吾寄する{ルビ車座=くるまざ}対話や春の会
群れ咲ける黄のフリージア切らず置く
{ルビ韮=にら}を摘む{ルビ衣=ころも}の裾を濡らしつつ
愛犬チャボはトイプードル
散歩がてらランニング
朝の土手を思いきり走って行くよ
草の匂いを肺に入れて
ぼくはrun・run・run
チャボはちょこまかちょこまか
歩幅の違いを埋めて
並ん ...
リアリズムは単純バカの詩的表現みたいになっちまった、誰もが一番わかりやすい手駒だけを持ってカタがつくまで乱発してる、それを真面目さだなんて果たして、気付いていないのか開き直っているのかいったいどっ ...
ボクは引かないよ
おみくじは
当たった試しがないから
ワタシもよ
でも今日は引くわよ
おみくじは当たらないから
書いてあることは
起きないってわかるから
なんて書いてあるの?
...
「マスコミが数を持ち出してきたら割合を見る、
割合を出してきたら数を見る」
わたしが文学と一見関係のなさそうな兵庫県知
事騒動を執拗に取り上げるのは、自由な言論に
対する暴力がマスメディア ...
帰り支度がすんだなら
明日にでも行くがいい
旅する天使はおしゃべりで
その上酒癖もわるいときてる
翼ある者は去るがいい
おまえたちの羽根のほとんどは空気
膨らんだ胸の中身さえ
絡みついた ...
なにひとつやりたくない
ひとつだけやりたいことがある
なんでもやってみたい
その希望は
一度道の途中で立ち止まり
後ろを振り返ってふと想う
草むらで休みたいとか
平らな道を歩きた ...
○「水平線」
水平線を見ると
空と海がつながっているように見える
水平線の向こうには
何があるのだろう?
といつも思う
○「鳥たちよ」
鳥たちは翼をパタパタふりながら
いつも元気に ...
ありがとう、
また逢う日まで。
おやすみ。
今までの感謝と、
これからの苦難を、
分かち合えない貴方へ。
さよならは要らないのかもしれないけど、
あんまりな別れだ。
だけど ...
「悲しみって 日替りだね」
少し軽めの『君』の声が聴こえた
春の陽気がぬるく感じられる部屋
懈怠たゆたう教室の机のうえに
新しい傷をみつけた
無人の机は古びた傷でいっぱいなの ...
ひかりのうみの
かぎりないひろがり
ひかりのおびとなり
のびひろがりいき
わたしなるもの
眠り目覚めのわたし
しだいしだいに越え、
瞑目する意識の奥処の声を聴く
ひかりのうみひ ...
すべての駅は
改札を捨てて
だれかのおとしたメロディを
つぎはいでゆく
終点が
ただよう終着駅へ
雪が降るね
でも雪には落ちてる感覚なんかなくて
ただ地面が迫ってきてるんだ
重力加速度ってやつ
よくわかんないけど気づいたら降ったことになってる
既成事実ってやつ
それもわかんないけど降る ...
寝るのがデフォルト
春はやたらと眠たいですね。私たちぐーたらの諸君に吉報の仮説です。
化石だって石だって砂だって無機物はみんな寝ているのかな
知ったら驚く…「生物は寝ている状態が普通(デフォ ...
恋は一片の花弁のようにいずれ舞い落ちてしまうから
枯れてしまう前に手のひらに閉じ込めてしまおう
ほら、ぬくもりが感じられるだろう?
まるでウソがマコトになる魔法さ
夢心地に舞う花のかけらが ...
休日の昼下がり
柔らかな日溜まり
畳の上に寝転んで昼飯の用意をする母親の鼻歌を聴いている
伴奏はフライパンの上で油の跳ねる音
カチャカチャと木のヘラとフライパンとが重なる音
あぁ、幸せな ...
サクラ
サクラ
サクラ
サク
サクラ
薄いピンクのおべべを着て
黄色いかんざし
まるでお姫様のよう
嬉しそうに 両手(おてて)拡げて
お日様を掴もうとして ...
部屋の時計が
進んでいることに気づいた
ただでさえ時間が足りないと言うのに
もっと酷いことが起きれば
今なんてどうってことはない
そう思いたいけれど
酷いことは一瞬で過ぎ去って
また ...
咲いて
散る
それしか
人は見ていない
散って
生きる
そのことを
人は見ていない
愛でて
酔って
呆けて
憐れんだら
人は春を忘れて
葉桜の下を ...
第七の封印を解き給いたれば、凡そ半時のあひだ天静かなりき。
ヨハネ黙示録 八・一
自らの肉身の消滅、
確と心に織り込 ...
雲のヴェールを被り
君の瞳の輝きが霞む
昨日までの甘い囁き
ひんやりとした沈黙
言い訳めいた口調で
言葉が空に散り散り
曇り空に溶けていく
空が重く息を潜める
ざわめく心の隙間を
轟 ...
ぼくはなんという大馬鹿ものなんだろう
話はみなぼくのわがままばかりで
きみを深く傷つけた
欲しいものを正直に欲しいと言わず
何より大切なきみを失った
歳の差を気にして戸惑い嘘をついた
もっ ...
恥ずかしくらい若かった
初秋の街角から立ち込める金木犀の香り
今でもその匂いを求めてさまようことがある
その、樹木のある家を見たこともなく
たぶん老人が住んでいたのであろうか
おそらく猫もい ...
静かな朝
君はチューリップを活ける
春の心臓を器として
脈打つ器の中で
朝の光を溜めてゆくチューリップ
を見ている君
を見ている僕
日本の財閥の勃興を江戸後期から現在までの
視野で描いた広瀬隆という方の『持丸長者』
という書物をネタにいろいろ書いてきたので
すが、この本、ひとつ欠点がありまして、
日本財閥生成の過程を江戸時 ...
気のつよいのは、はは
泣きべそなのは、ちち
そんなふたりに、わたしはよく似てる
いつになってもこのかなしさは
変わることがない
いつになってもこのさみしさは
何にも代わることはない ...
○「終活とは」
「死ぬまでにやりたいことはないか」
「死ぬまでにやり残したことはないか」
今度は 死から生を眺める期間である
深夜、ふと思い出し
夢の中でカレーライスの
分解を始める
専門の工具を使って
肉は脂身と赤身を分け
さらに赤身は一本一本
繊維のネジをはずしていく
ご飯の一粒は小さいけれど
...
いつもより遠く走らせた自転車
未知の風景に気もそぞろ
地に足が着かないって比喩じゃなくて
夕方、川に落っこちた
小さな魚がキラキラキラ
僕がいた、一瞬だけ
水は本当に綺麗だった
ゲラゲラ ...
真っ白な大地に紅い亡者がチロチロと
不吉な舌先で黒いヤモリを舐めながら行進している
灰色の雨が濁った街を濡らして
怒りと哀しみの入り混じる極彩色の絵の具を溶かす
人々の瞳に宿る炎が
どん ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
惜春
けいこ
俳句
2*
25/4/12 19:43
run・run・run
海
自由詩
7*
25/4/12 18:55
Give 'Em Enough Rope
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
25/4/12 18:09
おみくじは引かない
イオン
自由詩
2*
25/4/12 15:11
じゃんけんぽん、あちむいてホイ
室町 礼
散文(批評...
3*
25/4/12 11:12
ツグミに想う
ただのみきや
自由詩
6*
25/4/12 11:02
だから空をみあげて
秋葉竹
自由詩
1
25/4/12 9:34
独り言4.12
zenyam...
自由詩
2*
25/4/12 9:01
Thank you, until we meet again ...
えこ
自由詩
3
25/4/12 5:13
教室
秋葉竹
自由詩
2
25/4/12 4:46
真夜中の声
ひだかたけし
自由詩
5
25/4/12 3:22
無色
wc
自由詩
9*
25/4/12 0:29
shine
饂飩(うどん...
自由詩
2
25/4/11 23:22
寝るのがデフォルト
足立らどみ
散文(批評...
3*
25/4/11 22:55
恋は一片の花弁のように
栗栖真理亜
自由詩
2
25/4/11 22:51
幸せな時間
〃
自由詩
2*
25/4/11 22:47
サクラ、サク
〃
自由詩
1*
25/4/11 22:44
唯一の方法
花形新次
自由詩
0
25/4/11 21:00
サクラチル
夏井椋也
自由詩
9*
25/4/11 19:18
詩想、キレット
ひだかたけし
自由詩
3
25/4/11 19:01
風を祈る
海
自由詩
7*
25/4/11 18:50
傷心
レタス
自由詩
8*
25/4/11 15:50
金木犀
山人
自由詩
13*
25/4/11 14:38
四月寸景
塔野夏子
自由詩
7*
25/4/11 11:01
既存意識の全否定から始めては?
室町 礼
散文(批評...
2*
25/4/11 10:09
陽が昇るまで
唐草フウ
自由詩
8*
25/4/11 8:20
独り言4.11
zenyam...
自由詩
1*
25/4/11 6:54
カレーライスの分解
たもつ
自由詩
6*
25/4/11 2:46
タイから来たアイツ
饂飩(うどん...
自由詩
2
25/4/10 22:15
憂う街の詩(ウタ)
栗栖真理亜
自由詩
4*
25/4/10 22:06
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
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70
71
72
73
74
75
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78
79
80
81
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83
84
0.24sec.