月曜日の六十万トンの憂鬱さ加減といったら、
俗な中年サラリーマンになったものだよ、
だけどももうすぐ51歳だ、むしろ初老だろうか、ぼくのいなくなった友達よ
または、初めからいなかった友達よ

...
大人がやけに黙っているから
後ろに乗るよう言われても
僕は少し躊躇っていた
それでも素直に従ったのは
静かに母が僕の背中を押したから

ドアがバタンと閉まる
車体が震えてタイヤは前進を始 ...
ちょっとした聞き齧りの上前をはねたのが
鬱陶しく散らばっている

これじゃない
これじゃないんだと
さやぐ橅の大樹

やはり内発だよ
外圧とは
内発のはねっかりさ
どっちつかずの
...
都会は夜も明るいと
人は言うけれど
照らされても
裏寂しいビルの隙間
あの
喧嘩の起き易い歩道
昼間から薄暗く
物悲しく汚れている裏道
降らない雨雲が垂れ込めて
陽の差している記憶が ...
お嫁に来てもらったはちみつれもん
大切にして仕舞い込んでいる

おんぶして重みを知ったら
帰せないよね
飲み干して痛みに耐えたら
帰れないよね

松葉杖などまどろっこしい
ジグザグ
...
ハグはきっといちばん賢い愛情
あなたに顔を見られないで済む

所々継ぎ接ぎの空の勢いで
天空に住む心持ち

全てから守ってあげる
全てを守らせてあげる

小鳥の声 枝葉踏む音
足に ...
涼しい
先日までの暑さが嘘のようだ

なるほど裸族であった
心のひだまで見えるような

寒い
服着たほうがいいですよ

なんか急に涼しくなると
寂しくなっちゃって

恋人ができ ...
なんていうか、一回抱き合ったくらいじゃどうしようもない年齢まできてることはよくわかった。
20代の頃の抱き合ったら世界が広がるような感じの新鮮味はないし
もう、うそくさい。そんなの、2、3日経った ...
草原を 少女が スカートの両端を持ち上げて 
走っていく
いちじくの うすい皮のような
スカートの重み おかげで おパンツまる見え

いちじくの皮を 細心の注意で むく
なかから やわ ...
足の小指の先っぽを人差し指の{ルビ柔=やわ}い腹でさわってみると
これも自分かと
落し物に
気付いた時のように思われます

一つの素朴な気付きは
千の逢着へのおそらくは発端で

雪 ...
開かれた心は
ふんだんに流入する
……

これがしか?
しらしい

など
未だ書かず
かけず

何故それに拘る
拘るふりしかないではないか
つねに意識的であるつもりか
ピ ...
生垣のそばにはあおむらさきの花がすっぱい赤い実をつけていた、ふるえるものがひらこうとして、そのまんなかにあまぐもがあった、かぜが忘れられた影になげかけられ流れていくものがあった、やさしいはなしかたの祖 ... 乱反射している
ガラス窓の向こうで
少女たちが
アイスクリームを待っている
滑りのよい
よく手入れされて
磨かれた
頬を
右に左にさせるたびに
光の向きが
チカリ
チカリ
と変 ...
あー
ギター弾いて歌ってると
空っぽになるなあ
あたしの身体にサウンドホールが空くんです

寂しかったら
ここに飛び込んでおいでよ
鮮烈な響きに身を震わして
泣けばいいよ

君のこ ...
外宇宙から海の近くの君のアパートを結んで
山なりのゆるいボールを投げてみる
猫のあくびより遅くてまばたきよりは速いやつ
うっかり心地よくなってしまいそうな
次の季節の風がカーテンをふくらませる ...
遠くまで行く事にどんな意味があるのかは知らない
知る必要もないことがたぶん僕の人生を埋めていたって

愛の不毛に踏みだす為の飛翔でさえ
保障の無い冒険のはじまりだったり

誰もぼくのじゆう ...

コーデュロイと10回唱えれば秋となる。
デュの発音、決して油断なさらぬように。



古着屋のお兄さん、元気かな。
首筋に、五芒星の墨の入った。



MA―1を着た ...
ここ数年テレビ番組の中で、これは面白いと思えるのは、この番組だけだ。テレビ番組と言っても地上波全国放送ではない。CSと(関東では)TVKで放映されているだけの九州ローカルの番組で、出演者も福岡を活動拠 ... {引用={ルビ韜晦=とうかい}でちらさないで
よく読み
分かろうとしますから
その訥々な心にあてがわれる
麦のような言葉で
{ルビ叩=はた}いて下さい}


 一つも難しいことはない。 ...
ツナのおかげで 和えれるマヨネーズ
故意のおかげで 逢えないメモリーズ


気づく前から
とっくに恋

築く前から
どんな愛よりも愛


飽きること知らない展開
飽 ...
学生時代も社会人になっても
一貫して
私は権力と呼ばれるチカラを持った事が有りません

ずっと誰かの下になって
誰かの指示や命令に従ってきました

時には誰かの思惑に振り回されて
自分 ...
書きたいことが山程あるのか

書きたいことなど全く無いのか

どっちなのかが分からない

どっちだっていいんだと思う

今こうして生きている自分を

少なくとも受け止めて

死 ...
自分て
自分が関わった誰かが悲しんだり泣いたりするのがとても耐えられないてだけの
そういう人間なんだ
だからこうなったんだし
現にこんな生き方しかできなくて
やむなく
詩も書くんだ ...
灰色の街道沿いの
深く暗い井戸の底、
白く円かな女の顔が
微細に揺れ動きながら
切れ長の目を閉じ浮かんでいる

死んでしまった死んでしまった!
わたしは戦慄のうちそう悟り
隣で無表情に ...
オンアが死んだ様に歩いている
両手を下げたまま足を半分ずつをずらして
雨の降る日の埃のにおいの中を
もうじきに秋になる今日の中を
曇り空のロシアの様な風の中で
白いワンピースを着て
だめな ...
携帯に
ほぼ真円の
満月が
不意に映って
光を垂らす
薔薇の花が言葉を喋り、彼女の喚く下らない自分本位な痴話話をいなしながら、俺はヘルメットのバックルに紐を通す。俺は郵便配達の飛行機乗りだ。俺は砂漠を飛ぶ。俺は砂漠の広大な原野に、砂漠の民たちが読む、一日 ... いのちがありすぎる
言葉はひしめきあい
ぼくは
茎のねじ曲がった花になる
おぞましい受粉をして
土を黒く染める
あなたへ
あなたへ
いま
あなたへ
寄りつけるなら
まだ見ぬ地平へ ...
今の子供たちは
やらないのでしょうが
成熟した男女が
ベッドの上で
あや取りするって
ちょっとぞくぞくしませんか?

糸と指が
くんずほぐれつ
絡みあって
やがてそれは
指と指に ...
とてつもなく深い闇がやってきそうな夜
私たちはたがいに嘆き悔やみ
とりもどせない時間を語った

テレビはあいかわらず五月蠅い番組だらけで
MCの甲高い声だけが鼻についた

声帯をナイフで ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ホットのカプチーノはだいろ自由詩320/9/14 21:51
9月の夕暮れ福ちゃん自由詩120/9/14 20:25
最後の砦としてパチンコ道草次郎自由詩1*20/9/14 17:37
明るいのくらいのよしおかさく...自由詩020/9/14 16:58
はちみつれもん自由詩120/9/14 16:56
ハグ自由詩120/9/14 16:56
僕はまだ若いかりゅうさん自由詩020/9/14 16:29
ごみくずみたいにまるまってる君が好き。ねこ(ki)自由詩120/9/14 14:11
いちにく るるりら自由詩220/9/14 10:40
橇と風と道草次郎自由詩120/9/14 6:09
明け暮れ自由詩120/9/14 0:04
でたらめよんじゅう自由詩1*20/9/13 22:20
窓際での軽食にて北村 守通自由詩120/9/13 21:34
ギター !印あかり自由詩720/9/13 20:53
SAZANAMIカマキリ自由詩120/9/13 20:32
Stormy Monday 梅昆布茶自由詩6*20/9/13 17:35
古着屋さんクーヘン自由詩6*20/9/13 14:39
ゴリパラ見聞録考花形新次散文(批評...120/9/13 14:12
麦の声道草次郎自由詩3*20/9/13 10:54
ツナのおかげ  【参考】RADWIMPS「夏のせい」komase...自由詩020/9/13 9:43
私と言う存在感のない人間こたきひろし自由詩320/9/13 4:45
単純なこと道草次郎自由詩4*20/9/13 0:41
自由詩2*20/9/12 23:54
古井戸(改訂)ひだかたけし自由詩420/9/12 23:00
オンアプル式自由詩120/9/12 22:44
携帯にTAT短歌0*20/9/12 21:53
サン=テグジュペリ自由詩1*20/9/12 21:36
カサブタホロウ・シカ...自由詩2*20/9/12 21:24
花形新次自由詩020/9/12 21:23
夜を抱きしめて山人自由詩7*20/9/12 20:38

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加筆訂正:
夭折/ただのみきや[20/9/13 12:33]
「若木」修正
夭折/ただのみきや[20/9/13 12:32]
「若木」修正
夭折/ただのみきや[20/9/13 12:23]
三文字修正
4.11sec.