金曜の夜には
花を買って来て
ほんの数本でいいけれど
いまの季節だったらそうね
ミモザだとなおのこと嬉しいかな
ワインもスイーツもいらないし
おめかしもしなくていいけれど
一人が嫌なんじ ...
お祈りのお時間、こころ沸騰しています
みんな疲れているのか言葉もなく働いた
お休みとなって卓上は菓子だらけ
口淋しさに星を齧る
何を書いているのかいと春の山
哀しく透明な孤独が
身を捩るようにして
この荒野に佇む
彼は永遠に無縁だろう
この世界という謎に包まれ
ひたすら無縁だろう
やがて
青く輝く巨大なこの星が
漆黒の宇宙に呑まれるとき ...
気になっている人がいる
私が気になっている人も
私のことが気になっているらしい
噂だからよくわからないけど
部活帰りに何故かよく目が合った
自転車置き場で隣同士になり
何となく ...
わざと生まれた
でもこのためじゃない
そう思う余地も残らない
知っていたと思う
愛することや
あたたかいこと
つめたい風のしたに眠る種たちが
さんざん踏みしだかれても
春になれば芽 ...
どうした、もう書かないのか弱虫と。はい書けません書きません
きみとの意見は平行線、僕は閉口するばかり
わからない、から黙っている。主導権から身を引いて
映像で見れば零れ落ちるものがあ ...
花は
花としての言葉を失い
季節もまた色を失う
渡し損ねた言葉があるように
雨もまた
流れてゆくのだろう
春の窓辺を飾るもの
無言の結露
人見知りの鳥たち
か細い茎の名前の知らな ...
悲しい 涙が人知れずぽろりとこぼれた
今
空ろな
空ろな空気で満ちている
胸を
さぐる
さぐると
悲しみはどこか
どこかと
つながっている
私は
どの道
どこかへ行くのでありま ...
男らしい男がいなくなった!
胸毛のない男ばかりだ!
オホホホ┅という男ばかりだ!
男がチンチン隠して女に擬態化している
そしてやるときになると
一気にチンチンが暴走する
地球温暖化、コロナ、戦争┅
人類滅亡へ加速している
この三連動は
誰が悪いというわけではないのだ
一人の英雄でこんなことができるわけではないのだ
神のご意志なのだ
「はい手編みしたお雛様。
段々の人形とは別に
バァバがこさえたの。
何でかって?
昔の人はね子供が
病気しない様にとか
治ります様にってずっと
子供に持たせていたのよ。
だからきっとす ...
夜明け前の無人駅のプラットホームには
四つの外灯が立っている
ホームにはうっすらと淡雪が積もり
橙色のあかりに照らされ
乱反射していた
その風景は孤独ではあったが
絶え間なく降り続いた
...
僕がしゃべることは
君には届かない
痛いことは嫌だろ?
不安で眠れないなんて最悪だ
そんな事になってきたのは
僕だっておんなじさ
そんな気分で生きていくのは
誰のためにもならない
...
ちょっと気持ちが落ち着かないからといって
文字を書きたくなる
気持ちを吐き出すことで均衡を見出そうとしている
情けなくもなるけれど
ほかに成すすべが見つからない
空っぽな心は声をあげることを ...
夕陽が沈むときの寂しさを
木枯しが吹く歩道橋で立ち止まり
みた
のは、今日がこの街を
出てゆく冬だから?
小雪も、降らない
つまびらかにされた
ただの爛れた愛の部屋を ...
ひとり 銀河にひとりとなり
荒れた手もはたらいた手だ
甘味のない夜の居間、炬燵
おこずかい帳ひさびさつける夜が永い
水を見習いこころ透明にしてゆく
あたたかな
日の光が降り注ぐ
静謐な午後
夢の感触を追いながら
夢の輪郭を確かめながら
眩しく輝く光源に従い
浅い夢見に入っていく
遠い日々、震える記憶
ひとり見つめる
疼く胸の ...
街を這いずり回る
薄汚れた思想を
ひっくり返せば
苔の付いた鰐の腹を晒し
蹴り上げれば
貧弱な翼で羽ばたき
裏通りをヨタヨタ低空飛行した後
暗い巣の奥に引っ込む
奴らはウザウザ ...
虹星、{ルビ真=ㇵ゜}{ルビ珠=ㇽ}{ルビ星=ヵ}はサーキュラー・ヌコㇿヂーで機能してゐる、
その星の海、虹海の虹海湾に面した、
{ルビ高=た}{ルビ晶=あ}ゕゐ岬の土地が、{ルビPhalang ...
ギスギスした緑が
ゆっくりと滲んで
空にひろがれば
ぶきみな瞳も
きえてゆくかもしれない。
溶けるまで待てるのですか
この色が溶けるまで、待てるのですか。
こぼれ落ちる色たち ...
ひらがなやカタカナというのは
本当に偉大な発明だと
つくづく思う
そのもとになったのは
奈良時代を中心に使われていた
万葉仮名らしい
平安時代になってから
仮名が発明されたが ...
夜明けの空気のなかで待つ
囀り じぶんの中心を正す
トースト食べる落ち着きどころ捜しあてる
眠いし筋肉痛がジンジンする
ゆるされたのか 判定者はいない
9カ月になった君は人間の芽である。これまで可能性としての種であった君は複雑に発達することによりついに芽として外界の光を吸収し始めた。君の眼はもっとも愛しい人ともっとも恐ろしい人を瞬時に見分ける。君の手 ...
乾いた
水の匂い
漂う
この夜陰
窓辺に寄れば
雨は
降っていた
孤独を透明に濡らし
雨
季節は一巡りし
春
私は感じる、
春の雨
遥かな
空の高みを
ひかりの ...
肩甲骨
と彼は呟いたが
そこから話はどこへも進まず
木管の音が間抜けに溢れる
さっき沸かした湯が
冷めていく
嗚呼、
髭。
なでられ なめられ
めでられ めくられて
いるときに また
硬く 近く 拒むのだった
キッチンで
蛇口で
ぼくじしんのようなあらわれと
いっぽんの ...
商店街の切れこみを
うごく
標識を呑みこみ、
標識に呑みこまれていく
警告する権威が さっきまで
目の端に有ったことも
呑みこみ、呑みこまれて
ジ ...
好きな小さな白い花の話をして
通じないのがあたりまえだと
知ってるのに
それが通じたときの
まるで透明なお日様みたいな
あたたかな光を浴びせてくれるみたいな
ちょっと、恥ず ...
平面の邸宅に犬と要る。画用紙は満開に ぶちまけられた。
沸き立つような甘い香りで窒息していることに
築いてはいないのか、気づいてはいないのか。
声をあげても聞こえないのか
みな素知らぬ顔、 ...
満ち足りた空虚、真空が同時に充満でもあるという逆説 ─
めくるめく露出した壊れやすい肌をめぐりゆく眼差し 二つの柔らかな暗礁のあわいが引き起こす動揺と
同時に
爪先に打ち寄せるこ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
わがままかしら
坂本瞳子
自由詩
3*
22/3/4 19:45
自由律俳句 2022.03.04(金)
田中恭平
俳句
2
22/3/4 19:01
祈りの境位
ひだかたけし
自由詩
4
22/3/4 18:32
好きだけど言えない
夏川ゆう
自由詩
2
22/3/4 18:20
_
はるな
自由詩
1
22/3/4 16:30
混迷の明日に
りゅうさん
短歌
4
22/3/4 15:26
アネモネ
ちぇりこ。
自由詩
10
22/3/4 15:01
春の夕暮前に
こしごえ
自由詩
3*
22/3/4 14:37
女化
zenyam...
自由詩
0*
22/3/4 9:22
人類の終活
〃
自由詩
2*
22/3/4 9:15
祓(はらえ)
しょだまさし
自由詩
0
22/3/4 9:01
祈り
山人
自由詩
2*
22/3/4 6:43
力学を探してる
竜門勇気
自由詩
1*
22/3/4 0:29
また明日
坂本瞳子
自由詩
1*
22/3/3 23:14
天使を抱きしめてあげることもできないなんて
秋葉竹
自由詩
0
22/3/3 21:33
自由律俳句 2022.03.03(木) 夕べ
田中恭平
俳句
2
22/3/3 20:31
夢見の午後
ひだかたけし
自由詩
4
22/3/3 19:57
眼をやられた男
壮佑
自由詩
4*
22/3/3 19:11
すとをりゐ の あらすじ…・・・
大゜揮∞ ₎...
散文(批評...
0*
22/3/3 11:30
緑のヌード
草野大悟2
自由詩
0
22/3/3 11:22
仮名の奇跡
st
自由詩
2
22/3/3 10:11
自由律俳句 2022.03.03(木)
田中恭平
俳句
1
22/3/3 6:38
9カ月
葉leaf
自由詩
1
22/3/3 5:48
春の雨
ひだかたけし
自由詩
5
22/3/2 23:41
髭
草野春心
自由詩
2
22/3/2 22:55
きえている
〃
自由詩
2
22/3/2 22:52
歩行の滑稽
〃
自由詩
1
22/3/2 22:51
宝石の涙
秋葉竹
自由詩
1
22/3/2 22:39
斜視の雨乞い
あらい
自由詩
0
22/3/2 21:49
あこがれ
末下りょう
自由詩
2*
22/3/2 15:50
592
593
594
595
596
597
598
599
600
601
602
603
604
605
606
607
608
609
610
611
612
613
614
615
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627
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629
630
631
632
3.11sec.