りんりんりん
それは 銀の
水脈です
ぴちゃぴちゃと
舌舐めずりすらするのです
放埒不自由な魂を
喰ってやる呑んでやると
魂の大河 静かさに
瞑目すればするほどに
意識の奥の光源から ...
今だけを走る
死なないように
食べること眠ること
延々と繰り返し
疾走する
追い抜かれても
大丈夫
背中を押すのは
生きる力
食べること
眠ること
延々と繰り返す
やがてそれは ...
若いってことは、いいことだと云うから
ふざけんなッ!って怒鳴り返してほしい
ひとを拒絶する時間を
えんえんと築いたあたしは
悲しみなんてこんなもんさと
なんだかジン ...
僕のことばが偽物だという
君は本物だろう
君が笑ってるなら
偽物でいいと思う
唇のはじから放電された言葉が
穴の開いた心には帯電されず
熱を発することもない
君も偽 ...
きみの王國と、ぼくの王國を秤に載せてみようよ。
新しい王國のために、頭の上に亀をのっけて
哲学者たちが車座になって議論している。
百の議論よりも、百の戦の方が正しいと
将軍たちは、哲学者たちに ...
掘削機が強固な岩盤を削り続けているみたいな理由の無いプレッシャーが精神を脅かしていた、午前のまだ早い時間だったが俺はすでにその日の終わりを感じ始めていた、その感触をどんな風に説明してみても上手く伝 ...
――私はきいてゐる、さう! たしかに
私は きいてゐる その影の うたつてゐるのを……
立原道造「真冬のかたみに・・・・」
――耳をひたした沈黙(しじま) ...
大晦日の夜から元旦にかけて
年神さまが誰も知らない山から降りてきて
健やかな子どもの足裏に
ひと粒の種を植えてゆく
今年はせいちゃんの番かもしれんねえ
そう言って祖母は細い目をいっそう細くし ...
(533-7)討匪行(とうひこう)
軍歌を聞いて戦場に出かけた
食料乏しく三日間食事ができていないと嘆く
唱の詩に戦場の行軍が大変なことになっている
貴女の腋の下は
桃源郷狀態になつてゐるらしい
都市狼さんはマニア?
つて云はれたけど
腋毛は聖痕に似た徴シルシ
パティ・スミスだつて生やしてたぢやないの!
パティ・スミスつて誰?
まあい ...
きみを怨むのは簡單だけど
戀つてそんなものなのかな
とも思ふ
氣紛れにきみを
老いた天使と云つてみたら
僕も同じく老いた天使なのだよ
つて詩が書けるかな?
同じ言葉を畸蹟的に持つ
僕た ...
なぜ 巡り合うのかを
私たちは何もしらない
「糸」中島みゆき
言葉にリズムとライムを求めて怨霊を封印しようとしてきたのは日本語だけではないけど東洋の島国という地政的な環境と ...
毎日が毎日カウンターにやってきて
毎日を注文して少し疲れた顔で笑う
私はグラスにゆっくりと毎日を注ぎ
愛想よく笑い返して明日のことを考えている
+
OPEN
CLOSED
どちら ...
わかちあう方がいいのか悲しみは一人で受け取る方がいいのか
あの宵の記憶が僕をいまだってガンダム好きな大人でいさせる
警告は絶対したわ最初にね ...
死ぬのは嫌だな
死は目に見えないくらい
大きいものであってほしい
小さいと乗り越えなくちゃいけないから
1度でも乗り越えたら
何度も死を乗り越えないと死んでしまう
毎日そんな生活をするのは ...
子供の頃の習い事は
どれも壁が出現した時
手折ってしまった
しまった
諦めが早すぎた
選択肢が多かった時期に
自ら摘んだ芽の根っこは
まだ生きていて
芽吹けない土壌を
地底か ...
〈桜桃の種を水邊に投げ遊ぶ 涙次〉
季節外れだが
太宰治の死を思ふ
昨日あつた物が今日ないと
何だか調子狂ふね
そんな事井伏鱒二は云つてゐなかつたか
太宰は心中常習犯で
麻薬中毒患者だが ...
あれは、何年前の話だろうか。コロナ過の直前あたり、
シェアハウスに住めないものか?と考えていた。
理想を言えば、引っ越さずに、その時に住んでいた部屋に誰かがわたしと一緒に
住んでくれれば最高だっ ...
自らの生存に絶望し
絶望し恐怖し忍耐し
朗らかに笑いながら
明らかな意識を持つ
これが最期と新年迎え
漆黒の魔手 、
今宵にもまた戻り来るか
棺に収められ蹲りながらも
貴女達は ...
考えなくなっちゃっ たのかな
あなたの あなたの あのこころ
羨ましくなったんだ たぶん
くるえる かえれる いっときのあめ
凛として 生えたあの子の翼
飛んで 飛んだら 落ちていっ ...
(533-6)人類はミンスクに滅亡の扉を開く
ドイツのメルケルの世紀の告白、
首相退任後に荒稼ぎをした
笑点座布団2枚、ノーベル賞2個
貴方はロシア人私はドイツ人もう ...
J.K.ユイスマンスの『彼方』を
文學史上の珍かな寶と
する人はもう余りゐない
瀆神は氣分の問題に過ぎない
氣分、
文學は全て氣分の産物だ
恒久に輝く『源氏』の物語を
氣分と云はず何と云 ...
きみは下膨れのたをやめではない
かと云つてきりつと潮に焼けた
漁村の娘の顔もしてゐない
何かと何かの
ミックスなのだ;
僕の顔も他人事ではなく
遠い大分と秋田
その混淆に
造り出された ...
妻との決着は穏やかに着いた
様々な想い出が走馬灯のように通り過ぎてゆく
長いと言えば長く
短いと言えば短かった
二人は別々の路を選び
晩秋を待って別れることになった
互いに別々の白い路 ...
ぶんめいが
どんな風を吹かせたのか
わからないふりをして
マンモスを狩った
地球は時計を棄てて
なんにもない大地が産まれた
朝焼けは朝に焼けるし
夕焼けは黄昏どきの ...
目がさめて、机には書きかけの文字があった
だれを追いかけて書いていたのかわからないまま
ただ目がさめれば誰も居ないということがわかった
紙はめくれ、生ぬるい風がこれはあなたのものであると伝える
...
人は
確かに
別れゆくもの
引きはがされて
散り散りになるもの
けれども
いつしか
寄せて
また
集まり合うもの
寄せては
...
ホっぺたがほころんでいる、
御餅、
焼き餅を焼いている、
御餅持ち、
あけましておめでとう
だいぶ長いこと正月の挨拶は
春風献上にしてたのだけど
今年から笑門来福にするの
笑う門には福来るならば
嘲笑苦笑憫笑にも
福がきていいのだわ
そうよ笑裏蔵刀であ ...
龍だった体はゴワゴワと
一年分の出来事に塗れて
空を飛ぶには重くなった
カレンダーを新しくして
つるんと剥けてスルスルと
元気に走れよ 僕
大きな蛙は呑み込んで
栄養にしてしまえ
蛇行 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
魂の大河
ひだかたけし
自由詩
6
25/1/3 19:02
疾走
海
自由詩
5*
25/1/3 18:50
ふざけんなッ!
秋葉竹
自由詩
2
25/1/3 18:06
偽物の光と影をかりにゆく
AB(なかほ...
自由詩
4
25/1/3 16:53
王國の秤。
田中宏輔
自由詩
15*
25/1/3 15:57
スイッチを切れ、稼働音は邪魔にしかならない時だってあるさ
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
25/1/3 15:10
天国は展開の極意
菊西 夕座
自由詩
2*
25/1/3 11:15
年神さまのこと/花の営み
ちぇりこ。
自由詩
14*
25/1/3 10:55
野施行十二単衣 ⑮
水恋鳥魚夫
散文(批評...
1
25/1/3 9:27
桃源郷
髙任勇梓 T...
自由詩
3
25/1/3 7:36
戀は畸蹟なのか
〃
自由詩
2
25/1/3 7:31
耳を澄ませばまた詩と巡り合えるのだろうか
足立らどみ
散文(批評...
5
25/1/3 3:37
笑っておやすみ
健
自由詩
6
25/1/3 0:39
水道の水、飲めますか?
秋葉竹
短歌
1
25/1/2 23:54
死の壁
リィ
自由詩
1*
25/1/2 23:17
思い出話にしない
海
自由詩
7*
25/1/2 19:18
昨日あつた物
髙任勇梓 T...
自由詩
3
25/1/2 19:16
純朴だったわたくしのシェアハウス巡礼記
おまる
散文(批評...
3*
25/1/2 18:50
名無し人、透空はるかに
ひだかたけし
自由詩
6
25/1/2 17:54
後天的天使症候群
みぎめ ひだ...
自由詩
2
25/1/2 11:14
野施行十二単衣 ⑭
水恋鳥魚夫
散文(批評...
1
25/1/2 9:24
氣分
髙任勇梓 T...
自由詩
3
25/1/2 7:29
混淆の果てに
〃
自由詩
4
25/1/2 7:27
和解
レタス
自由詩
9*
25/1/2 0:36
久しぶりの空へ
秋葉竹
自由詩
3
25/1/1 23:28
主要なひとへ
よるもと
自由詩
2
25/1/1 22:56
タイドグラフ
北村 守通
自由詩
2
25/1/1 22:09
御餅やき
本田憲嵩
自由詩
8
25/1/1 22:04
笑門来福【きょうのソネット】
佐々宝砂
自由詩
3
25/1/1 21:09
蛇になる
海
自由詩
6*
25/1/1 18:37
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
加筆訂正:
後天的天使症候群
/
みぎめ ひだりめ
[25/1/2 12:01]
時間よとまれ→時間よ止まれ
巳年酔夢
/
ただのみきや
[25/1/1 21:14]
一連目ちょっと修正
0.39sec.