熱が出て

どうしようもできなくなって寝込む


苦手な液体の薬を

私に無理矢理呑ませ

みかんをてんこ盛りにして

始終世話を焼いてくれた

いつもは私に強く出れない ...
 

 
時計だらけの夜空をみあげて
ふと
生きてるって 
突き放されるゲームみたいだなと
ふと
想った、よ

過去を渡れるはずがないのなら
海に近い潮の匂いのする川の
大きな ...
私には
色んな欲望がある
しかし、それがすべて手に入る訳では無い
いや殆どすべての欲望は
叶えられないと言っていい

手に入れている他人に対して
イライラしたり
不安になったり
絶望 ...
甘美な毒を囁く邪な蛇にイブは微笑み
アダムは創造主の鉄槌に拳を振り上げる
背後には漆黒の闇に響く神の咆哮
楽園を追い出され後戻りはできない
血塗られた茨の道を彷徨い
地獄の業火が明滅する世界 ...
義務と責任に 取り憑かれ
小さな嗚咽を 飲み込んで
それすら 笑顔で遮った
君はどうして 無理をする

あればならぬと 奮い立ち
恥をかくなと 叱りつけ
そうして 自分を守るのか
背負 ...
塀越しに高く高く
はなみずきが咲いた

芝生に植えられた一本の花水木
随分昔のことのような気がする

裏口から出られる婦人は
いつも和服をきちんと着て
わたしににっこり微笑んで
丁寧 ...
にわかに冷たい風の便り
燃え尽きぬ心(しん)を揺さぶる微かな怒りを持って
銀色に光る雷を振りおろす

あぁ、静まらぬ我が阿修羅が紅黒い焔を身に纏い
柔な嘲笑を叩きつけんとする
鋭く研ぎすま ...
はっきりと覚えていることがある。
むすめを連れてはじめて産院をでたとき、すこし肌寒かったこと。うちについたら宝籤が神妙な面持ちで尻尾をおろして出迎えたくれたこと。毎年見事に咲くモッコウバラが、もうほ ...
モノトーンの空を見上げて君を想う
もしこの空が君のところへと繋がっているなら
どうか僕を浚って欲しい

強く吹き付ける雨が僕の涙となってガラスの窓を叩く
薄暗がりの幕がやけに網膜に染み付いて ...
君はいま空のなか
見果てぬ夢に胸を膨らませ異国の地へと翔ぶ翼
隣で笑いかける友人と固く手を取り合い
希望の門をくぐり抜け人混みに消えてしまう陽炎
僕の知らない言葉を喋り
初めて触れる建造物や ...
もうセイシンは隅々に残っていない
びた一文、かすりもしない
一筆書きの短い眉がふたつ
戦場のように廃れはてた顔面を二つに
引き裂かんばかりに離れて
てん   てん
脂肪の表面を剃刀でうすく ...
オイスターバーで牡蠣を食べてから

その人が知っているバーに寄る

ハイボールの入った錫のコップ

水玉がたくさん

ひいやりとした感触


別々の駅だから

私は地下へ ...
幻のような町にいた どこかで風景が流れる光景を眺めていた 音のない世界だった 時折誰かとすれ違った気がした なにも見ないようにしていた 鳴いている仔猫を見かけた気がする 歩道橋の階段を登り 車の流れる ... 宵の口

街灯が灯る

あの坂を見上げたら

鼻の奥がツンとした
愛の言葉が尽きない
恐らくは永遠に
死んでも尽きないでしょう
私は死を恐れません
その向こうに何かがある
私とあなたと
死んだ後も一緒に
ほら空から聞こえてくるでしょう
オルゴール── ...
かつてそこにあった屋敷を眺める僕
いつもクラシック音楽が流れていた
塀で囲われて中の様子はわからない
僕のクラシック人生のように
安定感があっても大切なものが見えなかった

ある日養生シー ...
今日の飯、うーーーーーーーまーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
トンカツ、サイコーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーやーーーーーーーー
たまらんわーーーーーーーーー

また ...
風の日の(長い改行)花筏
喧噪 人混み 遠くなる明日


もう二度と、(もう二度とともう二度二度ともと二度ともう)思い出さない
胸締め付けられる想い

月日が流れ君が僕を忘れても尚のこと僕は君の面影を追い続ける
それは〝アイシテル〟なんかよりももっと深い意味を成す言葉

もしも白い幻(ユメ)の続きを僕の心に遺したら
...
苦く甘やかな時の既に過ぎ去り
撃ち落とされたバタフライ、
掴み取りにいくこの場所にて

複雑に絡み合った人生因果を
少しずつ解いては閃光走り

(クスリはもう効かない
自らがクスリに成 ...
さりげない正午にそっくりな
仲間意識と飽和水溶液
半ば強引に立ち並ぶ一輪車
褪せた水色
左腕のギプスで響かせる
小さな夜の曲と それから
引かれた机に挟まれる
ギンガムチェックのランチョ ...
詩読み人のひとりごと

心臓の表面に張り付いた固定概念という
古さびたシールを剥がす作業のツールに
詩が最適なので利用した(詩を読んだ)
○「関税」
トランプじいさんのひとつ覚えは
もう聞き飽きた!
これからトランプ遊びはジジ抜きにしようよ

○「ショッキングな事実」
「引き取り手のない遺体
23年度全国推計
4万2千人 ...
サラエボという地名なぜか気になって調べてみても何故か梅の木 狂い咲きいわれる前に罵るは季節を速め元に戻るし、、、 偉そうに発言できる僕たちは
悪しき平和におかされている、、、
これはロックだと思うこと、どうぞ。
ゴッホをゴオグと呼ぶこと
君が君らしく居るコト
それが私にとってなりより好きなトコロ
オトコらしいだとか
オンナらしいとか
そんなのはカンケイない

ただ君は君らしくいさえすれば
それでいい
自分の目標を持って ...
運命の歯車のように廻る車輪
ギシギシと音を立てて銀色の自転車を走らせた
僕の頭の中はただ金の事ばかり

〝ムダ使イナンカ、シナキャ良カッタ〟
そればかりがまるで僕を責めるかのように鋭く突き刺 ...
あの時
のぼくは何を思っていたのだろう
色欲にまみれて本性をうしなっていた
いまは瀬戸内寂聴さながらに煩悩即菩提を受け入れた

香を焚き
灯を点し
経を読み華を散らし
鐘を鳴らし
生 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
京男の看病花野誉自由詩325/4/17 0:47
ファドの声秋葉竹自由詩225/4/16 22:52
どうでもいい花形新次自由詩125/4/16 19:41
漆黒の鉄槌自由詩3*25/4/16 19:24
無口な君を忘れるなみぎめ ひだ...自由詩325/4/16 19:11
はなみずきけいこ自由詩11*25/4/16 16:15
雷の牙城栗栖真理亜自由詩3*25/4/16 14:59
メモはるな散文(批評...225/4/16 12:24
涙の海と僕の雨栗栖真理亜自由詩2*25/4/16 10:34
異郷の未来(ユメ)自由詩1*25/4/16 10:29
われら現代ニホン人の肖像室町 礼自由詩3*25/4/16 8:14
福島で別れ花野誉自由詩3*25/4/16 6:57
pale a irryinx自由詩9*25/4/16 2:46
逢えない人花野誉自由詩2*25/4/15 22:01
私たちは音楽に合わせて杉原詠二(黒...自由詩3*25/4/15 21:25
瓦礫の旋律自由詩3*25/4/15 19:12
長い声林 理仁自由詩2*25/4/15 17:29
花筏はるな短歌325/4/15 13:34
甘い面影栗栖真理亜自由詩2*25/4/15 10:56
バタフライひだかたけし自由詩4*25/4/15 9:53
hiru no koto饂飩(うどん...自由詩325/4/15 9:19
詩読み人のひとりごと足立らどみ自由詩3*25/4/15 8:38
独り言4.15zenyam...自由詩2*25/4/15 7:42
サラエボ足立らどみ短歌3*25/4/15 6:03
狂咲短歌1*25/4/15 5:59
ヒマジン短歌225/4/15 5:50
ロックって何ですかね会議室25/4/15 3:34
君はキミらしく栗栖真理亜自由詩2*25/4/15 0:38
欲望の歯車自由詩2*25/4/15 0:31
虚空レタス自由詩3*25/4/15 0:20

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