八月の靴で家路の最後の日
冷たくて甘酸っぱくて八月よ
本当はね
詩なんてどうでもよかったんだ
だけどね
私は私なりに
どうしても自己表現出来る方法が欲しかったんだ
でもね
私にはこれと言って何も持っていなかった
絵は上手に描けな ...
詩の世界は閉鎖的である、とよく言われる。何だか意味の分からない作品を身内で褒め合って、結局現実社会に及ぼす影響力など皆無であるかのように言われる。そして、だからこそ詩の人口は増えないし、詩を身近なも ...
キッチンで林檎を磨く午後十時
父さんの手つきを真似て林檎剥く
ロンドンの枕が統べる林檎かな
白地図に街ではなくて林檎描く
「だれとつみとった。そのあかいくびを、契っては、恋を叶えたの。」
乾涸びたさざ波の風雪と 熱病に曝され熔けて言った
(萌ゆる焚き木と燻り、さるシビトの唇を湿らせる)
時は刻まれ続け 母船の数 ...
登攀する指たちの鮮やかに泳ぐ風景を目の当たりにしては、花を捥ぐ
稲光として照らされるまなざしは避けがたいせせらぎを背なに負うのだ
その熱を委ね夜へと色をうしなっていく様々な病たちがしなだれて
耳 ...
小さな花瓶に朝が冷えている
うたた寝ゆっくり溶けている氷
冷え切った静寂の前に坐る
うすいひかりに夏の感傷吹きつける
パンクした自転車で夏を通過している
みんな同じような愚かさかかえて朝露
...
通り掛かったら何となく図書館に寄ってしまった。昼過ぎから曇りだしていた。空は近場の山に近付くにつれどんどんオソロシイ藍色に黒ずむのがわかった。薄桃色のコスモスが幼稚園の庭で生温い風に泳いでいた。ち ...
フローリングに寝転がり
爆発する太陽を浴びる
降って来る光の洪水は
世界のすべてを肯定し
温め熱し燃やし尽くす
)否、否、否
)肯、肯、肯
)越えて超えて!
病に苦しむ己も
...
白雲が
猛暑の青空を
ぽかり行く
私は架空の縁側に
寝転びそれを
眺めている
いつしか遠い記憶に眩み
五歳のじぶんが微睡んでいる
その残像を追いかけながら
胸奥に疼く郷愁に
身 ...
生きることが下手なのに
頑張れだなんて
生活的嫌がらせだよね
あーぁ
ライフハラスメント
一人で居るのが好きなのに
一緒に居たいねなんて
活動的嫌がらせだよね
あーぁ
ライブハラ ...
どーもデウス!待っても待ってもこんにちは!六番目の大腿骨局方面隊隊長代理Kaケラです!
今日はですね、ASNSやセカンASNSでトレンドに入ってるやつ、それの可視面マジなのってことでね。
...
記憶の色が
褪せて来たのは
古ぼけた写真のせいだろうか?
アルバムを契機にしないと
過去を思い出すことも
なくなってしまったからだろうか?
テレワークの窓から
望む景色はいつも
突 ...
{引用=この先もこれまでもみな猫の{ルビ洞毛=ひげ}※}
望むでも{ルビ希=ねが}うでもなく雲の蝉
尻取りをしたい宇宙の尻尾まで
雲ひとつぽっちゃり浮かんで{ルビ嗤=わら}わ ...
夏は初恋
気がついたら好きだったし
気がついたら卒業だった
顔もろくに覚えてないけど
優しい人だった
秋はあの人がいなかった
辛くて辛くて
落ち葉を見ても泣くんだ
恐ろしいほど ...
太陽と月が頭上で何度も入れ替わる星の上で
ふっと考える
俺はあと何度変われるだろうか?
ローマが一日にして為らぬというなら
一人の人間が完成するには一体どれだけの月日が必要なのだろ ...
宇宙の果てに、ひとりでいれば、
虫の音が、眼の奥底に浸みてくる。
空には人の気配は無くて、
星も何にも語りはしない。
虫たちは、頭の中の波打ち際で、
幻みたいに、光ってる。
...
・
目が覚めると、今日もプリンの一日です。
円グラフ、黄色で塗りつぶしちゃうのです。
・
夏の朝、粉ゼラチンを制鞄の底に隠し、隣町へ密輸の旅さ。
その町に住む不登校の友達に、プリ ...
セックスの時は
いっつも電球を消してくれって
君はせがんだ
父母の割れた声が響いている
ここは家ではない
扉を閉め、鍵をかけ
空気を隔てても、まだ壁が振動している
ここは家ではない
布団を被り、耳栓を押し込み
脳の奥にツンと一本の線が走る
...
この味がどこから来たのか
わかってほしいと思ったりしないで
黒ずんだまま 泡を噴いている
時間が経ちすぎていく
泡はゆっくりと消える
レモン型の炭酸飲料を道すがらに買って
宙に浮かぶの ...
{引用=熟れた太陽}
暑い日だった
「スキンヘッドの大工さんの日焼けした後頭部に
もう一つ顔を描いて冷たい水を注ぎたい 」
マスクをした金魚がエアコンの波に裳裾ひらひら
上気したザリガニ ...
きりきりと雨の音がしている
ないはずの傷がぐるぐると呻いて
僕は笑ってしまう
きみは何処にだっているのに
まるで恋をしているように急かすのだから
いつだって
ひとは水から生まれて
ひとは ...
熱風が
うねっている
この真昼
哀しい顔した
少年が
西へ駆けてく
汗ぬぐい
父さん母さん
追いかけて
遠ざかる後ろ背
ゆらゆらと
陽炎の揺れ
儚くて
終いに涙が
溢れても ...
俗世の栄光は終わったんだ。
愛欲の戯れが待っている。
女を本当にあいし、女に本当にあいされたことのない男は不幸だろうな。
私はさびしくてさびしくてしょうがなか ...
こんにちは、詩読と詩作を愛するネットユーザーの皆様。
先日発売されまして、ただいま全国の本屋さんに並んでる「新鮮小説 十月号」にて、牧村僚、睦月影郎、舘淳一氏ら当代一流の官能小説家たちと並んで、 ...
残暑にしては
あまりにも酷暑の
八月二十八日午前
________
見学会では男の目を見れなかった
女とばかり話して女の見せかけのやわさに縋った
PILOTの油性ボールペンを3回落 ...
けだるい過去の一日
汗だるむ体の誘引にくらむ
性とは「力」か…
あいかわらず
空虚に居る
体・内・わたし
にぎわって、帰る
曖・昧・いわし
焦げ付いてる、の、見てる
バイバイ、売春
バイバイ、売春
わたしの青春
バイバイ、売春 バイバイ、売春
アイ・ね・クライネ ...
世界が終わらない絶望が
いつか終わる安心に代わり
同時に死は背中を見せにきて
濃度の低い笑いガスが足元に溜まっている
あなたが告白なんかしてくるから
浮遊しているだけだった言葉が
鎖になっ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
八月の不思議2
もっぷ
俳句
2
20/8/31 7:53
インターネットに出会ってなかったら
こたきひろし
自由詩
5
20/8/31 6:48
詩の現実主義
葉leaf
散文(批評...
3+
20/8/31 4:01
林檎
もっぷ
俳句
1
20/8/31 2:14
私に触れないで
あらい
自由詩
0
20/8/30 23:46
簡単なさようなら
すいせい
自由詩
3
20/8/30 22:46
HOPE
直治
俳句
1
20/8/30 21:55
あかるくなりたい
道草次郎
散文(批評...
1*
20/8/30 20:10
太陽を浴びる(改訂)
ひだかたけし
自由詩
4
20/8/30 19:03
架空の縁側
〃
自由詩
2
20/8/30 15:02
ライフハラスメント
イオン
自由詩
2*
20/8/30 14:24
達花田博物館に行ってみたら循環節が来ちゃって椅子になれなかっ ...
竜門勇気
散文(批評...
1*
20/8/30 11:59
相模屋
花形新次
自由詩
1
20/8/30 11:51
猫のひげ
道草次郎
川柳
3*
20/8/30 9:57
夏は初恋
よしおかさく...
自由詩
2
20/8/30 8:53
exit
桂
自由詩
1
20/8/30 6:29
夏の夜中
由比良 倖
自由詩
5
20/8/30 1:41
プリンの一日
クーヘン
自由詩
4*
20/8/30 0:59
セックスの時は
TAT
短歌
0
20/8/29 22:31
ここは家ではない(らいこう28)
れつら
自由詩
1*
20/8/29 22:06
ルートビア
〃
自由詩
4
20/8/29 21:57
延長戦
ただのみきや
自由詩
5*
20/8/29 21:27
夏の底
鳴神夭花
自由詩
2
20/8/29 21:05
夢茜
ひだかたけし
自由詩
3
20/8/29 20:32
夏の終わりに咲いた薔薇
viraj
自由詩
0
20/8/29 19:36
チアーヌ先生のえっちな小説を読もう(批評)
アニュリタ
散文(批評...
2
20/8/29 17:45
成熟期
道草次郎
自由詩
1*
20/8/29 17:43
居場
ナンモナイデ...
自由詩
2*
20/8/29 12:55
バイバイ
竜門勇気
自由詩
0
20/8/29 11:01
笑いガス
よしおかさく...
自由詩
1
20/8/29 9:35
682
683
684
685
686
687
688
689
690
691
692
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694
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701
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714
715
716
717
718
719
720
721
722
加筆訂正:
ルートビア
/
れつら
[20/8/30 23:48]
終わり方をまだいじりまふ
延長戦
/
ただのみきや
[20/8/30 13:39]
修正
延長戦
/
ただのみきや
[20/8/29 22:53]
修正
4.12sec.