森は茫然と立っている
差し込む陽射しに年老いた裸身を晒す
来る日来る日は雑然と降り積もるもの
過ぎ去った日々だけが温かい寝床だ
森に佇む独りぼっちの木々たち
無表情に見合いながら黙り ...
水槽に流れるおだやかな時間
他者だったことを忘れて声になる
春色の初夏 黒板へ吹いた風
思い出せない想い出を持っている
薄々気付いていたんです
日本人に向いていないって
口当たりの良さそうなことを
何のひねりもなく
恥ずかしくもなく
堂々と言ってのける姿を
そこここで目にする度に
あれっ、俺ってこの人達と ...
人と人との意思疎通
向かい会って言葉を交わしていた時代から
離れていれば郵便手紙
電話にて感情を推し量りながら
時が流れて電子メールとなり
ラインへと簡素 ...
今日のお天気は朝から愚づついてる
身体に湿気が溜まり
心が泥濘む
年に一度の雨季
ウキウキ出来る訳ない
俺のなかの男
あの人のなかには女
出逢えない
男と女
女と男
...
マシン 短くて気が遠くなる
長雨の季節には藍藻入りのスープで夜をやり過ごす ことになる
不 ...
たくさんけずったら、のこったのは腹ぺこ。咀嚼し、嚥下し、胃をふくらます。その一つひとつが、その一つひとつに奉仕をしている。
ひつようの土からでないと、なかなか生えない満足の木。そういうふうに捉え ...
王のいる地方から来た珍しい種として記載されるのだろう
薄暗い部屋で
ヤクルト戦を見ながら
野球って
こんなクソつまらないものだっけかと
自分の記憶を確かめている
メジャーを見たってそうだ
さっぱり面白くない
大谷だって体格が外人と同じだとい ...
明日私があるなんて
きいてない、はしっておいかけよう
明日が来るのが嫌だから
夕陽を目指してはしってはしって はっ はっ
音楽家の作曲が冴えるのは
黒いレースの間から垂れたほつれを
...
おしゃべりに付き合って
笑いを上げ
面白くもない
延々と
無為な無為と知っている秒数が過ぎ
笑い声が重なる都度
頭痛が積み重なる
音を消そうとする指の先で
次の音が鳴っている
...
初夏の太陽光線をいっぱいに浴びて
鮮やかに咲けよ
ミモザよ
遠く去ったあの人に
薫りよ届け
あつく胸を焦がして
触れた指先が未だにあつい
君を悩ませる
哀しみよ、去れ
君の胸に
喜 ...
革張りのソファーに夏肌を吸われ、少しスケベエな気持ちになったり。
しかしそれが合成皮革だと気付くと、少しスケベエな気持ちが萎えたり。
○「深い人生」
深い人生は
涙とともにある
○「コロナ下」
今までの生き方や価値観を
見直す機会である
ちょっと飲み会が
多かったと反省している
☆「ありがとう!」
金はなく ...
ひどいもので、昨晩午後七時過ぎに眠くなり、そのまま朝の三時頃まで眠ってしまった。読みかけの本はわずか一ページしか読まないうちに眠りの世界へと入っていったのである。当然、朝は早くなる。尿意で目覚め、時 ...
僕は通りを見るのだ
何もない街の 空に
空の中からは遠い所にある
海を僕は見るのだ
そこの誰でもが背びれや尾びれをもっている
幼年時さかなだっただけなのだけれどね
そこの誰でもが哀しみを抱いている
それは
すでに干物になるまで
のこるのものかもしれないんだが
...
この位置やこの母語という拘束は捨てられないが守る気もない
光がすぱっと切れるのを見る、閉ざされている。咄嗟の思考を掻い潜るように鳥の影が横切っていく。
摩天楼、
さよならの仕方も忘れてしまうような僕たちの頭上、四角い世界。枠外から枝が葉を揺らしては風の証 ...
世の中は壊れていった
人々が理解可能を捨てた日から
誰も彼も捨ててしまった
理解可能を捨ててしまった
自分は心優しい人間だと自負する
言葉の使い手までが口にしなくなった
長年の闘争の中 ...
夜風がすぅすぅ網戸から
入って来ては肌を撫でる
その微妙な心地よさに
うっとりしている午前三時、
電車は大通りを走り雪山へ
凍り付くよな身震いを
誘いぐんぐん進んで行く
鈍色空を背景 ...
時を超え差出人知らずの手紙が届く
行動に移せぬ苛立ちもある
目覚まし時計に勇気づけられ
時にはポリフォニーに心揺らされる
大蛇に飲まれて明日を知る
足りない頭を短く刈り込み
制服着こんで姿勢を正せば
賢く見えるし金は貰える
笑いが止まらねぇ
あそれ 1.2.3.4
いかした自衛隊Blues
倒産失業ありゃしねぇ
おまけに ...
生きれば生きるほど
恥を重ねることになるから
早いうちに
けりをつけた方が良い
とずっと思って来たが
年を取るほど感じなくなって
何とも思わなくなるのも
どうやら本当らしい
恥をかきま ...
枯れ葉落ち枝だけになり冬本番派手な厚着に目を奪われる
山々は蜜柑畑の集まりで温暖な島居心地がいい
小雨降り涙色した街になる感動的な芝居目にする
寒い午後ニューカレドニアの写真見る四季 ...
ひまわりを背に
端正な顔立ちがしっとりと崩れてゆく
シャッターの音が
シャッターの音だけが
あたり一面に 静かに 降り注いでゆく
火曜の午後
思いつくまま講義をすっぽかし
キミを ...
かの女は夢の隠語
かの女は愛の代名詞
そしてくずかかったおれを見棄ててしまう、
見殺してしまうなにかだよ、「ユカコ」
バウハウスの故郷の果てで摘み取った林檎が、
葡萄でなかっ ...
本のなか文字のひろがる風景で存在しない曲を弾く人。
きみの黒い髪が宇宙みたいだった 青い景色に浮かんで見えた。
火のように月日はもえて土になり金いろの木に水をやってる。
...
高台から遠浅の浜を眺めると波の照り返しには目が眩む。
鰯の群れを追いかけて飛沫をあげるスナメリが、
ハセイルカの一団を連れてやって来た。
小屋の喜三 ...
猿と云う現象のわたしの傍らに
犬と云う裝置が風のように現れ、くっついて寢ている
裝置は靈魂であり、
{ルビ何某=なにがし}かの意圖が具現化しそびれた餘剩らしい
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
不可逆の森
宣井龍人
自由詩
10*
21/5/19 21:22
鰓呼吸
水宮うみ
川柳
3*
21/5/19 19:41
日本人を辞めることにしました
花形新次
自由詩
3*
21/5/19 18:36
テレパシー
佐白光
自由詩
3*
21/5/19 7:52
今日のお天気
こたきひろし
自由詩
2
21/5/19 7:30
勤労感謝Love208
アラガイs
自由詩
5*
21/5/19 3:35
メモ5.19
道草次郎
散文(批評...
1
21/5/19 3:08
_
いる
短歌
2
21/5/18 23:19
毎日プロテインを飲んでいます
花形新次
自由詩
3
21/5/18 23:07
「なんで?絶望してない?」
這 いずる
自由詩
1
21/5/18 18:46
音楽を損なう
〃
自由詩
1
21/5/18 18:10
鮮やかに
渡辺亘
自由詩
1
21/5/18 15:03
スケベエ
クーヘン
自由詩
2*
21/5/18 13:50
独り言集5.18
zenyam...
自由詩
3*
21/5/18 11:34
早朝の散歩から
山人
散文(批評...
3*
21/5/18 6:14
山からの空
番田
自由詩
1
21/5/18 0:48
えくぼ
梅昆布茶
自由詩
16
21/5/18 0:08
_
いる
短歌
0
21/5/17 23:21
美しい世界
鳴神夭花
自由詩
3
21/5/17 22:56
理解可能
紀ノ川つかさ
自由詩
1
21/5/17 22:09
夢と夜風と雪山と
ひだかたけし
自由詩
15*
21/5/17 22:00
自由律俳句「食べられる退屈」(15)
遊羽
俳句
1
21/5/17 21:23
じれったいBlues( G.I.Blues)
板谷みきょう
自由詩
0
21/5/17 20:51
マイソング
花形新次
自由詩
6
21/5/17 20:28
常夏
夏川ゆう
短歌
3
21/5/17 18:43
シャッターだけが降り注いでいた
komase...
自由詩
2*
21/5/17 13:21
tell me, bedtime story
中田満帆
自由詩
4
21/5/17 12:50
雲のような存在
水宮うみ
短歌
5*
21/5/17 11:49
底のない浜から
アラガイs
自由詩
12*
21/5/17 3:31
無音
墨晶
自由詩
5*
21/5/17 3:01
655
656
657
658
659
660
661
662
663
664
665
666
667
668
669
670
671
672
673
674
675
676
677
678
679
680
681
682
683
684
685
686
687
688
689
690
691
692
693
694
695
加筆訂正:
ガラスの精進
/
ただのみきや
[21/5/18 22:05]
誤字修正
ガラスの精進
/
ただのみきや
[21/5/17 6:36]
誤字脱字など修正
3.24sec.