かしまし夜の楽しさに
灯りの照らす 微笑みに
進む酒杯に 唄う随(まにま)に
ガラスの雫の涼しさに
盛夏に馳せる 夜凪のひととき
浮力を失くした夏を掌に掬い上げ
大地は死者と契る
数は数えるものではなく
総体として抱きしめることで
各章から噴き出す色彩の嗚咽や戦慄きすら
受肉した祝祭の肌を駆ける花びらであることを
...
蜩の歌声
何万年昔のそれと
何万年後のそれは
変わらない歌声だろうか
愛の歌の
※ 蜩=ひぐらし。別名、かなかな。
・
濃い影を
つくる光は光か
光とは
導く存在では ...
歪んだ燭台の中の左手の小指の先端の骨はすでに黄色く、そこでどれだけの時間が流れたのか見当もつかなかった、一匹の大きめの蟻が意味ありげにそのそばに留まり、しきりに触角を揺らしていた、石で作られた建物 ...
衣装ケースの底に今も蔵って有る
レトログリーンに白ドット柄の
スカート付き水着
もう 着れる歳でなくなってからも
ずっと処分せずにいた
これが一枚の写真の様だから
眩 ...
生きるって
恋することだと想うんよ
離れたのちいま、つなぐ手熱く
その雨の
音をじょうずに不幸がり
傘を買いに、ゆく約束をする
指切りを
なにの ...
早く帰らなきゃと思った
あの午後に
わかっていた、
さみしいこと
あなたが
さみしいまま笑うこと
そうされるとどうしようもないこと
名前のない感情を
手近な恋でくるもうとす ...
8月12日の高校の同窓会の最終打ち合わせを
市内のファミリーレストランでやることになった
約束の午後3時前に着いた
N君はすでに着いていた
入って右側奥へ座っていた
しばらく雑談しながら待っ ...
ぎゃん泣きのうれし涙を一度だけ
嬉しくて一度だけでも泣きたいな
斜めからめていつも生きてた
いなかつたこんな人は今までも
いつまでも続く感動の痺れ
まぐれでも出逢えた奇跡
...
結局は、自分のことしか好きじゃないし、結局は、自分にしか興味がない。
結局は、他人のことなんか、どうでもいいし、結局はなにもかも虫が好かん。
結局は、誰に対しても腹の虫が治らないし、結局は誰も彼も ...
心には
道があるだろ
本当は
嘘を付くなよ
見えてるんだろ
人生のピークが去った
ワシの主治医が看護師に言ってた
それでも未だにワシは
十分やれそうな気がしている
夕方5時のチャイムが
いつも何だか胸に響いて
人生のカウントダウンのように
ぼ ...
ついこないだまで
チピチピチャパチャパ言ってた弟が
今はギリギリダンスばっかり言ってる
YouTuberになりたいんだって
YouTubeでバズれるくらい ...
蝉しぐれ
サリサリと飲む
かき氷
残酷な絵だからと
もう誰も教えてくれない
焼け爛れた日の記憶
キノコ雲に被われた
町にいた人々のことを
スクールバスはどこへ行く
地球は机上で分断され
核の傘という見事な絵空事
地 ...
フスマがカベがモクメが
しばし しんと
沈黙の内に佇み在り
ふっと次の瞬間 、
一斉に起立し襲い来る
狂う狂う!無機に無に、
自らが呑み込まれ
自分が意識が奪われ解消されて ...
雨を乞う父が安らかに過ごせるよう
夢のなか眠りのなかまで空梅雨
青嵐三十日も遅れて来
雲もなく夕暮れてなお蝉しぐれ
明ける朝にわかにとまどい大暑かな
アイスティーマディソ ...
人間に似せた偽物逃げた店 現に見世物小屋も兼任
カラフルが殻からあふれ空へ降る 空だったから身体に触れた
日の丸を八月九日の白を赤い月日を丸い目で見る
今は今だ
私という今今という私
私が死んだら私の
今は今ではなくなり
過去の亡霊になる
・
今は 回り回って
すべての今とつながっている
五行歌を書いている今
宇宙の今
あ ...
ながい休みを終えて 心にのこる青
とても気持ちよく泳げた日
眠りにゆく藻や蟹の子どもたちに からだを洗わせ
子どもみたいに 沖でじゃれあって
冷たい層をくぐり抜けられたら
そこにも きみ ...
くやしさで涙があふれる
忘れていた慟哭
どれほどの努力と
どれほどの時間を費やして
自分との闘いに挑むのか
もらい泣きでしか涙は出ない
忘れてしま ...
青空を見上げると
太陽が輝いていることに
何も疑問を持たなかった
太陽は地球からはるか遠くの
暗い宇宙空間にあるはずなのに
背景に青空があるということは
太陽は大気圏内にあってもおかし ...
星、滲む
つまり涙が出る公園
パンダのシーソー、月に吠えそう
こころ切り
切って尖らせ切っ先を
視線に変えて世界を射たい
絶望の
あとにそれでも諦めず
血を流し ...
だからオリンピックなんか
男も女も関係なし
ステロイドも使い放題にすりゃあ良いんだ
男がハイレグ水着穿いてきて
タマキンがはみ出して
イカの顔みたいになったりしてさ
ついでにパラリンピック ...
ちいさなちいさな火花を散らす、とても弱々しくなった、ちいさな晩夏の太陽が、ポトリ、と水色のバケツに落っこちて、やがて秋の陽がのぼる。
ネアンデルタール人は亡き人に花を抱かせ葬儀を行った
死んでも花に包まれ
あの世に幸あれと祈ったに違いない
生の世界と死後の世を観ていたのだろう
そこには既に信仰があったと思われる
人類学者の ...
世の中が白くなる
男の人の髭も
女の人の靴も
ゴツゴツしたものが嫌われて
つるつるしたものが好まれる
私たちは幾つもの坂道を
乗り越えて来たはずなのに
未来へ続く道は
平坦な方 ...
太陽色した巫女たちが
羽の弾丸飛ばし舞う
歓声の裏側で
誰かが暗殺された
防弾パネルが必要な
世間の景気を占う
さりげないニュース
スマホに気を取られ聞き逃す
IT授業の机には ...
《光と闇(思考)》
漆黒の闇に自ら発光し
発光の輝き自ら和らげ
眠りに就く際に 、
染み入る静かさ
沈黙の安らぎ
*
「光が闇の権力と闘う
その場所でお前 ...
遠くから夜明けの咆哮トケイソウ
溶けゆくはアイスクリーム木陰の椅子
氷菓子まだまだだめよ母の言い
引き続く夏の星なら三角形
空梅雨のゆくえもどこか淋しげで
さらさやと青葉 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
祭りの夜に
ころここ
自由詩
1
24/8/4 13:55
八月の狩蜂
ただのみきや
自由詩
3*
24/8/4 13:53
※五行歌 六首「闇があっての光」
こしごえ
自由詩
4*
24/8/4 12:54
渇いた夢
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
24/8/4 12:30
波の思い出
リリー
自由詩
9*
24/8/4 11:03
ムーン・リバー
秋葉竹
短歌
2
24/8/4 10:35
さみしいこと
はるな
自由詩
3
24/8/4 10:06
年寄りの打ち合わせ
ホカチャン
自由詩
1*
24/8/4 9:00
ぎゃん泣きのうれし涙を一度だけ
足立らどみ
自由詩
4
24/8/4 6:05
結局のないラブソング
鏡文志
自由詩
3*
24/8/4 3:52
嘘を付くなよ
TAT
短歌
1
24/8/4 1:42
老人のすべて
花形新次
自由詩
2
24/8/3 22:35
チャンネル登録ヨロシクね!
おやすみ
自由詩
0
24/8/3 20:06
真夏日
レタス
俳句
2*
24/8/3 19:13
No.34
海
自由詩
6*
24/8/3 18:48
プレゼンス
ひだかたけし
自由詩
3
24/8/3 17:34
つれづれと俳句
朧月夜
俳句
5+*
24/8/3 14:49
丸い穴
水宮うみ
短歌
2*
24/8/3 14:32
※五行歌 三首「今は今だ」
こしごえ
自由詩
3*
24/8/3 14:15
海の中の風景
soft_m...
自由詩
6
24/8/3 13:00
オリンピック
佐白光
自由詩
1*
24/8/3 11:25
青空劇場
イオン
自由詩
1*
24/8/3 10:46
夏の風
秋葉竹
短歌
2
24/8/3 7:03
ジェンダーフリー
花形新次
自由詩
3
24/8/2 22:47
線香花火
本田憲嵩
自由詩
11
24/8/2 22:47
信仰の起源
レタス
自由詩
6*
24/8/2 21:21
漂白
ミナト 螢
自由詩
2
24/8/2 19:38
日巫女
海
自由詩
5
24/8/2 18:42
詩想・〈魔〉と〈魔〉*の真ん中で(思考・感情・意志)、五行歌 ...
ひだかたけし
自由詩
3
24/8/2 17:39
つれづれと俳句
朧月夜
俳句
7*
24/8/2 16:02
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
加筆訂正:
雲居の空
/
リリー
[24/8/4 5:37]
改稿しました。
線香花火
/
本田憲嵩
[24/8/3 22:43]
さらに若干修正。
線香花火
/
本田憲嵩
[24/8/3 6:18]
若干加筆修正。
八七夕
/
本田憲嵩
[24/8/2 23:05]
若干修正。
0.34sec.