シャワーを雨に見立てて
ずぶ濡れになってみた
服を脱ぐ前に
これまでの雨は
なんだかいい加減で
本気さを全く感じられなかったんだ
自分の仕事を放棄しているようでさ
服を脱ぐ前 ...
殺してやる、殺してやると叫ぶほど命を重視していたらしい
ずっと
ひとり
だったんだ。
はぐれ雲の
ため息
みたいに。
ずっと、
ひとり、
だった。
主をしらない影が
主を懇願するように
ぼくは
それを
求めていた。
...
空が何色でも悲しい手をひらく
あの朝は何を託されたんだろう
あなたの断片が刺さりながら暮らす
存在しないから完璧なつばさ
空想を見ているきみの{ルビ瞳=め}のひ ...
国民の声や感染専門家の声を
無視しても
成功させられる
と思っているようだ
僕はなぜか
かつて竹槍で米軍と戦おうとした日本人と
イメージが重なってくる
SNSで若い女性が
「死にたい!」と発信した
すると見知らぬ男が
「殺してあげましょうか」
と返信してきた
「じゃよろしくお願いします」
とさらに返信
日時と場所がさっと決まって
当日 ...
嗅覚がもたらす記憶が一番鮮明
簡単に引っ越せると思った
嫌いな歌ばかり流行る
窓の外見て考えるのをやめる
突然解放され戸惑う
夢を見ている間はそれが夢だと誰も気づかない
いつだって覚めてはじめてそれが夢だったんだと気づくのだ
最初は良い夢から始まったはずなのにいつの間にか悪い夢に魘される事は度々あった
いのちには限 ...
久しぶりにランニングに出かけると、とても疲れた。闇の中では、僕のことなど誰も知りはしないのだが。去年の今頃も僕は同じように走っていたものだったが、夏が来て、熱帯夜が続くと、いつの間にか、誰かがそうして ...
平凡でどこにでもいる普通の人間になるのも容易ではない
六月の中旬に役所から住民税の納付書が私宛に郵便受けに届いた
封を開けない訳にはいかない 私は中身の書類を黙読した
封を開けて中身を確認するの ...
時計が今日も鳴いていた
皮膚がざわついて眠りに眠れず
痒い皮膚を引っ掻きながら
指のさかくれを食い潰し
目覚めたam5:09
「お元気ですか?」
そんなこともいう暇もなく
ただ針だけ ...
有能さ、無能さどちらで競っても一位にはなれない人の群
齧歯類夏至も変わらずゲシゲシと
齧る柱はいつか仏像に
大きな法則が世界を貫き
好き嫌いの尺度では
とても計り切れないほど
大きな法則が世界を貫き
今、日が沈み 月が昇る
ひれ伏してしまおう 風を浴び
脳裡の懐かしい光景を そっと静かに掬い ...
白鯨ゆく遥かな青天を
僕もゆけたなら
四肢の折り目を開き
やっと、やっとの夏の日を
僕もゆけたなら
平泳ぎの一掻き、一蹴り
果てしなく自由に
生まれたまま ...
街
遮断機が下がり血のような警鐘に淡い想いは砕け散る。通過する車窓とつながる間もなく街はもとに戻る。
冬の浜辺に置き去りにされた一つの椅子
冬の浜辺に置き去りにさ ...
忘年会行く気ないけど行かされる酔った上司の顔に落書き
クリスマスパーティーをした記憶ない共働きの家族揃わない
大晦日心静かに暮れてゆく新年になる瞬間無音
酒を飲む飲み過ぎ頭痛くなる二 ...
抹茶色の外郎のような色の池の水を背景に、若葉のもみじがソメイヨシノの木陰でいくらか涼しい風に小刻みにわらっている。
おれは蟻やら小枝やらがあるくちかかりのベンチに身をもたせ、とにかく西の方までず ...
本日のお品書き~イカ~
世界の中心で叫ぶ「イカが好き」
イカが好きすぎて困る。特に寿司屋に行くと困る。イカしか注文したくないから困る。最初は「イカ二貫、ヘイ!」「ゲソ二貫、ヘイ! ...
原文で小説を読む
狭い田んぼに悠々と緋鯉泳ぐ
靴の中の流動的で柔らかな感覚
次のページに焼き芋の写真
チャイコフスキーに痺れる
毎年、三月末になると拙宅の「書斎開き」をします。
南窓のある二階の書斎は、陽当たりが良くて、冬場は観葉
植物や、屋外では越冬できない植木鉢(ハイビスカスなど)
の越冬地となります。二畳半ほど ...
あぁ俺の
黒目をずっと見てて
もしその中に
魚が見えたら教えて
白いマグカップ
向こうのテーブルにあるやつ
その中に
星があったら教えて
月夜の夜覚えてる?
俺が車ぶっ壊 ...
万国旗
号砲
声援
晴天
登山は
いつでもどこでも一歩、一歩だ
あんなに高い頂上まで登れるだろうか
と思っても一歩、一歩歩いていけば
頂上に着くから不思議だ
登山はどんなに苦しくても
自分の足で一歩、一歩だ
スー ...
ちかちかとひのくれたみち
ちょうちんあんこうだとおもえば
ちかちかひかるネッカチーフをつけた
おじさんだった、おじさんはちょうちん
あんこうに似ていたからネッカチーフを
まいているのか、くら ...
美術館で久しぶりに彫刻作品を見に行ってきた。オランダ人作家の大規模な展覧会だった。作品数は30点ほどではあったが、しかし、ほとんどが巨大な彫刻作品だった。作品の中心は、粘土のような感覚のするブロンズの ...
二〇一六年十月一日 「至福の二日間」
きのうと、きょうと、ずっと横になって寝てた。お茶をひと缶のんだだけ。いっさい食事せず。ただ眠っていただけ。しかし、まだ眠い。睡眠導入剤が強くなって、し ...
弱くても愚かでも生きていていいと 自分ではないものには言える
繁茂する
森の緑は水に映え
広がる波紋に層を成す
俺は思わず立ちすくむ
命の貪欲な成長が
歯止めのない増殖が
剥き出された自然のあらわ
物凄い勢いで呑み込もうとする
その暗い衝動に戦い ...
雨こそ降りはしなかったが、街はどんよりとした雲と湿気に満ちていた、人と擦れ違うのが煩わしくなり、小さな道へと逃げ込んだ、歩いているうちに、その先に昔、数十年は前に、死に絶えた通りがあることを思い出 ...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
泣く
RAVE
自由詩
7*
21/6/22 20:41
_
いる
短歌
0
21/6/22 19:37
あいつ
草野大悟2
自由詩
8
21/6/22 18:15
きみの地上に
水宮うみ
川柳
1*
21/6/22 17:56
オリンピック強行開催
zenyam...
自由詩
1*
21/6/22 11:10
葛藤のない人生
〃
自由詩
1*
21/6/22 10:42
自由律俳句「食べられる退屈」(34)
遊羽
俳句
1
21/6/22 9:42
いのちには限りがある
こたきひろし
自由詩
3
21/6/22 6:15
ランニング、サザン、夜
番田
散文(批評...
1
21/6/22 1:02
クレーマー
こたきひろし
自由詩
1
21/6/21 23:52
am to pm
月夜乃海花
自由詩
2
21/6/21 22:55
_
いる
短歌
1
21/6/21 22:45
夏至/ルーティンワークもいつかは何かになれば良いのに
足立らどみ
短歌
1
21/6/21 21:43
大きな法則が世界を貫き
ひだかたけし
自由詩
3
21/6/21 20:18
ゆけたのなら
クーヘン
自由詩
5*
21/6/21 19:38
長い1行の集まり
空丸
自由詩
4
21/6/21 19:25
共働き
夏川ゆう
短歌
2
21/6/21 19:17
尺八老人と漬物の恋
道草次郎
散文(批評...
2
21/6/21 18:38
料理で俳句㉓イカ
SDGs
俳句
2
21/6/21 17:30
自由律俳句「食べられる退屈」(33)
遊羽
俳句
0
21/6/21 16:22
147号編集後記
たま
散文(批評...
4
21/6/21 13:30
sunny酒浸り
竜門勇気
自由詩
3*
21/6/21 10:40
運動会
ヨロシク
自由詩
1
21/6/21 8:20
一歩、一歩
zenyam...
自由詩
3*
21/6/21 8:00
ネッカチーフをしらないあなたへ
帆場蔵人
自由詩
1
21/6/21 1:58
彫刻と日曜日
番田
散文(批評...
2
21/6/21 1:40
詩の日めくり 二〇一六年十月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
14*
21/6/21 0:19
_
いる
短歌
1
21/6/20 22:50
夢見の森
ひだかたけし
自由詩
4
21/6/20 22:40
ボロ布のようなマリア
ホロウ・シカ...
自由詩
6*
21/6/20 21:30
668
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675
676
677
678
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707
708
4.2sec.