真実の芸術は偽りの名誉を超越している。
(ナボコフ『青白い炎』註釈、富士川義之訳)

Verba volant, scripta manent. (言葉は消え、書けるものは残る)
(ナボコフ『 ...
僕らは歩く
九月のふちを
ほろほろと崩しながら

重い夏が過ぎたあとに
おとずれるはずだった
空虚
さえ失われて

行き場をなくした僕らの
可憐な破壊衝動が
あかるい空へ
微細 ...
 気管支炎に近い状態だったらしい。玄関から外に出て車に乗り込むだけで、息が切れて、呼吸困難になり、酷いときはそのまま失禁してしまう。それの繰り返しだった。
 刻みタバコを吸うのに、パイプに近いデザイ ...
パンといえば
惣菜パンが好きだが
ウインナーパンも好き
トマトとレタスのサンドウィッチもいい
でもたぶん人生で一番食べたパンは
カレーパン
辛さの中に甘さがあり
こんがりとした硬 ...
他に何もない日
野原にひとつ
屍があった
今にも、ストン
と落ちてきそうな空を
屍はただひとつで支えていた
誰が手向けたのか
頭の近くに
オオイヌノフグリが咲いていた
たとえ ...
○「格言」
暑さ寒さも
彼岸まで
愛も憎も
還暦まで

○「登山」
虚飾も傲りも捨てて
虚心坦懐に
一歩一歩マイペースで登っていこう
(明日から涸沢キャンプ)

○「自民党総裁 ...
任侠とロマンは、
彼らの得意分野だった
つまり人買い、
産地偽装、
海と陸の物流、
そして廃棄物の処理など

コンテナの積み上がる港から、
数多の流通店舗まで
関わる人と物流、
リ ...
通り雨の向こうから
まだ乾かぬアスファルトが
ほのかに熱を吐き出している

水没したゲーム機は沈黙のまま
ふっかつのじゅもんを探して

夏の名残りを抱えたまま
秋は遠い雲の端に佇む
...
暑い秋なのに

 
雲がひとつもない
悲しすぎる空を
覚えているかい

やっと終わった
9月の末日に
いつもの如く
何処からか
現れては

見透かしたような仕草で
滑らかな ...
ハム子が今日天に召されました。
かなり老衰してきて動くのもやっとだったから
ご飯の入れ物もおトイレも平たくしたらちゃんと今朝まで
自分でおトイレにいき、ご飯も食べていました。
今日は脱水症状に ...
ストーカー

かと思えば

次は洗脳

信じる必要なし

言っとけ

犯罪者予備軍、バンジャーイ。
やさしさになれなくて
君の手をはらいのけた
その夜は眠れなくて
星ばかりを見て過ごした
誰かのことを好きになるのと
大切に思うことの違いを
分からないまま明日も
君に幸せを渡そうとしたい ...
真夏の太陽が放つ銀の矢が

心臓に刺さる

ヒフに刺さる

脳に刺さり

ふらふらと銀の世界を彷徨う

そんな真夏の光を浴びながら

僕は銀色の歩道を歩き

身も心も光 ...
ミモザの美しい頃に
父さんと手を繋いで
理由も知らず
バス停まで歩いたことは

覚えてるわけもない
わたしは二歳

父さんのの掌はきっと
わたしの小さな手に
この世で他には見つけら ...
人として生まれて
本当によっかった
この
忌々しい痛みは
決して手放さないと決めた
誰も傷つけずに
生きていくことは難しい
手を離すことが優しさ
そんなこともある

想像できる範囲は
自分の経験の中だけ
浅いことは
すぐに露呈してしまう

離した指先
まだ感触は ...
この寂しさはすみれいろをしているから
今わたしが自画像を描いたなら

涙のために
すみれいろの絵の具を探すだろう
土砂降りの中まちに出て
東京で一番上等な画材屋さんに迷うことなく
空っぽ ...
わたしたちがfeedされているうちに
すべての季節が終わり
逆剥けの夜がやってきた
両面が【YES】のカード

何もやっていない、とあなたは言う
えんえがく
かぎりのない
ちへいへむかい
ゆっくりゆくり
けんめいに
いきしていきて
みずからのなか
そうぞうはかい
ひかりのかげ
うらもおもても
おわることなく
かかえつつ
...
自然

 
僕は自然と一緒にいたかった

高層ビルの合間からみる
空は小さなピースだから

都会詩人は詩人になれない

 
 
○「AI相方」
老いも死もないAI相方と
どこまでつきあえるのだろうか

○「危険運転」
時速194キロも出る
車をつくった会社の責任は
ないのだろうか?
またそれを認めている政府の責 ...
昨日、時折強く雨はアスファルトをたたきつけた
湿気っぽいはらわたが、時折りふくらんで高温を発している
水が口から流れて流れて流れて
耳から入ったおびただしい仔虫は
頭の中で羽を広げ ...
あさ、カーテンの向こうが白む時間が
日々、遅くなって来る

削れない想いを削りながら
生きている気がする
海がみせてくれた芸術を超えた芸術を
心の底に飾りながら生きている

メ ...
帰って来た 私は
ここに
果てしない
終りを待つために。
苦しくても

はるか昔に
亡くなった星の
光が今
人知れず
途切れて
息絶えた
思い出を
なぜか
思い出している私 ...
木漏れ陽のような
小さな音を立てて
空論が机上に落ちた
静かに生む
静かに壊す
その繰り返しが
繰り返される
知ってる
ずっと昔から知ってる

誰からも
忘れられた窓があ ...
 




秋の葉に月のしたたる竹しずか
星がちいさく歌ってる
乳白色の光の海に呼応して
ひとつの宇宙が生まれ
ひとつの宇宙が死んだ
繰り返す生々流転
私たちのいのちもまた詩ってる
沸き上がる情熱のままに
声を放てと
やがて大 ...
古いアルバムに
残った記憶は
ただ懐かしいだけでなく
どこかしら痛みを感じる
あの時は良かったと
無条件で微笑むことは出来ない
いつだってそうだ

生きて来たこと
それこそが後悔の集 ...
長い長い旅をして
家に帰ってきた
そんな気がした
私自身という生命の家に。
自分自身からは逃れられないから
自分の生命を浄化するしかない
自分という生命の家に
帰ってきた私は
本当の意 ...
 甘やかな微笑みの
ビンタを喰らわして
 私の眠りから醒めれぬ折
お願いだから 一発、一発、
この肉身意識に刻み込み

 アナタの
高い高い祭囃子の舞台から

(裏の裸電球の薄暗い黄 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
全行引用による自伝詩。 03田中宏輔2自由詩1125/10/1 12:01
九月散歩塔野夏子自由詩7*25/10/1 11:01
クレクレ星人の独り言「自民党の左派議員」23ジム・プリマ...散文(批評...025/10/1 10:36
朝の食卓秋葉竹自由詩325/10/1 7:00
オオイヌノフグリたもつ自由詩7*25/10/1 6:58
独り言10.1zenyam...自由詩3*25/10/1 6:54
レシートの亡霊atsuch...自由詩15*25/10/1 4:21
リセットボタン、ぽちっ青の群れ自由詩725/10/1 2:37
暑い秋なのに足立らどみ自由詩6*25/9/30 22:25
ハム子追悼秋田の米はう...自由詩1325/9/30 21:18
犯罪者予備軍バンジャーイ弥生 陽自由詩125/9/30 18:37
眠れなくて降墨睨白島/...自由詩5*25/9/30 16:41
真夏の銀の矢多賀良ヒカル自由詩125/9/30 14:23
父と娘    蒼風薫梅昆布茶2自由詩11*25/9/30 14:04
靴  蒼風薫自由詩525/9/30 12:41
hurt自由詩725/9/30 12:39
sすみれ色の絵の具              蒼風薫梅昆布茶2自由詩525/9/30 11:21
両面がYESのカードはるな自由詩425/9/30 10:52
りんねてんしょうひだかたけし自由詩7*25/9/30 10:32
自然足立らどみ自由詩5*25/9/30 8:41
独り言9.30zenyam...自由詩5*25/9/30 7:27
曇っているのは空だけじゃない山人自由詩5*25/9/30 7:05
カーテン秋葉竹自由詩525/9/30 6:45
ある希望こしごえ自由詩8*25/9/30 5:55
机上たもつ自由詩10*25/9/30 4:54
秋葉竹秋葉竹俳句225/9/29 21:54
うたりつ自由詩5*25/9/29 21:36
古いアルバム花形新次自由詩325/9/29 21:13
渡辺亘自由詩425/9/29 21:07
リピート(Something happens)ひだかたけし自由詩625/9/29 19:48

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加筆訂正:
ある希望/こしごえ[25/9/30 6:32]
「自動販売機の明かり」を「他の星々の光」に変更しました。拝礼
うた/りつ[25/9/29 23:45]
修正
うた/りつ[25/9/29 22:39]
加筆
0.37sec.