こうえんの隅に描かれていた、てんしの横顔を見て、
「祈りという文字は、ずきずきするから、いのり、へとひらかれていく、」
と、書きつけたくて、あたしがノートをひらくとき、

回転扉のむこうでは、 ...
雪が降ってくる
どこまでも続きそうな猛暑の日

日々の熱を溜め込んだアスファルト
太陽で熱された屋根瓦の上で
小さな雪の結晶はあっけなく
蒸発して消えてしまう

しかしそれは少しずつ
...
サングラスを掛けない、
たとえ夏空の太陽がまばゆく輝く日だろうと、
たとえそんな夏の日々がもうとっくに過ぎ去っていたとしても、
わたしはいつまでも快晴の空を見上げている、
わたしはいつまでも季 ...
 

なにをどう刻めば

になるのか
ずっと考えていて
失敗ばかりしていて

泣きたくなるけど
じぶんのマイナスを
なんとか加工して
ひょうげんすれば

ってね
...
自由の海に放たれ
泳がされ必死に泳ぎ
分別をわきまえる迄
幾つもの罪を犯し
そうして今に至るこの私、

 普遍の大洋を自ら選び取り

泳ぐ泳ぐ泳ぎ続ける、魂の階段を

肉の消滅に至 ...
顔を洗い
今日一日の作り顔を落とす
引き攣った笑い顔
怒りを抑えた澄まし顔
泡となって流れていく

素の顔になると
のっぺりとして
それはそれでガッカリする
何者でもない自分
本心 ...
この朝に起き
ベランダに
真紅に色付き
咲き誇りゆく
ガーベラ見入り
そうしてしばらく
静かな喜びの感情
胸奥から心臓から
内底から満ち溢れ
とくんとくんと脈打ち
身体に隈なく浸透 ...
毎朝、ちゃんと早起きして
朝ごはんを食べて

自転車に乗って、スーパーの片隅の椅子に座って1時間の読書

ウォーキングできたらいいな
ラジオ体操したいな

毎日晩ご飯作りたいな

...
空の道を
持っている
鬼やんまは
幸いかな
幸いに気付く私も



夏は
短い

「秋風吹いて来たなあ」
八十数歳が言う
これは、詩、です。

────────────────

 『幸せな場所』

まず、云いたいことは、お金を稼いでるんじゃないんだってこと。
お金を払ってる訳でも無いんだってこ ...
広島で紅葉饅頭有名で種類増えても普通が一番

国内で似た饅頭によく出逢う形を変えるぐらいしかない

あるメーカー国内のお土産作るだから似たり寄ったりなのか

留守電の機械的な声嫌になる温か ...
みんながきょうはどんな詩を、短歌を、作ろうかなってときに

ガザにいるしらないひとが死ぬ

まえはそう、どうしようもないと思っていたと思う

それどころかそんなことがあるのも知らな ...
 ポットから熱い湯を注ぎ、インスタントコーヒーを啜る。ここ数日カルキ臭がする。とくに体がコーヒーの苦みを欲しているわけでもなく、便通を促すためだけに口にする処方薬のような感覚だ。疲れた時、インスタント ... 夜の道


陽も落ちかけた 誰もいなくなった公園の
ユラユラ揺れるブランコと
置いてけぼりの砂の城


鬼さんこちら 手のなる方へ
鬼さんこちら 手のなる方へ


ひとりぼっち ...
*************************

 自分を救ってやれる言葉も吐けないで
 なに詩なんか描いてやがるんだ

*************************

  ...
*******************

あたしは 言葉に飢えている

*******************

期待は失望を連れてくる 希望は絶望を孕んでいる

******** ...
あせらずに慌てずめくれ青春に書き記された1ページ1ページ  

泣き出してしまいそう
痛いほど好きだから
言葉の意味だけを
飽きもせずに考えて

体からこの心
取り出してしまったら
なんにも要らないと
夢のかたちを確かめる

...
悪戯を刺した苺が波に沈み、
すると糸が穗先までピンと張った
弧を描くように竿が曲がり
命の鼓動が手元に ガツンと伝わる

竿を起こして夢を浮かせる
現実までは、あと数十センチだ
生きた夢 ...
いつものドトールで
アイスコーヒーを飲む 夏の午後
僕は熱でパンクした自転車を直した
静まる 通りは 盆休み


冷房の効いたテーブルで
スマホのニュースを僕は読む
そして ガムシロッ ...
過ぎる時、引き止められないものと知る

刻まれるしわを恨みに思うかや

まぁなんて美しいのか、あてもなく

双肩に実質ワンオペ{ルビ頽=くずお}れる

本人の気持ちも考え見てたもれ
...
八月の
草加健康センター

高温のサウナで
汗を流していると
空襲の火の海で逃げ惑う人々を
想像する

熱い 熱いと
泣きながら 親や子を亡くして
祈りながら川に飛び込んだひとが
...
擦過傷に滲む薄い血のような光が時折目の端にチラついていた、少し水分を取るべきなのかもしれないと思ったがまだそうしたくなかった、日曜の午後は果てしない熱と退屈の中で軟体生物のようにのたのたと過ぎ去ろ ... 私なるもの、
この世界宙宇
映し出す唯一の鏡、

 意識研ぎ澄まし

自らの任務 自由に果たす!
胸がチクチク
さりげない一言で
顔色に差すブルー
鳩尾に落ちて苦しくなる

頭を垂れる
腑抜けて幽霊みたいな存在感
ため息から漏れるブルー
全身を包み込む

途方に暮れて
一日も ...
どん底にいたら 綺麗ではいられない

どんなに耐えていても 綻びは生まれるし

ふとした言葉で 涙が溢れてしまう

そうした人から 周りは離れていく

「あなたが苦しいことと 周りに迷 ...
鋼鉄の視界に
荒涼とした原野開け

雨は降り続ける

この終わり無き日々に
あらゆる詩行を辿り
未だ応え無きまま

荒涼の原野に心情の熱注ぎ続け 
脳髄という墳墓に埋められた
死 ...
浴室の/白いタイルが                                         (来住野恵子『脱衣』)

窓という窓に                             ...
夏の
最終回の後に
秋が始まる
あいまいな最終回に
さびしみと歌う



さびしさの
突端に
幸せの家を建てる
歌は
すこし手をふる



月の鏡に
思いを
映 ...
真夏の空の濃い青から
幾重にも時間が墜ちてくる
墜ちてきては蝉時雨に砕けて散ってゆく

強い光線のもと
こんなに明るい真昼なのに
どこからか漂う 昏い水の匂い

それは私のものではない ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
暗号パンジーの切...自由詩424/8/13 0:59
薄氷の時代ヒロセマコト自由詩10*24/8/13 0:27
サンフラワー本田憲嵩自由詩724/8/13 0:17
秋葉竹自由詩124/8/12 21:43
詩想、私にとっての〈自由〉と〈原罪〉とひだかたけし自由詩524/8/12 20:17
顔を洗う自由詩424/8/12 18:47
心情の予感ひだかたけし自由詩324/8/12 17:46
ゆめ由木名緒美自由詩5+*24/8/12 16:50
※五行歌 二首「夏は 短い 命」こしごえ自由詩10*24/8/12 16:42
幸せな詩秋葉竹自由詩024/8/12 15:46
饅頭夏川ゆう短歌224/8/12 12:36
子どもタオル自由詩124/8/12 9:26
初秋山人散文(批評...8*24/8/12 8:52
夜の道涙(ルイ)自由詩624/8/12 7:10
編地の揃わない悲しみに自由詩2+24/8/12 7:07
生き方試験自由詩324/8/12 7:04
青春日記を読んでおもう足立らどみ短歌424/8/12 6:29
終わりの予感秋葉竹自由詩224/8/12 6:23
苺と海atsuch...自由詩9*24/8/12 6:06
盆の通り番田 自由詩124/8/12 2:07
お盆にりゅうさん川柳124/8/12 1:38
草加健康センター形代 律自由詩424/8/11 22:23
ピエロのナイフホロウ・シカ...自由詩2*24/8/11 21:41
詩想・「私なるもの」、五行歌借りひだかたけし自由詩324/8/11 21:12
どこまでもブルー自由詩6*24/8/11 18:39
だからころここ自由詩5*24/8/11 18:24
Redひだかたけし自由詩324/8/11 18:13
WHY SHOULD I CRY FOR THE BOY I ...田中宏輔自由詩12*24/8/11 17:29
※五行歌 五首「大きな一つの 命」こしごえ自由詩6*24/8/11 17:27
炎 昼塔野夏子自由詩5*24/8/11 9:12

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加筆訂正:
※五行歌 五首「大きな一つの 命」/こしごえ[24/8/12 7:46]
一首目を削除しました。拝礼
蚊取り線香/本田憲嵩[24/8/12 2:27]
若干修正。
だから/ころここ[24/8/11 19:56]
誤字修正
雪の幻/リリー[24/8/11 15:53]
改稿しました。
0.49sec.