「警察が来る」
そううわ言を言い
誰に対しても歯を剥き出して威嚇するような仕草をする祖母
祖母にとって実の娘である私の母は疲れた眼をしてそんな祖母の面倒を見る

掴みかかられても腕を引っ掻か ...
風船は大きく膨らんでいた
それはまるで心臓から送り込まれる赤い血漿のよう
どくどくと脈打つ命

風船はいつの間にか萎んでいた
まるで全てを諦めたようなひしゃげた姿になって佇んでいた
石の飛 ...
小学校四年生のときに読んだ『フランダースの犬』が、すべてのはじまりだという。実際、彼の作品は、神を主題としたものが多い。二十代までの彼の見解は、サドが『閨房哲学』の中で語ったものと同じものであった。「 ... 中毒の剥がしの際に場が荒れて

マストです。巻き込まれたの不運なり

何かこうスカッとしたい、だからそれ

あかんのやスカスカスカス、負け戦

じり貧の夜を越えてく幾年や
お前
くそ
書けるよな
だから
書いてるんだろ
書くくらいの
まだ
バカが
書けんわけ
生活やな
はっは
何が評価だよ
貴族ぶりやがって
カス
なめんな
カスを評価しない ...
○「泣き笑い」
うれしいから笑っているんじゃないんです
苦しいから笑っているんです
そういうときは深ーく笑えるんです
悲しいから泣いているんじゃないんです
うれしいから泣いているんです
そ ...
水蒸気が立ち上り

白く烟る農地

遠くには八ヶ岳

折り重なり連なる

パッチワークのそこかしこに

夜明け前から働く人たちが点点点


深く吸い込んだら

山の精 ...
とおく あさく
どこまでもつづく海のように
僕たちの罪は終わらない
それが僕たちの生を規定している

そうして決められた生とともに
僕たちはいるが
僕たちの罪の裏には
それにふさわしい ...
 頭の中は常に混とんとしている。思考を切り刻んで並べてみれば、なにもさしたる問題はないのかもしれないのだが、何もできないでいる。と言っても、何もしないわけではなく、それなりに勤務仕事に出、家業も請けた ... 僕は知ることのない
その 景色を思うことで
雨を感じるのだと思う
知ることのない 目に


自転車の音を出している
ガレージのシートに浮かんだ
サッカー少年の姿は見たことがあった
僕 ...
ウメが好きといっていた母が亡くなり

十三年もたち忘れていたころに

実を結んだことで思い出話しの花が咲き

居間の隅で笑っているご先祖様に会釈して

今日一日がやっと終わろうとし ...
死なない日の朝は
母の優しさが欲しかった

歪な世界の片隅
私にしか見えない景色

いつも途中で終わる
意味不明の夢の経緯を
母は聞いてくれた

覚えていますか
夢の途中を

...
女は朝早く家を出て行って、俺は彼女の最後の言葉をシンクの中で火葬する、昨日まで続いていた雨は止んで、ブルーの薄いスクリーンが貼られてでもいるように空は均一に青い、真夏の様な猛烈な光と熱が暴れ始めて ... 目が垂れて睡りにおちる垂直に


滲みでる悲惨さに心が参る


皮肉にも肋が無くて助かった


お持てなし 持てあます梨 待ったなし


利己的に林檎をかじりお利口に
瞼を閉じる
表現したいものがみえてくる
細く長く連なる光の線
歪な形が幾つも重なり私の脳に突き刺さる
揺めきながら誘うように

細かい傷を作りながら
吸い込まれるような
黒い点のような ...
カーネーションが花屋を飾る
それでやっと思い出す
薄情だと自分で思う
せめてもの気持ちで電話する

久しぶりだね元気なの
困ったことがあったら言いなさい
声が聞けて嬉しい
こっちは元気 ...
私の肉身の
今を生き生きと
筋肉の盛り上がりいき
けれども
着実に滅びに向かい、
私の魂の
今に思考し感じ行為し
未来を切り開きつつ
けれども
眠り入れば意識失い、

何一つ保証 ...
 グローバリズム(全体主義)がもたらしたものは、コミュニティの破壊と、社会秩序の荒廃、格差の拡大で、多文化共生など絵にかいた餅でしかなかった。
 相互に敬意と、相手を尊重するという、基本的な意識を構 ...
バビロンより

パブロンな心を

どうか誰か救ってくれないか



なんとなく

濃くなり初めた緑をみながら

独り言
ずらっと並んだ白い大根
土で茶色く汚れた太い脚を晒し
眩しいほど鮮やかな翠の髪を銀色の網目に垂らす
井戸からひかれた冷たい井戸水被っても
気持ちよさそうに水滴浮かばせ
脚を組み自信ありげにそ ...
車窓から見える白樺の森

希望の街を後にして

着いたのは無人駅

ボストンバッグを肩にかついで

見渡す景色に唖然

世界でたった一人になったかのよう

同時に

心 ...
薄茶色掛かった白い石壁
四角い窓から見える草原
陽射しを浴びて耀く蒼が風にたなびきながら私を誘う

それは幽閉された身に哀切と郷愁を贈る詩
この壁の向こう 
この建物を出て外の空気を吸えば ...
スプレーばら、ひまわり、とるこききょうとガーベラで大きな花束を作った。それにあわせて百合やアルストロメリアを足したアレンジメントも。体が半分かくれるくらい大きな花束。作ったら足元に水をあたえて、こ ... 喰うか喰われるか
皮まで気持ちをかみしめて
キミハクエドからきしぼくは
暗い傀儡 インドの残像
九字を切っては籤を引き
舵を切っては網を引く
きーりきーり舞ったら荷を縫って
カーリカーリ ...
私が若かったとき
あなたはとても美しかった
美しいあなたに
偶然街で出会ったとき
私はそれまで
言おうと思っていた
言葉を言うことが出来ず
僕のこと覚えている?
としか口に出来なかった ...
希望を取り戻したら
人を信じていた頃の歩き方の練習をする

夢中になれるものがないなら
ただ歩くだけもいいだろう

僕がどこまでも行けると思ってた頃
太陽がどこまでも暑かった頃
あなた ...
*人を信じることができなければ
ものを食うこともできなくなる

*信じられないことを信じる
というのがほんとうに信じるということである

*会うとほっとする妻であってほしい

*戦争に ...
{引用=𝘴𝘢𝘺𝘰𝘯𝘢𝘳𝘢、游ぐいきもの 透明な
さかなであることの等しさ

𝘱𝘭𝘢𝘯𝘬𝘵𝘰𝘯というのもいいかもしれない
水がないのに 𝘢𝘭𝘤𝘰𝘩𝘰𝘭を含むロに
  °

炭酸の泡が弾ける ...
いいことばかり言って
常に気持ちよくさせておかないと
ぐずりだす連中
うんざりだ

彼らの機嫌の良し悪しは
つまるところ
僕の体調次第
隊長の体調が……

そんな風になびく草のよう ...
天然でガスが出んねんて。
てんねんでがすがでんねんて


悔いて舞う雪、砂丘まで行く。
くいてまうゆきさきゅうまでいく


ひたすら空き家を焼き荒らす旅。
ひたすらあきやをやきあらす ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
母子栗栖真理亜自由詩225/5/12 17:51
風船自由詩325/5/12 17:33
百葉箱のなかの祈禱書。田中宏輔自由詩13*25/5/12 15:26
長い夜りゅうさん川柳1*25/5/12 13:00
何もが林 理仁自由詩125/5/12 10:19
独り言5.12zenyam...自由詩2*25/5/12 8:52
信州の朝花野誉自由詩5*25/5/12 8:02
遠浅の...岡部淳太郎自由詩425/5/12 7:09
味気ない朝山人散文(批評...7*25/5/12 4:55
雨のガレージ番田 自由詩325/5/12 0:35
我が家の長い一日足立らどみ自由詩11*25/5/11 22:37
母へTwoRiv...自由詩9*25/5/11 21:58
氷河の朝ホロウ・シカ...自由詩5*25/5/11 21:54
水宮うみ川柳225/5/11 21:07
印象栗栖真理亜自由詩225/5/11 20:48
Mother自由詩11*25/5/11 18:55
詩想、わたしの意志としてひだかたけし自由詩725/5/11 18:40
クレクレ星人の独り言「庶民感覚」70ジム・プリマ...散文(批評...025/5/11 17:43
めもうし自由詩325/5/11 17:19
育てる栗栖真理亜自由詩5*25/5/11 14:59
信州へ花野誉自由詩13*25/5/11 14:16
異邦の蒼い夢栗栖真理亜自由詩525/5/11 13:03
メモ(母の日)はるな散文(批評...2*25/5/11 13:00
回復論 兆し殺しただのみきや自由詩3*25/5/11 12:10
綺麗事花形新次自由詩225/5/11 11:44
希望sonano自由詩13*25/5/11 11:22
独り言5.11zenyam...自由詩3*25/5/11 7:42
oyasumiryinx自由詩12*25/5/11 7:18
夢の中りゅうさん自由詩2*25/5/11 6:05
この光が火の粉(回文)水宮うみ自由詩225/5/10 23:19

Home 戻る 最新へ 次へ
30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 
加筆訂正:
我が家の長い一日/足立らどみ[25/5/12 8:31]
アラガイ氏のアドバイスを受けて縦書きにしました。樅木は残りました
回復論 兆し殺し/ただのみきや[25/5/11 12:20]
誤字何文字か直しました
0.5sec.