下手くそ野郎
と、内心思っていても 女は嘘付く
演技するんだよね
女はその体の構造上
男には受け身だからさ
男の気持ちを思いやって、傷付けまいとしてさ
だけどさ
女の気持ちが ...
こるが一番うまか
そう言ってオヤジは
宝焼酎のお湯割りを飲んでいた
焼酎九、お湯一
ほとんど宝なその飲み物を
旨そうに、グビッ、と飲むオヤジの顔は
幸せそのものだった
おれは そ ...
少しまだらで丸見えの、無理に押し付けた白髪の 絵にも言わせぬ哀愁の、
ほら あれはとてもそそるものでしょう。などと言いましても、人それぞれと申します。
これは今もほら、痛くもない腹をえぐ ...
人波に飲まれたら、人塵に流れ着く
首都東京
その四文字に魅入られて最寄りの駅からJR線の電車に乗った
地方に産まれて、地方に育ち、最終学歴は地方だった
卒業すると地元に居場所を失っ ...
大いなる
間違い顔に
湛えても
君こともなげ
「それは小さい」
頑張ると
いう言の葉の
信頼度
とことん下げて
秋の真ん中
お互いの
言い分なんて
どこへやら
...
季節は秋に変わった
夏の暑さも香りもない
夏を探しても見つからない
何もかもが秋を満喫している
出来ることは振り返ることだけ
暑いが口癖になっていた
冷たい飲み物ばかりを好んだ
...
秋の虫たち るうるう
無残に刈られた草むらの
最果てみたいな端っこで
透明になる身体
開いた扉の
まっくらやみの先を
眼をつむったわたしは見ている
...
I can't write anything.
何も書けない
I can't draw anything.
何も描けない
I can't remember anymore.
もう何も覚えてい ...
肉の焼ける、脂のかおり。
喉が焼ける、酒のかおり。
胸を焦がす、秋のラム…
{ルビ沼沢=ぬまさわ}の{ルビ鼾=いびき}迂闊なヒキガエル
淵源の{ルビ有=ウーシア}くゆらすぬらりひょん
古代はす{ルビ千歳=ちとせ}を跨ぎ{ルビ秋津=あきつ}{ルビ領=し}る
石 ...
あかいろのひかりの前で青を待つ
台風のような目をした日の光
夜が明けただけでこんなに明るい黄
夏の青空のゆめみたいに白い
役立たずの僕、でも朝から勃つので、何とか生きております。
決して立派な茎ではないのですが、誰かの役に勃ちたいのです。
マイナスを掛け算に使ってはいけないと
算数で覚えたのに
まだ丁寧に一日を書き出して
全てに掛けて
しまう
整数は平らかでありながら
遥かの高みにまで行ってしまった
雲を見下ろしてやれやれ ...
雨が降っても嫌
ではない
雪が吹雪いても
カラカラに
日が照っても
辛くない世界の構築を
何が困るのか
雨雪に体温を奪われること
日に熱されて倒れること
雨を弾く音響は
寒さを ...
天窓のその奥に見える満天の星空。
星座は煌めき雄弁だ。
部屋の中、アロマにはローズ・オットー。
今日は夜更けまで読書をするだろう。
窓辺に届いた木の葉の招待状。
明日の夜 ...
生まれ そして 死にました
子供であり父であり祖父でした
馬に乗ってとぼとぼと歩きました
汽笛を鳴らし 出発しました
乾きと空腹のなかにいました
熱風のなかにいました
戦禍に巻き込まれてゆ ...
窓を叩いていますのはだれでしょう
だれでもありません、星明かりです
星明かりではありません、月明かり
月明かりでもありません、家守です
家守の足跡追いかけてだれが歩いて
いくのでしょう、 ...
うちはうち、よそはよそ。LGBT。境界。
いつしか、公私混同という言葉はなくなるんだろう
制服を脱いでも
テレビから鈴虫届く午前四時
過ぎてなお白に蒼差す蕎麦の花
しみ豆腐卵にとじられ杖に葱
欣ぶと小糠雨降る草の秋
入口の分からぬ銀行実南天
善きものと小さきものの蛍草
...
福永洋一氏は
その天才を
すべて発揮する前に
事故に遭遇した
彼は、天才だったのに
ダービージョッキーになれなかった
息子祐一は
3歳のときから41年間
父と共に歩んできた
...
バーガーキングで干し芋のようなフライドポテトを噛みながら
意味に吸われていく自分の人生のことを考えた。戦時中だった。
この芋よりも有意味でありたいという願いは
いまの気力からしても実現可能性から ...
夜は燻りながら、いのちの方角へと転がっていく
俺はそれを見つめながら、道を知らない子供のような
顔で
燻製になった魚の心情を体内で模写する
よどみの中、腐りかけた水の中
まるで親指大 ...
なんだか、時々、こういう風に思います。
現代詩フォーラムに毎日投稿される詩、それから過去ログの詩もですが、嫌な時もたまにはありますが、大体はそれらを一つ一つちゃんと読んでみたいなと思ったり。
...
半鐘の音ことごとく穂を{ルビ搖=ゆ}らしはばたく{ルビ百舌鳥=もず}の{ルビ早贄=はやにえ}を{ルビ祝=ほ}ぐ
大して自分の事を知らない人にクズと言われ、よく自分の事を知っていると思っていた人に死ねと言われ、連絡を取ろうとした人には悉く無視をされ、そんな自分に耐えられなくて詩や俳句や散文を書いてきた。そこに何か ...
激しい睡魔のおく目覚めろという地母神がいる
くしゃりとした醜い顔の小ぶりの神様だ
かつて山男だった冬
或いは漁師だった春があった
その時のお前は詩など一篇も書かずまた読まず居た
薮睨みの ...
句読点が降ってきて会話が途絶した
遊歩道にひしめく感情が
拾われない末路を想像して枯れていく
秋を踏みしめている
この靴も
服もすべて
私への期待値を担保として
...
テーブルにこっそりと封筒が届いた
茶色い養生テープがしかつめらしく巻き付けてあった
テープを剥がしてねちゃねちゃ丸めたが
丸めるべきは封筒であったかもしれない
危険なものは遠ざけておくように
...
インターネットに文章を投稿する事に嵌っている
依存性と呼ばれる病気かも知れない
精神を蝕まれる領域に至ってしまったから
心療内科を受診するべきかな
もしだけどさ
受診したとして受け付 ...
止まらない口から熱湯この気持ち
上を向きみんな口あけUFO
心臓をぎゅっとにぎられ恋である
貼り紙を貼りたいほどの横恋慕
針を刺し縫いたいほどのスキャン ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
下手くそ野郎
こたきひろし
自由詩
2
20/9/26 10:08
宝焼酎
草野大悟2
自由詩
3
20/9/26 10:00
えろちしずむ
あらい
自由詩
0
20/9/26 9:35
喪失
こたきひろし
自由詩
4
20/9/26 8:15
朝を迎える
道草次郎
短歌
0
20/9/26 6:01
夏を振り返る
夏川ゆう
自由詩
1
20/9/26 5:16
夜の通過待ち
七
自由詩
8*
20/9/26 2:54
White silence called Untitled( ...
月夜乃海花
自由詩
1
20/9/25 22:11
ラム、ふたつ。
ナンモナイデ...
自由詩
2*
20/9/25 21:10
東方狭隘錄 無季
道草次郎
俳句
1*
20/9/25 19:25
光の色
水宮うみ
川柳
2*
20/9/25 12:59
勃ちたいのです
クーヘン
自由詩
3*
20/9/25 12:15
マイナスの掛け算
よしおかさく...
自由詩
1
20/9/25 11:24
原始へ
〃
自由詩
0
20/9/25 11:22
夜更けの森
メープルコー...
自由詩
0
20/9/25 4:58
墓碑銘 Ⅱ
滝本政博
自由詩
2
20/9/25 2:20
なんでもない夜の戯れ
帆場蔵人
自由詩
6
20/9/25 1:17
自己肯定
がん
自由詩
0
20/9/24 23:46
蕎麦の花
道草次郎
川柳
1*
20/9/24 23:39
2020年5月31日
花形新次
自由詩
1
20/9/24 23:14
意味教徒
消費者
自由詩
1
20/9/24 21:37
別に詩人なんてもんになったつもりもない
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
20/9/24 21:26
詩を読むこと
道草次郎
散文(批評...
8*
20/9/24 20:49
早贄
〃
短歌
2*
20/9/24 14:13
-無題-
〃
散文(批評...
2*
20/9/24 12:29
俳諧となり得ぬひずみの詩
〃
自由詩
2*
20/9/24 11:54
秋
消費者
自由詩
4
20/9/24 11:32
封筒
オイタル
自由詩
6*
20/9/24 8:46
台風
こたきひろし
自由詩
3
20/9/24 7:22
秋の蛇口
秋葉竹
川柳
2
20/9/24 6:25
672
673
674
675
676
677
678
679
680
681
682
683
684
685
686
687
688
689
690
691
692
693
694
695
696
697
698
699
700
701
702
703
704
705
706
707
708
709
710
711
712
加筆訂正:
東方狭隘錄 無季
/
道草次郎
[20/9/25 20:11]
川柳→俳句
俳諧となり得ぬひずみの詩
/
道草次郎
[20/9/24 18:36]
孤蓬様の指摘で、付記少しなおしました。
3.43sec.