夢の中で夢をみる
アスファルト冷え
一月の雨降りひたすら
相合い傘の恋人達
歩む眼の光揺れ
時を燃やし時の溶け
垂直に雪崩れ落ちる
神霊達の光滴
妖艶の群れ 浴びる瞬間、
意 ...
インナーチャイルド
どうしたの?
こんな淋しい岸壁でひとりきりで
しかもそんな薄いスモック一枚きりで
あのね おかあさんかえるのまってるの
おかあさんおしごとしてるから
い ...
○「考えるということを考えてみた」
パスカルは「人間は考える葦である。
われわれの尊厳のすべては
考えることの中にある。」と言っている
そもそも考えるってどういうことだろう?
これさえろ ...
ぼくの礼服はスリーピース
着ている人は見ることもない
{ルビ誂=あつ}えてから40年の時を過ぎ
いまもジャストフィットする
鏡に{ルビ映=うつ}るぼくは少し若く見えた
火葬場の職員が骨の ...
帆柱の{ルビ帆布=はんぷ}は風に散り
ボロボロになった海図を胸に
白骨化した船長は錆びた剣を掲げ
地獄から呻くようなかけ声でヨーソロー! と
かけ声を響かせた
白骨の水夫たちは深海魚のように ...
すみれの日あなたは今もそこにいて横断歩道を渡らない
右岸には青い鳥がいて左岸には神様が居る 私ふやける
だれだって皮膚を剥いたら一緒でしょ いいえあなたの骨はとくべつ
おれたちを殺してくるものすべてをこの手で排除するなら
おれたちにいったい何がのこるというのだろう
シールのはげた醤油差し
ドラグストアに並ぶシャンプーの群れ
大根の花
そういうものにおれたち ...
呱呱のそこ何処 かしこに、嵐そのもの垂る虹硝子の胸 かざり 抱懐 あとのまつりとなり、切り取られた影のわけ、梟をまなうらを担った。
軽くなった躯 皓い、{ルビ露=アラワ}、{ルビ暈=ボ}け{ルビ ...
ちょっとウキウキ 食べてサクサク
リッツパーティーの気分
でも鰻丼 肝吸い付き 甘味はないよ
空はハレバレ 歩きザクザク
ハイキングに行くような
テレビゲーム 汗を流 ...
初電話年古る思ひ出語り合ふ
間引菜をあしらふ朝餉明けの春
冬日暮散歩の隣人久しぶり
柑橘の皮干す背ナの冬陽かな
雨上がり雨滴に写る裸木かな
蒼空や身の軽々と布団干す
...
枝々絡ませ絡み合う
裸木の群れ無数無数
暗闇に映え出ては
白銀の異様、
照り輝く
視界に川の水流れ
流麗に透きとほり
ターコイズブルー
その深み溜まりへ
異様の形為す溜まりへ ...
1584年の天正遣欧使節の後、
反カトリック勢力である
ネーデルラント北部7州の独立後、
オランダ東インド会社の設立と
アムステルダム銀行の設立を見たうえで
伊達政宗は支倉常長に命じて
ス ...
小さな庭の忘れ柚子
採ってみれば中がブカブカしています
ちょっと前まであんなに固かったのにどうしたことでしょう
果汁を絞ってみたところで焼き魚の足しにはならないでしょうね
この数ヵ月ですっかり ...
殊更に云うほどの事でもないが
冷めたフライドポテトは
不味い
二人用テーブルで
アイス珈琲になってしまった
ホットドリンクカップを口へ運びながら
今ここの この
い ...
シン・ジャガのシンは新です。
収穫されたばかりの新しいジャガイモです。
シン・タマは新しいタマネギです。
新しいたまさんではありません。
残念ながら、ぼくはもう再生不可能です。
では、
...
影しか見えない目で
太陽を仰いでは
暗いと言った
君のことを分かっているつもりで
傷付けた
すぐに僕を忘れてしまえるように
意味のない名前を教えた
問題は、僕の頭の中に君がいることだ ...
○「価値観の見直し」
「文明主義」
「自由主義」
「民主主義」
根幹がゆらいでいる
新しい価値観が必要とされている気がしてならない
○「ヒューマンエラー」
僕の田舎では
「言った! ...
社長さんが有給を取った
社長さんだから
就業規則とか関係ないのに
パソコンで作ったであろう
お手製の服務整理簿を持ってきて
海に行くんだ
と少し照れくさそうに置いていった
社長さ ...
不思議だね
夜をいくつもめくったのにそこには
やさしさがあるようだよ
ひかる
ひかるのは星と
ひかるのは愛とそして
ありきたりな日常のようだよ
不思議だね
ことばよ
いつもそこに ...
コトコトと
ゴボウと牛肉の甘煮を作る
グラスを傾けながら
美味くなれよと
酒気帯び呪文
故人を偲び
独り
骨を拾った帰り道
西陽がとても眩しくて
何も見えない
いっそあの夕陽に向かって
ふたり 空の果てまで行ってしまおうか
何時も一緒に{ルビ詩=うた}を歌っ ...
茫洋と祈っている
あなたの声の
哀しげ透きとほる異様、
覆い包み込む
水の辺
水の辺に
憩う恋人達の
時に時の溶解し、
熱情溢れ流れ
嬉しさ異様な迄
ノイジーにロ ...
適職診断ってあるじゃん
質問に答えていくと
あなたは美術関係の仕事が向いてます
みたいな
弁護士とかさ
営業職とかさ
色々あるのはいいんだけどさ ...
パッと在り
ポッと浮かぶ
瞑目すれば
意識の視界に
貴女の顔、
記憶のなかの
誰かに
似ている様で
誰でもない、
初めて出逢う
顔、顔、顔、
貴女は誰?
貴女たちは誰?
...
1月15日って父の命日なんです。
2024年の元旦は初っ端から惨憺たる思いにさせられてしまい、
気が滅入るばかりです。
自然の過酷な光よりも、知の光を浴びていたいのですが、
命日も44回を ...
久々に逢った親友白髪増え歳を取ったと互いに笑う
蛍見に行った場所にはもういない子供の頃と環境違う
高台の団地未だに埋まらない魅力に欠ける住環境
まだ何もない山崩し団地出来お勧め出来た ...
{ルビ冬の雷=ふゆのらい}マクドナルドは混んでおり
紙の白寒しインクは北斎の藍
餅の黴削ぐ母在りて台所
冬苺 逢いたい、だなんて今さら
倒れこむ人の音かと しずり雪
空咳 ...
少しばかりの軽い眩暈は、暗闇とうっすらとした雪明かりのせいなのか
それとも、未明に降り出した重い湿雪が足にまとわりつくためなのか
たぶん、それは眩暈とかではなくて
朝のうちに歩いておこうとする、 ...
ちいさな灯りを枕元に遺しておこう
キミが真っ暗闇でも
夢を掘り起こせるように
閉じられたまぶたの下で
かすかに動く気配みせる眼球
昼間の世界とは別に
もうひとつの世界があると知った ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
白日夢
レタス
俳句
1+*
24/1/17 17:09
一月の雨降り
ひだかたけし
自由詩
7*
24/1/17 16:16
インナーチャイルド
涙(ルイ)
自由詩
4
24/1/17 12:08
独り言1.17
ホカチャン
自由詩
0
24/1/17 9:32
五行歌 送り人
レタス
自由詩
6*
24/1/17 0:40
難破船
〃
自由詩
4*
24/1/16 23:07
すみれの日
はるな
短歌
3
24/1/16 23:05
おれたちは雑貨にすぎない
長束静樹
自由詩
5
24/1/16 22:05
たとえ曇天星邱
あらい
自由詩
1
24/1/16 21:21
独り言2
短角牛
自由詩
0
24/1/16 19:38
寒の入り
けいこ
俳句
1*
24/1/16 17:50
五行歌、ヴィジョン
ひだかたけし
自由詩
6
24/1/16 17:25
シン・VIVANT
atsuch...
自由詩
10*
24/1/16 14:36
柚子湯
そらの珊瑚
自由詩
5*
24/1/16 13:18
二階席
リリー
自由詩
3*
24/1/16 12:30
シン・ジャガ
たま
自由詩
7*
24/1/16 10:05
植木鉢
303.co...
自由詩
2
24/1/16 7:53
独り言1.16
ホカチャン
自由詩
3*
24/1/16 7:31
社長さんの有給
たもつ
自由詩
1
24/1/16 6:55
いてください
かんな
自由詩
4
24/1/16 5:02
五行歌 夜な夜な
レタス
自由詩
5*
24/1/16 0:10
きみに帰る
〃
自由詩
7*
24/1/15 22:50
五行歌、水の辺にて
ひだかたけし
自由詩
7*
24/1/15 18:46
適職診断
おやすみ
自由詩
3
24/1/15 17:53
意識の光景27◯顔
ひだかたけし
自由詩
7*
24/1/15 16:00
過酷な元旦
ナンモナイデ...
自由詩
2*
24/1/15 14:06
環境
夏川ゆう
短歌
1
24/1/15 11:48
冬の雷
そらの珊瑚
俳句
3*
24/1/15 11:13
雪の降る、音。
山人
自由詩
5+*
24/1/15 10:30
眠りに埋もれた夢のいくつか
そらの珊瑚
自由詩
6*
24/1/15 10:29
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
加筆訂正:
柚子湯
/
そらの珊瑚
[24/1/16 19:28]
加筆しました
眠りに埋もれた夢のいくつか
/
そらの珊瑚
[24/1/16 12:14]
改行、また、少し修正しました
0.11sec.