とても間違った言いまわしが
ひとに伝わってしまったとしても
とてもお気に入りの財布が
型崩れしていくように
しょうがないことだ
人はエンジンのまわる間は
やすみなく動き廻って
...
道徳とか倫理とかの上に掛かる橋から足を踏み外してでも
手に入れたいものは有る。
たえず充たされないでいる欲望はきっと誰にでも有る
寂しさに揺れる想い
虚しさに渇くこころの領域
具体的 ...
きみは希望の幼い炎
太陽へ向かって
希望と絶望を燃やす炎
息をしながら上昇する
やがて雨つぶが落下し
一滴づつに絶望の灰を
閉じ込め
朝がもれ出す
あの手この手を駆使し
時間にしてほぼ二時間
ぼくは自分がいかにこれまで我慢してきたかを伝える
君は自分もあなたと同じだけ我慢してきたとさらりという
ぼくはこれでもかというくらいほとんど全身全霊 ...
わからない昨日と明日を留めるため安全ピンを胸ポケットに らどみ
ため息と
その貧しい倫理の置きどころ
この思いをなんと呼べばいい
詩人のみんな
だって
みんなが
すでにしていることが
ぼくがこれから
しようと願うコトだもの
どこにも
...
言葉
宇を身籠もり
身籠もる言葉は
響く声また声の渦
何かが何かが ウマレテイル
〇
夏の炎天下の縁側で
西瓜を食べている
兄と弟、汗流し
その頃青大将たちは
群れ ...
「本日、登山道の除草をしています。御注意ください」、と、コピー用紙にマジックで手書きしたものを車のサイドガラスに貼り付けたのは朝の五時五〇分。その後今季初の登山道の除草に分け入った。
八月中に廃 ...
ふわふわ
ふわわん ふわりんりん あはは
くすぐったいよう-
夏の温度がさがって ほら
クッキリした青い夏のうしろ姿は 日焼けした子たちの笑い声
あの眩しい光にあたりながら歩いたんだね走 ...
部屋に雲が入って
雨に濡れていく、色も形も音も
僕らはどこにも繋がらない二つの心臓
匂いもたくさん嗅いだ
かつては他の何かだったものが
また他の何かになっていく
記憶に触れれば ...
あなたと過ごした夜
とても幸せなはずの朝
私は4時半に起きて
あなたの知らない
私を殺す
出会った頃
あなた
新垣結衣がタイプだと
言ったでしょう?
無邪気なあなたを
責め ...
本物ではないが
似ていると自慢できる
越えることはできないが
映えることはできる
お高くなくても
弾けることができれば
薄い人生でも
クリーミナーな
泡に包まれるかも
線を踏んで 花の内
爪先立ちの 花の内
花を 花を
他から多へ
掴もうとする手の反対側へ
しずくは落ちて 落ちてゆく
膝を折り 倒れる鏡
映るものは空と地ばか ...
この世界に雨が降るから傘をさすのであって
傘をさすために雨が降るんじゃないからさ
冬の冷たい雨
春の暖かい雨
夏の夕立
秋の台風
雨が降るから傘が必要なのさ
傘の為に雨は降らない ...
何かをすれば
必ず思い出として残る
良いも悪いも思い出になる
年を重ねるほど積み重なる
生きた証として残っていく
思い出話して
笑ったり泣いたり
色々あった過去が揺れる
嫌 ...
眉毛は太くて下がってて
一重瞼の団子鼻
唇厚くて しもぶくれ
良いトコ一つも無いけれど
語り口調は可笑しくて
さっぱり分からぬ話でも
話下手でも どもっても
心の綺麗な人だから ...
思い出はきれいにデザインされていた
悲しみに暮れていたからくれた飴
明らかに、その月日は明るかった
明け方から空はおもく
だれも重力からはのがれられない横顔で
つたい落ちる街の額を
始発がつーっとひらいていった
開拓者たちのネイビー
捕食者のパープル
シスターたちのピンク
嘔吐する ...
左手で何ができるか
考えている
終わらない季節があるのが
どこだったか
どんな街だったか思い出してる
左手でできるのは
右手をつなぐこと
なにか新鮮で見入っていられることが
本 ...
眩瞑
氷菓子の浮力に勝てないから僕らは無意味に海に投げ出したまま、海月と出店の金魚を天秤に架けた。芒が空を掃除するなら今でも曇り空は描かれ、自由に泣いて暮れる陽に天の格子は充たされている。 ...
人を殺してしまった母親と歩いている
緑の水晶がずっと向こうまで浮かんでいる
角を曲がると突然ビルが建っていた
僕はむかし好きだったこの名前が思い出せない
生きている間には
誰だって絶望にぶら下がってしまう事はあるだろう
否応なしに
いつだって
幸せの絶頂はほんの束の間だし
時が経てば
感動も薄れる
それでも欲望が尽きる事はなく
...
思い返せば君をアパートで初めて抱いた夜
それは危険な賭けだったかも解らない
なぜなら
その時私は君の体の中に押し入り
いっとき体を制服したかっただけで
それ以上の感情の昂ぶりには至らなか ...
一日五千円の稼ぎ
ぼくはその五千円によって
スペシャルになる
ぼくはぼくの子供に買う
知育の玩具を探す
ポケットには
くしゃくしゃ笑う樋口一葉
知などじつはどうでもよく
育 ...
脳髄を静かに掻き回すマイルスのエレクトリック
インスタントコーヒーの粉を食パンにぶちまけて湯を飲む
退屈にかまけた下らない遊びさ、ハナから味なんか期待してない
だから心配しないで、俺はまとも ...
細く、ほそく
こまぎれになった星屑の
言葉を発する前の かなしみに
溺れた夜の むせかえる
せいし のかおりに
顔を 埋めながら
わたしの夜を 越えてゆく
ひたす ...
宇宙の切れ端にメモがある
さまざまな筆圧で記された
瘡蓋のような言葉が無数に揺らめいている
宇宙の切れ端は君の真ん中にある
それに気づくとどういうわけか俺は眠くなり
君の真ん中で赤子のよ ...
かなしみの
青が降る
透明、
ただ透明に
なっていく
己の体
幾億もの幾兆もの者達が通った道
途、未知、溢れ
枯れ果て、移行する
闇の光の奥の
ふるふる震え揺れ
時の間隙縫い
...
きみがちいさな黒点につまづいて
細く伸びてみたりさらに縮んでみたり
右手の過去と左手の未来を見比べているころ
困り顔で時間を凍らせたきみによりかかりながら
星たちが残していった虹を見ていたよ
Uさんのお宅へは何年も通った。Uさんは地元の新聞の俳壇に俳句を投稿していて、何年か前に期間賞の次席に輝いたことが自慢だった。その時のぼくは百人近くいる職員の中で唯一の男性ホームヘルパーだったこともあり ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
むき甘栗食べながら書いているのでごめんなさい
梅昆布茶
自由詩
11
20/9/6 10:09
道徳とか倫理とかの上に掛かる橋
こたきひろし
自由詩
3
20/9/6 5:41
希望と絶望の炎
フリーダム
自由詩
2*
20/9/6 2:10
鈴虫
道草次郎
自由詩
6*
20/9/6 0:32
安全ピン
足立らどみ
短歌
1
20/9/5 23:30
ため息と
道草次郎
自由詩
4*
20/9/5 22:51
森宇宙(改訂)
ひだかたけし
自由詩
4
20/9/5 20:20
地鳴き
山人
散文(批評...
6*
20/9/5 18:14
にくじう
田中修子
自由詩
9*
20/9/5 16:48
長雨
たもつ
自由詩
9
20/9/5 12:22
素顔になれなくて
花形新次
自由詩
1
20/9/5 12:19
発泡酒美人
イオン
自由詩
3*
20/9/5 10:19
夜と歩いて
木立 悟
自由詩
2
20/9/5 8:46
恵みが災いの雨に変わる事の有るセカイに
こたきひろし
自由詩
3
20/9/5 8:04
思い出話
夏川ゆう
自由詩
3
20/9/5 5:47
びびんちょの唄
板谷みきょう
自由詩
3*
20/9/5 2:43
月が暮れる
水宮うみ
川柳
3*
20/9/5 2:25
とうめいな体験
平井容子
自由詩
5
20/9/5 1:43
CO&2
竜門勇気
自由詩
3*
20/9/4 22:39
眩瞑
あらい
自由詩
1
20/9/4 19:11
ビル
はたらくくる...
自由詩
1
20/9/4 12:29
呼吸している間に
こたきひろし
自由詩
3
20/9/4 6:16
危険な賭け
〃
自由詩
1
20/9/4 5:17
告解と
道草次郎
自由詩
1*
20/9/4 2:28
足音が聞こえないやつこそがいちばん長い距離を歩いている
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
20/9/4 0:45
それは一瞬の淀み
ゆるこ
自由詩
0
20/9/3 22:53
宇宙の切れ端
相沢才永
自由詩
5*
20/9/3 22:42
かなしみ
ひだかたけし
自由詩
5
20/9/3 20:35
星虹艦隊より
カマキリ
自由詩
3
20/9/3 18:44
残熱
道草次郎
散文(批評...
2*
20/9/3 17:47
680
681
682
683
684
685
686
687
688
689
690
691
692
693
694
695
696
697
698
699
700
701
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715
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717
718
719
720
3.89sec.