最低ラインにぶら下がって
落ちてきた距離を見上げる
最高だったあの頃は
過去の星の煌めき
急に落ちたわけではない
少しずつずり落ちていた
気づかない速度で
やっと地球の上に立つ
気 ...
和室から見える景色はまさに夏そのものを現している
水色に薄められた絵の具に白を淡く馴染むように付け足した
そんな背景
伸びる焦茶の自由な線に緑は白く光り
ときおり吹く生暖かな息に気持ちよさそう ...
おにいちゃんへ
歳をとるとは、どう言うことか? 人に求められることがなくなっていく。
コミュニケーションにおける条件反射能力も、なくなっていく。
仙人のような人や、若い頃に人望を築けた人なら ...
ちょんぎられた支援の端
暑苦しく嫌な顔をして高齢男性に説明を繰り返す
区役所の障害者支援係の職員
隣の子育て支援の係はというと
誰も客がいなくて暇そうに楽しくおしゃべりしている
女性のアルバ ...
浅い春が来て
きみの肩先から
ふたばが芽吹く
冬の熱量が
熱ければ熱かったほど それは
あどけなく
ふるふる
ほころぶ
目をはなしたすきに
ひとひらの蝶になって
とびたった ...
今ぢや考へられない事だが
昔の猫は
ごきぶりをよく捕らへては
夜のおやつ替はりに食べてゐたものだ
ばつちいからやめなさい、と云つても
その姿に
哺乳類の原型であると云ふ
食蟲目の ...
私の倫理
それは即ち、リンリリンリと
倫理を盾に
使はない事だ
お恥づかしながら
借金返却の督促を受けた事がある
その時、リンリンと鳴る電話に
脅迫じみた何かを感じ
以来
...
詩が差し迫つてくると
私の中のアラームが鳴る
排便の際の
直腸のサインと同じ事だ
その詩情はもはや老廢物である
と、肉體が云ふ譯で
この場合 精神は肉に隷属してゐる
譯で-
出して ...
まじめな世界と
不まじめな世界
光と闇と言ってもいい
こっちとあっちと言ってもいい
あっちの世界に魅かれつつも
こっちに割り込んでもらっては
困るのだ
といっても
僕は不ま ...
○「独り言」
今朝も
ボケてない証に
独り言を二言三言
○「冬田」
冬田は
今は風雪に耐えながら
地力を蓄えている
春の田植えを夢見ながら
○「極楽登山」
名山あり名湯 ...
文学フリマ京都、じつに盛況で、ちいさなマガジンが好きな人、あんなにいるんだねぇ
批評家の佐々木敦と、今振り返るとかなりディープでコアな話をした。驚いたことに俺らのこと知ってたみたいで。腐っても鯛 ...
脆弱な無意識ネットワークだから眠っている夢もあるのに、
ブラックボックスを抱えているASIのほうが安心できるのか
2025.01.19
夜行列車に乗り込む前に後ろを振り返ってはならない
明日という希望を叶えるために
終着駅などわからなくてもいい
天気予報では明日はおおむね曇り空らしい
朝日を浴びることが出来なくても構わない ...
あなたの醜さも弱さも暗さも
全て私は受け入れます
私には
それだけの心の広さがあります
あなたは何一つ捨てなくて良い
二人で共有し
どうか涙で清められて下さい
大丈夫です
私を信頼 ...
幼い頃から訓練を受けていない私が
預言や神託を行うのは
身体に負担がかかりすぎます
第一
私はグチャドロの人間のまま
怒ったり笑ったりして
活き活きと人生を送りたい
(それでも神は、 ...
風熱を
食みながら
生き始める思考、
静やかに涼やかに
銀鈴の白波の
連なり鳴らし
言の葉の群れ
次々集めながら
自らの力動貫いて
肉体と云う
器がしんどくなれば
...
朝のドラマを見終わった途端母が涙目で
「住んでいる家を売り払って財産として三分割する」と言い出した
そのドラマの内容は主人公の学生時代の友人が封建的な家制度に縛られ
横暴な夫にも悩まされた挙句そ ...
雪降る寒さに紛れて
一緒のポケットに手を入れて歩いた
絡まる指が僕に歩く勇気をくれた
ずっと一緒にいられると思っていた
けれどいつの間にか
同じ空の下で違う星を見ていた
春の大三角 ...
(538)真樹 特集現地短歌(昭和14年)
赤木 脩さん
ひとしきる吾をみつむる其の眸(まみ)の
開けしままにて馬は斃れぬ
世界の馬がかくも倒れた
ゲーテはフリードリヒ・ヴィルヘルム・シェリング(一七七五〜一八五四)について、こう述べている。
「私が詩作に期待を寄せていなかったら、シェリングともっとしばしば会っていたでしょうが、
哲学は私の ...
国民民主党には基礎控除の見直し、「178万円の壁」は是非、通すように頑張っていただきたい。それとガソリン税の暫定税率廃止も実現して頂きたい。
世の緊縮財政主義者の主張を突き崩すためには、 ...
今眠りに落ちる私
なるものが本当
に存在するもの
かは分からない
が 私
なるものがなけ
れば落ちていけ
ぬのが夢の中で
その夢の中で愛
でた花の香だけ
が本当であるか
...
誰一人、針を止める者はいなかった
時間だけが、過ぎていった
誰一人、悪いことをする者はいなかった
誰一人、互いを憎む者もいなかった
誰一人、疑問に思う者はなかった
時間だけが、過ぎてい ...
あるとき、atom、つまり、「原子」という言葉が、ディキンスンとホイットマンの二人の詩人の詩に使われているのを発見して、これは、おもしろいなと思ったのである。それというのも、当然、この二人の詩人 ...
アラガイsさんのアメリカントランプ2へのコメントへの返信として
- アラガイs
「
そう考えると、笑って際どいジョークのひとつも言えない石破総理なんて、アメリカーナにはちっともおもしろくな ...
美しい花には棘がある
花の美しさを妬む心には
棘はないのか?
就寢前にそんな事を考へたが
直ぐに寢入つた
暢気な詩人だ
これは由々しき命題だと云ふのに
美しい花
美しい星
美 ...
闇空がとても静かで
星の音さえも聴こえず
一月の息はしろくて
こころには凍る想い出
あどけない罪だというわ
かたちだけ孤りかなしい
夢みがち月はしっとり
甘いうたそっと ...
直観はもはや理念によって生み出されたものとは言えない。
なぜなら、直観そのものが今は理念なのだから。
しかし、自己創出的なもののこの直観は、自由の直観であるとも言える。
人間は思考を観察すること ...
人戀しさのあまり
無駄ガネを遣ふ
本当は誰も俺の事など
知つちやゐないのに
よおあけおめ(笑)なんて愛想を振りまいて
ライヴハウスの喧騒の
中に獨り
ワインが何とも澁い
舌が痺れる
...
一行目が二行目ならば二行目は一行目ではないこれは偽である
二行目が一行目ならば一行目は二行目であるこれは真である
三行目が一行目ならば二行目は二行目であるこれは偽である
四行目を平行 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
The Earth
海
自由詩
4
25/1/20 18:49
羽蟻
栗栖真理亜
自由詩
3*
25/1/20 18:48
医療大国ニッポン
鏡文志
散文(批評...
3*
25/1/20 16:29
お役所
栗栖真理亜
自由詩
2*
25/1/20 12:53
はなうた
そらの珊瑚
自由詩
14*
25/1/20 12:44
分岐點
髙任勇梓 T...
自由詩
2
25/1/20 12:20
私の倫理
〃
自由詩
1
25/1/20 11:38
慾求 -茶色い詩-
〃
自由詩
2
25/1/20 10:32
二つの世界
りゅうさん
自由詩
1*
25/1/20 7:10
独り言1.20
zenyam...
自由詩
2*
25/1/20 6:02
文学フリマ京都9 – 2025/1/19(日)
おまる
散文(批評...
2*
25/1/19 23:09
無意識ネットワーク
足立らどみ
自由詩
1
25/1/19 22:03
ブルートレイン
レタス
自由詩
6*
25/1/19 21:34
我が番へ
りつ
自由詩
3*
25/1/19 20:57
巫女になんかなりたくない!
〃
自由詩
2*
25/1/19 20:32
詩想、しんどさのし
ひだかたけし
自由詩
6*
25/1/19 20:24
影響
栗栖真理亜
自由詩
3*
25/1/19 19:20
スピカ
海
自由詩
4*
25/1/19 19:04
野施行十二単衣 ㉛
水恋鳥魚夫
散文(批評...
2
25/1/19 18:40
人格と世界観10・直観的思考と詩心②
ひだかたけし
散文(批評...
3
25/1/19 18:17
「クレクレ星人の独り言 22」
ジム・プリマ...
散文(批評...
1*
25/1/19 17:23
逸脱
雨宮吾子
自由詩
3
25/1/19 16:52
ユートピア万歳!
鏡文志
自由詩
2*
25/1/19 16:46
語の受容と解釈の性差について──ディキンスンとホイットマン
田中宏輔
自由詩
10*
25/1/19 16:22
アラガイsさんのアメリカントランプ2へのコメントへの返信とし ...
足立らどみ
散文(批評...
1
25/1/19 14:25
ウツクシサ
髙任勇梓 T...
自由詩
2
25/1/19 12:01
しろいうた
秋葉竹
自由詩
2
25/1/19 11:48
人格と世界観9・直観的思考と詩心①
ひだかたけし
散文(批評...
2
25/1/19 10:55
わが『ユリシーズ』
髙任勇梓 T...
自由詩
1
25/1/19 10:32
百行詩
田中宏輔
自由詩
12*
25/1/19 8:50
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
加筆訂正:
我が番へ
/
りつ
[25/1/19 20:58]
少し修正しました。
0.43sec.