夜が細っていくので
 昼の光が重ならず
 そのまま薄々と散らばって

 暗くも明るくもなく
 何やら、回っているだけ
世界は、苦しんでいる
暗い闇夜で、苦しんでいる


だれも
悪くないのに
だれも
生きたいだけなのに
世界は、血塗られている
いまこのときも、血塗られている


そ ...
{引用=胡桃の中身}
感覚と本能の間
奇妙な衣装で寸劇を繰り返す二人
台詞を当てるのは
土台無理なのだ
虎はいつだって喰いたい
馬はいつだって逃げたい
やがて波打ち際
血まみれの馬は海 ...
例えば











僕が若かった頃に



教典のように崇 ...
完成した一日を私は見たことがない。
それを欲求するにつけ気持ち悪くなる。
どこまでつづくのか、この毛細血管内…
...  六時十分の
 出勤農業振興道路
 刈り取りの終わった田に
 一昨日から肥料の
 牛糞がさんざん撒かれていて
 マスク越しでも
 臭いが鼻をついてくる

 バックヤードを通って作業場に ...
1979年に日本中を震撼させた
口裂け女
私って綺麗?
と言ってマスクを外すと
口が耳元まで裂けていた

大き目のマスクをした女性は
子どもたちに怖がられたが
その誰もが綺麗に見えたか ...
平凡さは記念碑として過去に埋没し、今や非凡さが林立する群雄割拠の時代だ。そのなかでルネサンス、かつての平凡さを生きる人は今やとりわけ非凡な人であり、人生を高速で泳ぎ渡らなければ自らを生み出せない。零歳 ...  叢に身を隠しその一部となる

 うきうきと舞い出でて地下鉄降りる

 みほとけの姿見るまで経唱え

 一見て十知る 十見て一に返る

 源流に近づく正月飾りの灰捨てに
眼が在り映り凝視し続ける眼に
脳裏の戦場の消えない殺し合いか
眼前の草むらの裸の子供たちの激しい絡み合いか

展開され焼き付けられるその光景

草むらの草いきれも
左足にぐるぐる巻かれた ...
太陽のように輝く無意味さと道の小石に過ぎない意味と 小人たちが落ち葉に掴まり
空の浅瀬で波乗りしている

深い眠りに沈んだ夏を
呼び覚まそうとする者はいない
さらさらと風は
思い出のほうから吹いてくる

小人たちは歌っている
こん ...
笑えない日も
笑いたい日も

目がなくなって
頬が落っこちて

明るい場所で
一緒に探そう

楽しいこと
嬉しいこと

同じじゃなくても
笑えるように

心は隣にあるから ...
苦しみもストレスもない

生きているこの世界は
揺り籠の中にある

程よく揺れて愛以外のものは
隙間から零れ落ちていく

安心感
愛があるからこそ
身体を委ねることが出来る

...
僕には夢がある

その夢を叶える為には

越えなければいけない壁が

山のようにある

小さな壁、大きな壁

そのひとつひとつを乗り越えて

歩んでいかなくてはならない

...
日の出の景色は
その日の気象条件で様々に変化し
一期一会の絶景という

そこで
いつものように
この絶景を撮っていたら

あかね色に染まる
地平線あたりに漂う雲が

ごく一部だけ ...
小さな、闘う人をみた
赤い影の
見た目には
まだ小学生くらいの可愛らしい女の子
空をにらみ
まるで遮二無二
ただ闘うために闘う
小さな、闘う人をみた

むろんそれはまぼ ...
螺旋階段と信じて歩を進めてきたのに
それはネズミの回し車だったのだろうか
歩んでいる感覚さえあればいいと勘違いして

だれもが感傷的でうんざりする

行く先を見誤れば、それは己の尾を追いか ...
 くだらない話くだらない時くだらない腹

 あの時ばかりは自分が正しい

 枯れスヽキ足蹴にけもの道進む

 今日と明日とを天秤に掛け

 皿砕くなら食後
居場所のないことにすっかり慣れてしまった
居場所があったのはたんに周りが優しかっただけ

革命の年にテントとシュラフを積んで
やさしい風景を捜しに行った訳なのです
いまも漂泊中の修羅猫みたい ...
存在が手段だとして目的は「虚無を形にすること」かしら 青い空
わずかながらに流れ行く白い雲
軒下には
蜘蛛の巣に滴る雨粒が輝きを放つ

夏休みが懐かしく思い出され
向日葵畑の跡に立つ案山子は
夕陽に照らされ

土手に履き捨てられた
幼 ...
長引きすぎたかけひきが
ほんとに高くついたよ
悲しみばかり残して
いい思い出になるまでやたらと時間がかかる
時間がかかるもう一つの
もう一つの選択

もう一つの選択
もう一つの選択 ...
333万篇を書き
33万篇を考え
3万篇を磨き
3千篇を解き
3百篇を放ち
30篇を届け
3篇が響く。

これでいい。
これくらいでいい。
これを出来たら良い。
その快楽の後始末を
おまえは引き受けなければならない

日常は続いていく
荷を背負って

永遠は開けるだろうか

いつ?
今にも!

ただ、見えなくなった眼だけがある

永遠 ...
寒くなると息が白くて
どんな悪口を言ったとしても
良い人みたいに見える

街角にイルミネーション
美しく映るショーウィンドウ
愛する人たちの声が
起毛のように立ち上がる

僕は眠たい ...
大して強くもない将棋だが
美しい一手があることは分かる
今はソフト評価値と最善手を
見ながらの観戦だから
昔のような感動は少なくなった
ただ、ソフトとの一致率で
凄いとか凄くないとか
言 ...
茄子が染み渡り味に飽きた。ふた口食べてあとでお腹すくんだろうな、と思いながらもう胸が食欲以外でいっぱいで、言葉が重荷となって夢を見ることを強制する。何もしてないのに疲れてる?ってどんなに無神経なこと言 ... 【性的・暴力的な表現があります。ご理解の上、ご閲覧をお願いいたします】

 わたしは、生を受けたということがおかしいのです。

 母の名前は蝶、きらきら光る目をした人でした。
 わたしはあか ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
寝て、起きて塗絵 祐作自由詩021/10/16 17:46
それがたとえ正しくないとしても秋葉竹自由詩021/10/16 17:01
なんじゃらほいただのみきや自由詩4*21/10/16 15:11
シエラレオネのブルーノTAT自由詩121/10/16 15:09
おぞましナンモナイデ...自由詩4*21/10/16 14:07
ペーター・カーメンチントTAT短歌121/10/16 13:59
新しい朝平瀬たかのり自由詩321/10/16 13:44
口裂け女だらけイオン自由詩021/10/16 12:07
零歳児とともに葉leaf自由詩021/10/16 6:01
自由律俳句「食べられる退屈」(129)遊羽俳句021/10/16 1:41
潜行ひだかたけし自由詩421/10/16 0:00
_いる短歌121/10/15 23:49
波乗り小人Lucy自由詩7*21/10/15 20:58
スマイルミナト 螢自由詩121/10/15 20:52
揺り籠夏川ゆう自由詩121/10/15 18:59
僕には夢があるジム・プリマ...自由詩2*21/10/15 18:13
日の出の雲に竜が住むst自由詩421/10/15 9:48
小さな、闘う人をみて秋葉竹自由詩221/10/15 8:01
きっと外凍湖自由詩121/10/15 5:38
自由律俳句「食べられる退屈」(128)遊羽俳句021/10/15 5:11
居場所のないうた梅昆布茶自由詩1321/10/15 4:06
_いる短歌121/10/14 22:48
陽が沈むにつれて坂本瞳子自由詩3*21/10/14 22:44
広いところの鏡竜門勇気自由詩1*21/10/14 22:39
333万篇から3篇への旅路komase...自由詩1*21/10/14 22:18
半月ひだかたけし自由詩321/10/14 21:13
冬の装丁ミナト 螢自由詩021/10/14 20:19
美しい一手花形新次自由詩221/10/14 19:08
ゆめみる這 いずる自由詩021/10/14 18:57
三途川田中修子散文(批評...1121/10/14 14:07

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