疼痛
激痛
鈍痛
鎮静
鈍痛
激痛
鎮静
激痛
激痛
静
人がいる
地球儀の上じゃなくて
地球の上に
地球儀の上は世界じゃなくて
世界は
地球の上に
その表面に円状になって広がっていた
人がいる
人がいる
人がいる
人はどこに ...
砂塵がもうもうと上がる
町ひとつが燃え上がるようだ
夕景
しばらくして車がガタガタと揺れる
土の渦がフロントガラスの向こうを通り過ぎる
渦、渦。
もうもうと
風が通り過ぎる
時々僕は
街角に立ち尽くしている
見上げていたりする ビルの空を
タワレコに入っていく男
女は見ている 窓の宝石を
僕が 昔食べた アイス屋はもう無い
それを並んで食べた女の ...
海よりもとおい海の
浜辺には声の真空があり
水と石だけがきざまれて在る
列島の等高線をきりおとして
おんなたちは口々に
あれが星の曲率なのだとささやく
だがひとえに言ってしまえ ...
昏い暗いブルーライトを喰らう蛾侭の鱗粉は
夢想が作り出した名ばかりの怪物
ただのネオンサインに遮ぎられた殺虫灯の明かりに
いつかきっと鳥籠に召されたし
窮屈な空白は塵と誇りばかり ...
接待されるのが楽しいかというと
そうでもない
接待する方も面倒くさいんだろうなあって
気を遣うしね
どうせだったら現金渡されて
お好きに使って下さいというのが良いかな
欲しくもないプレゼン ...
傷付く事にも慣れたなんて哀し過ぎる
消えてくれない痛みに彩られ
綺麗な心を捨ててまでも追いかけたい夢がある
日曜日は新しいスケッチブック
最初に描いたのは何もない空だった
世界を動かすそ ...
出会いと別れ
だと思ってたけど。最近。
別れと出会い
だと思ってきた、最近。
人と出会って、別れるってことなんてないけど、
人と別れると、出会いがあるんだ。
人と別れると、 ...
有刺鉄線をいじっていたら
異常にこんがらがって溶け始めた
俺の熱のせいか、指先は既に燃えていた
閉じ込められたまま閉じ篭もったまま
砂漠に墜ちたプロペラ飛行機
赤いいきもの達が列を ...
詩のありがたいのは、何でも、色々と思いのままに書ける所です。
一枚の白紙さえあれば、好きなことを好きな具合に書けますし、誰に遠慮することも無いのです。
すごく、その事が、単純に宝物のように感じ ...
{引用=春は
ねぼけた白さぎの壁
意識のとり零し
たおやめの
すっくと仄闇立つすがた
{ルビ一夜=ひとよ}に二、三
酵母の乱れ
夜霧へおとなう
{ルビ紋付=もんつき}の{ルビ靈=れい} ...
遅れて来た陽射しが
指輪を押しのけ生える指毛を浮彫りにする
その時
かれのこよなく愛するミディアムトマトは
その緑な蔕のお地蔵さんである
キッチンと呼称される島嶼には
ウミユリの夢や仄 ...
えのき茸の石づきをザクッと切り落とす
その瞬間の、何とも言えぬ罪悪感よ
それでいて、なぜだか心がスッとする
みんな、離れ離れとなり
父ともサヨナラ、母ともサヨナラか
...
ぽかぽか陽気のなか
ぐんぐんみどりが育つ
ぎらぎら太陽のなか
すいすい魚がおよぐ
ひゅうひゅう風のなか
ひらひら落ち葉がおどる
しんしん雪のなか
吸い込まれていく、音、音、音 ...
目覚まし音
…再び
スヌーズ
…諦め
そりゃあ
ガトーショコラのほうが
おいしいでしょう
もちろん
ザッハトルテのほうが
豪華でしょう
でも
毎日食べるとなると
チョコパイさ
値段も
パーティーパックを買え ...
「リビドー」
サイコパスと、スーサイドの夜明け。
絶望の淵っていうのがどんなものなのか
気になってスニーカーを履いた午後
届いた屋上には君の抜け殻と
どこかの家から漂うカ ...
【この道が地獄であれと願った】
この道が、このまま進んだ先に地獄であれと
そう願った。願わずにはいられなかったのは
わたしの右ポケットにあるたった一つの飴の
包み ...
少し雲を横にずらしたところ
まだ日に焼けてない空が現れた
日傘の出番を待っていた
帰ろうとしている場所が家ではない気がして
私は駅を探す
私を乗せてくれるホームは何番線だろう?
海面が ...
水辺春信早梅開
寒裏空中飛鳥廻
傾酒傾杯与君酔
連山風景悉良材
契約期間が終わりに近づき
どこにも分類されなかった木の葉
たちが
少しの間ざわめく
準備のための
少しの時間
それだけが
暖かかった
望んでも得られない
熱だった
僕 は
僕 僕 僕 は
季節外れの海浜で
生成色の薄ら湿った砂を
ざんざん と蹴りながら
ただ独り言ちた
午前10時の 日立の海
青白く続く空の果ては
限りなく力ない空虚
こ ...
また怒られてしまった
しかし、忘れてしまおう
いや、忘れられるものか
悟りを開かないと出世できんのだ
出世できんと生活出来ねぇんだわ
ぼくはさんざん血を吐いておりまする
でも、解脱 ...
立ち寄った風に
何処に行くのか尋ねた
風はそれには答えず
貴方は何処に行くのか尋ねた
何処にも行かないよ
と私は口ごもった
全くの戯言だと
中途で気付いたからだ
風は別 ...
スーパーで馬肉が売っていた
直輸入で生食用
カナダの牧場の絵
生きたまま飛行機で日本へ
九州の牧場で再び飼育され
安全なと畜場でと畜されました
妻の買い物に付き合い
キャベツの大 ...
茜の斜光の残像が
余韻響かせ揺れ動き
赤胴色に燃える富士山が
傾く夕陽に落ちいくとき
私は覚えずひざまづき
褪せて青澄む天仰ぐ
あゝ秘匿された未知なるものよ
おまえは今日もヴェールに ...
不運なほどになにものにもなれないで
御幸通を歩き、やがて小野浜公園にやって来る、
老人たちにまじって、
おれも炊きだしに並ぶ
それだけの救い
人身事故みたいな事実の積み ...
先日、本屋へ行った。
ご贔屓の作家の旧作が文庫になったのを知ったからである。
お目当ての一冊の場所を確認すると
せっかくなので
呼ばれた順に本を手に取って立ち読みをした。
寝しなに読むのにち ...
- Ne pas l'impromptu, déjà.
また買い占めか
我が家も性懲りのストックが一つもない
なげかわや、痛々のフィーリングなど
イラン物だ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
末
ヨロシク
自由詩
0
21/2/25 8:10
ひとがいるんじゃないかな
こたきひろし
自由詩
3
21/2/25 6:35
突風
黒田康之
自由詩
2
21/2/25 2:46
交差点の眺め
番田
自由詩
1
21/2/25 0:34
海のパース
新染因循
自由詩
16*
21/2/25 0:27
扨も其の後
あらい
自由詩
2
21/2/24 21:53
接待して欲しい
花形新次
自由詩
0
21/2/24 20:31
エディブル・フラワー
妻咲邦香
自由詩
1
21/2/24 20:24
別れ、出会い。
浮蜘蛛
自由詩
1
21/2/24 20:07
熱砂
ひだかたけし
自由詩
10
21/2/24 19:21
詩の良いところについて
道草次郎
散文(批評...
3*
21/2/24 18:03
城と春
〃
自由詩
4*
21/2/24 16:33
午餐にて
〃
自由詩
1*
21/2/24 15:47
えのき茸
クーヘン
自由詩
1*
21/2/24 15:11
新しい世界へ
まりい
自由詩
1
21/2/24 14:40
朝
ヨロシク
自由詩
1
21/2/24 7:59
チョコパイ讃歌
st
自由詩
9
21/2/24 5:29
リビドー
にょすけ
自由詩
3
21/2/24 0:08
自殺衝動
〃
自由詩
2
21/2/24 0:04
二枚貝
妻咲邦香
自由詩
2
21/2/23 23:20
古寺梅花正開 同賦共用灰韻
酔横
伝統定型各...
1
21/2/23 22:49
望外
noman
自由詩
2
21/2/23 22:08
6号線を下って-日立の海で砂を蹴りながら
Giovan...
自由詩
5*
21/2/23 21:27
出世したい来世
入間しゅか
自由詩
10
21/2/23 21:21
風に尋ねて
宣井龍人
自由詩
10*
21/2/23 21:01
馬刺し
はだいろ
自由詩
1
21/2/23 20:33
夕景未知
ひだかたけし
自由詩
7
21/2/23 20:31
救い
中田満帆
自由詩
4
21/2/23 20:16
美しい女
黒田康之
自由詩
1
21/2/23 18:38
Demeter
墨晶
自由詩
4*
21/2/23 13:44
591
592
593
594
595
596
597
598
599
600
601
602
603
604
605
606
607
608
609
610
611
612
613
614
615
616
617
618
619
620
621
622
623
624
625
626
627
628
629
630
631
加筆訂正:
重力逆さまさ
/
水宮うみ
[21/2/23 18:01]
縦書きに修正しました
4.27sec.