見上げた空に響く音
夜の果てを追いかけた心が輪を描く
透明な糸で結ばれた声
掴めぬほどに朧げな希望
指先に感じた微かな振動
目を凝らせば見える星のよう
意志を込めても止まらぬ揺らぎ
...
地球は植物が人間を支配する人間牧場だったという、ヴォイニッチ手稿の考察動画を見た。久しぶりに好奇心が掻き立てられる感覚が蘇った。
特に、人間の為に神様に反旗を翻した植物という言葉心惹 ...
すべてのバリアーを打ち破って
愛する存在を迎えに行こう
この世は盛り
皆が生きている
花咲く季節になったので
虫たちも動き出した
鳥の鳴く声は聞こえぬが
私の家の庭に咲く花たちは
優し ...
あの人がまだ何か言ってるのに
灰青の夢が覚めてしまった
また置いてけぼりだ
溶けたまま起き上がる
準備しなくちゃ
背中にあるはずの羽を隠す
曇りガラスの眼鏡をかける
おっと ...
歯を剥き出して笑う君は悪魔のよう
自分より高みに昇ろうとする者を蹴ッ跳ばし
突き陥としては意気ようようと胸を張る
嗚呼、人は己の心に偽りがあったとしても
他人を慈しむ事など出来るのだろうか ...
3
「゛本当の賢さ゛か」
皮肉っぽい口調で茶々を入れる声が響いた。振り返ると、黒い長髪の男がスポットライトの下で俯いていた。
「経験が言葉に勝るなら、全ての殺人者は、刑務所に入れられる ...
運命の輪は廻る
残酷な程に
君を追いかけ手を伸ばせば伸ばす程
君は遠ざかってゆくよ
ねぇ?僕のこのキモチ
知らんぷりばかりして目も合わそうともしないけど
僕は君だけを見つめてるんだ ...
ああ春霞
それともかすみ目か
大切なのは自分のまぼろしだ
それが大きななにかを映し出した
鏡の砕けた欠片だとしても
預言者はまぼろし中で真実を見る
多くの人は現実にまぼろしを重ね ...
命に対する畏怖を知らないくせに
気軽に恐怖症の文字を躍らせるなよ
そうやって過剰表現で包括されるから
嘘が殆ど真実みたいになって泣くこともできない
感情が蒸発したら何処にゆくというのか
その ...
「くうみ」が空っぽの身だからといって無意味などころか最大のより所にもなる
ということで神は服をお脱ぎになって今夜はすっかり「くうみ」となりおおせた
神の不在をなげくどころか不在にこそ神の裸体がある ...
少し混むH電車
夕陽がまぶしくて
目があけられなかった
背の高い彼には
夕陽は見えていない
おもむろに
リュックから取り出したノートを
私の顔の前にか ...
あなたの恐れは強い
本当の愛を隠している
自分からは逃げられないよね
最後に人に渡さなければ
そうしないと先へ進めない
色んな事情が重なって
今まで愛を実現できなかったでしょう
私もあな ...
朝に起き外に出でれば
新緑の色付き青々と
彩の輝き優しく滑って
ひろがるひろがる艷の野辺、
血の流される彼方此方で
自らの内に宿る宇宙の
外なる宇宙と同期して
抱える哀しみ歓 ...
私は腕を開いて
胸の中に世界を抱きしめる
たったひとつの世界
すべてをさとりの中に包み込もう
愛は簡単なこと
愛は難しいこと
だから愛は簡単だと言われる
言葉における対立は
空なる真理 ...
退屈が積み重なったら古い地層みたいになってしまって、
その灰色のひだとひだのすきまに挟まれたまま白目をむいてる。毎日。
タイムカードを通した。接触が悪くて何回かタッチしないとチェックできな ...
まったく仕事のない家業の室内で、山に行かない日はひたすらネットフリックスを鑑賞し、厭になると動画サイトを見る、現代詩フォーラムを徘徊し気になる作品にポイントを付与。そのほか、時折自分のための料理を作 ...
犬人
いつもそばに居る
人以外の生命体、何ものかは
進化が止まってしまったのか
自然の摂理に反しても
彼にはなにも罪もない
むかしの卓上のPCは
いまはテーブルの下で
眠っ ...
あたまから
どちらを手にしようか、迷うときがある
どちらも食べやすくて、食べにくさがある。
酒のつまみには豆腐だろう。
ご飯に添えるならば納豆だ。
どちらも同じく大豆 ...
かけちゃだめだけど
日々にあればいいもの
君が知るもの
誰も知らないもの
一服
匙で3杯
泡がくるくるまわって
つたないお点前
おかしは桜餅
よみひとしらず
新しい詩を探していくつ旅をすればいいだろう
溢れる想いを言葉に乗せてリズミカルに詠う強さを僕は持ちたい
頭の先から足の爪先まで創造の神が渇れ果てるまで
迸る激情(パッション)を筆に込め白い草 ...
カーラジオから流れてくる曲が
その人の心の叫び声に聞こえた
いたたまれなくなる
時速二十キロ
公園の柵
見下ろす私 見上げるその人
私に手を差し伸べ 優しく ...
おかのつみ
はらからのつみ
さとのつみ
だれがしはらう
だれがあがなう
このほおを
なぜてゆくかぜ
ふえのね ...
拡がりゆく色々模様
意識の瀬際に滲み現れ
無限無限 、透きとほり
光響を放ち輝き逃れ
入れ込む力みを柔ら解く
△
たまぁにあってたべあるきして
てをつないだりののしったり
し ...
ケンタルラ ケンタルラ
ラッタルルラ ルルルルラ
あ、もしもし
わたしの ちいさな幽霊
今日はお日さま 見えますか
好きなものとか あるんですか
机に座るのが お好きと聞いたのですが
...
草臥れたぼくを折りたたんで
シャボン玉みたいに脆い
紙飛行機
ため息に乗せて飛ばしたんだ
きみのところに届いたら
開いてみて
きみの瞳に映る時だけ
ぼくは ぼくでいられるから
...
洞穴からまた
光を浴びて
あいつが
のそのそと
出てきた
でかいくまだ
暗いやつだ
黒いやつだ
まっ逆さまのやつ
どん底のやつ
底無しで
...
深いところから
音が響いてくる
私の心を揺すぶって
答えを出せと迫って来る
人と対するときに
答えを持って接しても仕方がない
私の命の音を
聞かなかったことにしても
仕方がない
...
筍と米五キロ買う日和なり
シーツ干す鶯の声たどたどし
水風呂で整う人の摩訶不思議
春の風粗大ごみの日のベビーカー
道草する犬とイヌフグリの青よ
春嵐生きとし生ける者の今
口惜しいなんてきもち捨ててしまいたいよ
一番の輝きが最後まで放たれる事なく終わってしまうなんて
こんな無惨な事はない
僕の感情は荒浪に揉まれて塩辛い涙に溺れそうになる
まるで柁を失った難破 ...
狂った闇が朝焼けに駆逐されていく、一晩中続いた内なる闘争は荼毘に伏される、何かが終わったわけではないし、始まったわけでもない、ただ圧倒的な力によって一区切りついただけ、眠ることは出来る、眠ることは ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
透明な座標
海
自由詩
5*
25/4/20 19:22
クレクレ星人の独り言「ヴォイニッチ手稿考察」
ジム・プリマ...
散文(批評...
2*
25/4/20 18:23
庭の花
杉原詠二(黒...
自由詩
1*
25/4/20 18:05
出勤
◇レキ
自由詩
3*
25/4/20 16:51
悪夢の呟き
栗栖真理亜
自由詩
4
25/4/20 15:28
砂の城の考察 #3
まーつん
散文(批評...
0
25/4/20 13:59
哀しみの歯車
栗栖真理亜
自由詩
2
25/4/20 12:55
古い古い一冊の雑誌のような人にわたしはなりたい
ただのみきや
自由詩
4*
25/4/20 12:25
ifu
饂飩(うどん...
自由詩
1
25/4/20 12:18
執着を消し去る入魂トロールマシン ~トロールの神話~
菊西 夕座
自由詩
3*
25/4/20 10:56
夕焼け電車
花野誉
自由詩
3*
25/4/20 10:43
愛から逃げないで
杉原詠二(黒...
自由詩
2*
25/4/20 10:37
汀 、半時のあひだ静かなりき
ひだかたけし
自由詩
4
25/4/20 10:17
証明する愛
杉原詠二(黒...
自由詩
3*
25/4/20 9:21
帰巣本能
ねことら
自由詩
2*
25/4/20 7:36
物語は終わり、別な物語がまた始まる
山人
散文(批評...
8*
25/4/20 7:20
犬人
足立らどみ
自由詩
4*
25/4/20 7:15
豆腐と納豆
洗貝新
自由詩
12*
25/4/20 1:46
湯呑み
wc
自由詩
10*
25/4/19 23:26
創造の旅路へ
栗栖真理亜
自由詩
3*
25/4/19 20:09
バラの咲く公園
花野誉
自由詩
3
25/4/19 19:40
青い深い星
TAT
短歌
2
25/4/19 19:38
五行歌、汀の水・内なる宇宙と
ひだかたけし
自由詩
4
25/4/19 19:24
垂直落下、ルルラ
みぎめ ひだ...
自由詩
2
25/4/19 19:10
Paper airplane
海
自由詩
11*
25/4/19 19:07
ほらあなからまた/ひかりをあびて
TAT
自由詩
2*
25/4/19 17:38
命の音
杉原詠二(黒...
自由詩
2*
25/4/19 17:32
春の風
そらの珊瑚
俳句
3*
25/4/19 17:18
君のもとへ
栗栖真理亜
自由詩
3
25/4/19 14:33
鈍い夜の後の幻想
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
25/4/19 13:25
41
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47
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