○「イキテイルことへの感謝を込めて」
イキテイル イキテイル
今日もイキテイル
「オギャア!」とこの世へ送り出されてから
ずうっとイキテイル
病死 事故死 事件死 災害死もなくイキテイル
...
死神、画商
藝術家の死はカネになる
死に際に何點か繪を買つて置く
やがて没年の後何年かすると
画家の許容され得る時代が來るかも知れず
愛情を以て愛を語るより
Money honeyを以て語 ...
彼らはファッションモデルで皆貧しく着回しの事しか考へてゐなかつた
スタイリストは職掌柄助言を與へたが彼ら彼女の提唱するスタイルに従はなかつた
彼らは一様にフェラーリに乘るのを夢見たが彼らの多くは運 ...
雪明かりの中、ひさしぶりに散歩に出る
獣たちの足跡が点在し、ときどき走っては敵に怯えるように急ぎ足になったり、少ないながらもその痕跡が塗されていた
時折、小声で独り言で事を説明する私は酷く滑稽であ ...
幼い日にあなたの眼を潤ませたものは
ないだ海の夜に掻き立つ縞模様の水音ではなく
照明の暗い
ガラスの箱で区画された
文字に起こされた生態であったのかもしれない
古びた ...
こんなことがあった
神奈川県鎌倉市手広のあたりを
自転車で走っていたら
宅地の一角に建つ物置のような家から
おばあちゃんが丼鉢にラップをかけて突然出てきた
なんですかそれ?
厚揚げと大根の ...
きみの手は、
しっとりとした雪が、
もうすでに降り積もっている、
ひんやりとした夜の雪原である、
まあ読めるんよ
十代のころ滝沢馬琴とか読んだし
十返舎一九も上田秋成も読んだしな
だからまあ無理すりゃ書けなくもないんだな
幕末や明治の本も読んだしなあ
明治の本ってさ
むしろお江戸の ...
夢は別の世界で
自由なのに束縛されて
真夜中の街に出た
街はもうひとつの世界で
お金がなくても
歩いているだけ でも
楽しかったはずなのに
休まる場所が見つからない
暗い歩道に ...
バタン。
僕はロッカーの扉を閉めて、深い溜息をついた。
何か背筋がゾッとするような気持ちに襲われる。
素早く辺りを見回すと、おそる、おそる、といった感じで目の前のロッカーを見つめた。
...
冒頭に流れる陽気なラジオ
今年一年を振り返ってる
あてもなく車を走らせながら
あなたとの結末を思い出してる
ねえ、気付いたかい?
クレジットの旋律が物語全体と同じなんだ
側 ...
ぼくが
ぼくが
兄弟揃って母へ伸ばす手
引っ張り合いをして
母を困らす
大人になっても
おれが
おれが
兄弟揃って母の気を引き
マウントをとり合い
母に苦笑いさせる
...
ランボオは明らかに
佛文學の發展に寄與しやうと云ふ氣が
彼の戀人より尠なかつた
だからと云つて
彼は能く愛された男娼の
つもりもなかつた
彼の詩には秀才は秀才なりに*、なる
衒ひはないが ...
言葉を
落とした
気付かない
人たち
有り余る余白は
透明色に…
彩られつつも
黒に程近くなってゆく
いつしか
すっぽり
街は影に埋まり
人々はココロ明滅させ
まるで星空 ...
夜中にはたと目覚め 妙な異和感
何か重たい記憶を背負った様に
ふっと気付く 、深々と
どこかにいた
今まで俺は確かに何処かに居た
想い ずんと
落ち来る如く
沸き起こる
け ...
1.カイニイータ
台所の食器棚に長いことしまってある白い粉薬はカイニイータという名の毒薬だと知った。カイニイータを持って鶴のくる村にゆく。村の広場や庭には白い大皿が何枚も何枚も並べられている。私 ...
いわゆるマイクロノベルのような文章ですが、全部元ネタは私の夢です。
1.どっちが幽霊
午後の図書館にきて閉架書庫に入る。薄暗くて寒い部屋の奥、日差しが差しているように明るい。窓はないはずな ...
深い夜には市場も眠り
猫も夜盗もいないでしょう
ただ美しい死の香りがする
ただ月光が石畳を照らす
町をみおろす山の手にある
煙突がある洋館には
少女が眠る寝室があり
恋に ...
どこかへ行くのを縋って留めた
私達はどこにもいけないはず
粘ついた湿度が君の手から溢れて
しどどに濡れた服の袖を
振る
重みが自分の価値を表す
そう言われるうちが花であり
言われなければ ...
こんな夜更けに誰だろう心の扉を叩くのは
あらん限りの力を込めて救いを求めて呼んでいる
土砂降り雨のその中で頼る当てなくたどり着き
今にも喉張り裂けんばかりに救いを求めて呼んでいる
覗き ...
ぼく、うしどし。
おれは、いのししで
おれの方が〝し〟が多いよ。
あらら、ほんとね。
ほかの〝えと〟では、どうかしら?
たしか、国語辞典の後ろにのってたよね。
調べてみましょ。
うう ...
冬山の
白い姿が美しく
想える部屋で朝を迎える
まっすぐな
視線にすこし惚れている
生きてゆくってこんなもんかな
新婚で
過ごした遥か過去 ...
(533-3)古典・古語を学ぶ意義はあるのか
大い
にある
奈良平安朝の人の心が見事に言語を通して形になった
奈良平安朝は日本文学の発祥の時代.ふるさとです
世のしれ者かな・徒然 ...
○「二刀流」
大谷選手はやはり二刀流だった
昼も夜もバットを振り回していた
二世誕生おめでとう!
僕のバットは昼も夜も萎れている
○「ウララ」
ウララ ウララ 裏金よ
ウララ ウララ ...
身体の隣には
太平洋があった
太平洋は凪いでいた
名の無い
小さな海が好きだった
その海は机の
引き出しの中にあった
机は遠く故郷に
置いてきてしまった
それなのに
...
愛つてなーに?
心悸亢進のと或る形だよ
?
シンキコーシンつてなーに?
愛、さ
?
機智の詩は書きたくないね
ウィットさへあればいゝと
思はれるのは恥辱だ
重い物を引き摺つて書くんぢ ...
大聖堂の中にゐる
埃がもうもうと立つ
その伽藍は
とうに廢されたものなのかも知れない
コノハズクみたいな服を着た
善男善女の亡霊
私は見たのか
見なかつたのか
司祭はゐない
寒けがす ...
『百日後に屠殺される豚』
タイトルはこれで行こう
家畜を〆る際、恐怖心を与えると
肉が固くなる
ので恐怖心を与えずに
スパッと
そうなんだ
サイコ味が深い
ペナルティが ...
手のひらですくえるほどの軽さ
ふっと息をかければ羽毛のように
水のようにさらさらと
それくらい
それくらいと言いたいのに
あなたが踏んだ泥は何億年後かにも
化石になって残るだろう
た ...
また・・・だ・・・!
ぼくはいつも息苦しさで目が覚める。
そこはいつも暗闇で、妙に青白くて美しい両手が、僕の首を包み込むようにして絞めている。
僕は必死で引っぺがそうとするがぐんぐん締め付 ...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
大晦日の独り言
zenyam...
自由詩
4*
24/12/31 7:03
A Merchant of Death
髙任勇梓 T...
自由詩
4
24/12/31 6:06
(Do you wanna be a) Male Model ...
〃
自由詩
2
24/12/31 5:59
冬のにおい
山人
自由詩
20*
24/12/31 4:21
散らばった宝石
なけま、たへ...
自由詩
2
24/12/31 1:01
煮物の神さま
室町 礼
自由詩
5*
24/12/31 0:00
雪手
本田憲嵩
自由詩
18
24/12/30 22:13
正字旧仮名文語体【きょうのソネット】
佐々宝砂
自由詩
4
24/12/30 21:30
見つめなおし
足立らどみ
自由詩
14
24/12/30 20:50
首曳きの唄
栗栖真理亜
散文(批評...
2
24/12/30 20:05
lean back
mizuno...
自由詩
8
24/12/30 19:07
延々と綱引き
海
自由詩
4
24/12/30 19:02
男娼アルチュウル
髙任勇梓 T...
自由詩
1
24/12/30 18:58
ランタン(蜜柑が光る夜)
らりるれろ。
自由詩
2
24/12/30 18:29
この年の瀬、意識の真夜中に
ひだかたけし
自由詩
3
24/12/30 17:44
【閃篇】夢の日常、夢の断片。謎単語篇【マイクロノベル】
佐々宝砂
散文(批評...
2*
24/12/30 17:07
【閃篇】夢の日常、夢の断片。1【マイクロノベル】
〃
散文(批評...
3
24/12/30 17:05
まよなか
秋葉竹
自由詩
1
24/12/30 16:44
サイコーの路地裏
這 いずる
自由詩
3
24/12/30 13:27
鬼哭啾啾
板谷みきょう
自由詩
2*
24/12/30 10:29
木にのぼるわたし/街路樹の。
田中宏輔
自由詩
15*
24/12/30 10:21
君の鎖骨 2
秋葉竹
短歌
2
24/12/30 10:04
野施行十二単衣 ⑪
水恋鳥魚夫
散文(批評...
1
24/12/30 9:16
独り言12.30
zenyam...
自由詩
4*
24/12/30 8:13
小さな海
たもつ
自由詩
5
24/12/30 6:42
愛つて何?
髙任勇梓 T...
自由詩
3
24/12/30 6:03
木霊
〃
自由詩
2
24/12/30 5:58
賢帝の統治
りゅうさん
自由詩
1*
24/12/30 5:49
たましいの重さ
凍湖(とおこ...
自由詩
9
24/12/30 1:19
柔らかき手の殺意
栗栖真理亜
散文(批評...
1
24/12/30 1:06
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