誰が言ったか知らないが
 言われてみればそんな気がする

            森田一義

  ※    ※    ※

女は言った。薔薇よりもあのマンションの方が良かったわ。と、
...
叢雨を
なぎたおす
台風の来ない
窓へ

風が吹くとき

それでも
窓を叩く音が
隙間から染み込んで
砂が石になってゆく

秒針を
あわせようとする
ちくたくと
この指で ...
高きから低きへ
流れるように


憤りの前の

ため息


それほど


無知に対して

知っているふりを

振りかざせるなら


水はいらない

勝手に
親だから

...
最後に自分の頭をぶち抜くみたいな

生き方はしたくないな


くそビート二クス




思いつたことそのままに
弱い
自分を
弱いと
認める
ところから始める。ああ
ある人がこう言ってくれた
自分の弱さを自分で認められる人は
ある意味強い人だよ、と

人は変わる
人のこころも変わる
変わら ...
自然公園には干乾びた人々の夢が沢山落葉に埋もれていて今日の俺の漠然とした恐れもそのひとつとして零れ落ちていく、時折灰が降るような音がするのはそいつらが騒いでいるのか、午後は痴呆症の老人の笑みのような幸 ... 郊外に
佇み居る
きりすとさん
白銀の輝き帯びる
出で立ちにて、

今宵を照らし出し
いよいよ真白く微笑む満月の
太陽に自らを委ね明け渡す折図り
夜明けの空海✠から地平に沈み
濃密 ...
暗がりに獣が潜む
何にとびかかる
無用なことさ
益はない

日の下で
明るみに出せば
無用な怯え
確実に仕留める
その悪の心

Please god
Be happy
Fro ...
どんなに食っても俺は不満だ
どんなに食っても俺は不満だ
どんなに食っても俺は不満だ
どんなにファックしても俺は不満だ
どんなにファックしても俺は不満だ
どんなにファックしても俺は不満だ
そ ...
水晶を通してみえる感じの朝の陽光
部屋から不純な悲しみを洗い去ってくれる
そしてあとには真っ白な夢だけが残る

カラスが一羽飛んでいってしまった
一鳴きもせず
不幸を私から連れ去るよう ...
コンビニに明かりがついている
営業中
飲み物を買う
お金を払って
釣銭貰う
ありがとうございました
外の闇は黄色い月を浮かべて
雲のドレスに恥じらいかくして

わたしはいっかいも愛し ...
夏休みがくる

あの子がいますように

いや、いませんように


毎年 祖父母の家で暮らす夏休み

解放される天国の季節

いつからか

夏休みに必ず出会う少年

透き通 ...
悪人芳香経(あくにんほうこうきょう)

――現代悪人正機説・匂いの経――



第一章 悪人香義譚(あくにんこうぎたん)

聞け、衆よ。
悪をなす者こそ、よき香りを放つ。

善 ...
いや、ウソでしょ?、それ
わかってるから、それが
芸術的修辞で
生活上の弁明であることは
きれいなメロディに
扇情的な歌声で
それっぽいこと言ってれば
いいねって言われるかもしれないけど ...
下から見上げる近くの虹は巨大なアーチ
遠くに見える小さな虹は小さなリング
もっと離れれば雨水のあぶく
一転
薔薇の色は多彩血の色は赤一色
ひたすらに薔薇の破片を足で踏む
我々は虹に興味はな ...
そんな顔をするんだ
他の人と話す君
僕はそっと寂しさを隠す
手持ち無沙汰に
じっと耐える時間

ああ
こんな自分が
夢の中まで支配する

愛されていれば
それでいいじゃないか
...
失敗した
悪いことをしてしまった後で私は
シャワーを浴びて体を洗う
汗や埃を流して
自分がキレイになると
やり直せるような気持ちになる

成功した
悪いことが上手くいった後で悪人は
...
アレしなさい

コレしなさい

ソレしなさい

アレしないと

コレしないと

ソレしないと

アーしないと

コーしないと

ソーしないと

ソウコウシテルう ...
今この瞬間より
いつも今この瞬間から
己の抱え続ける因果の宿痾
自らの内なる畏怖すべき呪い
自ら闘い続けることを誓い
更に深く認め識らんと
此の世に己生かされ在る際に
再々度、対象化の俎 ...
三粒ほど熟れてあじはふ青葡萄

初めての完熟いちじく急ぎ買ふ

フル装備して青柿を消毒す

どの友も傷み抱ふや盆の月
裏返ってるヤツは、死んでいる

うつ伏せのヤツは、鳴いて飛び立つから注意

なんとなく
そんな風に教えられてたのかな?
いまもそう想ってるよ

でも

いつもの朝の散歩中に
...
凍った薔薇の花を破砕するのは罪
凍った薔薇の花をそのまま盗むのは罪ではない
夏季限定のF市の市条令があるのに
薔薇の破片を踏んで血を流す人々がいる
宗教のはじまりはおよそこのようなものだと
...
ネットに転がっていて広告と絡まっている先生と生徒の問答集の類いが読み易くて最後まで完了してみると読後感からこれはほぼ確実にAIとのやり取りだと気づく。バレないとでも思っているのか読者を馬鹿にしてく ... 現代詩フォーラムはポエマーの拠り所だ。
恋愛から憧れ
失恋から失礼から怒りから吐き捨て
肩肘張らないなんでもありで
自由です。それは
ポエム・ド・メリー夢みる詩
にも
して現代詩 ...
自称詩人もさあ
子供の頃に親から受けた
虐待のせいで
グレた結果
知り合った
反社の男の情婦となり
その男とのキメセクにのめり込んで
精神崩壊して
収容された精神病院の窓から
飛び降 ...
カバンの中に生卵
十個パックを詰めたまま

急な用事で地下鉄に乗る
手すりにつかまり
ぐっと息をのむ

加速で取り残される きみ
片手のひらで包み込む から
いちばん弱いものに合わせ ...
少年は気まぐれだった

彼の瞳は
いったい何があるのだろうと
好奇心と喜びで
踊るようにくるくる跳ねていた
彼の気分の移り変わりで
時に灰色に翳り
緑に見えたり蒼く見えたりもした

...
独りで出来る
こと 、

思考力動精神を
自らの思考精神にて
直観知覚し体験スルこと

までは終わった 、

けれども待ち人未だ来たらず
待ち人の来ない人生宿命も在りかと

熱 ...
弱った蝉を林に連れ戻そうとして
手のひらの芯を掴まれる

指に鋭い痛み
しなうほどの力で
下唇をくい込ませてくる
またか、やはりかと思う

同じことが前にもあって
どちらとも、もう翅 ...
レコードにハッカ油を垂らす
聴いたこともない政治の季節がやってくる
夏はここから始まって
そこかしこに収束する
香るハッカは
それを中和させる
一つの方法に過ぎない
そして

そして ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
我々は薔薇に興味がない降墨睨白島/...自由詩8*25/8/10 3:41
8月wc自由詩10*25/8/10 0:13
自由詩8*25/8/10 0:05
memoうし自由詩025/8/10 0:02
自分を信じよう このいのちをこしごえ自由詩10*25/8/9 22:25
呑気な不意打ちの午後ホロウ・シカ...自由詩3*25/8/9 21:30
サンバーストひだかたけし自由詩725/8/9 21:05
本当に届く愛杉原詠二(黒...自由詩2*25/8/9 18:57
正気の王者鏡文志自由詩8*25/8/9 17:47
一鳴きもせず秋葉竹自由詩125/8/9 16:52
コンビニ杉原詠二(黒...自由詩2*25/8/9 16:52
あの子のいる夏花野誉自由詩15*25/8/9 15:03
悪人芳香経 /ai(advocater inkweaver) ...足立らどみ自由詩6*25/8/9 14:16
いいね犬トビラ自由詩2*25/8/9 14:03
我々は虹に興味はない降墨睨白島/...自由詩3*25/8/9 13:43
ジェラシー自由詩7*25/8/9 13:18
悪人は体を洗うのだろうかイオン自由詩2*25/8/9 11:57
詩に溺れそう多賀良ヒカル自由詩025/8/9 11:52
〈根源悪〉の原体験/異邦の恐怖──生かされ在る際にひだかたけし自由詩8*25/8/9 11:51
八月けいこ俳句5*25/8/9 9:25
秋葉竹自由詩325/8/9 8:41
F市降墨睨白島/...自由詩3*25/8/9 7:00
生命力溢れる生き方として足立らどみ自由詩4*25/8/9 6:09
カネと女に狂った爺が言うよ洗貝新自由詩6*25/8/9 5:55
あなたの人生、教えて下さい花形新次自由詩125/8/9 1:43
誰も知らない生卵松岡宮自由詩6*25/8/9 0:05
X(Twitter)の詩 比較りつ自由詩2*25/8/8 23:17
詩想、虹色Darknessと共にひだかたけし自由詩425/8/8 22:49
soft_m...自由詩11*25/8/8 22:37
ハッカの季節XIAO自由詩3*25/8/8 21:18

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加筆訂正:
カネと女に狂った爺が言うよ/洗貝新[25/8/9 6:31]
付け加えあり
カネと女に狂った爺が言うよ/洗貝新[25/8/9 6:29]
付け加えあり
降水量/本田憲嵩[25/8/8 23:23]
さらに加筆。
降水量/本田憲嵩[25/8/8 22:29]
大幅に加筆修正。
0.49sec.