君のわがままを
わたしのわがままを
ぶつけあって割れたほうが謝る
いつの日か粉々になって
混ざりあえたらいいね
写真の中ではふたりが笑ってるから
涙が出てくる
喜怒哀楽は
どれをとっても
ストレスになるので
そのいずれもがなくて
スッと軽くなった状態が
最も望ましいのだが
煩悩の多い
俺の自力ではとても無理なので
マイスリーと
デエピゴとい ...
書かないでおこうと思うことはむろん書けばいいし、書こうと思うことの大抵はただ、書いてみればいい。信濃路の秋を作り付けのファンタジーに貶めることなく、どうやったらそこに厚みある輪郭と衒うことのない調べ ...
花が咲いた
わたしの頭に
きれいな花が
とりえのない
わたしに
とりえのない
あたまに
人は近づき
はなれていく
花に近づき
はなれていく
わたしは
わたしの名 ...
もう3ヶ月がたったね。
次の彼氏のことも見たよ。
君と一緒だった4年間はあまりにも親密で濃かったから、
いまだに君が僕の目の前から消えたことが信じられないよ。
次の彼女のこと、 ...
伝えれば 伝えるほど
孤独になっていくんだね
吐き出して 楽になるのは
臆病者なんだよね
その軽さに相乗りして
ふざける奴もいるだろう
注意するのは身の危険だ
賢者は黙る
やり ...
猫の欠伸は花のようだと言った詩人がいた
そうであるなら
欠伸をしていない時の猫は
蕾なのだろうか
眠りから覚めて
今にも欠伸しそうな顔をしている猫は
咲きそうな蕾であると
今その ...
傷のない明日の西陽を
寒くない風も 一緒に
蚊に刺されながら吸った ベランダで
脳みそをごまかしてる意味という意味を
取り出して木彫りにした
明日の夜見る夢に三色ペンも
蝉に鳴かれながら拾 ...
むなしい
と声に出ることはなく
ことばは秋に静かに枯れていき
地面に落ちては
たくさんの足音に踏みつけられ
悲鳴にもなれず
冷たい風にたやすく飛ばされる
ここで
ここで腐りたくはな ...
{引用=湿度計}
乾いた悲哀に触れる時
こころは奥から浸みてくる
湿った悲哀は跨いで通る
乾いたこころが風を切る
{引用=〇〇主義に痴漢する
Ⅰ}
知識は雄弁で ...
{引用=風にゆれてるコスモスは
風にゆられているつもりはなくて
げんに
ゆられているはいようが
自分も風もゆれるも
みんなしらず
ゆれてゆられて
ただ
ただ
夢のコスモス}
優しい言葉を発する度、腹の奥底からタイプを打つ音がする。
我が呼気は洋墨の香、血液は漆黒で、腹黒なのもその所為か。
夜の動物園に行く
夕暮れの猿山 フラミンゴの池
みんなみんな 楽しそうだ
夜行性の動物たちは
どこか 不思議に我がもの顔で
自分たちの世界が
始まりくる予感
それにひきかえ
ヒ ...
冷たい雨
青い雨
ノイローゼのように震える雨垂れ
記憶を宿した暗い雨
金色の雨の音
昆虫たちの巣に流れ込んでいく雨
秋のやらずの雨
湿った車の音
国境に ...
あぐら歌膝花札またかポエム絵柄であらよっと
自転車の配送業者は
EクイックではなくEMSだった
EMSなら僕も使ったことがある
EMSなら信用できる
どうやら僕の自転車は上海空港に到着して
次は日本に向かうところらしい
EMSならお ...
彼は十代が終わりに差し掛かる頃に
初めて
お酒と女性が売りの店に入った
入口の重たげな扉は引いて開けると鈴が鳴る仕掛けになっていた
照明が落とされて暗くなってる店内には
酒の匂いと酒を呑 ...
ビルが建ち並ぶ街
連なる山並みに囲まれた農村
海が永遠に押し寄せてくる漁村
人は何処にいても
何処に棲んでいても
生きている限り
そこから収穫しなければならない
泣いたり
なき ...
1日が
黒い地平線に
呑まれるように傾いて行くよ
地球は丸くなんかないんだ
確信があるよ
長く伸びたボクの影が追いつかない程に
転げ落ちるんだもの
刻一刻
地面が傾いて行くのが分か ...
夜風
白銀色の月光り
かじかむ指先の、爪に落ちて、ちいさく照らし返す
甘い潮の香
はなうら 花占 花占ら
月明りの浜辺に咲き
揺れている花々を
一本一本摘んでは花びら千切り
時 ...
小学校の時
転校してきたボクは
ヒョロヒョロの
末成りの青瓢箪だった
クラスで仲間外れに
されない為に
必死でお道化ることを
覚えて剽軽者になる道を
選んだんだ
タッカは
...
カミノクニの
アマノガワ近くに住む
神降ろしの婆が
病んでいるボクに
約束して
守らなかったことが
あるはずだ
八百万神に伺いを立て
深く頭を下げた後
おもむろに言った
...
詩人の友の「活動二十周年」を祝う
朗読会に出演した
それぞれの闇を越えて、再会を祝う
ステキな言葉の夜だった
トリの朗読をした彼が
最後の詩を読んだ後
客席の後ろにいたほろ酔 ...
須賀敦子さん、
あなたが、決して長くなかった人生のなかで、なんども行き止まりにぶちあたったり、座礁したりしながら、なんとか舵を切りなおし、べつの生き方を模索してきたその、最後の地点として、理不尽 ...
はららとため息でるような
穏やかな陽射しの秋日に
光の道を歩んで行く
私の心は平安だ
長閑なお昼寝の時間帯
子供は遠い夢見のなか
微睡みうっとり揺蕩って
はららとため息でる ...
ふと急にモッキンポット師の本を読み返したくなる夜もある
{引用={ルビ襷=たすき}がけの
やわらな眼にて
なぞるのは
左岸の萩
たれては
波にことごと
忘却をすて
むらさき色した瞑想
その
ひと房の
ながれては寄る
幻
にぎ ...
人は飛ぶ
知らない場所に行くみたいに
腐った夜空にね
通り魔が逮捕されても
充電残量を気にしてる
優しい人たちにハートをあげてください
うす氷
白鳥の軟着がぴりりと亀裂をなすと
冬の尺が
沢の身の丈となり
沢そのものの理性が一新する
松の常緑は
健全なストア派だ
たとえば平安
あぶれた
熊のような炭売りが
{ル ...
タバコに火をつけて
ふと思う
傍らに君がいれば
どんなにいいだろうと
イザベラは日本には来ない
仕事が素晴らしいそうだ
そのことを
精神の片一方で喜びながら
精神の片一方でどこか寂しい ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
写真
印あかり
自由詩
5
20/11/8 21:48
静かなる心
花形新次
自由詩
1
20/11/8 21:33
燃える秋へ捧げるもの
道草次郎
散文(批評...
4*
20/11/8 21:05
突然変異
TwoRiv...
自由詩
9*
20/11/8 19:27
君がいなくなってから
viraj
自由詩
1
20/11/8 17:55
茶碗蒸しの極意
uminek...
自由詩
15*
20/11/8 17:28
あたたかな蕾
きみのてを
自由詩
4*
20/11/8 17:20
傷
奥畑 梨奈枝
自由詩
5
20/11/8 16:56
ことばは秋に枯れていく
かんな
自由詩
9
20/11/8 15:19
怨念の赤い糸
ただのみきや
自由詩
6*
20/11/8 14:36
夢のコスモス
道草次郎
自由詩
2
20/11/8 13:28
腹黒
クーヘン
自由詩
3*
20/11/8 12:34
夜の動物園
uminek...
自由詩
1*
20/11/8 12:19
雨
由比良 倖
自由詩
7
20/11/8 9:54
パクチィ庵(ウイ.....)(都都逸)
足立らどみ
伝統定型各...
1
20/11/8 9:50
僕の自転車
ジム・プリマ...
自由詩
1*
20/11/8 9:47
彼は十代が終わりに差し掛かる頃に
こたきひろし
自由詩
4
20/11/8 7:59
根も葉もない樹木には
〃
自由詩
4
20/11/8 6:15
転げ落ちる
まいこプラズ...
自由詩
3*
20/11/8 5:58
はなうらら
田中修子
自由詩
21+*
20/11/8 4:10
本当なら入院してるのお前の方だろ
板谷みきょう
自由詩
3*
20/11/8 0:54
神降ろしの婆の修祓の儀
〃
自由詩
1*
20/11/8 0:14
Avanti
服部 剛
自由詩
4*
20/11/7 23:59
眉のあたりにすずしさの残る少女みたいに/須賀敦子とその「詩集 ...
渡邉建志
散文(批評...
2
20/11/7 22:27
秋日
ひだかたけし
自由詩
5
20/11/7 22:07
ふと
TAT
短歌
0
20/11/7 21:00
立冬と幻の岸
道草次郎
自由詩
4
20/11/7 20:42
腐った夜空
奥畑 梨奈枝
自由詩
1
20/11/7 18:54
冬の兆しと安寧と
道草次郎
自由詩
1
20/11/7 17:47
君はどうだい
ジム・プリマ...
自由詩
5*
20/11/7 17:04
649
650
651
652
653
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657
658
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660
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666
667
668
669
670
671
672
673
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676
677
678
679
680
681
682
683
684
685
686
687
688
689
加筆訂正:
怨念の赤い糸
/
ただのみきや
[20/11/8 14:52]
誤字修正
3.69sec.