滔々と道徳を説くトークショー
温かい日差しが青く透き通る
すずしさにゆれる黄色い花の午後
水槽の赤い瞳にふれる指
揺れるキャリーケースの
疲れたフィギュアたちに紛れた
俺はねずみ
湿気た袋の中の息苦しさに
もう眠たい
冬と夜はさびしいものだから我慢をするんだよ
誰のものとも分からない言葉が私の中で反響します
どうしてだか私の心に浮かぶのは
北海道やそれに近い景色ではなくて
東欧の冬枯れの景色です
血で贖わ ...
やわらかく包む結び目のすき間から
ほんのりと匂いくるりんごのまるみ
そんなことば
太陽を溶かした夜を柄杓からグラス
唇から四肢へと移す食卓の綺羅
そんなことば
まな板を叩く音
単 ...
ケチャップ工場の爆発のせいで、
全部が真っ赤に、染まったこの街。
生クリーム、宙に浮かび上がって、
雲の居場所を奪った。
閻魔大王が、休日にしてるファッションは、
ジェラートピケ 地 ...
あの落書きは
花火よりも
明るい色にした
真面目な名前だから
怒ってるように見えるけど
きっと呼んだら
僕の舌は甘くなる
何も食べていないのに
お腹が空かずに
君を思うなら
...
ここがどこなのか
どうやってここに来たのか
わからない場所で
思う
花が花であったこと
風が風であったこと
今ここに
花かどうかわからないものが
咲いていて
風かどうかわからない ...
くしゃくしゃに
丸める明日は
色をわすれた今日
あの日の
これからの
漆黒にかがやく
まぼろし
くしゃくしゃの
わたしの
こころの
からだの
すべての
ながれていった瞳 ...
また、ひとり、戦後の昭和を作った声優が
亡くなったニュースが、流れていた。
わけわからん一反木綿にぐるぐるにされて
どれだけ揉め事は解決されてきたのだろう
ボヤッキーの呟きにどれだけの人が救わ ...
路地でカボチャ買い別れの言葉忘れた
石段ひとつずつ上がり草陰に鬼
楽しくなって側溝の穴にも興味持つ
鎖に繋がれた子犬無邪気に走り
波しぶき浴び今日もまた帰ろう
その濡れ羽鴉が影一枚 羽織った面妖のピエロを炙り出す
柊の夜。大口を開けグロテスクな無垢な施しを与えん
おおぶりな川のせせらぎは寂しげに演舞を受諾する
手あぶりに凍りつく患部に聞き伝えの罪を ...
殴ったり撫でたりできない位置にまで離れてようやく対話ができる
錆びた薔薇の手摺りから
想いの順に消えていく
これまでの人生よりもずっと
優しい灯火
凍った空
冬の長い影
後ろ姿
螺旋に落ちてくダイナモ
老いた心よりもからだよ軋むな
パンを食べられる幸せアントワネット様
美味しいバターを塗って美味しさを守る
いつか人並みにできるようになる
とてもいい夜の黒猫を抱く
...
菊の花が散り、黒いスリッパの上に落ちる
どれほどたくさんの罪が
世界に広がっていくのかを誰も知らないんだ
馬鹿みたいに、
自分だけは全てを知ってるつもりになって、さ
...
96歳の山の師匠と僕と友人の3人で
久しぶりに県境の山に登った
急な登りじゃないから師匠も一緒に行こう
と友人がいうので行ったが
山の師匠には危険な急登だった上に
道があちこち崩れていたり
...
ことばが狩りと育児を済ませたので内側を向いた
から/わたし達は膨らみはじめて以来ずっと骨が
鳴りっぱなし犬も駆けっぱなし毛玉は転がりっぱ
なし/穴があればやさしく覗き/幹があればひと
まず揺す ...
「梅毒感染最多に」
上の感染だけでなく
下の感染にも
気をつけなければならない
上はマスクで
下はゴムで
顔に困ったと書いて道を塞ぐ
河豚に中るかのように禍い降りかゝる
路地先まで迎え出てきたポメラニアン
一瞬も止まらずに身体のあちらこちら動く
今日も身体の欠片どこかに置 ...
「会いたい」というのは「あなたの肉体を目視したい」じゃないので注意
風が強い日は
外を出歩きたくなる
向かい風に強く打たれて
心の隙間を埋めてみようと抗う
雨が強い日は
海へ出かけたくなる
雨だれが大海原を打ちつけては
飲み込まれる姿に夢を重ねる
...
いつも行くはずの近道は薄明を終えて神社の鳥居の脇を吹き抜ける
平坦な午後に並ぶ学生たちが少しのやすみを記憶するとき
みちゆきは確かに真新しいスーツを纏い 大きめの制服を着て
まばゆいほどキ ...
冬菫インクとなって夕空へ
冬すみれ行き着く先は夕日かな
静謐の夜を穿つ
透明な明滅は
哀しみの在り処を指示し
沸き立ち、立ち消え
律動する
冷える夜底をひっそりと
移動していく影
背景に流れ
根なし草の寂寥と
一握の希望を落とし込み
...
夕市の瓶きらきらと冬の詩
夜の廊下に
落ちている声
踏まずに歩けば
聞こえくる声
思い出せない
幸せな音
思い出せないまま
そこに在る
遠のく雷 遠のく虹
遠のく空 空
営み ...
淋しいとメール送れば淋しいと返信がある恋人同士
ふと花火思い浮かんで花火買う空気が澄んだ季節は綺麗
釣りをして釣れないことは殆どない目当ての魚未だに来ない
山の上レジャー施設が点在し ...
これは私が小学生の話である。
当時、私は北海道に住んでいた。塾に通う際に、夏には自転車を使えたものの、冬になると雪のせいで自転車が使えない。だからバスに乗らざるを得なかった。私はバスが嫌いだった ...
二〇一八年十月一日 「楽しくくたばれ!」
楽しくくたばれ!
二〇一八年十月二日 「断片」
ぼくは何も言わなかった。ひと言も口にすることができなかった。何
を、どう言 ...
統合失調症になったことが
哀しくて
哀しくて
仕方がない
私の人生を破壊した
統合失調症が
本当に
憎い
こういう時は
深呼吸をしてみる
もう一度
深呼吸をしてみる
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
撃とうとする
水宮うみ
川柳
3*
21/12/15 23:33
俺はねずみ
奥畑 梨奈枝
自由詩
3
21/12/15 23:30
2021/12/15
雨宮吾子
自由詩
4
21/12/15 20:53
ついったー
soft_m...
自由詩
5
21/12/15 18:36
ケチャップ・ロンリープラネット
ツチヤタカユ...
自由詩
5
21/12/15 18:27
キラキラ
ミナト 螢
自由詩
1
21/12/15 18:06
再 生
塔野夏子
自由詩
4*
21/12/15 11:57
六十兆のキセキ
草野大悟2
自由詩
2
21/12/15 10:58
悩みのじょうじが死んだ
足立らどみ
散文(批評...
4
21/12/15 7:00
自由律俳句「食べられる退屈」(143)
遊羽
俳句
0
21/12/15 2:44
ほころびショール
あらい
自由詩
2
21/12/14 23:23
_
いる
短歌
1
21/12/14 23:07
emerald
mizuno...
自由詩
2
21/12/14 23:04
どしゃ降り
秋葉竹
俳句
1
21/12/14 22:04
りあるな夢じゃない
〃
自由詩
1
21/12/14 20:43
老老登山
zenyam...
自由詩
2*
21/12/14 20:10
ことば
soft_m...
自由詩
1
21/12/14 19:51
感染防止
zenyam...
自由詩
0
21/12/14 16:32
自由律俳句「食べられる退屈」(142)
遊羽
俳句
1
21/12/14 0:10
_
いる
短歌
0
21/12/13 23:52
風が強い日は
坂本瞳子
自由詩
0*
21/12/13 23:02
雪洞
あらい
自由詩
5
21/12/13 21:27
冬2
もっぷ
俳句
4
21/12/13 20:44
夜の断章
ひだかたけし
自由詩
8
21/12/13 20:43
冬
もっぷ
俳句
4
21/12/13 20:42
遊迷樹
木立 悟
自由詩
6
21/12/13 19:29
釣り
夏川ゆう
短歌
1
21/12/13 18:52
雪のバス停のお婆
月夜乃海花
散文(批評...
2
21/12/13 14:38
詩の日めくり 二〇一八年十月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
12*
21/12/13 14:26
人生
渡辺亘
自由詩
1
21/12/13 10:56
594
595
596
597
598
599
600
601
602
603
604
605
606
607
608
609
610
611
612
613
614
615
616
617
618
619
620
621
622
623
624
625
626
627
628
629
630
631
632
633
634
4.24sec.