この星の芝生のうえで何者でもなくなってみよう
くさくさとした大地のうえで名もなき草は あらず
かといって宇宙は広すぎて
わたしはついにスプーンがもてなくなった
みなキャッチボールをする為だ ...
○「終活期生き方骨太方針」
脱成長
脱反省
脱協調
○「笑う動物」
人間は
笑う動物だ
笑うのは人間だけだろうか
猫は?犬は?笑うのだろうか?
馬は笑いそうだが
豚は笑いそうに ...
庭先には
風で出来た駅があった
物も事も停車しない
すべてが通過してしまう
寂れた駅だった
夜が明ける頃
母は庭に洗濯物を干し始める
それから弁当をつくり
朝食の準備をすると
...
悪夢を見る男がいて、そんなの勝手でしょとなる
悪夢を見るのは人の勝手だから、そんなの勝手でしょとなる
本当に、そうだろうか?
本当に悪夢を見るのは、その男の勝手だろうか?
男の名前は浅井龍 ...
悪しき平等のなかで共創を加速させる為には
悪しき平等には最初から身体がない。或るのはおのれが生き様。過去と現在を束ねた雑巾から溢れでた禍々しさが悪しき平等から伸びた触手を生み、おのれの身体 ...
坂の最後に名が落ちていたら
さかなにあげてください
と坂が頭をあげて願いでた
ひとに頼むなら頭を下げろ
と坂をふんであがっていくと
坂が途中から逆立ちをして
先に下げておくべきでした
と ...
舞い落ちる桜乱れて水溜まり
鮮やかなるは憐れなりけり
貴女は私と同じことをしている
私は命を盾に
夫を何度も何度も脅した
仕舞いに、夫は疲れ果て、絶望した
それでも尚、愛して欲しいと望むのは
砂漠で歩き疲れた私を
ずっと背負って倒 ...
川のせせらぎ
そやそやと
靡く風音さらさらと
緑の精はがやがやと
言葉を交わし笑いあう
黄色いたんぽぽ
青紫のジュウニヒトエ
大木の影にひっそりと
誰にも気づかれぬまま
命を咲か ...
誰かに攻撃をされると
痛かったり傷ついたりするよね
でも慣れると傷はつくけど痛くはないんだ
最初は耳が痛かったけど
次第に何も聞こえなくなって
心も傷がつかなくなったよ
痛みが消えて傷もつ ...
罪だけが黒く染まる
しろいへやすこし寒いな
安全なときが流れて
流れ去るささやかな歌
反対をしないつもり
冷たい手なぜかしろくて
怒りなど枯れてしまった
ただ月を超 ...
青い 空に
梢がしがみついている
かなしいことは いつも
庭の木の柿のようにみのる
世界の端のほうに 僕は坐っている
今夜のメニューは
厚揚げの明太味噌焼き、つみれと大根煮、水菜のお浸し
ワカメご飯だった。
ぼくは何時も残してしまうが、食事管理の小枝さんは
「よく頑張ったね!」と褒めてくれる。
小枝さん ...
はらいたまえ
きよめたまえ
かむながらまもりたまえ
さきわえたまえ
こうするしか為す術がなく
こうすることはできる
垂れる頭は重く
祈れば祈るほど
涙が込み上げる
復元で ...
雪はふらぬ
ふしくれだった両の手で
光りを{ルビ掠=かす}めるあたしには
手袋を渡す左手や
右手に残った火傷痕
そういうところに 雪はふる
雪はふらぬ
ペダンティックに錆びついた
...
巨大な扉が開かれる
自らの内に作動スル
私性を超えた普きもの
脳髄の筋立つ動き蠢きに
自らを意志する思考と云う
ひとつの現 宇宙過程 、
自由闊達に走る、走る
☆
...
吹き荒れる吹雪は去り優しい陽射しが大地を照らす頃
あなたの温かい眼差しのような春がやってくる
雪に埋もれた生命は息を吹き還すように精一杯、天に向かって手を伸ばすよ
それなのに大切なものが遠く ...
砂の音がさらさらと流れてゆく
ここは敦煌
神に恋をした少女の木乃伊が
砂漠の下に眠ってる
乾いた風に晒されて
腐敗もせず、そのまま蝋化して
今にも目を醒ますよう
少女は夢を見 ...
去年の十月十五日に自室で倒れた。夜中から朝までずっと起き上がろうとしたが身体が動かず、なんとか這いずり回ってトイレに行こうとするも出来ず、そのまま自室で大小漏らしてしまうという失態をやらかした。とに ...
息を吐く、黒い雲ができる
球体は楕円になって
あらぬ方へと飛んでいっちゃって
洋梨みたいだと笑ったよ
少女からテディベアを奪う鉄風
あれに皮をむかれてしまう、と
宙のあかぎれ 強 ...
部屋にグリーンが足りないので
陽当たりのいい出窓で
観葉植物の代わりに
豆苗を育てています
少しずつ伸びてくる芽を見てると
私もがんばろうと思えます
...
女が
いつ死んだってかまやしないわ
と、手を{ルビ弄=いじ}っていたから
{ルビ轢=ひ}いてやろうかな と、思った
照灯に照り上がる彼女の両眼には、{ルビ矢張=やは}り労苦の星など無かったから ...
僕は何くれとなく世話してくれる
女人ニヨニンを探してゐるのです
稲垣足穂の奥さんとなつた人は
他の作家の使用濟みの原稿用紙を集め
その裏に足穂の文を
書かせたと云ひます
貴女と僕とでは ...
今日もあなたに会えた
様子を見にきてくれて
ありがとう
とても嬉しかった
(まさか、気づかないと思ってましたか?)
夜はハードなアスレチックで遭難しそうになる
知らない窓の灯りが
た ...
時には母のない子のやうに
一箇のカレーパンを貪る
時には子のない母のやうに
花と云ふ花に名前を付ける
僕を踏み台に出來たなら
それは彼女らの優しさだつたらう
嗚呼そんな戀心だつた
僕 ...
昔の事というのはひどくキラキラしていて、内臓や脳味噌が泡立つような気持ちになっていた気がする。
年末から年始にかけてはスキー場に急ぐスキーヤーたちが雪煙を上げながら、山村の県道を疾走していたもの ...
(540)僕の名前を知ってるか
新聞少年配達もう2年
君は
ブロニー写真機を知ってるか
母我にしかと託すという品は
ブロニー写真機なり征く日迫りて
(浅川みね子さ ...
どこで夜ははじまるのだろう?
(リルケ『愛に生きる女』生野幸吉訳)
夜は孤独だ
(ブロッホ『夢遊の人々』第三部・七七、菊盛英夫訳)
めいめい自分の夜を堪えねばならぬのである。
(ブラ ...
日本海沖に暖流があり
それに彼は潜ると云ふ
二つの世界
鈍色と
原色
僕が不屈の詩人である為に
彼を取り込む
僕の胎内
母となり、僕は二つの世界を
持つ‐
鈍色
原色
彼の荒野 ...
『あなたはあたしの話を聞け
小さな声で話すから』
あたしあなたのことが好きになったんだ
夜の夜中にアイツとわかれて
ひたんにくれていた野良猫みたいなあたし
あなたが平気でか ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ほしのしずく
らりるれろ。
自由詩
2
25/1/9 7:51
独り言1.9
zenyam...
自由詩
3*
25/1/9 7:01
風の駅
たもつ
自由詩
3
25/1/9 5:51
悪夢
鏡文志
自由詩
5*
25/1/9 1:47
悪しき平等のなかで共創を加速させる為には
足立らどみ
散文(批評...
3*
25/1/9 1:24
かさなる坂には逆らえない
菊西 夕座
自由詩
2*
25/1/9 0:13
桜唄
栗栖真理亜
短歌
1*
25/1/9 0:11
苦しみと再生
りつ
自由詩
10*
25/1/9 0:10
春の多様性
栗栖真理亜
自由詩
2
25/1/8 22:43
跡
リィ
自由詩
1*
25/1/8 21:22
しろいへや
秋葉竹
自由詩
1
25/1/8 19:50
梢と果実(2024.12.12)
草野春心
自由詩
4
25/1/8 19:27
【病棟日誌】 晩餐
レタス
自由詩
4*
25/1/8 19:16
神頼み
海
自由詩
4*
25/1/8 19:04
雪はふらぬ
森 真察人
自由詩
2
25/1/8 18:34
詩想、運命と灯火
ひだかたけし
自由詩
2
25/1/8 18:01
春の予感
栗栖真理亜
自由詩
1
25/1/8 17:50
10000年の愛してる
りつ
自由詩
1*
25/1/8 17:12
見えない未来を信じて
岡部淳太郎
散文(批評...
2*
25/1/8 16:48
翳らない部屋
らりるれろ。
自由詩
2
25/1/8 16:46
グリーングリーン
おやすみ
自由詩
2*
25/1/8 16:13
旧水戸街道環状島群島
森 真察人
自由詩
1
25/1/8 16:10
をんなひと
髙任勇梓 T...
自由詩
1
25/1/8 15:16
遭難ー東京砂漠を思い出すー
りつ
自由詩
2*
25/1/8 15:15
裸のおやつ -生前葬-
髙任勇梓 T...
自由詩
3
25/1/8 14:15
冬の静けさ
山人
自由詩
6*
25/1/8 14:07
野施行十二単衣 ⑳
水恋鳥魚夫
散文(批評...
1
25/1/8 11:37
IN THE DEAD OF NIGHT。──闇の詩学/余白 ...
田中宏輔
自由詩
11*
25/1/8 11:29
冬(不屈の詩人)
髙任勇梓 T...
自由詩
2
25/1/8 9:15
ブラックサタデー
秋葉竹
自由詩
1
25/1/8 8:17
33
34
35
36
37
38
39
40
41
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56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
加筆訂正:
苦しみと再生
/
りつ
[25/1/9 0:16]
微調整しました。
10000年の愛してる
/
りつ
[25/1/8 17:34]
微調整しました。
遭難ー東京砂漠を思い出すー
/
りつ
[25/1/8 15:24]
改行しました。
0.39sec.