絡まり合いほどけぬ糸
時に流されてほつれても
編み上げられている螺旋
深く結んだところから
鏡の中に記憶の骨格が浮かぶ
夢を見させているのは
編み目の奥底から響く
微かな螺旋のささやき
{引用=彼の地を前に}
疲労不調と思えたものを常態と受け入れる
歯車は銀光を放ち記憶は遠近を欠き始め
軟着陸を模索しては願うばかりと思い知る
{引用=春}
光と霞に中り
出会い ...
私の肋骨は歌わない
田舎の整形外科の
ものさびしいレントゲン室で
私の第8肋骨はぽっきり折れた姿を晒す
でも私の肋骨は歌わない
だってここは21世紀の日本だから
20世紀半ばのソビエト ...
日本地図を名古屋のあたりで折って重ねると
東京の皇居と、日本最大のスラムドヤ街
大阪西成あいりん地区がほぼ重なる。
さらに不思議なことに東京では都心の皇居へ
収斂するように富裕層があつまってい ...
テスト休みがいちばん楽しい
宿題も補習もないし
日溜まりのあくび猫みたいに
のんびりまったり遊ぶだけ
雨上がりの良く晴れた朝
ひこうき雲 ...
テーブルに広げた
白白白白白白白白白
橙橙橙橙橙橙橙橙橙
粒粒粒粒粒粒粒粒粒
ひーふーみーよー、、、
数え数え
今日はこんなもんか
冷え切ったタンブラー
なみなみの水道水
水 ...
あなたの瞳
私を見つめるあなたの瞳に私は暖かな太陽を見た
柔らかな日差しが私の心に差し込む
嗚呼、私は生まれて一度も
このような太陽を見たことがない
あなたは私の太陽
私の愛
慈 ...
○「自治会長」
「また自治会長だよ」
と妹に言ったら
「そうやってやれるうちがいいのよ」
と返してきた
妙に納得した
われわれ年寄りは一寸先は闇だ
○「一日一生」
日が昇って日が沈 ...
待ちに待った発売日
心の動揺押さえ向かいの本屋まで一直線
だって今週のananは「好きな男」No,1を決めるランキング特集
きっときっと今回こそ
君が1位であることを信じて雑誌を手に取りペ ...
壊れてしまうほど清らかなココロを求めて
辿り着くのはどんな幻だろう
白い波に揺れ
子守唄のように穏やかな貴方の愛に包まれて
私は鳥になる ...
作家なら言いたいことがあるなら
SNSで小出しにせずに
作品にすべてぶつけろと編集者が
僕は毎朝つぶやいて
それらすべてが詩になって
僕、アフォリズムさ
アホリズムじゃ
いいんだ ...
ひたひた
ふかくいきを吸うたび
靴裏にこびりつく、ゆく手
わたしはかすかに確かめている
また 焦げた匂いがした)
それで
カフェで次の予定をひらきゆく
前小節にひっかけたまま
ゆびさき ...
額の皺を気にすることで
前髪を下ろすようになったきみに
僕は知らんぷりを決め込んでいるけれど
心のなかで
呟いているんだ
それでもきみは美しい
僕にとっては、と
女の三日月の夢を観た
上弦か下弦かは解らない
ただただ黄白く研ぎ澄まされ
鋭利なナイフと共に並べられ
濃い茶の色に貼り付いて居た
眼鏡掛けた色白の
見覚えの在る、
けれども年齢不詳の ...
わたしの三十歳になる
自閉症の息子は
通っている作業所で
仲間のリクエストに応え
曲をYoutubeで再生して
みんなに喜ばれているそうだ
小さい頃から
誰が教えた訳でもないのに
ただ ...
瓦礫しかないところに生まれた
悲しみにあやされ泣いた
涙を飲んで眠った
夢の中で大海を漂っていた
目覚めれば変わらぬ瓦礫がそこにあり
泣くことしかできなかった
破壊が運んできた種が
瓦礫 ...
でさ
書きたいじゃなくて
そんなナルシ
でさ
またどこかが嘲笑い
そんなして乗っちゃって
バカみたい
今でこそバカみたいという
言葉あるけど
あの頃はなか ...
日本は、とうとう大変なことになってしまった。
先日、三橋貴明氏が自身のYouTube番組の中で指摘されていたが、現自公政権の無策のせいで、30年間のデフレ状況を放置し続けた結果、生産手段の棄損が ...
まあ、ノーベル賞なんて正直クズなんですが、それ
は置くとして、なぜ貰えないか。
ケツロンからいうと村上春樹が「令和の吉川英治」
だということがバレてしまったからです。
あ、これ、わたしが言って ...
茶柱が立った、と言う
その声が
柔らかな水分のようで
会議室の会議の最中にも
誰かの幸せが
どこかにはあった
特急列車が通過する時の
数え切れない風圧
議長さんが小さく
手を ...
真っ白な汚れを知らぬ月
脳裏に浮かぶは誰の面影?
まるで覆い被さる闇すら払い除け
澄んだ輝きで天空に浮かぶ月よ
想いビトの心映す優しさで
私の想いも伝えておくれ
陰りなき幻で彼のヒ ...
私たちは美神の裾を掴む事が出来ただろうか?
個人の利益追求
腐敗した論理
私たちはすぐに手短なモノで何でも済まそうとするけれど
本質を見極める事が出来ただろうか?
近く ...
言葉の羅列を詩に換えて得意気に語るヒト
ココロの音に耳を傾けるコトすら拒絶して
明日の書店にはもう平積みされている
嗚呼、アナタにはたくさん哀れな信者がいるコトでしょう
生活に ...
ばんざいばんざい
ぼくたちはともだちと
みにいくんだ
せいいっぱいの
アンコール
あのステージで
もう一度
ともだちなんだって
みにいったんだ
小さな足で
このステージを
小 ...
生きてるか?ガンバってるか?
ケガに気おつけてな、
それがどんな詩よりも、
やさしい、
顔になった、ことば、
ゆくりゆっくり大股で
朝の途を歩みいけば
かろやかに風吹き寄せて
ふわりふんわり包み込み
すぅうと春の近づき風語り
たんとん確かな感触に
やはらぐ肉身のぬくぬくと
夜毎の激痛の跡なんのそ ...
裸の王様の一言で
誇りは燃やされ
世界中の空は灰に塗れ
不安や憤りで揺れる
街角から消える笑い声
子どもの手が風船を離し
雲の向こうでシュレッダー
さらに奪い尽くそうと
鉄の臭いが降っ ...
夢を見ていた
俺は行先のわからぬ列車に乗っていた
人々は無言で座席に座っていたが
どうも様子がおかしい
彼等乗客たちはみな
左脚か右脚のどちらかが欠けているのだ
同時に 左腕か右腕のどちら ...
気づいたら
私だけの公園であそぶ
誰もいなくて誰も来ないから
邪魔されない自由
反省と戯れる
止まらないブランコ 気持ち前後に振れて
おりてしまえば大したことはない
のぼ ...
あなたは
ひかり ぬくもり みずのつめたさ
たべてるごはん たいようのまぶしさ くつをはくおと
おおきなかぜ しおのにおい うみのみず まぶた
むねからこみあげるなみだ
あなたは
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
螺旋のささやき
海
自由詩
4*
25/3/12 20:00
べつになにも
ただのみきや
自由詩
2*
25/3/12 17:11
肋骨のうた−Музыка на рёбрах
佐々宝砂
自由詩
3*
25/3/12 15:46
知の偏在
室町 礼
散文(批評...
4*
25/3/12 11:10
ひこうき雲
おやすみ
自由詩
5
25/3/12 10:21
Old Day
詩乃
自由詩
2
25/3/12 7:49
太陽の瞳
栗栖真理亜
自由詩
0
25/3/12 7:44
独り言3.12
zenyam...
自由詩
1*
25/3/12 7:38
君こそオンリーワン!!
栗栖真理亜
自由詩
1
25/3/12 7:38
嘆きの白鳥
〃
自由詩
0
25/3/12 7:28
格言集
りゅうさん
自由詩
0
25/3/12 6:08
めざめよ
あらい
自由詩
2
25/3/12 2:45
きみは美しい
花形新次
自由詩
0
25/3/11 21:24
女とナイフと三日月と
ひだかたけし
自由詩
4
25/3/11 21:05
息子の肩を揉む
花形新次
自由詩
4
25/3/11 19:06
瓦礫を生きる
海
自由詩
5*
25/3/11 18:39
おもらし
陽向(2躯-...
自由詩
1*
25/3/11 13:42
「クレクレ星人の独り言 43」
ジム・プリマ...
散文(批評...
0+*
25/3/11 12:13
村上春樹はなぜノーベル賞をとれないか
室町 礼
散文(批評...
2*
25/3/11 10:15
会議室会議
たもつ
自由詩
4
25/3/11 5:16
願い月
栗栖真理亜
自由詩
1
25/3/11 0:09
美神
〃
自由詩
1*
25/3/10 23:55
詩の終末(おわり)
〃
自由詩
1
25/3/10 23:39
ともだちは春のにおい
wc
自由詩
8*
25/3/10 22:54
五行歌 どんな詩よりも
本田憲嵩
自由詩
8
25/3/10 20:52
風語り
ひだかたけし
自由詩
5
25/3/10 19:41
前夜
海
自由詩
5*
25/3/10 19:28
終りのない旅
岡部淳太郎
自由詩
3*
25/3/10 14:09
私の公園
唐草フウ
自由詩
12*
25/3/10 13:52
1年
〃
自由詩
10*
25/3/10 13:30
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
0.42sec.