誰も知らんが
ここには
どうしようもない
芸人が居て
そいつは
舞台も利益も
ぶっ飛んで
なんだかんだ
探しまくってんの

そんだからさ
もうどうでもよくて
俺は救われんし
...
暑かった
太陽は 灼灼と
砂漠に照り付け
波のような光の渦が
日焼けた顔を更に焼く

青い空は 魂の最後の涙
薄青い胸元を潤した一滴は
灰色の雲にと昇華し
空を埋め果てようと足掻き
...
ナイフは指の延長
だとすると

包丁は掌の延長、か

すると斧は腕の延長
そうだな 

では鉈は?

仰向けのわたしに
思い切り振り下ろされる鉈
ギャッ!と叫んで
深夜のベッ ...
どんないろがすき
あおいいろがすき

クレヨンに巻かれた包装紙が画用紙をこする音
が部屋を満たす
リリーは一日寝ている
サリーは右手にフォークを持ったまま、
左手を器用に使って手づかみで ...
ムシムシ
またムシムシ
確信的ムシ
ムシし続ける
終わらないループ
ずっとずっとずっと
出口のないトンネル
まっくらで気味が悪い
そしてムシムシ
またムシムシ
平気でムシ
ムシが ...
森はうすい木漏れ陽
誰知らず湧き水が澄みわたる

泉の
閉塞した世界に生まれる
山女魚は けして他の暮らしを知らず
夢さえもみず
泉に生きる

存在は、認識の果て
山女魚には街 ...
6歳だった
80cmの溝を飛び越えられずに
何度も何度も砕けたのは
歯が欠ける衝撃があった
頭蓋骨をぶつける痛さがあった
心底、怖かった
泣きながら家に帰ると
泣くな!と父が怒った
ど ...
誰かの役に 立ててるかしら

小さなことでもいいから

いつか死ぬ時 どう思うかな

幸せだった いまいちだった

それを思う 自分は誰


愛をみつけて 愛に溢れて

愛に ...
神影

果たせる哉、例へば闇夜が神の影とするならば、
それは成程、∞を呑み込む様相といっていいのかもしれぬ。
何故に神に∞が纏はるのかは、人間の知が∞を前にすると、
屈服するしかなく、
そ ...
昨日まで秘密にしてたこと
秘密が秘密のままでいれなくなった日
僕だけの秘密が二人だけの秘密へと変わっていく

私のどこが好きと尋ねる君
答えを用意できずに「全部」と答える僕

照れな ...
痛みに怯えるなよ
敵はどこにいるか
それを見失っているのに気づけ
時は流れを変えたりしない
寿命は主に決まっている
得をするとはどういうことか
自分を効率の歯車へ変えて
死ぬときよく生き ...
目を伏せて話しても
心のまなざしを感じる
そんな関係でいたいね


見るものすべてに傷つくから
いつしか伏目がちになって
あなたの視線は地を這って
たくさんの蓑をまとっているよう

...
受信機は今日も空っぽです
天気は晴れ 時々 鉄の破片
流れ落ちる 身を梳くような
鋭い 言葉に 気をつけましょう
空は その様相を変えたとしても
美しさを 損なうことはないのですよ

あ ...
未来の道筋 自ら司り司られ
沈黙の凝縮の一点と向かい合い
      、 
動きは時は止まり留まり続け
チンケな卑小な私事から解き放たれ
五年だけ時を共有クロス離れ愛
      
しっ ...
若い人がファミレスで
たわいない話を
楽しそうに盛り上がる
そこに30年前の
ワタシがオーバーラップする

お年寄りが公園のベンチで
物思いにふけてる
今と過去を味わう
そこに30年 ...
投げ輪
投げ輪
投げ輪!
神たちが
投げ輪を
投げ合っている
心の津波が押し寄せる
理解不能なインダストリー
理解可能なストーリー
悲しいメロディに心ざわめき
時の魔法がまた動き出 ...
ストを行う、よく月に気付くような子を落とす。
すとおおこなうよくつきにきづくようなこおおとす


果てた詩の香りと一人、丘の下では。
はてたしのかおりとひとりおかのしたでは


よ ...
システマティックに確認できないこと
人間の目視の職人技的正確性と
人間の目視だからこその不正確

今日もいくつもの瞳が瞬きを忘れて

行ったり来たり

大切なことは0と1の隙間にある
...
青空の青に
染まるこころ
ここだけが
深い静けさに
満ちる






 ※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
もうさ
何もかもを
楽しもうと
観念すればいい
どの道行くのなら






 ※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
 本当を知るのが恐い
 わたしたちを
 グリーンスパイクは身を震わせて
 時に火の息を吐き、
 ふり落とそうとしている

 ただ振り落とされないために
 回転するスパイダー咲きの
...
○「私の愛する旦那様」
出世もできず財も築けず
平凡な夫だけど
一生懸命に働いてきた
その働きに免じて
「私の愛する旦那様」
一度はそう呼ばれたい呼ばせたい
たとえお世辞でも

指輪 ...
ゴミステーションで
水色の捨て金魚を拾った
可愛がってください
という手紙が添えてあった
水槽も金魚鉢もないから
洗濯槽で飼う
上から覗き込むと
金魚は驚いたように
奥深くに潜 ...
真夏のさなか
もう風は
一足先の
秋の空気を
連れて来ている

赤トンボが
悠々と飛び
稲穂は実りに
お辞儀して
浅い夜に
涼やかな虫の
声を聴く

鈴虫の独唱
リイィィ ...
四角い顔によく似合う
四角い眼鏡によく似合う
視界良好よーそろそろ
まちのしかいは
眼鏡のレンズ
魚眼が見る
マサキ

まわるコンクリートから
目のはしでとらえる
四角い眼鏡が運ば ...
傘を忘れて墓参り
傘のありがたみが身に染みる

動物で傘を作ったのは人間だけだ
傘は家となり槍となり宇宙船になった
問題を克服したのは傘なのだ

傘を忘れて墓参り
ずぶ濡れが祈りに気合 ...
私達の冷え切った心には
いくつもの氷柱が立っていて
この夏の暑さでさえ
決して溶かすことが出来ない

地下鉄の中で
赤い傘を差した女が
「触らないで!」
と金切り声を上げている

...
干潮のなかに私は立ち
潮のなかに流されてしまったものを
ひとつひとつ視ようと眼を凝らすが
衰えた視力で捉える事はできず
曖昧な記憶に縋って其れらを視ようとする

突然 消えて逝ってしまった ...
海は月を抱いていた

なみまに煌と反射する夜の呼吸
涼やかな翳りを洗い
ランタンの灯は銀に光り
夜光虫を呼び寄せる

沖を行くは朝を待つ手漕ぎ舟
ポーラスターを目印に海を渡る
東へ東 ...
シュコン!

プルトップを引き上げた瞬間

白い泡が怒涛のように吹き出す

カンの冷たさが手に伝わる

急がば回れ!

急いては事を仕損じる!

善は急げ!

クールに ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
こまつかいが来て林 理仁自由詩325/7/31 18:05
7月Giovan...自由詩325/7/31 16:18
延長SDGs自由詩1*25/7/31 16:12
fujisa...自由詩625/7/31 15:55
ムシ自由詩5*25/7/31 12:39
 夢をみない魚 月乃 猫自由詩13*25/7/31 8:21
原点りつ自由詩5+*25/7/31 4:11
書きなぐり短角牛自由詩1*25/7/31 0:25
神影積 緋露雪0...自由詩125/7/30 23:44
トップシークレット自画自計自由詩225/7/30 23:17
自分を守れ杉原詠二(黒...自由詩1*25/7/30 21:33
心のまなざし乾 加津也自由詩6*25/7/30 21:31
20210331みぎめ ひだ...自由詩325/7/30 20:49
斜光ひだかたけし自由詩625/7/30 20:15
30年前のワタシと30年後多賀良ヒカル自由詩225/7/30 19:24
投げ輪杉原詠二(黒...自由詩025/7/30 18:19
友の月(回文)水宮うみ自由詩225/7/30 15:45
瞳が揺れる自由詩6*25/7/30 12:48
※五行歌「青空の青に 染まるこころ」こしごえ自由詩1*25/7/30 10:53
※五行歌「何もかもを 楽しもうと」自由詩2*25/7/30 10:51
花車リリー自由詩6*25/7/30 10:35
独り言7.30zenyam...自由詩4*25/7/30 9:19
水色の金魚たもつ自由詩7*25/7/30 8:34
涼しい秋の夢りつ自由詩4*25/7/30 4:47
しかくwc自由詩9*25/7/29 22:16
傘を忘れて墓参りイオン自由詩2*25/7/29 22:04
赤い傘花形新次自由詩125/7/29 21:56
引き潮HAL自由詩4*25/7/29 20:27
約束を迎えにりつ自由詩3*25/7/29 18:55
カンビール多賀良ヒカル自由詩325/7/29 18:21

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加筆訂正:
涼しい秋の夢/りつ[25/7/30 5:42]
修正
涼しい秋の夢/りつ[25/7/30 4:59]
改題
涼しい秋の夢/りつ[25/7/30 4:50]
修正
0.23sec.