃
自由詩
4*
24/7/28 16:17
ひより
本田憲嵩
自由詩
7
24/7/28 13:45
白黒テレビ
ただのみきや
自由詩
6*
24/7/28 12:47
その手
soft_m...
自由詩
10
24/7/28 12:18
光に希み闇に祈る
秋葉竹
自由詩
3
24/7/28 9:18
由比寺の刀
atsuch...
自由詩
4*
24/7/28 6:42
狸作(たぬさく)
足立らどみ
短歌
1
24/7/28 5:08
手を伸ばせ
TAT
短歌
3
24/7/28 2:54
音
ryinx
自由詩
13
24/7/28 2:40
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
加筆訂正:
八七夕
/
本田憲嵩
[24/7/29 23:32]
最後の行、若干修正。
ひより
/
本田憲嵩
[24/7/28 23:29]
加筆修正。
0.4sec.