酷いニュースが部屋のドアを
叩かないようにもっと
ぼくは感傷的な盾を磨かなきゃ
音がするくらいピカピカに

幾千の爆弾と
きれいな機関銃が
世界を脅迫してる
自体は深刻さ
身代金 ...
冷蔵庫のなかで
さつま芋がつめたい晩秋の風に干からびていた
淡い色のゼリーのようなくちびるの夏は
もうとっくに賞味期限がきれていた
いまのうちに月の光を浴びておきたまえ
明日の夜は雷雨になるそうだから
身を潜める場所を見つけるのは後でもいいけれど
目星は付けておきたまえよ
行き当りばったりでは
のたれ死んでしまうかもしれ ...
人のいない世界を造り出すことも人の造った言葉でできる 途絶え、

 、
 
 ニホン
 サンボン
 
  ロツポン 


 キユウホン




 みあげる、ソラ の 
スキー場楽しさだけがそこにある初心者だけど恐怖心ない

銭湯の煙突高く聳え立つ低い家しかない下町

ラージヒルバランス良ければ上手くいく風は味方か敵かわからない

路地裏の昭和仕込みの映画 ...
ある老婦人が
知り合いの女性が
産後うつになってしまって
鏡を素手で割るなど
異常行動をするようになったのを
説明しようとして
「自慰行為を繰り返しているんですって」
と言った
恐らく ...
ちょっとばかり
おそかったのかな
気づくのが。

アクセスのない
一日のおわりに
そんなことをおもう。

おそかったのよ/たしかに/無能なのよあなたは/
だれだって分かっているのに/ ...
不思議であった
私の前にはいつも道があって
そこをしずしずと歩いている
ホウの葉とサワグルミの、落葉の上を
ソフトに足を進めている
まったくなんの期待もない山旅に向かったのだった
ただ、歩 ...
夢を見た
切り裂かれた鎌のように
茶色い星が
緑のヴォルガを
紙を炎が黒く撫でるように
埋め尽くしていき
三日月の形した湖が
太った片割れを探している
そんな小さな夢だった

To ...
{引用=そばに岩があり 
大木よりちいさい 
わたしよりおおきな

せせらぎがながれ 
葉や花弁がながれて
 
野辺に虫や鳥はなき
かたい種を芽吹く 

訪れるものを前に
あ ...
二〇一八年一月一日 「熊人形」


 きょうから、リチャード・マシスンの短篇集『13のショック』を読む。スタージョンの短篇集は、いいの1作品だけだった。「熊人形」だけがよかった。スタージョンの短 ...
「死ねば無だ」「滅んだら無だ」まあそれはそうなんだけど明日も仕事だ 孤独である
関係を全て切断し
諦めている、静かに
幸せとか不幸せとか

ただ驚くのだ、
世界に自分に詩に一日に

オドロキは転がっているから
至るところに

オノレが在る、セカイ ...
ありもしないものについて ではなく
まずは
今日食った飯の話でもしろ

今日の飯は 実は
昨日もう食ってしまったので
どこにもありません
答えながら明日の方を見ると

どう見ても背景 ...
いつからだろうか?
キャンバスに黒色の点を描いていた

いつからだろうか?
キャンバスに黒の塊を描いていた

いつからだろうか?
黒だけでは物足りなくなった

いつからだろうか?
...
 えらい時代はきたもので
 往年の名馬が美少女キャラになって
 ゲームになったり、アニメになったり
 いや、批判しているわけではない

 ところでぼくが
 いちばん好きな馬の名前といえば
...
感覚する、
風の通り道、雨の匂い
そのたび新しい自分がいて
ぼくは大きく両手を広げる
この広大な地球の上で
この肉体を抱えながら
笑っている泣いている
すべて愛しい日常些事
一つ一つ噛 ...
チャラい人にストーカーされてモラハラ交際する羽目になっていて、逃げたくて全寮制の職業学校に入って真面目そうな夫をチェックして卒業したあと同期に取り持ってもらって今結婚している。逆ナンパですね。
チャ ...
ヤバい事件現場に
ピアノを置いて
通りすがりの野次馬や
事件関係者が
自由に演奏する姿を
撮影するという番組だ

この間は都心にある
とある高層マンションから
若い女性が飛び降りた現 ...
悪役プロレスラーだ
しかもマスクマンだ
マスクマンだから
顔は隠しているが
口元はまる空きだ
そりゃそうだ
武漢の研究所から抜け出して来て
対戦相手をクラスターの恐怖に
陥れるのが目的 ...
過去の過ちに気づいた後でも

腹は減る、喉は乾く

アイスコーヒーを飲みながら

傷つけた人の面影を思い浮かべる

信じられないくらい美しい人だった

自分では世界中で一番、愛して ...
薄明かりの場所にいる
何もない 誰も来ない
ただ涼やかな静けさに満たされて

佇んでいると
薄明かりの中を
記憶たちが通りすぎてゆく
色のない幻燈のように

《それらは 私の記憶であ ...
わたしが

キミの首に噛みついて血を吸わない訳は

キミが

五十代半ばの煙草くさい肥った男だから

ではない

キミの身体も、心も

もとめていない


わたしのように ...
政治に関心ないとか言ってると
君らの子供が戦争に取られちゃったりすると
逝ったロックンローラーが言ってた

それはそうかもしれないが
無理からぬことかもしれない

自分が影響を与えられな ...
 もうそれでいいから、

 トゲのある赤茶色のスイッチを押して、

 好きなように錯覚して
 どうか終わりにしてください

 ガラスと夜とでできている
 とてもきれいだったものの温 ...
ふとした陰りに
降り落ちてきた雨に
足元の不確かさに
救うように
連ねた文字列のその先に
わたしは生きている

温もりを失った瞬間に
光が差さない海辺に
沈みゆく夜の深さに
耐えが ...
究極の真理に震えた後の手で葱と生姜とにんにくを切る 世界中で一番好きだと思っていた人よりも

自分のことが大切で

その人を深く傷つけていたことに気づくのに

37年もかかってしまった

今までその人のことを逆恨みさえしていた

そ ...
未完了のまま死んでゆく自分にとって、
異性との恋はあたたかく感じるだけである。
どうせ愛まで昇華したところで、
いたるところ矛盾だらけの慣習がはびこる
この世界内では、うつくしく成就はしな ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
テレビジョンはずっと竜門勇気自由詩1*21/10/19 11:14
のこりもの本田憲嵩自由詩421/10/19 4:58
嵐の前に坂本瞳子自由詩2*21/10/18 22:59
_いる短歌021/10/18 22:00
津煙保存自由詩3*21/10/18 20:09
路地裏夏川ゆう短歌421/10/18 18:34
微妙な違い花形新次自由詩121/10/18 17:55
無能のヒト草野大悟2自由詩221/10/18 14:08
山道山人自由詩11*21/10/18 6:05
Un rêve tristeGiovan...自由詩321/10/18 1:27
津煙保存自由詩3*21/10/18 1:15
詩の日めくり 二〇一八年一月一日─三十一日田中宏輔自由詩13*21/10/18 0:08
_いる短歌021/10/17 23:48
光の一閃、突き抜ける青ひだかたけし自由詩8*21/10/17 23:46
連鎖状いる自由詩421/10/17 23:12
自傷キャンバス瀧石夢真自由詩121/10/17 20:22
画才があれば平瀬たかのり自由詩5*21/10/17 19:57
風の通り道、雨の匂いひだかたけし自由詩7*21/10/17 19:04
乗換えた訳鵜飼千代子自由詩8*21/10/17 18:35
現場ピアノ花形新次自由詩121/10/17 18:00
コロナ・ザ・クラスター自由詩021/10/17 17:06
雨上がりの秋の朝の空を見上げてジム・プリマ...自由詩2*21/10/17 12:56
薄明かりの場所塔野夏子自由詩0*21/10/17 10:14
ノスフェラトゥ墨晶自由詩1*21/10/17 7:09
草茂るりゅうさん自由詩121/10/17 6:28
正解塗絵 祐作自由詩321/10/17 1:31
ことばと生きるかんな自由詩421/10/17 0:03
_いる短歌021/10/16 23:04
世界中で一番好きだと思っていた人よりもジム・プリマ...自由詩021/10/16 22:14
肉体的世界ナンモナイデ...自由詩2*21/10/16 20:40

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加筆訂正:
無能のヒト/草野大悟2[21/10/18 18:59]
若干変えました
3.31sec.