年下の多い職場は息が詰まる

 至らぬ点を看破される

 いつまで経っても気づかれない

 誤変換で「怪奇月食」

 勝手に人物像を作り立てられた
月曜
溜息

火曜
退屈

水曜
灰色

木曜
ブルー

金曜
逃避

土曜
一息

日曜
一瞬
先のことは
だれもわからない
行きつくところまで
行かないと
おさまらないのだろう
僕は今日も
目の前のことに集中する
鶯が
今朝も
きれいな声で鳴いている
曖昧な
真の時空に咲くエバァと小鳥
 ひっそり想い出かたり

狐と狸
蕎麦屋うどん屋に鎮座する
鳶と猫の視線を意識して

雨上がり
ボラは唐突に跳躍をはじめる
これ見よがしに

...
夜の僕は昔社用車で
走っていた でも ブレーキも忘れて
踏みこんでいた 金曜日の夜のアクセルを 
黄色い光の側道の 高速道路を
MP3圧縮の音楽を鳴らしながら
僕は立ち止まっていたのだろうか ...
みんな死ぬ、という事実の眩しさが太陽光を超えてしまった 世界は夢
夢のなか
さ迷っていた
あてどなく
銀輪は廻り
戻って来る
何度も何度も
同じ場所
途方に暮れた
やじろべえ
帰り道を喪失し
戦慄狂気
均衡保ち
銀輪はひたすらに
...
ざあざあと傘が泣いてる
交差点に人はまばら
忘れ物をしたようで振り向いたら
世界はどこにも無かった

息苦しさがどこから来るか
白く塗りつぶされる前に
見つけられたらいいのに
ぼくは錠 ...
きみの背後にはたくさんのごみの山がみえる
そのごみの山について
ぼくはいくらか考えてもいいだろうか
すずめが初夏のこずえにとまって
世界が軽やかにバウンドする
そんな果てなき午後の池のほとり ...
世界のことなんて
次でいいよ
つよくなる夢と濡れてく体
寝そべって目をあけて思い出を忘れていく
いい感じに傾いた
記憶を引き剥がしてさ
錆びた鋏みたいな
つまんないものばかり目に ...
弱み

屈辱

自棄

孤独

終末
 今まさに開いた花に蝶が来る

 命の奇跡を見逃した

 誰かと入れ替わった事に気がついた

 この空いっぱいの蜻蛉どこへ行く

 南の山から転げ北の海に流れ着く
命を生むためには
人は還らなければならない
命を育むためには
人はくぐらなければならない
幾多の年月が交じり合う
数多の血族が重なり合う
今でははるか遠くなった
風の描いた地図の中心
...
新しい住居には新しい生活の角度と密度がある。そして空気の中で鳴る音がすべて新しい。新しい住居に越してくるとき、引っ越しをほぼ一手に引き受けた私は疲労から風邪を引いた。風邪は水のように満遍なく妻をも満た ... もうすぐ生まれる君へ
いつか語り伝えたいことがある

君が懐胎されてから
初めての心拍確認の日まで
本当に大丈夫なのか
ちゃんと生きていてくれるのか
不安で心がいっぱいになってしまった
...
(Q.きりんはくびがだいたいどれくらい
のびるんですか?)

私は街の雑踏のなかのきりんを見たことがある
長い首で歩いているだけで、窓を覗いていると言われ
足下がおろそかになり、ひとにぶつ ...
スニーカーを休日に見つめていたんだ
ABCストアで これまでに
僕の履いたことのなかったスニーカーと そして
僕の履いたことのないスニーカーを感じ取りながら
謎が多すぎる
のに
肝心な謎の正体がわからない

謎が謎を呼んでいるからだろう

謎の数を数え出すときりがない
羊みたいに眠れなくなった夜に数え出したが
余計に眠れなくなった

夜 ...
階層を施された荷馬車の一角にひかりが中る。
眩くて昇華される、どうやら辺りのようだ、

遺体の奥で植わる蛆虫が盛んに蠢いて出口をこさえていく。
それぐらいは許してもいいだろう
涙のかわりに胃 ...
高い夜空が澄み渡り
晴れてはいても、なんともさみしい
きらびやかなネオンサイン
きれいだけれど、中身はからっぽ

あゝどうしたらたどり着けるのか
あゝどうしたら充たされるのか

途方も ...
国家を担う システムづくり
予算はたっぷり ついている
外部委託で 金を抜こうぜ
委託先では また委託
さらに値段が 安くなり
そのまた先まで 委託が続き
作っているのは 学生上がりの
...
「野菜だけ食って生きるのなら
バッタに生まれれば良かった」
───ジャン・ポール・マキ

これは両親ともにヴィーガンの家庭に生まれ
ミルクはおろか母乳も与えられず
青汁で育てられたフランス ...
 サギは白い服着て人を欺す

 水の夢を見て泳ぐ

 退屈の有り難みを思い知らされる

 底まであと何分

 水面を見つめ続ける
哺乳瓶を手放した甥っ子が
コップに注いだリンゴジュースを飲み干した。

父に手を合わせ
今すぐにでも伝えなくてはならない。

病院の待合室
「いつか、孫と一緒に飲めたらいいね。」と
願 ...
早朝の総武線快速のホーム下り列車を待つ
自殺防止に設けられたガラスに鈍く、私の足元が映る
ふと、地元の塚に立つ墓標を思い返す
戦争で亡くなった英霊を祀る、神聖な墓標
その横に無縁仏を祀る墓 ...
辛さ


後悔
ずっとナヤミ続けていた
ナヤミ続けていたけど
ナヤミの正体はさっぱり掴めなかった

その内に
何者かが
ナヤミから
ナ だけ盗んでいった

なので
ヤミだけが残ってしまった

...
インターネットに嵌まりこんでしまった

インターネット恐ろしき
気づいたら袋に入れられて叩かれていた

仕方ないか
インターネットの正体とはそんなものなんだろう

やっと目が冷めて
...
{引用=暖簾をくぐった
立ち食い屋で
月見うどんを食べた

丼の湯気に
うすくたなびく雲に
月がとろけていた

めんをすすり
つゆを飲み干して
店を出た

まだ肌寒い
...
14歳の頃 心から信じていた先生が言った
「今の君には無限の可能性がある」
「でも君がそのうちの1パーセントの可能性を選択した瞬間に、残りの99パーセントを失うことになるのだ」と
それは冷酷な  ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
自由律俳句「食べられる退屈」(12)遊羽俳句121/5/14 11:39
一週間ヨロシク自由詩021/5/14 8:07
コロナ下zenyam...自由詩021/5/14 6:58
壁を叩いた提督足立らどみ自由詩5*21/5/14 6:24
Night and weekend番田 自由詩221/5/14 1:07
_いる短歌021/5/13 23:45
叫びひだかたけし自由詩521/5/13 21:05
雨に沈むあまね自由詩1121/5/13 20:43
池のほとり道草次郎自由詩7*21/5/13 17:45
花の午後はるな自由詩1121/5/13 17:15
末期ヨロシク自由詩021/5/13 8:04
自由律俳句「食べられる退屈」(11)遊羽俳句321/5/13 7:50
里帰り葉leaf自由詩121/5/13 6:13
妻を苦しむ自由詩321/5/13 6:12
伝達自由詩221/5/13 6:09
きりんのかそう帆場蔵人自由詩421/5/13 2:26
モールの昼下がり番田 自由詩021/5/13 1:37
謎が多すぎてこたきひろし自由詩721/5/13 1:02
芝桜あらい自由詩121/5/13 0:03
不在通知ひだかたけし自由詩1021/5/12 22:31
中抜き天国紀ノ川つかさ自由詩021/5/12 21:32
豚バラが好きなんだな花形新次自由詩021/5/12 20:55
自由律俳句「食べられる退屈」(10)遊羽俳句121/5/12 19:57
近状報告 梓ゆい自由詩321/5/12 14:12
ある朝ゆるこ自由詩121/5/12 8:58
ココイチにてヨロシク自由詩021/5/12 8:01
ナヤミ抜いていたらこたきひろし自由詩421/5/12 7:16
インターネット恐ろしき自由詩321/5/12 7:00
月見うどん津煙保存自由詩4*21/5/12 4:09
空の扉Lucy自由詩11*21/5/11 23:08

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