声が揺らぐ
叫びが途絶える
断絶という渓谷
汚された霊峰
滅びようとしている深海の神話
悲しみは涙を覆う被膜
そして干渉する光
彼らの炎は緑濃く立上る
やわらかな重みを湛えて
握 ...
空を泳ぐ夢をよく見る
夢の中で僕は
空中をスカーリングで移動する
両腕を地面と平行にして
肘を少し曲げ8の字を描くと
身体はゆっくりと浮かび上がり
僕はヘリウムガスの風船みたいに
ぷかぷ ...
仕事終わって家に帰れたら
明日の仕事に差し支えないつもりで呑み始めたが
つい酒の量が度を超えた
それでも呑みたりなくて
呑み続けたら
酒が切れた
切れたら繋ぐしかない
ビール ...
原初
それは祈りであった
木蛇岩月火水
我々はそこに集い
命に触れ
言葉を捧げた
それは祈りであった
祈りは歌になった
我々は一つだった
原初
それは号令であった
我々はそれ ...
あなたはいた
いたはずなのに
見えない
いろんな音を残して
消えてしまった
いろんな音があるから
退屈しないはずなのに
何かがえぐられてるらしく
何も手につかない
どの音にも手が ...
ブナの樹が荒風にもまれている
窓硝子にその小枝をかつかつと擦り付けて
(短針の銃口は2:00をさす)
サイドボードの上の小ぶりの兵隊たちは
突撃の姿勢をとったまま永遠の停滞の中にいる
...
同じ人間なのに
平気で約束破る人がいる
同じ人間だから
必ずきっと
約束守る人はいる
同じ人間だけど
約束交わす相手さえいない
同じ人間なのに
平気で殺す人がいる
同 ...
陽は落ちて
辺りはひっそりと
静まり返り
あんまり暗い
夕暮れだ
玄関先では
見知らぬ声が
会話を交わし
部屋を
ノックして
歩き廻る
濃くなる夜闇が
ざわめき始め
...
疲れてるんだね
お疲れさま
もうすぐで今日が終わるよ
明日になればまた
今日が始まるよ
繰り返しじゃないよ
二度とない今日が終わって
二度とない今日が始まるよ
今日はお疲れさま
妖はこの世の悲しみ
女郎蜘蛛の恋
ながりゆるみじぬあてぃん 流りゆる水ぬ在てぃん
がれちぬあとぅんかい 瓦礫ぬ跡んかい
りんどうぬはなぬさちゅる 竜胆ぬ花ぬ咲ちゅる
ゆちゅぬさちや ...
低い山を時間をかけてゆっくりぐるぐる登りたい
そんな自分を許したい
宇宙を呼吸せよ
哀しみは何時か消える
宇宙を呼吸せよ
苦しみも何時か消える
宇宙を呼吸せよ
星々が喜びを連れてくる
このコスモロジーは
人生にYESという
逃げ道を探してる
俯きながら探してる
今夜はどこで眠ろうか
老婆が生きる術はない
天使たちが飛び去ってしまったから
まだまだ青い雑草の群生
ベッドにするには役不足
夜通し歩いて迷子に ...
雲
曇り
水滴
雨粒
駆け足
…雨
……
虹
また…
詩を書けなくて困ってる
詩を書けなくて焦ってる
なのに
頭の中の宇宙には
相変わらず詩の埃が立ち上り
降り積もっていく
詩はけして無毒じゃない
毒を持っている
詩人はその毒 ...
「明日は少し遠出する」と漁師さん釣れる秘訣は愛だと話す
富士に似た町で一番高い山町になくてはならない象徴
言い訳をしても前には進まない泣いても事態は変化しない
野球見てどっちが勝つか ...
昔からの知り合いに
手紙をだすように詩を書こう
でもぼくには
昔からの知り合いなんて
じつは一人もいない
だから
かなしいから
遠い外国の誰かにあてて
詩を書こうかな
その人が一 ...
クレーター
手塚治虫の
短編が
僕を作った
このガラクタを
夜、寝る前になって
やっと止まる原因不明の嘔吐感
医者はばんばん薬を処方し
私はばんばんそれを飲み
そうして実は気付いている
吐き出したいのはこの魂だ
上手く吐き出せない現状に
吐き ...
Speaking of which,
そういえば
There's something I haven't told you.
君に伝えてないことがある
Should I tell you a ...
生への執着
生きることが喜びになる日が来るとは思わなかった
死こそ救いと思い込み
河川敷を彷徨ったあの日
オーバードーズで朦朧とした頭で
ふらふら、ふらふら
知らない人の呼びかけに答えるこ ...
なきゃいけないものは
一つもないが
うしないたくないものは
無数にある
どうすればいいんだろう
誰かが
はなをすするたびに
昔から不安になる
自分らしく
というけれど
...
汚された問いたちが
土に染み込んでいく
痛みは深く沈み やがて
冷たい地下水へ触れ
泉となり湧き出す
目を閉じ沈黙の小川が流れる
恰もきらきらと明るい
朝露の中で
岸辺に小さな花が眠る ...
紙飛行機じゃ重そうだから、かみひこーきを飛ばそう。
ひらがなを覚えた頃の、あの、とてつもなく軽い心で。
山寺の宵
庭と向き合い
和尚とふたり並んで
座禅を組む
拍子木が鳴る
鎮まり返った境内
前方の山が霞んでいき
ひっそりと夜の帳が下りる
庭風がなで
蚊が飛んでくる
一匹目 ...
『大成功』
一章「ファースト・コンタクト」
観測者は一つの装置を螺一本なしに頭の中に組み立てあげた。千の昼と千の夜のあいだ遥か頭上では銀漢は廻った。惑星は星座の間隙を七曲に裁縫した。観測者 ...
部屋
職場
部屋
職場
部屋
職場
部屋
職場
部屋
職場
部屋
買い出し
部屋
職場
部屋
…
終わったテレビが砂嵐になっても
続いている物語
今日ごはんを噛みました
敗北者の味がしました
必要なのは
それでいいと言ってくれるひと
それとも
それ ...
ひょっ
ひょっと
くいっくいっ
ひょっ
ひょっと
くいっくいっ
縁を歩いている
縁と言っても樽の縁であり
樽と言ってもただの樽ではない
縁の幅は一尺ほどもあろうか
それ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
それは覆う被膜そして光りの干渉
につき
自由詩
2*
20/10/13 23:52
空を泳ぐ夢
福ちゃん
自由詩
1
20/10/13 23:51
若気の至りとは言わない
こたきひろし
自由詩
2
20/10/13 23:46
はじまりのうた
六九郎
自由詩
0
20/10/13 23:33
音の約束
木葉 揺
自由詩
3*
20/10/13 23:08
幻影のコンバット
道草次郎
自由詩
3*
20/10/13 23:00
約束におは付けないで
こたきひろし
自由詩
3
20/10/13 22:43
生誕
ひだかたけし
自由詩
4
20/10/13 21:49
また
リィ
自由詩
2*
20/10/13 20:15
佳人薄命
につき
自由詩
0
20/10/13 20:11
流りゆる/照らしょうり
AB(なかほ...
自由詩
2
20/10/13 19:51
休職
TwoRiv...
自由詩
4*
20/10/13 19:20
宇宙
渡辺亘
自由詩
1
20/10/13 15:22
逃げ道
無限上昇のカ...
自由詩
2
20/10/13 8:39
逡巡
ヨロシク
自由詩
0
20/10/13 8:07
詩を書けなくて
こたきひろし
自由詩
4
20/10/13 6:44
野球
夏川ゆう
短歌
0
20/10/13 5:52
詩手紙
道草次郎
自由詩
1*
20/10/12 23:23
クレーター手塚治虫
TAT
短歌
0
20/10/12 23:00
詩の言葉で魂を
ひだかたけし
自由詩
10
20/10/12 21:51
ずっと伝えてないことがある
月夜乃海花
自由詩
1
20/10/12 21:16
生きていたい
無限上昇のカ...
自由詩
2
20/10/12 20:47
旅
道草次郎
自由詩
3*
20/10/12 18:03
花の朝
につき
自由詩
5*
20/10/12 12:35
かみひこーき
クーヘン
自由詩
7*
20/10/12 12:01
問答
もちはる
自由詩
2*
20/10/12 11:11
『大成功』
道草次郎
散文(批評...
0
20/10/12 8:30
一週間
ヨロシク
自由詩
0
20/10/12 8:04
シグナル
七
自由詩
6*
20/10/12 0:43
縁を歩く
六九郎
自由詩
2*
20/10/12 0:21
660
661
662
663
664
665
666
667
668
669
670
671
672
673
674
675
676
677
678
679
680
681
682
683
684
685
686
687
688
689
690
691
692
693
694
695
696
697
698
699
700
加筆訂正:
人体実験
/
ただのみきや
[20/10/12 15:35]
修正
人体実験
/
ただのみきや
[20/10/12 6:42]
修正
4.63sec.