ペットボトルの口が開いて
水蒸気舞い上がればイルカが波に乗ってやってくる
街のカラスが餌を探す
幼虫は産声を上げるその時をじっと待っている
怪しくもない人々が夜を擽るのは 塵
...
海を見つめながら砂漠のことを考えているのだ。海は目の前に確かに存在するのだが。砂漠を歩き疲れて倒れた僕は昔のことを歩き疲れた体の中で思い出させられていた。でも、家を出るときは健康そのものだったあの日。 ...
そっと
ずっと
きっと
やっと
うそじゃないよね?
ぜんぶ
嘘じゃないよね?
鳴き声は文字に出来なくても
私を迎えに来るから
長かった後悔がいつの間にか去って
傷付けたかもしれない ...
突然に宇宙の真理を悟るとか、よくあるらしいから気にするな
微笑んだり 驚いたり
目を伏せたり 口を閉じたり
騒がしく振り返り 足早に遠ざかる
ぼくに親しい 五月のカレンダー
先の曲がった水道の蛇口が
瓶を外れて 地面にはねる
飛び去る鳥の声が ...
濃度がさらに上がる
密なる関係
沸点こえそな
熱い熱い愛の渦中
それだけに
甘くとろける心
出し惜しみしてるの
いまだ
いまだ
キスしたら最後
愛のトリコ
...
やるせない日々に
孤独を何で
まぎらわせばいい?
傷つき合って
その傷をなめ合って
何がしたかった?
人はみな 孤独抱え
生きるのが定めと
愛に飢え
愛に走り
愛 ...
気づきやしない
アリバイも
ドアノブのない
扉も
全て全て
君が根源だから
情け無用の
降り様も
見ようとしない
現実も
なにもかもが
君が出した問いで
溢 ...
「よぞら」
星のひかりとぬくもりを
お湯に照らした星たんぽを
かぜをひいているあなたの
足元に
しのびこませて
消えていく
のを、桜の花びらを
鼻にひっつけてしまった
黒 ...
捕らぬ狸の皮もたまには杖になる
情報の氾濫が恐ろしい
家が一番遠い事もある
音声と文字以外の言語が最も確実
暇つぶしは余計に退屈
海と旗
僕は空を見ている そして
遠い浜辺の上で
その音楽を僕は聴いている
百億の眼がともに見る夢ならばほぼもう現実のようなもの
"I love such your deed."
{引用=「キミのそう云うところが好きだ」}
"Very I agree with you."
...
文章が文章に文章と文章で文章を文章する
鳴かぬなら鳴かぬなら鳴かぬなら鳴かぬなら鳴かぬなら鳴かぬなら鳴
繰り返す繰り返し繰り返す繰り返す繰り返し繰り返した
存在しない存在 ...
梅雨の晴れ間を利用して
冬使ったこたつ布団等を
コインランドリーに洗いに行った
しばらくすると地域のおばあちゃんが
来た
コインランドリーははじめてだというので使い方を教えてやった
すると ...
つじつま
帳尻
無理矢理
エゴ
強引
無関心
割り切り
{引用=すべては夢の中
夢
の
中}
「慰み」
このコロナ下の不安を
お互いの恥部を
獣のようにチロチロなめあいながらに
生き抜いていこう
あまりにも不安だから
あまりにも寂しいから
羞恥も道徳も忘れて
獣のようにチロチロ ...
年をとると
耳が聴こえにくくなる
目も弱くなる
肩も腰も膝も痛くなる
シワシミも増える
物忘れもひどくなる┅
年をとるということは
老化を受け入れるということだった
老化を受け入れなが ...
彼女は言った。
「クジラは空を飛ぶ魚だよ」
その通りだと思った。
*
恋をしていたのか、と聞かれたら
そうだ、と答えるだろう
けれど、恋を引き算したところで
クジラは ...
点であることの宿命 消滅も遍在もすることができない
紫陽花の花が秋桜に恋をしました。
いつかその純粋な想いを伝えて、
一緒になる事を夢見ておりました。
そうして紫陽花は、
その想いを、日に日に募らせて行きました。
しかし、ある時、風がささやき ...
限られた窓枠の硝子越しに、月を眺めるのが好きな道化人形。
箪笥の上に置かれっ放し。
ほこりにまみれて色褪せた笑い人形。
箪笥の上に置かれっ放し。
話し相手も居ない、随分前からのひとりぽっち。
...
赤い髪
海から
浮かび上がった
女の赤い髪
海の底で生まれた
命を吸ってきた
肉体はもう地上の
なにものとも
縁がない
自由だが
もう誰でもない
私の村の酔っ ...
他者の内心などかまうことなく、
自慢話を講じている自分がいる。
今日は暑く、気だるい日だった。
遠くの海上には、幼い熱帯低気圧…
キャスターには黒い斑点バナナ。
神秘に貫かれ
漆黒の夜が来る
ただ唯物の
儚い世を散らし
永遠が口を開く
ちりちりと吹く風
脳髄を縁取る陰影
意識清明に保たれ
夢は胎動する
静かに
いつしかの
岸辺を目 ...
振り返る
べき時じゃない時に振り返り
ああでもない
こうでもない
結論なき迷路へと進んで迷い込む
何もかもが
芳しい手招きで誘っている
目移りさせていては消失の一途だよ
何 ...
何をやってるんだ
何がしたいんだ
続く晦渋の自問自答が虚空に響く
嘘で塗り固めた経歴は
当人でさえもいつからか
どこからどこまでが嘘なのか
真実と見分けがつかなくなってしまった
...
二〇一六年七月一日 「ヴィーナスの腕」
コンクリート・鉄筋・ボルト・ナットなどなど
構造物の物質的な素材と
温度や重力や圧力や時間といった物理的な条件や
組み立てる技術や出来上がりの見 ...
十四の時にはじめて詩を書いた
校庭の桜がこわくて仕方なかったから
衝動買いの寝袋はけっきょく
使わないまま
今でも行けない場所がある
ぼくはいまだに同級生がこわい
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
かけひき
アラガイs
自由詩
14*
21/6/3 2:07
倒れていた日
番田
自由詩
1
21/6/3 1:37
ギボウシの詩
妻咲邦香
自由詩
1
21/6/2 23:18
_
いる
短歌
1
21/6/2 22:48
六月のカレンダー
オイタル
自由詩
3
21/6/2 19:59
愛の渦中
花林
自由詩
1
21/6/2 10:46
夢されど夢と知る
〃
自由詩
1
21/6/2 10:40
ドアノブのない扉
〃
自由詩
1
21/6/2 10:30
春だった ツイッター詩
田中修子
自由詩
8
21/6/2 5:36
自由律俳句「食べられる退屈」(23)
遊羽
俳句
3
21/6/2 2:30
風
番田
自由詩
1
21/6/2 1:11
_
いる
短歌
0
21/6/1 21:25
View
墨晶
自由詩
2*
21/6/1 19:54
文字列に並ぶ
水宮うみ
短歌
2*
21/6/1 18:19
コインランドリーとおばあちゃん
zenyam...
自由詩
1*
21/6/1 8:44
関係
ヨロシク
自由詩
0
21/6/1 8:12
眠ってしまえば
津煙保存
自由詩
3*
21/6/1 7:28
独り言6.1
zenyam...
自由詩
1*
21/6/1 6:40
受け入れる心
〃
自由詩
1*
21/6/1 6:23
夏とクジラの話
投稿者
自由詩
4
21/6/1 4:16
_
いる
短歌
2
21/5/31 23:08
紫陽花と秋桜の話
板谷みきょう
散文(批評...
0
21/5/31 22:27
道化人形
〃
散文(批評...
0
21/5/31 22:07
鴨居玲の絵画から
紀ノ川つかさ
自由詩
1*
21/5/31 21:16
20210531
ナンモナイデ...
自由詩
2*
21/5/31 20:44
岸辺
ひだかたけし
自由詩
7*
21/5/31 20:07
永劫回帰命題
komase...
自由詩
1*
21/5/31 15:29
深紅のトースター
〃
自由詩
0
21/5/31 15:28
詩の日めくり 二〇一六年七月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
14*
21/5/31 10:34
校庭
道草次郎
自由詩
4
21/5/31 9:24
678
679
680
681
682
683
684
685
686
687
688
689
690
691
692
693
694
695
696
697
698
699
700
701
702
703
704
705
706
707
708
709
710
711
712
713
714
715
716
717
718
加筆訂正:
青竹や潜(くぐ)るパンセの空ふ紘(いと)
/
アラガイs
[21/6/2 3:51]
助詞を変更しました。
死作――詩に至る病としての
/
ただのみきや
[21/6/1 21:57]
一行削除
死作――詩に至る病としての
/
ただのみきや
[21/6/1 14:30]
数文字修正
死作――詩に至る病としての
/
ただのみきや
[21/6/1 8:38]
修正
3.62sec.