痛みを持たない笑顔から
毒も疫病もない広場へと
脈打つ雫が落ちて来て
紙の上には無い言葉を晒す
今は誰からも忘れ去られた
早死にの国から群れは来て
陽に焼けた影の落 ...
寒い、寒い
冬は嫌いだ
暑い、暑い
夏は好きだ
季節は廻って終わりがない
人の命は限られている
命の躍動
死の静寂
廻る季節を越えていく
いつか地球が自転をやめて
命が絶えるそ ...
悲しみも苦しみも
気がついてみれば
ほとんど無くしてしまい
乾いた砂漠に
一人つくねんと
立っている男にすぎない
腹へ出した精液が、臍の窪みへと流れてしまった。
僕を身籠る嘗ての母に、僕は二度と顔向けできない。
人生の中で
最悪のシナリオとは死なんだって
最近になって初めて気が付く
DNAは生きることを望み
希死念慮は脳の誤作動
だから今は死ぬのが怖い
私の中で
真っ赤な血潮が駆け回って
...
気温がさがったと感じる時
空気が入れ替わったと思う
温かくなった時
ぬるいと感じる時
入れ替わったとは感じないのに
体が負担をかんじている
心にも ...
トントン
コトコト
ぐつぐつ
もぐもぐ
フゥー
雨が降っています
たった1平方メートルの地面すらこんなにもたくさんの雨が降るのだから
世界はきっと泣いているに違いありません
自分には想像できないなんらかの理由で
始まれるのでしょうかそも ...
心に愛がなくても
美しい言葉をたらたらと吐ける
心に愛がなくても
たとえ嘘でも言葉が温かいなら
冷たくなってしまった心を溶かすだろ
心に愛がなくても
怪我した指に包帯を巻いてあげら ...
便箋一枚惚れた女の名前書き綴る
封筒に入れて封をして切って貼って
郵便ポストに投函した
惚れた女の住所と名前を表に書いて
裏側の差出人の住所も名前も書かなかった
俺はなんて意気地なし ...
お偉いさんが来るから、みんなで掃除を頑張った。
お偉いさんが来るから、ずっと壊れたままだった出入口が直った。
またお偉いさんが来てくれたらいいな。
本気で文学をしたくて書いてそれをネットに投稿してるんだろうか
だとしたら私は底なしの阿呆だろ
全く生産性のない行為だ
別にプロをめざしている訳じゃない
娘には訊かれた
幾らかでも ...
君が好きなものをぼくは知らない
君が命を懸けてまで愛する外国の歌をぼくは知らない
ぼくはその歌を聴いたことがないしこれからもたぶん聴かない
理由なんてとくにないよ
人生ってそういうものだか ...
私に圧倒的な
能力があれば
世の悲しみに沈む
あらゆる人々を
独り残らず救うことができるのに
障害を持つ我が子の
将来を案ずるなら
我が子以外の
すべての子供たちが
安らかに暮ら ...
過ぎ去りし日々を思わず
帰らざるその一日の落葉を思う
ワンス・ア・ディは少女の名前
猫になり女になりて消失したひと
その時は失うことを思わざり
唯の一日 明日またねと
湖はワン ...
テレビの中の壇蜜さんが言った
「コロナウイルスの影響で
私たちは人生ゲームの{ルビ双六=すごろく}の
プラスチックの車に乗せられた
エノキみたいに顔の無い人形になった」
元来、僕等はエ ...
募金は本来
善意から行う行為で
強制されてするものじゃないと
常々、思っているのだけれど
自治会からは集金がきて
金額まで指定されて
毟り取られているような気分になる
置いていった赤い羽 ...
退屈に突かれ
音に叩かれ
時間に捕まえられる
忘れるなよ
一日は八分五十八秒
食べる
静かに
清める
動く
食静清動
食静清動
世界が目覚める前に
おれたちはそこにいて
翳りと虚ろを抱いて
道路標識の下で
帰路を忘れていた
腕時計は電池切れで
携帯の充電もあとわずかだった
夏の装備じゃ思ったより寒くて
自販 ...
役に立たなくてはと
耐熱の
軽量カップで熱い青汁を飲む
市区町村の人口が増えない
労働力にならない
利益にならない
強い言葉を並べ立てても
無駄は人生の60%
水分は人体の60 ...
水が
落ちて 落ちて
流れて
落ちて
落ちて
流れて
流れて
落ちて 落ちて
流れて
流れて
行ってい ...
物質界では
とても大きなものの細部は
とても小さい
取り立てていうことでもない
当たり前だ
精神世界ーー
とても大きな心の細部は
ではとても小さい心か
小さいだろう
(それは
...
私はリンゴであると宣言しても
リンゴじゃないよと宣言しても
丸みを帯びた至高のフォルムと
英語でアッポーと呼ばれるのを
冷静無垢に考え併せてみるなら
私はかなりの確率でリンゴです
それ ...
きみの影で星がしずかに暮らしてる ときどきそっと光ってみせる
ないということには無という名があって あるものみたいに名前を呼べた
「覚えてる? 降水確率0%の日に0粒の雨が ...
ぼやけた思考で
言葉を探す
もうすぐ悪魔が魂を喰らいつくすから
最期に一言言いたくて
ああ、それなのにそれなのに
いつから私は貝になったのか
ダンボールハウス
ジャン.バルジャン
コミュニティ
決意
新天地
再スタート
遠く離れて屹立
みんなから離れた場所でひとり屹立
人より低い場所に屹立
頭を垂れたまま屹立
垂れた頭を小突かれながら屹立
愛想笑いを浮かべながら屹立
電波も届かずバスも来ない場所に屹立
...
文賭(あやと)する
白銀の途に足跡が落ちています
さまざまな思いが奔る ばかりの残響が
駆け巡るのを眺めましては、
文遠(ぶんとお)く
しげしげと認める 夕餉の彩を
お伝え出来な ...
自助グループがその後どのような経過を辿り雲散霧消したのかはまた別の機会に触れるとして、今回はぼくが当時していた仕事の話を少しだけ。
ぼくは20代後半の時、これはどこかで書いたかも知れないが、 ...
詩は料理に似ているか
自分の食べたい好みでもあり
食べさせたい人へと味を寄せていく
味という共感を持って
食欲という本能に寄り添うこと
それは
詩情という共感を持って
在りようという抗え ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
はじまり はじまる
木立 悟
自由詩
3
20/10/8 20:31
冬が来る
無限上昇のカ...
自由詩
2
20/10/8 19:04
砂漠にて
渡辺亘
自由詩
2
20/10/8 17:32
精液
クーヘン
自由詩
1*
20/10/8 12:26
最悪のシナリオ
無限上昇のカ...
自由詩
1
20/10/8 12:11
入れ替わる空気
佐白光
自由詩
1*
20/10/8 10:12
台所
ヨロシク
自由詩
0
20/10/8 8:52
雨が降っています
道草次郎
自由詩
0
20/10/8 8:50
心に愛がなくても
こたきひろし
自由詩
7
20/10/8 0:25
愚かこそ生きる肥やし
〃
自由詩
8
20/10/7 23:56
お偉いさん
がん
自由詩
0
20/10/7 23:02
やさしさ一欠片ください
こたきひろし
自由詩
1+
20/10/7 22:47
歌
道草次郎
自由詩
1
20/10/7 21:29
花形の言葉1
花形新次
自由詩
1
20/10/7 19:50
ワンス・ア・ディ
アニュリタ
短歌
1
20/10/7 19:42
Poetry Road ――ある朗読会の夜に――
服部 剛
自由詩
3
20/10/7 19:01
赤い羽根の共同募金
無限上昇のカ...
自由詩
1+
20/10/7 18:53
かけ声#1
奥畑 梨奈枝
自由詩
1*
20/10/7 18:06
からっぽの夜
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
20/10/7 16:02
水分
よしおかさく...
自由詩
1
20/10/7 15:25
山にて
〃
自由詩
0
20/10/7 15:24
つぶやき
道草次郎
自由詩
0
20/10/7 12:55
かじってごらん砲を放て
ブルース瀬戸...
自由詩
1*
20/10/7 11:54
送る日々
水宮うみ
短歌
3*
20/10/7 11:20
最期の一言
無限上昇のカ...
自由詩
0
20/10/7 8:50
転
ヨロシク
自由詩
0
20/10/7 8:40
廊下に立ってろ!
六九郎
自由詩
2*
20/10/7 7:06
文身
あらい
自由詩
0
20/10/7 0:49
振り返ることⅢ
道草次郎
散文(批評...
3*
20/10/6 22:52
詩は料理に似ているか
につき
自由詩
1*
20/10/6 22:07
663
664
665
666
667
668
669
670
671
672
673
674
675
676
677
678
679
680
681
682
683
684
685
686
687
688
689
690
691
692
693
694
695
696
697
698
699
700
701
702
703
加筆訂正:
詩は料理に似ているか
/
につき
[20/10/8 5:03]
10/8 2,3,4連編集。
4.29sec.