私なるもの、
この世界宙宇
映し出す唯一の鏡、

 意識研ぎ澄まし

自らの任務 自由に果たす!
胸がチクチク
さりげない一言で
顔色に差すブルー
鳩尾に落ちて苦しくなる

頭を垂れる
腑抜けて幽霊みたいな存在感
ため息から漏れるブルー
全身を包み込む

途方に暮れて
一日も ...
どん底にいたら 綺麗ではいられない

どんなに耐えていても 綻びは生まれるし

ふとした言葉で 涙が溢れてしまう

そうした人から 周りは離れていく

「あなたが苦しいことと 周りに迷 ...
鋼鉄の視界に
荒涼とした原野開け

雨は降り続ける

この終わり無き日々に
あらゆる詩行を辿り
未だ応え無きまま

荒涼の原野に心情の熱注ぎ続け 
脳髄という墳墓に埋められた
死 ...
浴室の/白いタイルが                                         (来住野恵子『脱衣』)

窓という窓に                             ...
夏の
最終回の後に
秋が始まる
あいまいな最終回に
さびしみと歌う



さびしさの
突端に
幸せの家を建てる
歌は
すこし手をふる



月の鏡に
思いを
映 ...
真夏の空の濃い青から
幾重にも時間が墜ちてくる
墜ちてきては蝉時雨に砕けて散ってゆく

強い光線のもと
こんなに明るい真昼なのに
どこからか漂う 昏い水の匂い

それは私のものではない ...
 今となってはなぜ守衛室にいたのか定かには思い出せない。工場の守衛だった恰幅のよい年配のおじさんが、正門を出入りする人や車両をよそめに僕たちアルバイトの三人に聞かせた。とつとつと、 ... 蚊取り線香、
あまり目立たないけれど、
いつも夏には何となくあってほしい、
そのぐるぐる、
夏のなかの秋のような、
やや癖のある、
つよい香りの風情、
線香皿のうえで、
灯した先端の赤 ...
ラリってる時に
作った文章が
しらふの時より
良いなんて
そんな生き方してねえよ

腐ったウィスキーを炭酸水で薄めて
必死にまともじゃなくなろうとしている
きみはまともなのかもしれ ...
わたあめよりも、
本当にからめとりたいのは、
ふんわりとした、
きみの、しろい笑顔、
一本の指がしっかりと
屋根のすべてを締め付ける
風のものではない揺れが
屋根から屋根へと歩き去る


雪のかけらが息にからみつき
寒く苦しく
苦しく寒く
径の行方に降 ...
この夜陰 、この白い小部屋にて

ある物ある物、ありありと在る
 もはや当たり前のこと、 そうして 

    わたしなるもの

渦巻くそれらの内の一分肢に過ぎずと 。
桃と梨を買ってきてくれた私が
冷蔵庫に入れといた一昨日の私が
今日の気力のない私をつなぎ
私をつないでしまう

私たちは
気力のない人生を歩んでいる訳だけども
私たちは感情の少ない多い矛 ...
世の中は
予測できることできないこと
絡み合って
影響
思わぬベクトルが伸びて
大騒ぎになる

新聞紙の上
爪を切れば
いくつかは
あらぬ方向へ飛び出す
そのうち一つは
飲んで ...
ドーッドドドーッ ドドドーッ
ザーザザザーッ ザザザ ザーザザザーッ
木漏れ日の渓に透明な水が溢れる
ここ数日の夜中の豪雨で水量はいつもの3倍くらいはあった
流れが激しいとヤマメは岩の陰に隠れ ...
くっきり赤々と
色付き増して
伸びゆき
伸び開きゆく
花 ガーベラよ 、

 ゆらめきさざめく
  チカラの交差、
 貫入スルそれは何?

まぁるく丸く花冠かたちづくり
まっすぐ ...
偶然の必然
私が

ここに
在るということ



こころの
大切な
傷が

いのちを歌う
制限速度プラスで
駆け抜ける峠道
それがビジネスの速度
実はナルシズムの速度
コーナリングでのロールが
大きい程やってる感があり
遅いクルマを追い越す度に
優越感に浸りつつ
峠の駐車場 ...
 午後の熱にうだる 
 れんが道
 口から舌を出したまま
 首をうなだれる小さな犬を抱く
 中年の女性とすれ違う

 植え込みには等間隔で咲く
 枯れ色になったミニヒマワリ
 まちは夢 ...
すこしもやいでいる朝
木々から蝉たちのこえがふってくる
絵にかいたらこんなふうかな
まる
ひとさしゆびでそらにたくさんのまるをえがけば
きみもちいさなそのゆびで
せいいっぱいのまるをえがく ...
差出人不明の手紙が届く
水のことが書かれていて
記憶みたいに綺麗なのだけれど
ふとした拍子に
大切な虫かごをなくしてしまった
生きていたことがあるかのように
わたしたちは立ち止まり ...
もぐら掘る掘る
命みじかい始原菌に鎧われて掘る
太陽を感じる見えなくったって
もうすぐ夕暮れ土の中が一番熱くなる時刻

頂点は一瞬だけど
その前後の緩やかな丘に沿って掘る
青いトンネルい ...
一握りのエリート軍官僚が
机の上だけで妄想する演習で
動員された中学生は
上空の核反応で黒焦げになる


町は核実験場になって
たくさんの科学者たちは
眼の色を変えてデータを取る
...
うっすら光り広がる
意識の視界の開け続け
やがてそれら 、
白銀に光り揺れ輝くひたすらに
誰かの優しい眼差し感じながら



生死の境域を奔走しながら
自らの意識を最後までに
しっ ...
私は
時々
恐ろしいことを言う
それでも
言いたい



私は
強欲な奴だ
だからこそ
足るを知る
と たまに思う



あの人から
頂いた
言葉が嬉しいの
...
教科書だけを頼って
知らず知らず
顔を失っていく
巨塔にエスカレーターで
上っていくの
顔はわからない
でも名刺はあるの
肩書きの交差点
顔なしたちが渡り歩く
心配はないの
皆同じ ...
やはらかな
羽毛に包まれ
小枝の葉繁る上に
ちいさな細身の肉担い
ぽっと現れた 、アナタ
仄か純白に輝き在りながら
黒々とした髪や伸び映えた髭

      誰 ?

問う迄も無く ...
新鮮なみのりを睨む
可憐な枝の先っぽで水や 蜜をたっぷりたくわえ光と風にゆれ
何かに咥えられるのを待つ 豊かさを睨む

窓をのぞいたら 朝
朝は苦手、って 言ったらすこしは好きになってくれる ...
精神病の症状が悪化していた時、少年や青年に助けられる機会や、話が合うと感じる時期があった。年齢退行状態だったと思われる。今も父親に頭を撫でられることで精神を安定させる状態なのだけど。しかし現実に少 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
詩想・「私なるもの」、五行歌借りひだかたけし自由詩324/8/11 21:12
どこまでもブルー自由詩6*24/8/11 18:39
だからころここ自由詩5*24/8/11 18:24
Redひだかたけし自由詩324/8/11 18:13
WHY SHOULD I CRY FOR THE BOY I ...田中宏輔自由詩12*24/8/11 17:29
※五行歌 五首「大きな一つの 命」こしごえ自由詩6*24/8/11 17:27
炎 昼塔野夏子自由詩5*24/8/11 9:12
世間 湯 煙散文(批評...5*24/8/11 7:56
蚊取り線香本田憲嵩自由詩424/8/11 2:31
とてもとてもすばらしい、スペクトロスコープ竜門勇気自由詩2*24/8/11 1:36
わたあめ本田憲嵩自由詩324/8/11 1:01
天地天地天地木立 悟自由詩724/8/10 22:36
詩想・「わたしなるもの」ひだかたけし自由詩224/8/10 21:14
生霊這 いずる自由詩5*24/8/10 20:12
newspaper自由詩4*24/8/10 18:47
渓流の女王レタス自由詩4*24/8/10 18:39
夏日、花 ガーベラに ひだかたけし自由詩324/8/10 17:44
※五行歌 二首「今 ここに 在るということ」こしごえ自由詩4*24/8/10 13:41
制限速度マイスターイオン自由詩1*24/8/10 12:54
雪の幻リリー自由詩6*24/8/10 11:02
なつのたまてばこそらの珊瑚自由詩14*24/8/10 8:51
講義たもつ自由詩324/8/10 7:05
もぐらsoft_m...自由詩824/8/10 5:38
被爆国藤原絵理子自由詩724/8/10 0:04
五行歌、大地と意識と 大地震を前にひだかたけし自由詩4*24/8/9 20:20
※五行歌 四首「そこからまた 歩き出そう」こしごえ自由詩5*24/8/9 19:39
face自由詩624/8/9 18:49
聖なる夢見ひだかたけし自由詩224/8/9 18:20
soft_m...自由詩924/8/9 15:53
「イットと呼ばれた子」由木名緒美散文(批評...424/8/9 14:42

Home 戻る 最新へ 次へ
39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 
加筆訂正:
だから/ころここ[24/8/11 19:56]
誤字修正
雪の幻/リリー[24/8/11 15:53]
改稿しました。
かざぐるま/本田憲嵩[24/8/9 18:44]
加筆修正。
0.26sec.