生まれて
死んでいった
星の数ほどのうちの
たったひとつなのだから
結果的に
何の役にも立たない
どうってことない
一生だとしても
別に気にすることはない
と思います
自分 ...
私は未来に行くことができる
電車に乗って一時間寝て起きたら
突然一時間後の世界だ
私は過去にも行くことができる
特急なら東京には一時間早く着く
在来線で着く一時間前の東京を歩ける
...
試作
朝寢朝酒鼻から紅茶 ネオンライトに無重力
犬が西向きゃとにかく眠い ジャジャンカワイワイ葱刻む
運が惡けりゃ暇でも來るな 水 ...
むかしの人々は
だらしなく開かれた口から
魂が抜け出ると信じていたらしい
なにかの間違いで
底引き網で引きあげられて
はらわたがドロリと飛び出した
深海魚みたいにですか?
怪 ...
人間の顔にも必ず付いている口
口は呼吸する為に
口は飲食する為に
口は言語を話す為に
主に有る
この世界の
全ての人の口
私の口はその内の一個
一日の24時間の間に
口は ...
今喉を通り過ぎた錠剤は
甘いラムネ
薄い桃色の
あなたへの恋心を詰め込んだような
淡くて甘くて儚い薬
わたしの心臓まで溶け込んで
指先にまであなたを感じさせてくれる
ひとりぼっち ...
きみが好きだと言った
夕焼けのやさしさが
ぼくの瞳から
体の端までしみこみ
ぼくとsekaiの隔たりは
なくなる
きみはさくらんぼを
舌先で転がす
...
「胡乱な夜長」
秋も深まり
寒くて夜眠れない
碌に考えるのも適わず
こういうのを
随伴現象説というのかと
思った
毛布をもう一枚
押し入れから出してきて
今引っ被っている
少し ...
カシオペア
ガラケーの背に
行き先を
指し示してよ
マイスター・ホラ
俺があの人に初めて遭ったのは、大阪は西成にある手本引の賭場だった。見た瞬間に、あぁ俺はこの人の子分になるんだなと直感で思った。二十三の時だ。そして盃を呑んだ。アメリカの双子ビルに旅客機が突っ込んだと ...
君の望む世界は、
自由や
共感や優しさからは
反対に振れた世界だろう
どうして
そんな世界を
望むのか
僕にはわからないよ
君は君の望む世界で
変わらず権力者の側にいられると ...
美しいと感じたものを美しいといいたい
全てはそれに尽きるけれど
その思いがどんなに強いとしても
なし得ないいろいろな理由が海のように拡がっている
海に{ルビ喩=たと}えれば海にゆるされ人に ...
真面目なあの人を笑わせたい
そう思ってたくさんの嘘を用意した
花を摘むよりも簡単
お箸を並べるよりも
宇宙人の話は全然だめで
にこりともしてくれない
幽霊も金縛りもだめ
好きなものを知ら ...
{引用=リバーシブル}
雨の{ルビ詳=つまび}らかな裸体と
言葉を相殺する口づけ
水没して往く振り子時計閉じ込められて
中心へ落下し続けるしかない時間
1095桁のパスワード
{ルビ木通= ...
のどかな秋の夕べ
遥かな思い出が
ふっと蘇っては
消えていく
橙に染まるリノリウムに
重なり踊る影と影
小刻みに震えながら
一条の線となって
消滅する
遠い 遠い
何もかも ...
あなたとの糸が終わった冬の服
正しくはないけど楽しかった日々
空っぽな瞳の奥の海になる
し終えられた
空はない
着手しようにもみえない
何が?
突堤が
三角帽もだ
朝の汽笛ながれてきえて
アクアマリンのトマト潰れて咲いて
発端と終焉は
{ルビ搦=から}められ
...
円あって想像される 死海に堕ちる花々
血溜まりの模型 壊れてしまった茶器
必要とされなかった恥じらいと白い無垢。
どうか忘れないで。
あなたのその腕を売り歩いて、
私たちがあなたを覗きこ ...
其処は中庭
周囲がすっかり閉ざされて
何処から入ればいいのかわからない中庭
其処で
プロローグと
エピローグが
手をとりあってくるくると回っている
モノローグと
ダイアローグが
...
彼らはボイジャーの言葉で神と名乗った
次々と人工衛星が落ちていく
そして太陽が消えた
ホテルだったと思う
ベッドの上で
「きみの夢はなに?」
と彼女が言った
僕は
「アカネ ...
トイレに 貼られた関門海峡の写真
そのくせ 見る事のできない生まれ故郷
「もし そこにいるのなら返事して」母は言う
補聴器をしなければ何も きこえず
わずかに光だけを感知する あなたの ...
穢れなき少女はとこしえに汚れなきままにいて欲しい
と切に願った
初恋の人ゆえに
木造のふるい校舎はぼんやりとした記憶の中に佇んでいた
雨が降る度に廊下の天井から水が垂れてきた
修理はされ ...
スープストックの安心を
幾つも並べ立てて
漸く応答する
眉の太い
少年漫画の強さで聞いてくる奴がいて
まだまだ一生無視するつもりでいる
誇りを二度と傷付けられはしない
夕陽が真っ赤に ...
背中に
正体不明の痒みがいる
赤くない
ぶつぶつもない
髪の毛も無い
突然の痒みがある
シャツをめくりあげて見てもらっている間
脇腹へ隠れていて
元通りになると戻ってくる
足 ...
禁断の果実を林檎と言い
魔女は白雪姫に売りつけた
毒を仕込んだら
反作用で呪いが無くなった
吐き出されて蒔かれた種から
立派な実を付け
ヴィルヘルムテルが次々と射って落とし
一つはニュー ...
昼間には昼間の魅力がある
夜は夜の魅力に逢える
星がはっきり見える
都会で暮らしていれば
星の存在すら忘れてしまう
夜が待ち遠しい
都会での生活は止めて
田舎暮らしに変えて良かっ ...
もし
もしもだけどさ
ある朝に目を覚まして起きだしたら
私の体に異変が起きていて
まるで天使みたいに背中に羽根が付いていたとしたら
そうなったら
私はこの人生を一度リセットして
...
悲しみの減少が喜びなら
大きな悲しみの減少は悲しみかな
だとしたら
喜びのような悲しみもあるということか
そう考えると
なんだかとんでもない所に生まれてきてしまったような気がする
詩を書くにはあまりにリアリストだった
この世を憂うなら
朝7時半の勤労前
誰かの仕事に文句を言ってた
知らない誰かを恨むなら
あきらめるんだ
損得勘定の感情で
切って捨てた知らな ...
つきたてだから今日食えと
新しいお米をもらった
せっかくだから
土鍋で炊いた
畑のオクラを刻んで
紫蘇の実と和えてお豆腐に添える
餅焼き網で焦がしたナスを
氷水にひたして ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
自分らしく生きて
花形新次
自由詩
1
20/9/20 10:17
眠るタイムトラベラー
イオン
自由詩
1*
20/9/20 9:57
Be a Super (Ger)man !
墨晶
伝統定型各...
1*
20/9/20 9:50
欠伸
まいこプラズ...
自由詩
4
20/9/20 8:30
降り積もる日常
こたきひろし
自由詩
2
20/9/20 5:07
偽せた薬
桜蜜
自由詩
0
20/9/20 3:22
夕焼けのやさしさ
フリーダム
自由詩
3*
20/9/20 3:18
胡乱な夜長 他
道草次郎
自由詩
2*
20/9/20 2:25
カシオペア
TAT
短歌
0
20/9/19 23:17
逢魔が時
〃
自由詩
1*
20/9/19 22:30
影なき世界
はだいろ
自由詩
2
20/9/19 22:02
セノーテ
道草次郎
自由詩
2*
20/9/19 21:58
真面目なあの人を笑わせたい
ふるる
自由詩
9*
20/9/19 21:24
死と詩と虫と
ただのみきや
自由詩
4*
20/9/19 20:49
無限遠点
ひだかたけし
自由詩
8
20/9/19 19:48
日々になる
水宮うみ
川柳
3*
20/9/19 18:43
潮時と業の華
道草次郎
自由詩
2*
20/9/19 13:06
プロパガンダのノイズ
あらい
自由詩
0
20/9/19 11:35
ローグ
塔野夏子
自由詩
6*
20/9/19 11:28
本当の夢の光り
mizuno...
自由詩
2
20/9/19 11:09
あたかも 森が海を恋しがるかのように
るるりら
自由詩
11*
20/9/19 9:54
夢のものがたり
こたきひろし
自由詩
3
20/9/19 7:47
接近禁止
よしおかさく...
自由詩
2
20/9/19 6:43
背中に
〃
自由詩
1
20/9/19 6:41
林檎
〃
自由詩
1
20/9/19 6:40
夜が待ち遠しい
夏川ゆう
自由詩
2
20/9/19 5:09
私は老人ではない
こたきひろし
自由詩
2
20/9/19 1:15
悲しみの減少が
道草次郎
自由詩
1*
20/9/18 23:30
詩を書くにはあまりにリアリストだった
えこ
自由詩
3*
20/9/18 23:25
台所の灯り
mizuno...
自由詩
3
20/9/18 23:16
673
674
675
676
677
678
679
680
681
682
683
684
685
686
687
688
689
690
691
692
693
694
695
696
697
698
699
700
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712
713
加筆訂正:
あたかも 森が海を恋しがるかのように
/
るるりら
[20/9/19 10:02]
即興ゴルコンダ(仮)http://golconda.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6137556#13156123を追加記入
4.63sec.