ああ春霞
それともかすみ目か
大切なのは自分のまぼろしだ
それが大きななにかを映し出した
鏡の砕けた欠片だとしても
預言者はまぼろし中で真実を見る
多くの人は現実にまぼろしを重ね ...
命に対する畏怖を知らないくせに
気軽に恐怖症の文字を躍らせるなよ
そうやって過剰表現で包括されるから
嘘が殆ど真実みたいになって泣くこともできない
感情が蒸発したら何処にゆくというのか
その ...
「くうみ」が空っぽの身だからといって無意味などころか最大のより所にもなる
ということで神は服をお脱ぎになって今夜はすっかり「くうみ」となりおおせた
神の不在をなげくどころか不在にこそ神の裸体がある ...
少し混むH電車
夕陽がまぶしくて
目があけられなかった
背の高い彼には
夕陽は見えていない
おもむろに
リュックから取り出したノートを
私の顔の前にか ...
あなたの恐れは強い
本当の愛を隠している
自分からは逃げられないよね
最後に人に渡さなければ
そうしないと先へ進めない
色んな事情が重なって
今まで愛を実現できなかったでしょう
私もあな ...
朝に起き外に出でれば
新緑の色付き青々と
彩の輝き優しく滑って
ひろがるひろがる艷の野辺、
血の流される彼方此方で
自らの内に宿る宇宙の
外なる宇宙と同期して
抱える哀しみ歓 ...
私は腕を開いて
胸の中に世界を抱きしめる
たったひとつの世界
すべてをさとりの中に包み込もう
愛は簡単なこと
愛は難しいこと
だから愛は簡単だと言われる
言葉における対立は
空なる真理 ...
退屈が積み重なったら古い地層みたいになってしまって、
その灰色のひだとひだのすきまに挟まれたまま白目をむいてる。毎日。
タイムカードを通した。接触が悪くて何回かタッチしないとチェックできな ...
まったく仕事のない家業の室内で、山に行かない日はひたすらネットフリックスを鑑賞し、厭になると動画サイトを見る、現代詩フォーラムを徘徊し気になる作品にポイントを付与。そのほか、時折自分のための料理を作 ...
犬人
いつもそばに居る
人以外の生命体、何ものかは
進化が止まってしまったのか
自然の摂理に反しても
彼にはなにも罪もない
むかしの卓上のPCは
いまはテーブルの下で
眠っ ...
あたまから
どちらを手にしようか、迷うときがある
どちらも食べやすくて、食べにくさがある。
酒のつまみには豆腐だろう。
ご飯に添えるならば納豆だ。
どちらも同じく大豆 ...
かけちゃだめだけど
日々にあればいいもの
君が知るもの
誰も知らないもの
一服
匙で3杯
泡がくるくるまわって
つたないお点前
おかしは桜餅
よみひとしらず
新しい詩を探していくつ旅をすればいいだろう
溢れる想いを言葉に乗せてリズミカルに詠う強さを僕は持ちたい
頭の先から足の爪先まで創造の神が渇れ果てるまで
迸る激情(パッション)を筆に込め白い草 ...
カーラジオから流れてくる曲が
その人の心の叫び声に聞こえた
いたたまれなくなる
時速二十キロ
公園の柵
見下ろす私 見上げるその人
私に手を差し伸べ 優しく ...
おかのつみ
はらからのつみ
さとのつみ
だれがしはらう
だれがあがなう
このほおを
なぜてゆくかぜ
ふえのね ...
拡がりゆく色々模様
意識の瀬際に滲み現れ
無限無限 、透きとほり
光響を放ち輝き逃れ
入れ込む力みを柔ら解く
△
たまぁにあってたべあるきして
てをつないだりののしったり
し ...
ケンタルラ ケンタルラ
ラッタルルラ ルルルルラ
あ、もしもし
わたしの ちいさな幽霊
今日はお日さま 見えますか
好きなものとか あるんですか
机に座るのが お好きと聞いたのですが
...
草臥れたぼくを折りたたんで
シャボン玉みたいに脆い
紙飛行機
ため息に乗せて飛ばしたんだ
きみのところに届いたら
開いてみて
きみの瞳に映る時だけ
ぼくは ぼくでいられるから
...
洞穴からまた
光を浴びて
あいつが
のそのそと
出てきた
でかいくまだ
暗いやつだ
黒いやつだ
まっ逆さまのやつ
どん底のやつ
底無しで
...
深いところから
音が響いてくる
私の心を揺すぶって
答えを出せと迫って来る
人と対するときに
答えを持って接しても仕方がない
私の命の音を
聞かなかったことにしても
仕方がない
...
筍と米五キロ買う日和なり
シーツ干す鶯の声たどたどし
水風呂で整う人の摩訶不思議
春の風粗大ごみの日のベビーカー
道草する犬とイヌフグリの青よ
春嵐生きとし生ける者の今
口惜しいなんてきもち捨ててしまいたいよ
一番の輝きが最後まで放たれる事なく終わってしまうなんて
こんな無惨な事はない
僕の感情は荒浪に揉まれて塩辛い涙に溺れそうになる
まるで柁を失った難破 ...
狂った闇が朝焼けに駆逐されていく、一晩中続いた内なる闘争は荼毘に伏される、何かが終わったわけではないし、始まったわけでもない、ただ圧倒的な力によって一区切りついただけ、眠ることは出来る、眠ることは ...
目が醒めてそっと舌先を口のなかで転がせてみる
カサカサに乾いた紅い粘膜が私を虚しく嘲笑う
嗚呼、 茜色に染まる唇が嘘という名の夢を紡ぎ
光惚の海を漂う海月となる
妖しく光る毒の電極が徐々に ...
サクラの樹
ソメイヨシノは交配ではなく
接ぎ木などで増えた植物なので
元の木と同じ遺伝子を持つ
クローンである
どれも葉より先に花が咲く華やかさと
横一列で満開になる賑やかさは
クロ ...
しんと寂しい春の日にむらむらと夕立ち雲がわき起
こるのはなぜなのか。
詩の批評とは詩人が詩を書くときにのみ自らの重力
の垂線にそって吊り下げられる重りのようなものだ。
神にだってひとの詩の批評 ...
まだAIが流す文字は真底まに受けられないかなぁー。たくさんのことに興味を持つのは消費者側としてはお宝が無尽蔵なダンジョンで良いにしても作り手としては何も残せない残していないと気づく頃ではないか
...
海の轟が寄せ還る寂れた街を彷徨った
街灯がぽつりと点り羽虫を寄せていた
ヤモリが一匹それを狙ってヒタヒタと柱を登ってゆく
腹が減った
赤いちょうちんと暖簾が風に揺れている
魚介豚骨醤 ...
日々生きていくということは
日々問題と向き合うということ
不安に繋がる問題もでてくる
自分にしか理解できない問題もある
周りの人には何のことやらと思われる
...
わたし
何も考えずにぶちまけた
ペンキ柄のTシャツが好きみたい
メッセージもくそもない
星とおなじ だって
あんまり 喋らないほうが
いいんじゃない?
でも 猫のおじいさんがはじめて ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
古い古い一冊の雑誌のような人にわたしはなりたい
ただのみきや
自由詩
4*
25/4/20 12:25
ifu
饂飩(うどん...
自由詩
1
25/4/20 12:18
執着を消し去る入魂トロールマシン ~トロールの神話~
菊西 夕座
自由詩
3*
25/4/20 10:56
夕焼け電車
花野誉
自由詩
3*
25/4/20 10:43
愛から逃げないで
杉原詠二(黒...
自由詩
2*
25/4/20 10:37
汀 、半時のあひだ静かなりき
ひだかたけし
自由詩
4
25/4/20 10:17
証明する愛
杉原詠二(黒...
自由詩
3*
25/4/20 9:21
帰巣本能
ねことら
自由詩
2*
25/4/20 7:36
物語は終わり、別な物語がまた始まる
山人
散文(批評...
8*
25/4/20 7:20
犬人
足立らどみ
自由詩
4*
25/4/20 7:15
豆腐と納豆
洗貝新
自由詩
12*
25/4/20 1:46
湯呑み
wc
自由詩
10*
25/4/19 23:26
創造の旅路へ
栗栖真理亜
自由詩
3*
25/4/19 20:09
バラの咲く公園
花野誉
自由詩
3
25/4/19 19:40
青い深い星
TAT
短歌
2
25/4/19 19:38
五行歌、汀の水・内なる宇宙と
ひだかたけし
自由詩
4
25/4/19 19:24
垂直落下、ルルラ
みぎめ ひだ...
自由詩
2
25/4/19 19:10
Paper airplane
海
自由詩
11*
25/4/19 19:07
ほらあなからまた/ひかりをあびて
TAT
自由詩
2*
25/4/19 17:38
命の音
杉原詠二(黒...
自由詩
2*
25/4/19 17:32
春の風
そらの珊瑚
俳句
3*
25/4/19 17:18
君のもとへ
栗栖真理亜
自由詩
3
25/4/19 14:33
鈍い夜の後の幻想
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
25/4/19 13:25
至福の宇宙(そら)
栗栖真理亜
自由詩
3*
25/4/19 11:43
サクラ満開納期厳守
イオン
自由詩
3*
25/4/19 10:53
春の夕立ち
室町 礼
自由詩
2+*
25/4/19 10:13
無尽蔵
足立らどみ
散文(批評...
2
25/4/19 9:19
ラーメン
レタス
自由詩
14*
25/4/19 3:37
襲いかかる問題と不安
佐白光
自由詩
3*
25/4/19 1:50
流線形のせかいとわたし
みぎめ ひだ...
自由詩
1
25/4/18 21:59
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
0.23sec.